LABIS TRIP〜ラビストリップ〜異世界啓発冒険譚

ろきそダあきね

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第三章

婚前

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次の日の朝、朝食をとるため皆で外の軽食屋に行くことにした
 宿を出るとファブニルが表で待っている

「うぇ!なんでファブがいるソ?」

「コーラル、その呼び方むっちゃいいばい!」
 
「えぇ?じゃあファブニ~?」
「それは僕が嫌ですね、イルミ~と一緒ですから」
「じゃあファブりん?」
「消し炭にするぞアホーラル!」
「ファブちん?……」
「コーラルさん、ファブっちはどうですか?」
「それはウチがイヤ!……もうファブでいいや……」
 
「コーラル、俺はお前達を待ち伏せしとうわけじゃないとよ!今日依頼主が外に出るっち言うから警護も任されとると!」 

「もういいのか?」
 事情を知るビビが聞き返す

「「龍の花」は「エルフの秘薬」より効くとよ!ただ原因が分からんとまたぶり返すと!」

「なるほどさすがSランク冒険者だな、最後まできっちりか」

「そういう事ばい!じゃあまたあとで!」

「「またあと」はないっちゃ!」

みんなで「御神木」を横切るとコーラルがアイボリーを見つける
「アイちゃん!おはよう!いつもここで会うっちゃね!」

「コーラルはん!おはようございます、うちは朝早おして散歩をしとったんどす、ついついこの場所に来てまうんどすえ!結婚するのんが夢どしたさかい嬉しおして」

「そっか~ウチもなんか嬉しいなぁ……幸せをお裾分すそわけしてもらお!みんな来て~この子はアイちゃん!今度結婚するソ、めっちゃ可愛いっちゃ!」
 エリィ達もコーラルとアイボリーのところに来るとそれぞれ挨拶をする

「エリィです、この度はおめでとうございます!こんなにお綺麗な方が花嫁衣装を着られるなんて見てみたかったです」
「僕は少しお会いしましたが改めましてイルミナです!良かったですね!初めてお見かけした時とは表情が違います!うまくいったんですね」

「……」

「ビビりん?どうしたソ?」

「あっ……ああ……ビビだ、よろしく……」

「何?ビビりん……嫉妬なソ?うらやましいっちゃ!もぉ~大丈夫大丈夫!ビビりんもいつか「再婚」出来るっちゃ!」
コーラルがビビを煽(あお)るが絡(から)んでこない

「皆はんおおきに、アイボリーどす!コーラルはんと仲良うさせてもろうてます、噂のトーマ様とも会うてみたかったどすけど、まさかこないな美しい方達に囲まれてるとは彼は世の男性に恨まれますなぁ」

「――!美しいなんて僕はその……あの……」

「イルミ~何照れてるソ?」

「イルミナさん可愛いですね!」

「……」
「……コーラル、そろそろ時間じゃないか?」

「ああ!ごめんアイちゃん!さっき戻るって言ってたソ!んじゃウチらもう行くっちゃ!またね~!」

「ほなまた機会があったら……」

 アイボリーと別れた四人は軽食屋に着くと適当に食事を済ませて紅茶で一息入ひといきいれていた

「コーラルはアイボリーと随分仲良くなったみたいだな」

「コーラルさんは誰とでも仲良くなれて羨ましいです……わたしもそんな風になれたらと常々つねづね思ってます」

「あっそれは僕も思ってました、コーラルさんってあの「姉さん」とだってすぐに打ち解けましたよね……「姉さん」もなんか優しいし……僕にもあんな風には接してくれないんですよ……シュンシュンなんて呼んでるし……僕がそんな風に呼んだらやっぱりおかしいですよね……やっぱり……」

「コーラル、残念だが……アイボリーは「妖族ようぞく」だ……おそらく今頃……」

「「「――!」」」
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