LABIS TRIP〜ラビストリップ〜異世界啓発冒険譚

ろきそダあきね

文字の大きさ
173 / 202
第三章

届く愛

しおりを挟む
「トーマっち~!」

 猛スピードで突っ込むラーダーから飛び出し、凄まじい脚力でジャンプするコーラルは闇に包まれたスカイに向かっていく

「――!あれは……コーラル!……よせ!危険だ!……今のアレはもうトーマではない……くっ……」
 シュンカはコーラルに気付くがのどもやられていてうまく声が出ない

「――!アァァ!」
 狂乱したスカイは振り向きざまにコーラルの腹部にこぶしを突き刺す!

「「「――!」」」

「……トーマっち……逢いたかった……」

 コーラルはえぐられた腹部を気にする素振りもなく、そのままスカイを抱きしめた

 狂乱しているスカイの目から涙が落ちる

 闇の波動が稲光いなびかりとともにコーラルの体を切り刻むようにほとばしる!

 コーラルは優しい笑顔でスカイに語りかける

「トーマっち……ずっと一緒なソ……」

 その闇の波動の中をもう一人の少女も進んでいく

 ビビの浮遊魔法により浮いたエリィの体は闇の波動により切り刻まれ血を流しながらもスカイのもとへ

 二人を拒否するかのような闇の光線がエリィの体を貫いていく

 そっと笑顔で抱きしめるエリィ

「逢いたかったです……トーマくん」

 ズタズタに切り裂かれ貫かれ全身血で染まってもやっと逢うことが出来た


 二人は心からそう思えた



「アァァ……あぁぁ……あぁ……エリィ?……コーラル?……」
 黒い波動が弾け飛び、優しく白いオーラが二人を包み込む!


 癒していく、再生していく、エリィとコーラルの体は何事もなかったかのように傷一つ無く「復元」されていく


「あったかいソ……」
 
「この温もり……安心します……」


 ――…………………それはあなたが決める事ですよ……エレノアです……エリィとお呼びください……内緒ですよ……トーマくん、なんだか…たくましくなりましたね……トーマくん!騎士様です……大丈夫……大丈夫です……コーラルなソ!よろしく~さっきはありがとっちゃ……ゼロが……ゼロがここにいる……騎士になるんじゃなかったソ?……一番になるんじゃなかったソ?……トーマっちに抱かれて温かかったソ……コラー!ウチの真似するなっちゃ~!……よし!トーマっち!ウチも褒めろ!……素敵だと思ってますよ!……ウチも!好きっちゃ!……ビビは、ヴィヴィアン・トワイライト、偉大なる大魔法使いだ……トーマ……大義であった……トーマ……魔王にでもなるつもりか……?……本当にこのままずっと一緒にいられたらいいですね……トーマくん……トーマっち……トーマ………………………――
         |
         |
         |
         |
――……コーラルっ!あんまくっ付くな!エリィが嫉妬しちゃうだろう?、なんで~?ウチら夫婦っちゃよ!、えっ?夫婦!?、……うう……トーマっち……ウチのこと好きじゃないソ?、なっ!……す……好きじゃないこともない……、ぶぅ~なんて~!、わぁごめんごめん……まぁ……好きだけど……そりゃ……ねぇ?、ムフフ嬉しいっちゃ!、わぁ近い近い!顔!……はっ!、ふふふトーマくんはわたしにだけじゃなくて誰にでも優しいんですね、えっ?……エリィ?珍しく距離感近いね!嬉しいけど、そうですか?だって夫婦だから!、えぇぇ!オ……オレは……エリィと結婚したんだ……う……う……嬉しすぎて泣ける!、わたしのことが一番好きなの?トーマくん!、うん!エリィのことが一番好き!くぅ~こんな風に言いてぇ!、トーマくん……わたしも……だよ!、かはっ!死ぬ……サンスクリットの破壊の言葉より死ねる……、なんて~!トーマっち~!、わぁ~やめろ!痛い痛い!、もぅトーマくんまたコーラルさんとイチャイチャして!えいっ、ポカッ……えいっ……ポカッ……ちょっ……ちょっと待てぇよぉ~……エリィ~……やめろってぇ~……くすぐり攻撃しちゃいます!……ハハ……ハハハッ……ハハハハ……――
         |
         |
         |

「トーマくん!……トーマくん!」

「トーマっち~!」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

しがない電気屋のおっさん、異世界で家電召喚ライフしてたら民から神格化され魔王から狙われる

長月 鳥
ファンタジー
町の電気屋として細々と暮らしていた俺、轟電次郎(とどろき でんじろう)。 ある日、感電事故であっけなく人生終了──のはずが、目を覚ましたら異世界だった。 そこは魔法がすべての世界。 スマホも、ドライヤーも、炊飯器も、どこにもない。 でもなぜか俺だけは、“電力を生み出し家電を召喚できる”という特異体質を持っていて── 「ちょっと暮らしやすくなればそれでいい」 そんなつもりで始めた異世界ライフだったのに…… 家電の便利さがバレて、王族に囲まれ、魔導士に拉致され、気が付けば── 「この男こそ、我らの神(インフラ)である!」 えぇ……なんでそうなるの!? 電気と生活の知恵で異世界を変える、 元・電気屋おっさんのドタバタ英雄(?)譚!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

サイレント・サブマリン ―虚構の海―

来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。 科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。 電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。 小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。 「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」 しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。 謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か—— そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。 記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える—— これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。 【全17話完結】

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

処理中です...