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開拓地へ
自己紹介
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残りのカウルを連れて別働隊が本隊に合流した翌日
「作業を始める前に全員の自己紹介をしてもらう。なお俺がテン。26歳この開拓団の団長を務めるようにされている」と証文を見せてくれた。まさかの団長だったとは…
「私はミリア19歳。このテンの妹よ。レアスキルなのかしらクリエイトそして土魔法を持っているわ」大体2つはあるらしい
「僕はモルク30歳。知っていの通りテイマーで空間魔法が少しできる」
「私はマーサ22歳。Bランクの冒険者よ。得意なものは戦斧、生活魔法は一通りできるわね」マーサさん強すぎ
「わたしはレイ18歳。同じくBランクの冒険者です。得意なものは剣、水魔法を少し使えます」
「最後にわたしはスイ16歳。同じくBランクの冒険者です。テイマーで普段は聖魔法を使います。結界はお任せください。この3人でパーティを組んでいました。「「よろしくお願いします」」」
「そうか。今回上位クラスの冒険者が参加するって聞いていたが、君達だったんだね。荒事に慣れていないメンバーもいるのでよろしくお願いするよ」そう言って次を促した
「俺はクライ22歳だ。この間錬金術が発現した。あと、土魔法を少しできる」
「私はカイル18歳。一応Dクラスの冒険者をやっている。得意なものは剣だ。この間鍛冶スキルが発現した。サーチを全般的に使えて井戸掘りには十分使えるのを昨日確認した」そう話すと
「このベースの水は昨日水脈を見つけてもらってミリアと一緒に井戸を完成してくれた。ありがとう」
「すごいですね。私の名前はマリー17歳。テイマーを今回発現しました。治癒魔法が使えますが、大きなけがをしないようお互い気をつけましょうね」へ?メリアじゃないの?
「俺はジョン25歳。王都のスラム街出身。スキルは火魔法と空間魔法だ」
他に10人ほど紹介が終わって
「最後に俺だな。ジョエル傀儡師だ。隣にいるのがゴーレムのメリア。みんなが認識しているお嬢だ。最初は何もできないマリーを鍛えるためにこいつの親に雇われたんだが、今では必要もないので何か身につけたいものがあったら言ってくれ。俺でわかる範囲で基礎を教える」
「へ~。マリーっていいところのお嬢さんだったんだ。なんで開拓団に?」とジョンが聞いてきた。
彼女はジョエルをひと睨みして
「家を継ぐことができないので、私のスキルでも役に立つのではと父に頼んで開拓団に入りました。家は商家です」と先に決めていた設定を話すと
「ひとまず、半年間で基礎を作って行こうともう。そのあと、犯罪奴隷を10人、奴隷落ちしたやつを20人連れてくることになっている」
「普通、逆じゃないか?」と聞くと
「今回はモンマルト村に犯罪奴隷を届けるためもあって、ほとんどが一般の団員で構成されているんだ」
「それでスラム街にまで声がかかったんだな。この開拓地に着くまでやる気が出たものとでないものにわけて出ないやつはモンマルト村に置いてくるってやつか」とジョンが言うと
「まあ他にも今までやったこともない作業があるので途中で経験させてもらうのも理由だがな」とテンさんが言うので
「じゃあ、今いるのは頑張って今までのスキルに+出来たものがいるんだ」と言うと
「マリーがその典型だろう。家事もできるよういなったし、最大の功績はテイマーとしてカウルを連れてくるという提案をしてくれたことだ」確かに。彼女が言わなければ、自力でこの先の開拓をしなければならなかったのだ。
「彼らのフンは土の栄養にもなりますから。それに彼らのミルクは栄養豊富です。保存食を作ることもできます」さすが商家の娘というだけある。知識が豊富だ。
「ではこのあと川を探すチームと入植地の伐採をするチーム、そして道を作るチームに分かれて作業を始める。女性陣はカウルの世話と薬草つみをお願いする」そう言ってテイマーであるマリーとスイそしてミリアがカウルの世話となり、残りの5人は薬草つみ、唯一マーサさんだけは入植地の伐採を担当することとなった。
私はジョエルと二人で水源を探しに森の奥へと向かうこととなったが、何が起きるかわからないと言ってモルクとレイがついて来た。
「メアリについて疑問に思っているんじゃないか?元子爵令息さん」突然ジョエルが言い出した。
「なんでそれを知っているんだ?メアリはどこへ行ったんだ?マリーとは?何で商家?」たくさんの疑問を投げかけると
「慌てなさんな。ここにいるメンツは全てわかっているメンバーだ。なあモルク」
「ああ。俺とジョエルはCランクの冒険者だ。お嬢についてはこちらのレイさん達も一枚噛んでいる」
「ちょっと待ってくれ。何でまた?」
「簡単な話だ。最初に全員を把握していたのが冒険者ギルドとテンさんだ。他の奴らに出自を知られて誘拐や傀儡にされても困るからな。まず、傀儡師である俺に護衛として声がかかった。そのあと、こいつも魅了が少し使えるのに気がついたので仲間にした。それの監視役がレイさんだ。」とジョエルが言った。
「なるほど。真名縛りと言うやつを警戒しているんだな。それで別名を名乗らせて…本物のマリーは?」
「そっちが最初のゴーレムさ。そのあと、ある程度仕事ができるようになってから交換したんだ」
「なるほど。私はギルドに真名で登録しているからそれが叶わなかったわけだ」と言うと
「いつも持ち歩くよう言われているマジックバッグの中を確認されましたか?」とスイに言われてカバンにサーチをかけると、【状態異常無効の魔石】【悪意がある魔法・物理攻撃無効の魔石】と出て来たのでそれを取り出して
「これは一体?」と聞くと
「これは元子爵様が今後起きるであろう問題を回避するために私達に手に入れるよう依頼されたものです。どうか大切にお持ちください」と言われた。こんなにも思われていたんだ俺は…
~~~~~~~~~~~~~~~~~
前回テンに言われていたことを回収しました。
さすがに子爵家とはえ何が起きるかわからない。と言うことでカイルにも守りを施しています。
開拓団のメンバーは
一般開拓団員21名(+ゴーレム)
犯罪奴隷20名
一般的な奴隷10名
なお、王都に近いところから軽微な犯罪奴隷や借金奴隷などから渡していき、最後に死刑まではいかないが結構重い犯罪奴隷が残ったのでモンマルト村で引き渡しました。
彼らの見分け方
借金奴隷 :手首もしくは足首に輪っかがはめられており、全て返し終えるまで外れない。そこで手に入れたものは自由となっても自分のものとできる。
軽微な犯罪奴隷:首輪がはめられており自分では外せない。刑期が終えるとそれまで稼いだお金をもらうことができる。
重篤な犯罪奴隷:手の甲や背中に奴隷紋を刻む。大抵が無期であるため解除の方法は施術者かその村の長しか知らない。自然死でしかし死ぬことはできない。
全体的に自分が所属する村や街、雇い主から決められた範囲でしか移動できない。
と言うわけで、奴隷についてはよほどでない限り問題は起きないし、奴隷についての取り決めがあるため、かれらを虐待及び殺すこともできない設定です。
「作業を始める前に全員の自己紹介をしてもらう。なお俺がテン。26歳この開拓団の団長を務めるようにされている」と証文を見せてくれた。まさかの団長だったとは…
「私はミリア19歳。このテンの妹よ。レアスキルなのかしらクリエイトそして土魔法を持っているわ」大体2つはあるらしい
「僕はモルク30歳。知っていの通りテイマーで空間魔法が少しできる」
「私はマーサ22歳。Bランクの冒険者よ。得意なものは戦斧、生活魔法は一通りできるわね」マーサさん強すぎ
「わたしはレイ18歳。同じくBランクの冒険者です。得意なものは剣、水魔法を少し使えます」
「最後にわたしはスイ16歳。同じくBランクの冒険者です。テイマーで普段は聖魔法を使います。結界はお任せください。この3人でパーティを組んでいました。「「よろしくお願いします」」」
「そうか。今回上位クラスの冒険者が参加するって聞いていたが、君達だったんだね。荒事に慣れていないメンバーもいるのでよろしくお願いするよ」そう言って次を促した
「俺はクライ22歳だ。この間錬金術が発現した。あと、土魔法を少しできる」
「私はカイル18歳。一応Dクラスの冒険者をやっている。得意なものは剣だ。この間鍛冶スキルが発現した。サーチを全般的に使えて井戸掘りには十分使えるのを昨日確認した」そう話すと
「このベースの水は昨日水脈を見つけてもらってミリアと一緒に井戸を完成してくれた。ありがとう」
「すごいですね。私の名前はマリー17歳。テイマーを今回発現しました。治癒魔法が使えますが、大きなけがをしないようお互い気をつけましょうね」へ?メリアじゃないの?
「俺はジョン25歳。王都のスラム街出身。スキルは火魔法と空間魔法だ」
他に10人ほど紹介が終わって
「最後に俺だな。ジョエル傀儡師だ。隣にいるのがゴーレムのメリア。みんなが認識しているお嬢だ。最初は何もできないマリーを鍛えるためにこいつの親に雇われたんだが、今では必要もないので何か身につけたいものがあったら言ってくれ。俺でわかる範囲で基礎を教える」
「へ~。マリーっていいところのお嬢さんだったんだ。なんで開拓団に?」とジョンが聞いてきた。
彼女はジョエルをひと睨みして
「家を継ぐことができないので、私のスキルでも役に立つのではと父に頼んで開拓団に入りました。家は商家です」と先に決めていた設定を話すと
「ひとまず、半年間で基礎を作って行こうともう。そのあと、犯罪奴隷を10人、奴隷落ちしたやつを20人連れてくることになっている」
「普通、逆じゃないか?」と聞くと
「今回はモンマルト村に犯罪奴隷を届けるためもあって、ほとんどが一般の団員で構成されているんだ」
「それでスラム街にまで声がかかったんだな。この開拓地に着くまでやる気が出たものとでないものにわけて出ないやつはモンマルト村に置いてくるってやつか」とジョンが言うと
「まあ他にも今までやったこともない作業があるので途中で経験させてもらうのも理由だがな」とテンさんが言うので
「じゃあ、今いるのは頑張って今までのスキルに+出来たものがいるんだ」と言うと
「マリーがその典型だろう。家事もできるよういなったし、最大の功績はテイマーとしてカウルを連れてくるという提案をしてくれたことだ」確かに。彼女が言わなければ、自力でこの先の開拓をしなければならなかったのだ。
「彼らのフンは土の栄養にもなりますから。それに彼らのミルクは栄養豊富です。保存食を作ることもできます」さすが商家の娘というだけある。知識が豊富だ。
「ではこのあと川を探すチームと入植地の伐採をするチーム、そして道を作るチームに分かれて作業を始める。女性陣はカウルの世話と薬草つみをお願いする」そう言ってテイマーであるマリーとスイそしてミリアがカウルの世話となり、残りの5人は薬草つみ、唯一マーサさんだけは入植地の伐採を担当することとなった。
私はジョエルと二人で水源を探しに森の奥へと向かうこととなったが、何が起きるかわからないと言ってモルクとレイがついて来た。
「メアリについて疑問に思っているんじゃないか?元子爵令息さん」突然ジョエルが言い出した。
「なんでそれを知っているんだ?メアリはどこへ行ったんだ?マリーとは?何で商家?」たくさんの疑問を投げかけると
「慌てなさんな。ここにいるメンツは全てわかっているメンバーだ。なあモルク」
「ああ。俺とジョエルはCランクの冒険者だ。お嬢についてはこちらのレイさん達も一枚噛んでいる」
「ちょっと待ってくれ。何でまた?」
「簡単な話だ。最初に全員を把握していたのが冒険者ギルドとテンさんだ。他の奴らに出自を知られて誘拐や傀儡にされても困るからな。まず、傀儡師である俺に護衛として声がかかった。そのあと、こいつも魅了が少し使えるのに気がついたので仲間にした。それの監視役がレイさんだ。」とジョエルが言った。
「なるほど。真名縛りと言うやつを警戒しているんだな。それで別名を名乗らせて…本物のマリーは?」
「そっちが最初のゴーレムさ。そのあと、ある程度仕事ができるようになってから交換したんだ」
「なるほど。私はギルドに真名で登録しているからそれが叶わなかったわけだ」と言うと
「いつも持ち歩くよう言われているマジックバッグの中を確認されましたか?」とスイに言われてカバンにサーチをかけると、【状態異常無効の魔石】【悪意がある魔法・物理攻撃無効の魔石】と出て来たのでそれを取り出して
「これは一体?」と聞くと
「これは元子爵様が今後起きるであろう問題を回避するために私達に手に入れるよう依頼されたものです。どうか大切にお持ちください」と言われた。こんなにも思われていたんだ俺は…
~~~~~~~~~~~~~~~~~
前回テンに言われていたことを回収しました。
さすがに子爵家とはえ何が起きるかわからない。と言うことでカイルにも守りを施しています。
開拓団のメンバーは
一般開拓団員21名(+ゴーレム)
犯罪奴隷20名
一般的な奴隷10名
なお、王都に近いところから軽微な犯罪奴隷や借金奴隷などから渡していき、最後に死刑まではいかないが結構重い犯罪奴隷が残ったのでモンマルト村で引き渡しました。
彼らの見分け方
借金奴隷 :手首もしくは足首に輪っかがはめられており、全て返し終えるまで外れない。そこで手に入れたものは自由となっても自分のものとできる。
軽微な犯罪奴隷:首輪がはめられており自分では外せない。刑期が終えるとそれまで稼いだお金をもらうことができる。
重篤な犯罪奴隷:手の甲や背中に奴隷紋を刻む。大抵が無期であるため解除の方法は施術者かその村の長しか知らない。自然死でしかし死ぬことはできない。
全体的に自分が所属する村や街、雇い主から決められた範囲でしか移動できない。
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