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第三章
トーマ
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闇の波動が消え去り二人に抱かれたまま意識が無くなっていた「トーマ」はゆっくりと目を開ける
地面に寝かされていたようで目の前の二人の顔を見るなりガバッと上半身を起こし二人を抱きしめる
「――トーマくん?」
「――トーマっちなソ?」
「……ただいま!心配かけてごめんね!二人のおかげで戻って来れたよ!……ありがとう」
噛みしめるように二人の温もりを感じる
「わた……わたし……ずっと……逢いたくて……」
「……う……う……おがえり……ドーマっぢ~……」
「……二人を傷付けて……オレ……なんて事を……痛かったよね?……辛かったよね……「一番大切な二人」を傷付けるなんて……ごめん……」
トーマは言葉にならない言葉で謝る、かっこ悪くトーマらしく涙を流して誠心誠意、心を込めて謝る
「……うう……ごめんなさい……それでもオレは……オレは二人を「守る」って言ってもいい……かな……」
トーマはチカラ強く抱き寄せる
もう離さないと言わんばかりにチカラ強く
「うう……くるしいよう……嬉しくて……くるしいよ……胸がいっぱいで幸せだよ……おかえりなさいトーマっち……」
「……コーラル……ありがとうオレも嬉しい……」
「……トーマくん……その「言葉」がないとわたしはもうダメみたい……あなたと一緒じゃないと嫌なの!……こんなわたしだけど……ずっと「守って!」」
――ずっと守って……ずっと守って……トーマお前さぁまだエリィのこと朝から迎え行ってんの?、ん~?まぁな昔からの日課っていうか、小学生じゃねぇんだぞ!いいかげん過保護すぎんだろ、……心配なんだよアイツの事、お前らずっと一緒にいるもんな!、トーマくん!今日も一緒に帰ろ!、おっと!嫁さんの登場か?、もぅ何言ってんの!グリムくん、いやお前らもう夫婦みたいなもんだろ!家も隣同士でたまにメシも一緒に食ってるんだろ?なぁトーマ、まぁ「ずっと守る」って約束したし、えっ?子供の頃の約束覚えててくれてたんだ、……一回も忘れた事ないよ!……トーマくん……エリィ……ヒューヒュー熱いねぇお二人さん!、おい!からかうなよグリム!、グリムくんったら、それじゃ!邪魔者は退散しますんで!、……まったく、……トーマくん、おい!あんまりくっ付くと、だって「ずっと守る」んでしょ!、エリィ……改めて言うよ!今度は大人になってからの約束だ「お前をずっと守らせてくれ」!……「はい、よろしくお願いします」……てへ……、ハハハハ……ふふふ……ハハハハ……ふふふふ……――
「お~い、トーマっち~!お~い」
「トーマく~ん!……意識が……大丈夫かなぁ……」
「コラ~!戻ってこ~い!」
「ぶはっ!……ふぅ……まだ本調子じゃないようだ」
「……ホントかいな?」
「……心配だよ」
「トーマ!戻ったか!気付けの一杯だ!」
「ああ!やってくれ!」
ビビは背中に抱きつくとたっぷりと血を吸い上げていく
「……あ……あの……ビビさん……かなり吸い上げてらっしゃるけど……」
「二か月分の利息が溜まっておる!……素晴らしいぞトーマ!さらに洗練されたな……ゴクッ……ふぅ」
「……あぁ……なんか目眩が……」
「ビビりん!トーマっちの首筋吸いすぎっちゃ!」
「えぇいうるさい!嫉妬ーラル!」
「わたしの治癒で傷口を!」
「わぁ!乗っかるな!いろいろヤバい!」
「ビビりんは一番じゃないもんねぇ~」
「ふん、ビビの一番だからいいのだ!」
「あっ!何それ!ウチもそうっちゃ!ビビりんの浮気もん!」
「悔しかったらトーマの血を吸ってみろ!」
「吸えるし~!ウチだって吸えるもんね~!」
「ほぅ、やれるもんならやってみろ!」
「あぁやるよ!ホレ、ガブッ!」
「ってホント噛むな!バカ!」
「ふふふ、なんか懐かしい……トーマくん……改めて」
「「「おかえりなさい」」」
「……ただいま!」
地面に寝かされていたようで目の前の二人の顔を見るなりガバッと上半身を起こし二人を抱きしめる
「――トーマくん?」
「――トーマっちなソ?」
「……ただいま!心配かけてごめんね!二人のおかげで戻って来れたよ!……ありがとう」
噛みしめるように二人の温もりを感じる
「わた……わたし……ずっと……逢いたくて……」
「……う……う……おがえり……ドーマっぢ~……」
「……二人を傷付けて……オレ……なんて事を……痛かったよね?……辛かったよね……「一番大切な二人」を傷付けるなんて……ごめん……」
トーマは言葉にならない言葉で謝る、かっこ悪くトーマらしく涙を流して誠心誠意、心を込めて謝る
「……うう……ごめんなさい……それでもオレは……オレは二人を「守る」って言ってもいい……かな……」
トーマはチカラ強く抱き寄せる
もう離さないと言わんばかりにチカラ強く
「うう……くるしいよう……嬉しくて……くるしいよ……胸がいっぱいで幸せだよ……おかえりなさいトーマっち……」
「……コーラル……ありがとうオレも嬉しい……」
「……トーマくん……その「言葉」がないとわたしはもうダメみたい……あなたと一緒じゃないと嫌なの!……こんなわたしだけど……ずっと「守って!」」
――ずっと守って……ずっと守って……トーマお前さぁまだエリィのこと朝から迎え行ってんの?、ん~?まぁな昔からの日課っていうか、小学生じゃねぇんだぞ!いいかげん過保護すぎんだろ、……心配なんだよアイツの事、お前らずっと一緒にいるもんな!、トーマくん!今日も一緒に帰ろ!、おっと!嫁さんの登場か?、もぅ何言ってんの!グリムくん、いやお前らもう夫婦みたいなもんだろ!家も隣同士でたまにメシも一緒に食ってるんだろ?なぁトーマ、まぁ「ずっと守る」って約束したし、えっ?子供の頃の約束覚えててくれてたんだ、……一回も忘れた事ないよ!……トーマくん……エリィ……ヒューヒュー熱いねぇお二人さん!、おい!からかうなよグリム!、グリムくんったら、それじゃ!邪魔者は退散しますんで!、……まったく、……トーマくん、おい!あんまりくっ付くと、だって「ずっと守る」んでしょ!、エリィ……改めて言うよ!今度は大人になってからの約束だ「お前をずっと守らせてくれ」!……「はい、よろしくお願いします」……てへ……、ハハハハ……ふふふ……ハハハハ……ふふふふ……――
「お~い、トーマっち~!お~い」
「トーマく~ん!……意識が……大丈夫かなぁ……」
「コラ~!戻ってこ~い!」
「ぶはっ!……ふぅ……まだ本調子じゃないようだ」
「……ホントかいな?」
「……心配だよ」
「トーマ!戻ったか!気付けの一杯だ!」
「ああ!やってくれ!」
ビビは背中に抱きつくとたっぷりと血を吸い上げていく
「……あ……あの……ビビさん……かなり吸い上げてらっしゃるけど……」
「二か月分の利息が溜まっておる!……素晴らしいぞトーマ!さらに洗練されたな……ゴクッ……ふぅ」
「……あぁ……なんか目眩が……」
「ビビりん!トーマっちの首筋吸いすぎっちゃ!」
「えぇいうるさい!嫉妬ーラル!」
「わたしの治癒で傷口を!」
「わぁ!乗っかるな!いろいろヤバい!」
「ビビりんは一番じゃないもんねぇ~」
「ふん、ビビの一番だからいいのだ!」
「あっ!何それ!ウチもそうっちゃ!ビビりんの浮気もん!」
「悔しかったらトーマの血を吸ってみろ!」
「吸えるし~!ウチだって吸えるもんね~!」
「ほぅ、やれるもんならやってみろ!」
「あぁやるよ!ホレ、ガブッ!」
「ってホント噛むな!バカ!」
「ふふふ、なんか懐かしい……トーマくん……改めて」
「「「おかえりなさい」」」
「……ただいま!」
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