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蠢動
蠢動
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それから
彼女と顔を合わす度に脳裏をチラつく。
ほんの一瞬
彼女が立ち上がる瞬間。
汚れのない真っ白な彼女の下着が薄紅に染まる。
何が起こったかは何故かすぐに理解できた。立ち上がる為に別のところに力を入れたせいで、出口を締め上げる力が緩んでしまったのだ。
そのときには彼女の溜めていたおしっこは膀胱から溢れ尿道を占領し、尿道口を絞り上げることでかろうじて身体から出てしまうのを防いでいるという状況だったようだ。
そんな状況になってさえ、我慢することを選んだ彼女は特別に可愛い女性と思った。
どうやって彼女を助けるべきか考えた。
が、予想していた決壊は起きなかった。
ただ下着が濡れ、薄紅に火照った彼女の秘部が透けて見えただけだった。
そのときの彼女のそこは意思を持った動物のように蠢いていたように見えたのが印象的だった。
その後彼女がどうしたのかはわからない。
どうしたというのは、無理な我慢を強いられたそこをどう労ったのかもそうだが、濡れた下着をどうしたのかがわからなかった。
聞きたかったけど、彼女のそこの蠢動が怖かった。誰にでも優しくて笑顔を絶やさない彼女とは別の意思を持つ生き物のようなそこが怖かった。
あの日見た彼女の蠢動を何度も忘れようと思った。
それから女性がトイレに立つ度に、あの蠢動が頭をよぎる。濡れた下着を透けて見える火照り、充血した秘部。
それを思い浮かべてしまったときは、罪悪感と恐怖を感じながら、自分の男を慰めた。
何故あのとき目を逸さなかったのだろう。
頭から蠢動が離れる度にそう思う。
彼女と顔を合わす度に脳裏をチラつく。
ほんの一瞬
彼女が立ち上がる瞬間。
汚れのない真っ白な彼女の下着が薄紅に染まる。
何が起こったかは何故かすぐに理解できた。立ち上がる為に別のところに力を入れたせいで、出口を締め上げる力が緩んでしまったのだ。
そのときには彼女の溜めていたおしっこは膀胱から溢れ尿道を占領し、尿道口を絞り上げることでかろうじて身体から出てしまうのを防いでいるという状況だったようだ。
そんな状況になってさえ、我慢することを選んだ彼女は特別に可愛い女性と思った。
どうやって彼女を助けるべきか考えた。
が、予想していた決壊は起きなかった。
ただ下着が濡れ、薄紅に火照った彼女の秘部が透けて見えただけだった。
そのときの彼女のそこは意思を持った動物のように蠢いていたように見えたのが印象的だった。
その後彼女がどうしたのかはわからない。
どうしたというのは、無理な我慢を強いられたそこをどう労ったのかもそうだが、濡れた下着をどうしたのかがわからなかった。
聞きたかったけど、彼女のそこの蠢動が怖かった。誰にでも優しくて笑顔を絶やさない彼女とは別の意思を持つ生き物のようなそこが怖かった。
あの日見た彼女の蠢動を何度も忘れようと思った。
それから女性がトイレに立つ度に、あの蠢動が頭をよぎる。濡れた下着を透けて見える火照り、充血した秘部。
それを思い浮かべてしまったときは、罪悪感と恐怖を感じながら、自分の男を慰めた。
何故あのとき目を逸さなかったのだろう。
頭から蠢動が離れる度にそう思う。
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