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第三章
コーラルとアイボリー
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街の中央を通ると「御神木」の前にアイボリーがいるのを発見し駆け寄るコーラル
エリィ達は宿の受付途中だったので三人はコーラルに先に行ってると伝え宿へ向かった
ファブニルはコーラルを追いかけようとしていたが「使命依頼」の経過を確認していないことを思い出しエリィ達と宿へ戻ることにした
「そういえば「呪いの依頼」なのか?」
「ああ、あの宿に泊まっとる上客が呪われて体調崩しとるとよ、「龍の花」で良くなると思うけど原因が近くにおるはずばい!」
「お前を指名するとは余程の権力者だな」
「……本当なら極秘やけど……同じ宿に泊まるし、コーラルの仲間だし……」
「無理して言わなくていいぞ、一番いい部屋を取ってるくらいだ、かなりの貴族だろう?」
「……グリディア王国の第三王子「ソウニン・グリディア」ばい!」
「第三王子!」
「ここで「誓い」をする予定だったみたいやけど体調崩して急遽俺に依頼がきたとよ、まあ……王は結婚に反対しとったけん「誓い」が出来んのはいいけど「呪い」は命にかかわるけんね」
「コレスト王が反対?」
「なんかソウニン王子がべた惚れしたらしく相手の女子が貴族じゃないとよ、俺は会ってないけど」
「……相手の女は調べたのか?」
「……ん?……忘れとった……ずっといなかったし」
「お前~!たいして調べもせんくせにビビを疑うとは!頭の出来はトーマの足元にも及ばんな!今度トーマに消し炭にしてもらおう!」
「――ぐっ!なんもいえん!」
宿で受付を済ませて今日はゆっくりしておこうと三人はコーラルの帰りを待ちつつ各々で過ごしていた
「アイちゃん!なんかいいことあった?」
「コーラルはん!そうなんどす、実は相手の方体調良うなりそうなんどす、そやさかいまた予約を入れよう思いまして」
コーラルがアイボリーに駆け寄り話しかけるとすごく嬉しそうに答えてくれる
もともとコーラルは友達をつくるのは得意なほうだ
アイボリーはそうではないがコーラルの人柄にいつの間にか吸い込まれるように楽しく話すようになっていった
「でもホント良かったっちゃ!」
「おおきに、これで結婚出来たらええけど、今まで六回も失敗してるさかい」
「六回も体調崩すとかその人どんだけ体弱いソ?」
「全部ちゃう相手んなんどす、結婚しようとして七回目なんどすえ!」
「えぇ!アイちゃん……たしかに可愛いけど……モテすぎっちゃ!ウチもアイちゃんみたいに女らしかったら……トーマっちにも女として見てもらえるかな……?花嫁衣装を着て……隣には……トーマっち……ムフフ」
「コーラルはんはえらい可愛いなぁ、お相手の方は幸せ者どすなぁ、そやけどそないに素敵な方なんどすか?」
「ん~……素敵っていうか、ウチらのことばっか考えてるソ……自分より「みんなが大切」って感じ……だからウチはトーマっちの代わりに「トーマっちを一番大切」にしたいソ!」
「――!……お互いがお互いを思いやるなんて……えらい理想的どす……ああ、会うてみたかったどすなぁ」
「うん!いつか紹介したいっちゃ!ウチらの勇者トーマを!」
コーラルは宿に帰る前に「御神木」を見上げ、正式な「祈り」ではないが目を瞑ると「トーマっちと無事に会えますように!」そう願った
エリィ達は宿の受付途中だったので三人はコーラルに先に行ってると伝え宿へ向かった
ファブニルはコーラルを追いかけようとしていたが「使命依頼」の経過を確認していないことを思い出しエリィ達と宿へ戻ることにした
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「お前を指名するとは余程の権力者だな」
「……本当なら極秘やけど……同じ宿に泊まるし、コーラルの仲間だし……」
「無理して言わなくていいぞ、一番いい部屋を取ってるくらいだ、かなりの貴族だろう?」
「……グリディア王国の第三王子「ソウニン・グリディア」ばい!」
「第三王子!」
「ここで「誓い」をする予定だったみたいやけど体調崩して急遽俺に依頼がきたとよ、まあ……王は結婚に反対しとったけん「誓い」が出来んのはいいけど「呪い」は命にかかわるけんね」
「コレスト王が反対?」
「なんかソウニン王子がべた惚れしたらしく相手の女子が貴族じゃないとよ、俺は会ってないけど」
「……相手の女は調べたのか?」
「……ん?……忘れとった……ずっといなかったし」
「お前~!たいして調べもせんくせにビビを疑うとは!頭の出来はトーマの足元にも及ばんな!今度トーマに消し炭にしてもらおう!」
「――ぐっ!なんもいえん!」
宿で受付を済ませて今日はゆっくりしておこうと三人はコーラルの帰りを待ちつつ各々で過ごしていた
「アイちゃん!なんかいいことあった?」
「コーラルはん!そうなんどす、実は相手の方体調良うなりそうなんどす、そやさかいまた予約を入れよう思いまして」
コーラルがアイボリーに駆け寄り話しかけるとすごく嬉しそうに答えてくれる
もともとコーラルは友達をつくるのは得意なほうだ
アイボリーはそうではないがコーラルの人柄にいつの間にか吸い込まれるように楽しく話すようになっていった
「でもホント良かったっちゃ!」
「おおきに、これで結婚出来たらええけど、今まで六回も失敗してるさかい」
「六回も体調崩すとかその人どんだけ体弱いソ?」
「全部ちゃう相手んなんどす、結婚しようとして七回目なんどすえ!」
「えぇ!アイちゃん……たしかに可愛いけど……モテすぎっちゃ!ウチもアイちゃんみたいに女らしかったら……トーマっちにも女として見てもらえるかな……?花嫁衣装を着て……隣には……トーマっち……ムフフ」
「コーラルはんはえらい可愛いなぁ、お相手の方は幸せ者どすなぁ、そやけどそないに素敵な方なんどすか?」
「ん~……素敵っていうか、ウチらのことばっか考えてるソ……自分より「みんなが大切」って感じ……だからウチはトーマっちの代わりに「トーマっちを一番大切」にしたいソ!」
「――!……お互いがお互いを思いやるなんて……えらい理想的どす……ああ、会うてみたかったどすなぁ」
「うん!いつか紹介したいっちゃ!ウチらの勇者トーマを!」
コーラルは宿に帰る前に「御神木」を見上げ、正式な「祈り」ではないが目を瞑ると「トーマっちと無事に会えますように!」そう願った
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