LABIS TRIP〜ラビストリップ〜異世界啓発冒険譚

ろきそダあきね

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第三章

つながり

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ガーリア帝国帝都に到着した五人は帝都の検問で二手ふたてに別れることにした

 行商の馬車には「エリィ」「ビビ」「イルミナ」がとある貴族として帝都へ入る

「コーラル」「アイボリー」が冒険者として入り手分てわけして「セブン」の情報を聞き込みすることにする

 ちなみにファブニルは「ある目的」があるそうでオルディーブの街で別れた

 コーラルには「使命を果たして必ず迎えに来る」と告げていたが無視をされ落ち込んでいたそうだ

無事に潜入することが出来た五人は夕方には集合する場所だけを決めている
 トーマに会える喜びを胸に秘めて捜索そうさくを開始した

「ここは貧民街っちゃね、ウチ的には獣人族も多いしグリディア王都より気楽きらくなソ」

「うちも今は見た目ぇ人族どすけど落ち着くで……そやけどワクワクもする!コーラルはんがえらい好きなトーマ様に早うお会いしとおす」

「ムフフ……あっ!アイちゃんトーマっちのこと好きになっちゃダメなソ!アイちゃん可愛いし……ライバルが増えるっちゃ……」

「ふふ、コーラルはんは呪いの心配ちゃうく恋敵こいがたきの心配するんどすなぁ、普通ならうちのこと怖がるのに……」

「ああ……トーマっちは「呪い」とか効かないソ、なんか全部消しちゃうソ!「エルフの里」でブワ~って「呪い」を消したっちゃ!だからその心配はないソ!」

「――!「呪い」の効かへん男性?もしかしたらうちの「夢」を叶えてくれる運命のかたでは?」

「――えっ?もぉ~!やっぱりアイちゃんを紹介したらライバル増える~!……だってトーマっち優しいし……いなくなる前なんかカッコよかったし……前みたいにえない男でよかったのに……」

「ふふふ、冗談どすえ!コーラルはんから盗ったりしまへんよ、そやけどもし仮にうち好きになっても呪われへんのは安心どすなぁ」

「ぶぅ~!……でも好きになってくれたら嬉しいっちゃ!みんなに好かれるトーマっちが好きなソ!」

「ふふ、ごちそうさまどす」

 コーラルとアイボリーは貧民街で「セブン」について聞いてみる
 貧民街の多くの人々は「セブン」に感謝して神格化しんかくかされているほどだった
 ただその姿を見たものはまったくと言っていいほどいない、どこに住んでいるのかなどの情報もない
 途方に暮れていると貧民街の鍛冶屋にとんでもない物がかざられている

「あぁ~!これトーマっちの大剣!……こんな大切な剣をどうして……」

「中で聞いてみたらどないどすか?なんか分かるかもしれしまへん」

「……うん……」
 鍛冶屋で話を聞くと、どうやら近くの森で発見されたらしくとてもいい品だったため綺麗にいで売りに出しているらしい
 コーラルはビビに貰ったなけなしのお小遣いで「トーマの大剣」を購入した
 
「トーマっちきっと無くしてたっちゃね!ムフフ、これを倍額で買ってもらうっちゃ!」
 
「大事な物やったら喜んでくれるやろうな~」

「ヨヨヨ、工房の中を調べても構わんが「セブン」なんて知らんぞ!」
「「エドル様」がお前を「セブンの関係者」として捕えろと命令を出したのだ!それと「アンバー」という女も連れて行く!」
「――なっ?なんじゃと!このは本当に何も知らないんじゃ!」
「ほぅ?ではやはりお前は何か知っているのだな!連れて行け!」
「ヨヨヨ、離せ!――こら!アンバーはただの従業員じゃ!」
「――なっなんですか?やめて下さい!」
帝国の兵士達がドワーフ族の「ブラウン」と「アンバー」を無理やり連れて行こうとしている

「アイちゃん!目立たないようにアレ出来る?」
「任せとぉくれやす!」

恍惚こうこつのテンプテーション・じゃく!」

帝国の兵士達は「夢見心地ゆめみごこち」になり意識朦朧いしきもうろうでその場に座り込みぼんやりしている

「――!なっ何が起こったのじゃ?」
「突然、この人達倒れちゃいましたね……」
ブラウンとアンバーは困惑して周りを見渡すと二人の姿を見つける

「なんか明らかに悪そうなほうをこんな風にしちゃったけど大丈夫やったソ?」
「えらい手加減してますさかいいけるやろう」

「あっあの……ありがとうございます、助けてくれたんですか?」
「ヨヨヨ……このような「魔法」があるんじゃな……助かった礼を言う、ワシらは抵抗出来んからの~」

「そっか~帝国兵っちゃもんね!ただウチらは人探ししてるソ!えっとね……」
「最近突然この街に来た男の子ぉ探してるんどすけど十六歳くらいの、右に「白い手」で左に「籠手」を着けてる子ぉなんどすけど……」

 コーラルが聞く前にアイボリーが機転きてんかせて「聞き方」を変えた

 先程の様子だと「セブン」に関しては教えてくれそうにないと判断し、コーラルに聞いていた特徴で「知り合い感」を出しつつトーマのことを聞いてみる
コーラルはアイボリーに関心して「うん、うん」と言いながらうなず

「ヨヨヨ!おぬし達は「スカイ」の知り合いなのかい!」
「スカイ?……トーマっちじゃないソ?……」
 
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