うそつきな友情(改訂版)

あきる

文字の大きさ
132 / 135

100.1話

しおりを挟む
気づいたら100話目だったので、過去のお正月記念会話をあげてみる。
もう、四月だとか、知らない。



①にゃんことわんこ(とミナちゃん)

「おそばおいしかったね、りゅーちゃん」

「おいしかったねー」

「今日はねー、みなみ、りゅーちゃんとテルくんといっしょで、しゃーわせなの」

「りゅーちゃんもミナと一緒で幸せ。イヌはどーでもいいけど」

「聞こえてるぞっ。お前、無理矢理呼んどいて!」

「冗談冗談、怒っちゃやぁよ」

「おこちゃ、やぁーよ?(首傾げ」

「ぐっ、かわいいっ。姪っ子を盾にするなんて卑怯だぞ」

「ふふふっ。悔しかったら産んでみろ」

「産めねーよ!美波ちゃんだってお前が産んだわけじゃねぇだろ」

「ん、気分的には母親ですが。お前、父親役やる?」

「は……ぁ?なに言って」

「あなたぁ、今年も家族のために働いてくれてありがとー。こんな時にしか言えないけれど、いつも感謝してるわっ。愛してるん」

「カマ口調止めろっー!お前みたいな母親がいたら、子どもには悲劇だっ!」

「あらん、酷いわっ。りゅー子ったら繊細なのに」

「キモイって」

「なんだよ。じゃあ配役交代な。今夜は寝かせないぞママ」

「そろそろマジで切れていいか?」

「冗談が通じない子だね。女の子にモテないはず……っと」

「子ども扱いするな!あと、余計なお世話っ!」

「しーっ。お姫様がおねむさんだ」

「えっ(ぱしっと口を掌で塞ぎ)…………さっきまでハシャいでたじゃん。年越しカウントダウンするのーって」

「ソバ食べてお腹一杯になったんだろ。子どもだからな(頭撫で撫で)お休み、可愛いお姫さん。愛してるよ」

「///」

「うん?なんでお前が赤くなるわけだ」

「いや……何でもない(なんでコイツが言うと歯が浮くような台詞も格好良く聞こえんだ。顔が良いからか)お前に愛される女は、苦労しそうだな」

「なんだよ突然」

「なんとなく」

「そ。まぁ、俺は愛するよりも愛される派だから。龍二さんくらいの良い男、周りがほっておかないのよん」

「黙れば」

「あははは。ん、カウントダウンだ。10、9、8、7」

「6、5、4、3、2、いっ」

「んっ」


Happy new year


「っ!」

「さて、ミナをベッドまで運んでくるかな」

「はっ……えっ……な、に……いま」

「あけましておめでとう。今年もヨロシクな、尾上」

「えっちょっ、待ってお前。なに普通にスルーしてんの。いま」

「さぁて、寝よ寝よ」

「こらー!」

 赤にゃんこについてる尻尾は実は悪魔の尻尾なのだ。





②兄ズ(久賀兄&近江兄)


「もうすぐ新年だな。テンカウントして、一緒に手を繋いでジャンプだからな?心の準備をしておけよ、久賀」

「意味が分からない」

「だからさ。【新年迎える瞬間、俺たち地球上にいなかったぜ】ってヤツだよ」

「は……?なぜそれを私たちがやるんだ?近江弟や龍二が考えそうなコトだ」

「おう。知也に付き合って毎年ジャンプしてやってる優しい兄貴なんだよ、オレは」

「……へぇ。今年は弟が一緒じゃないから、年越しに地球上に存在できそうだな。おめでとう」

「いいじゃねーかよ。二人でジャンプしよーぜ」

「子どもか」

「まだ未成年です」

「17にもなって、小学生みたいな真似出来るか」

「お前、仮に今が小学生だったとしても『嫌だ』っていいそうだけどな。ちぇっ」

「そんなにか。そんなにジャンプしたいなら一人でやればいいだろ」

「馬鹿だね、お前。ひとりじゃ意味ねぇだろ」

「?」

「あー……もう、マジで分かんねって顔するなよな。まぁ、いいや。チャンスはこの先、何回でもあるだろーから、今年は諦めるよ。ま、ハジメテの二人っきりな年越しだし、欲張りすぎはダメだよな」

「……チャンスは、何回もあるものなのか?」

「あるだろ。ずっと一緒にいるんだからさ。あ、カウントダウンくらいは一緒にするよな?」

「…………」

「おい、まさかソレもだめなのか?夢の国でニューイヤー迎えちゃうカップルばりのテンションを期待したりしねぇけどよ、『一緒に新年を迎えてくれてありがとう』くらい言わせてくれても、むむっ……っん……っあ、のさ……お前はホント、ムードとか流れとか考えないよな」

「ムードか、習ったことがないからな」

「勉強しやがれ」

「なら、お前が教えてくれるか?」

「天然?それ、天然かよ……あー……今のセリフを敬語で語尾に先生ってつけてくれるなら、考えるかも」

「『教えて下さい、センセイ』」

「マジでやるな」

「ところで、カウント20秒前だが、地球上からいなくなってみるか?センセイ」

「出来の悪い生徒に勉強教える方が重要みたいなので、ソファーの上で新年を迎えたいと思います。今年もお世話になりました」

「来年も」

「その次の年もその次もそのまた次の年も、末永くよろしくお願いします」

「…………お願い、します」

「やば。お前かわい……いてっ」

 
 ラブラブな兄ズでした。



③大山くんと尾上弟。


「あれれ。今日って年末だよね」

「もうあと数時間で新年だけどね。ついに日付感覚も失ったの?大山さん」

「だよね、だよね。おいら寮暮らしだからさ。年末も申請して寮には居られるけども、ごはんないじゃん?尾上がめちゃ気を使って家によんでくれるじゃん?年末恒例尾上家で年越しじゃん?」

「それ誰に向けての説明なの」

「それなのに尾上いないじゃん?」

「話の都合上、にーちゃんはリュージさんのところにいるらしいよ」

「いやいやなにそれ。誰の都合なの。あと、なんでアカリさんもパパさんママさんもいないの?」

「話の都合上、偶然、商店街の福引きで年末ペア温泉旅行招待券が当たって、両親は旅行へ。姉は友人と初日の出をみるプチ旅行へ行きました。話の都合上、そうなりました」

「いやいや、怖い怖い、なんで二回いったよ。さっきから誰の都合なのっ」

「なに、なにか問題でもあるわけ?」

「問題ってゆーか、中学生の男子と赤の他人の男(兄の同級生)が中学生男子の実家で二人きりで年越しとか、文字に起こすとカオス過ぎて辛い。俺、訴えられたり、逮捕されたりしないよね」

「はぁ?あんた、何かやましい気持ちでもあるの?」

「まったくないです」

「む……(即否定されると、それはそれでムカつく)じゃあ、問題ないじゃん」

「問題ないけど……坂もっちゃん呼んでいい?」

「は?」

「坂もっちゃんもいた方が楽しいと思うんだよね。尾上も呼び戻したいけど、流石にそこは空気読んで我慢しておくよ」

「現在進行形で空気読めて無い人がなに言ってんの。あんた、俺と二人だとなにか不都合でもあるわけ?」

「だ、だって……ほら……ね?」

「なに?」

「だって……だってもう2時間もぶっ続けでやってるのに全然手加減してくれないじゃん、スマ○ラ!休憩なしノンストップで負け続けてるんだよ!泣くよ!」

「もう、半泣きじゃん。圧倒的に下手だもんね、大山さん」

「もーやだー、心折れるわー」

「じゃあマリオ○ートにする?」

「え、いいの?マリ○でオケ?」

「うん、どうせ俺の圧勝だし」

「小憎たらしいっ。絶対ぎゃふんって言わせてみせる」

「はい、はい『ぎゃふん』」

「んっまぁこの子はっ。いつからそんな可愛いげの無い子になったのアキ坊」

「坊ってゆーな。アホサエ」

「ぐふぅっ。な、名前は呼ばないで。心が吐血する」

「は?意味不明なんだけど、あんたが先にアキ坊って言ったんだからね。いいから準備してよ、早く」

「へーい。あ。坂もっちゃん呼んでいい?」

「だめ」

 
 このあと○リカで再起不能なまでに負けて、年を越した大山くんでした。
 坂本くんの参戦拒否は、二人きりの時間を過ごしたい尾上弟のワガママです。
 あと、作者、ス○ブラやったことない(笑)

しおりを挟む
感想 13

あなたにおすすめの小説

2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~

青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」 その言葉を言われたのが社会人2年目の春。 あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。 だが、今はー 「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」 「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」 冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。 貴方の視界に、俺は映らないー。 2人の記念日もずっと1人で祝っている。 あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。 そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。 あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。 ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー ※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。 表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

僕の彼氏は僕のことを好きじゃないⅠ/Ⅱ

MITARASI_
BL
I 彼氏に愛されているはずなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。 「好き」と言ってほしくて、でも返ってくるのは沈黙ばかり。 揺れる心を支えてくれたのは、ずっと隣にいた幼なじみだった――。 不器用な彼氏とのすれ違い、そして幼なじみの静かな想い。 すべてを失ったときに初めて気づく、本当に欲しかった温もりとは。 切なくて、やさしくて、最後には救いに包まれる救済BLストーリー。 Ⅱ 高校を卒業し、同じ大学へ進学した陸と颯馬。  別々の学部に進みながらも支え合い、やがて同棲を始めた二人は、通学の疲れや家事の分担といった小さな現実に向き合いながら、少しずつ【これから】を形にしていく。  未来の旅行を計画し、バイトを始め、日常を重ねていく日々。  恋人として選び合った関係は、穏やかに、けれど確かに深まっていく。  そんな中、陸の前に思いがけない再会をする。  過去と現在が交差するその瞬間が、二人の日常に小さな影を落としていく。  不安も、すれ違いも、言葉にできない想いも抱えながら。  それでも陸と颯馬は、互いの手を離さずに進もうとする。  高校編のその先を描く大学生活編。  選び続けることの意味を問いかける、二人の新たな物語。 続編執筆中

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

孤独な蝶は仮面を被る

緋影 ナヅキ
BL
   とある街の山の中に建っている、小中高一貫である全寮制男子校、華織学園(かしきのがくえん)─通称:“王道学園”。  全学園生徒の憧れの的である生徒会役員は、全員容姿や頭脳が飛び抜けて良く、運動力や芸術力等の他の能力にも優れていた。また、とても個性豊かであったが、役員仲は比較的良好だった。  さて、そんな生徒会役員のうちの1人である、会計の水無月真琴。  彼は己の本質を隠しながらも、他のメンバーと各々仕事をこなし、極々平穏に、楽しく日々を過ごしていた。  あの日、例の不思議な転入生が来るまでは… ーーーーーーーーー  作者は執筆初心者なので、おかしくなったりするかもしれませんが、温かく見守って(?)くれると嬉しいです。  学生のため、ストック残量状況によっては土曜更新が出来ないことがあるかもしれません。ご了承下さい。  所々シリアス&コメディ(?)風味有り *表紙は、我が妹である あくす(Twitter名) に描いてもらった真琴です。かわいい *多少内容を修正しました。2023/07/05 *お気に入り数200突破!!有難う御座います!2023/08/25 *エブリスタでも投稿し始めました。アルファポリス先行です。2023/03/20

隣の席のイケメンに懐かれた

しょうがやき
BL
隣の席のイケメンに懐かれた平凡男子の話

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件

碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。 状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。 「これ…俺、なのか?」 何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。 《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て『運命の相手』を見つけるまでの物語である──。》 ──────────── ~お知らせ~ ※第3話を少し修正しました。 ※第5話を少し修正しました。 ※第6話を少し修正しました。 ※第11話を少し修正しました。 ※第19話を少し修正しました。 ※第22話を少し修正しました。 ※第24話を少し修正しました。 ※第25話を少し修正しました。 ※第26話を少し修正しました。 ※第31話を少し修正しました。 ※第32話を少し修正しました。 ──────────── ※感想(一言だけでも構いません!)、いいね、お気に入り、近況ボードへのコメント、大歓迎です!! ※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。

処理中です...