LABIS TRIP〜ラビストリップ〜異世界啓発冒険譚

ろきそダあきね

文字の大きさ
177 / 202
第三章

リット

しおりを挟む
「おいリット!みんなに紹介するぞ!」

「くっ!……屈辱……」

 誰からも愛されるようにと、スコティッシュフォールドのように下がった耳、耳横の頭頂部には小さな角はあるがそれを補うあいらしい目とふわふわした黒い毛の「クロネコ」にエリィとコーラルそれにシュンカもすっかり心を奪われた

「この子があの「魔王」?めっちゃ可愛いソ!」

「ふわふわして気持ちいいです」

「こ……この愛らしい生き物は……少し……抱かせてくれないか?」

「やめんか貴様ら!破壊するぞ!」
 ただの「クロネコ」になってしまったリットには抵抗することが出来なかった

「これが伝説の魔王とは……トーマ……お前には毎回驚かされるぞ」

「ビビもでていいんだぞ」

「……いや……同じ魔族として……同情する……」

「斗真、レイはまだ目覚めぬ……お前はどうする?」

「……みんな聞いてくれ!「里井さん」が殺された!」
 
「「「――!」」」
 
 トーマの一言に静まり返る一同

「厳密に言うと「アース」に戻ったというべきか……ただ美々とグリムの安否が分からない、イルミナくんとアイボリーって子も帝国に居るはずなんだけど、帝国はもうすでに「黒田信玄」に乗っ取られているらしい……おそらく皇帝も殺されているだろう……オレはこれからみんなを救うための作戦を考えたい!」
 
「――!「エリ」が?……ということは「黒田信玄」を倒すと「アースのエリ」が危ないぞ!」
 レイジンも状況をいち早く理解できたようだ
 
「そうなんだよね……となると「里井さん」を「ラビス」に連れてくる!」

「「「――!」」」

「そんな事も可能なのか?」
 ビビはトーマの発言の難しさを理解し尋ねる

「「リット」の「ブラフマー」を使う!」

「――ちぃ!我のチカラをそんなことに!」
 
「「ブラフマー」は「宇宙のことわり」のチカラだ!そして「ラビス」と「アース」はつながっている、推測するとエリィが持っていた「魔導リング」もリットが創り出したモノなんだ!」

「「「――!」」」
 
「「アース」には大昔からUMAユーマと呼ばれるあり得ない存在がいた、それはおそらく「魔素」が関係しているんじゃないかと思う、「アース」には数々かずかずの伝説が残っている……それらが全て「ラビス」の「魔素」による「波長が起こす事象」によって偶発的に「転移」が起きていたのではないか!」
 
 「「魔獣がUMA」、「鬼」、「吸血鬼伝説」、「妖怪」、「悪魔」そして「神隠し」!「アース」には魔力が存在しない、つまり「一方通行」で帰って来れない、それらはやがて伝説として死に絶える!でも「魔導リング」なら連れて来れる……オレがラビスに来たように」
 
 「リットは「妖刀村正」に封印されていた、つまりコイツは大昔に「アース」に行った事があり、「何者か」に封印されたんじゃないか?」

「リットは「魔導リング」を創っていたから「アース」へ行けたんだな!だけど膨大な魔力が必要だったので行き帰り出来るのは一人くらい、まあコイツには友達がいないから一人分でいいだろうけど……」

「――ちっ!」
 
「本来は長い年月をかけて魔素を吸収しないと使えない「魔導リング」だが膨大な「宇宙の理ブラフマー」のチカラを込めたらすぐに使える!……そうだろ?リット」

「……答える義務は無い」
リットは可愛いらしくプイッとそっぽを向く

「ありがとう……間違ってなかったか」
「――くっ!屈辱!」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

少年神官系勇者―異世界から帰還する―

mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる? 別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨ この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行) この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。 この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。 この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。 この作品は「pixiv」にも掲載しています。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

サイレント・サブマリン ―虚構の海―

来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。 科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。 電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。 小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。 「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」 しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。 謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か—— そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。 記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える—— これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。 【全17話完結】

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

しがない電気屋のおっさん、異世界で家電召喚ライフしてたら民から神格化され魔王から狙われる

長月 鳥
ファンタジー
町の電気屋として細々と暮らしていた俺、轟電次郎(とどろき でんじろう)。 ある日、感電事故であっけなく人生終了──のはずが、目を覚ましたら異世界だった。 そこは魔法がすべての世界。 スマホも、ドライヤーも、炊飯器も、どこにもない。 でもなぜか俺だけは、“電力を生み出し家電を召喚できる”という特異体質を持っていて── 「ちょっと暮らしやすくなればそれでいい」 そんなつもりで始めた異世界ライフだったのに…… 家電の便利さがバレて、王族に囲まれ、魔導士に拉致され、気が付けば── 「この男こそ、我らの神(インフラ)である!」 えぇ……なんでそうなるの!? 電気と生活の知恵で異世界を変える、 元・電気屋おっさんのドタバタ英雄(?)譚!

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

処理中です...