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第2章隣町にて
エミーside
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私の名前はエミリア。エミリア・バーグマン。この名前はモエラ男爵の屋敷に預けられるまで使っていた。しかしある日、父が「エミー、すまない。私かお母さんが迎えに行くまでモエラ男爵の屋敷にご厄介になっていてくれないか?今、男爵の末の娘さんが魔力の暴走で誰も近づけないんだそうだ。お前には魔法効果消滅のスキルがある。助けてやってくれ」と言いだした。
「別にうちから通ってもいいのでは?」と聞き返すと
「いつ暴走するかわからないそうだ」と無理やりこじつけたような言い訳をされた。
「わかりました」そうは言ったが、3~4日したら一度帰ってこようと思った。
翌日、モエラ男爵が迎えに来てくださった。
「初めましてグレアス・ノイ・モエラと言います。これから一緒に我が屋敷にきていただくのですが、荷物はありますか?」と聞かれて
「初めまして、収納持ちなので大丈夫です。これからご厄介になります、エミリアです。よろしくお願いします」と挨拶をした。
「じゃあグレアス、エミーのことをお願いするよ。エミー、必ず迎えに行くから待っていてくれ」と離れる時父が言っていた。「行ってきます。早く迎えに来てね」そう返した私は、モエラ男爵が乗ってきた龍に乗せてもらって一路男爵の屋敷へ向かった。
モエラ男爵の屋敷に着くなり、すごい魔力の放出が起きたことに気がついた。
「また、カリエラの魔力暴走が始まったな」どうやら本当に魔力制御ができないらしい。年齢を聞くと4歳。本当に子供だ。私もつい最近魔力を暴走させて、両親に制御の方法を教えてもらったばかりだ。ひとまずスキルをこの屋敷全体にかけて、男爵様と一緒にカリエラ様の元へと急いだ。
部屋の中はすごく荒れていて、暴走したことがすぐにわかった。
「大丈夫ですよ。落ち着いて、一緒に制御の方法など覚えていきましょう」そう言って私はまだ完全に押さえきれていないカリエラの元へ行って抱きしめた。
暴走が止まったと思ったら、カリエラは気を失っていたので、ベッドを整えて寝かせた後、男爵のご家族と対面した。
「さきほどはありがとう。おかげでカリエラを守ることができた」と男爵様に言われた。
「一体どういうことなんですか?どう見ても幼い子供の暴走とは言い難い力ですよね」と聞くと、
「カリエラは、我が家でも稀な全属性の魔法能力を持っている。全員で対処してきたが、2番目の娘が嫁いだために、力の大半を放出するしか方法がなくなってしまったのだ」なるほど。それで《私のスキルを利用しては》と父から打診があったのね。
「そうですか。そんな大変な時にご厄介になってすいません。もしよろしければ、カリエラ様の侍女としておいてもらえませんか?そうすれば魔力の暴走のときすぐに対処できますし、私の勉強にもなりますので」と頼んでみた。
「ありがとう。でもそうなると色々問題があるのでは?」
「多分、すぐに両親の用事は済まないと思います。ですので、こちらにいる間は侍女として扱ってください」そう言って、私は男爵家令嬢カリエラ様の侍女エミーとなった。しかし、それから80年、いまだに迎えに来てくれない。
この間に猫獣人のケイラと人狼のトーマスも仲良くなり、一緒に遊んだり勉強したりしていた。
カリエラ様も成長され、冒険者として登録する際、カリエとしたので、私もエミー、ケイラはケリー、トーマスはトムと名前と姿を変えて、活動し始めて3年。突然降ってわいたカリエラ様の婚約話に私たちは憤りを覚えて、全員でこの国を出ることにした。しかし、隣町で同族に出会うとは…
「別にうちから通ってもいいのでは?」と聞き返すと
「いつ暴走するかわからないそうだ」と無理やりこじつけたような言い訳をされた。
「わかりました」そうは言ったが、3~4日したら一度帰ってこようと思った。
翌日、モエラ男爵が迎えに来てくださった。
「初めましてグレアス・ノイ・モエラと言います。これから一緒に我が屋敷にきていただくのですが、荷物はありますか?」と聞かれて
「初めまして、収納持ちなので大丈夫です。これからご厄介になります、エミリアです。よろしくお願いします」と挨拶をした。
「じゃあグレアス、エミーのことをお願いするよ。エミー、必ず迎えに行くから待っていてくれ」と離れる時父が言っていた。「行ってきます。早く迎えに来てね」そう返した私は、モエラ男爵が乗ってきた龍に乗せてもらって一路男爵の屋敷へ向かった。
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「さきほどはありがとう。おかげでカリエラを守ることができた」と男爵様に言われた。
「一体どういうことなんですか?どう見ても幼い子供の暴走とは言い難い力ですよね」と聞くと、
「カリエラは、我が家でも稀な全属性の魔法能力を持っている。全員で対処してきたが、2番目の娘が嫁いだために、力の大半を放出するしか方法がなくなってしまったのだ」なるほど。それで《私のスキルを利用しては》と父から打診があったのね。
「そうですか。そんな大変な時にご厄介になってすいません。もしよろしければ、カリエラ様の侍女としておいてもらえませんか?そうすれば魔力の暴走のときすぐに対処できますし、私の勉強にもなりますので」と頼んでみた。
「ありがとう。でもそうなると色々問題があるのでは?」
「多分、すぐに両親の用事は済まないと思います。ですので、こちらにいる間は侍女として扱ってください」そう言って、私は男爵家令嬢カリエラ様の侍女エミーとなった。しかし、それから80年、いまだに迎えに来てくれない。
この間に猫獣人のケイラと人狼のトーマスも仲良くなり、一緒に遊んだり勉強したりしていた。
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