【R18】俺と彼女の奇妙な性癖【スカトロ】

スカイトロデーン

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第3回 マッサージの悲劇

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【1】────────────────────

 3度目の今日、また俺の部屋に来てくれた彼女に俺はこう告げた。

「今日はマッサージをするよ」

 そんな俺の言葉に彼女は首を傾げた。

「え? なんでマッサージ?」
「な、なんでって言われるとなぁ……」

 そう言われると、返しに困る。
 何故かと言われるとねぇ……ここから先は完全に俺の性癖の話になってしまうからだ。

 というのも、俺は浣腸薬を使った強制脱糞が嫌いなのだ。
 固形の便が、ゆっくりと下りてくる様────それが俺の好みなのだ。まあ、下痢便が特別嫌いっていう訳では無いのだが……。
 便意遊戯を行った際も、座薬で行った理由はそれである。
 何故かと言うと、その理由は3つある。

 1つ目は『時間があっという間』だということ。
 浣腸薬を使わうと、どうしても下痢便や水分を多く含んだ便になりやすい。また、腸に伝わる刺激が強いため、出すとなると、一気に出てしまうことが殆どだ。
 そうなると、その間の踏ん張って必死に出そうとしている顔や、便がゆっくりと下りてくる様が楽しめない。我慢してから開放されるまでが一瞬であり、何とも呆気ないではないだろうか。

 2つ目は『量が分かりにくい』ということ。
 水分量が多いと、どうしても体内に含んでいた排泄物の量が把握しづらい。流石に自分の部屋でするとなると、汚す訳にはいかないのでオムツシートや便器の上で用を足してもらうのだが、それだと尚更だ。オムツシートだと水分が吸収され、トイレだともとより水が張っているため、一体どのくらい出たのか分かりづらくなる。 
 固形が少なければ尚更重増ししているようで、残念な気分になってしまう。

 というか、『大量脱糞』のタイトル名付けておきながら、殆ど水気しかない下痢便しか出ず、固形がコロコロとしか出ないスカトロAV何なんだよあれ。詐欺だろ、あれ……。更に普通に固形便があったと思ったら、明らかな人工便────雰囲気は味わえるが、あれもほぼ詐欺みたいなもんだろ。そりゃあ意図的に便意操作して「出せ」って言われたら出すなんて無理な話ではあるが……だからと言って、あまりにも綺麗すぎる便なんて便ではないだろうが……失礼、取り乱してしまった。

 そして3つ目は普通に『彼女が心配だから』だ。
浣腸薬は効果が覿面な分、使用頻度が多いと身体が慣れを覚えてしまう。即ち、便秘というものを改善する上では、あまり使うべきでないものなのである。
 流石に俺の性癖に付き合ってもらっているとはいえ、彼女は大事な俺のパートナーだ。毎度毎度無理やり出させるなんてさせるわけにはいかない。

 というわけで、出来るだけ自然な便を出してもらうための処置がこのマッサージだ。

 もうこれは完全に俺の性癖の話なのだが、まあ、これを彼女に熱弁したところで引かれるのが目に見えてる。

 これはこの心だけに留めておこう。

「え、本当にマッサージなんかで出ちゃうの?」
「やって出るかどうかは分からないけど……」
「ふ~ん。……じゃあ今日もしようか」

 理論的には間違ってないはずだ。
 マッサージにより、腸を刺激、活性化させ、腸内にある便を押し出す────食物繊維やビヒズス菌といった腸内環境を整えるものも良いらしいが、普段からあまり毛嫌いせずに野菜やヨーグルトを採っている彼女を見ると、あまり効果のないようにも思える。

「ええっと……、ベッドに横になればいいの?」

「そうだね。じゃあ準備するからちょっと待って」

 布団や枕を片付け、寝転がり易いように場を整える。

 スポーツブラにハーフパンツというラフな格好の彼女が俺のベッドに仰向けに転がった。
 そして気持ちよさそうに二、三回右へ、左へ転がりながら両手を広げて背伸びをしている。いちいち動作が可愛らしい。

「うんちはどう? いつから出てない?」
「あれから出てないよ。5日目かしら……」

 それが当たり前のように言っているのが末恐ろしい。普通はそれが続いちゃいけないんだよ。

「今の便意は?」
「全然だよ。これまでも感じてない」

 だから、それがねぇ……まあ、もう何も言うまい。

「ちなみになんだけど……、おしっこの方は?」
「あ、そう言えば今朝してこなかった……もしかしたらやってる途中で出したくなるかも……」

 なんか、前もそうだった気もするが……まあ、いいだろう。

「じゃあ、始めるよ」

「意外と上手いんだね、もしかしてこれが初めてじゃないの?」
「いや、初めてだよ。流石に女の子のお腹なんて、君以外に触ったことないよ」
 というか、女の子のお腹を触る機会って何だよ。そんなものセクハラ以外の何物でもないだろ。

「ここら辺が便意のツボらしいんだけど……」
「流石にまだ便意はこないかな……」

「じゃあ、ここは?」
「……そこってなんのツボ?」
「おしっこがしたくなるツボだよ……どう?」
 尾てい骨の出っ張り、お尻の割れ目ギリギリのところを親指で強く押している。言ったように、ここは尿意を催すツボ────サイトで見て、実践したまでだが、本当かどうかの確証はない。

 だが、暫くツボを押していると……

「したく、なってきたかも……」
「じゃ、じゃあ準備するね」

 マジか、と俺は内心思っていた。いや、全く信頼していなかった訳では無いが、半分疑っていた身としては驚きを隠せなかったのだ。
 いやだって、「おしっこをしたくなるツボ」だぞ。そんなスカトロ好き以外必要に感じないツボがあってたまるかと言いたくもなる。
 いや、プラシーボ効果という可能性もある。まあ、どちらにせよ、今彼女がおしっこしたいということに変わりはない。

「ちょっと効き目ありすぎじゃないの? 凄くしたくなってきたんだけど……」

 ゴソゴソと買ってきた袋から、例のものを取り出す俺を他所に彼女は後ろでそう言っていた。

「我慢は出来る?」
「出来るけど……長くはもたないかも……」

 そわそわとし始めた。両手を股間に挟み、いかにもトイレに行きたそうな様子だ。
 ……だが、今回はトイレには行かない。

「これにしてもらうんだけど……」
「な、何これ……」
「携帯トイレだよ」

 携帯トイレ────耐水性の透けない袋に粉の入った簡易なもの。普通は災害時や渋滞時など、トイレに行けない状況で使う最終手段なのだが、そんな非常事態など 
 普通に過ごしていれば、まあ来ることはない。
 AVにおいても、携帯トイレなんてほぼ使っているシュチュエーションなんてなければ、そもそも使ってる人すら知りもしない。てか、使い方すら知らない。

 そこで今回はこれを使ってみようという魂胆である。

 幸い、百均で購入出来る上に、こういうのは男女兼用だ。

「今回は椅子に座りながらこれにしてもらいたいんだ」
「え、これってしても大丈夫なの?」
「中に粉が入ってるでしょ? それと反応して尿が固まるようになってるんだ。俺も使ったことないけど……」

 理論は分かるが、その理論を試すことがないという────だから曖昧な説明になってしまう。

「は、入り切るかな……」
「流石に我慢できない時用だから大丈夫だと思うんだけども……」

 入り切るか心配するあたり、相当溜め込んでいるのだろう。逆に気になる。

「もう、無理……」

 用意した座り込み、ハーフパンツをゆっくりと下ろす。
 するとその下に身を潜めていた薄い水色のレースの下着が顕になる。
 見るからに若者向けの下着、とてもエロスを感じる下着だ。

 それを更に下ろすと、つるりとした綺麗な割れ目が今度はお目見えする。

 見るのは3回目とはいえ、流石にまじまじと見てしまう。リアルでお眼鏡にかなうことなんて、風俗でも行かない限り起きえないからな。

 そして、彼女は俺が渡した携帯トイレを股間の前にセットする。

「こ、こうかな……」
「その出っ張りを使う形になる……と思うんだけど……」

 どっちも使ったことがないので、俺も彼女も戸惑っていた。
 そんな感じでなんとも覚束無い感じで、何度も大丈夫か確認していると、

「キャッ!」

 耐えきれなくなった彼女の膀胱が遂に音を上げ、遂にダムが決壊する。
 彼女の意思が弱まり漏れ出たものではなく、表面張力が耐えられなくなった、即ち膀胱が容量の限界を超えた結果である。その証拠に、彼女自身も急に出たことに驚いていた。

「ああっ……あっ」

 相も変わらず用を足す姿が色っぽい。股間を刺激するような声が耳に入り、なんだか疲れが吹っ飛ぶ。
 使い方に慣れないせいか、普通は密着させて使わないと行けないらしいが、少し肌から離れていて、股間が隙間から見える。そして、肌と肌の間から黄金の水がドバドバと流れていて美しい。ずっと見ていられるような気がした。
 やはりおしっこを溜め込む癖があるのか、今日も凄く長かった。
 まるでバケツに水を貯めていくようなジョボボボといった音が鳴っている。

「ハァハァ……」

 何かに感じたのか、はたまた疲れたのかは知らないが、全部を出し切ると暫く余韻に浸るように色っぽい吐息を何度も吐いていた。

「ていうか、重い……」

 そう言うと、彼女はすぐさま携帯トイレを両手で持ち、そのまま俺に手渡した。
 確かに重い。だが、それもそうか。水の入ったボトルを持っているようなものなのだから、当たり前って言えば当たり前だろう。

 俺は、彼女が股間をトイレットペーパー拭く姿に少し興奮しながら、奇妙な経験を目の当たりにしたのであった。


【2】────────────────────


 携帯トイレがタプンタプンになってしまった。
 また朝から溜め込んでいたせいか、その量はペットボトルに丸々収まってしまうくらい多く、流石の携帯トイレすらも量が多すぎて完全に固形化が出来ないでいた。

 まるでゼリー飲料のようだ。
 いや、排泄物を食べ物で表現するのもどうなのだろうか……。色的にはエナジードリンクといったところ……いや、この話はもうやめよう。

 アンモニア臭が部屋を包む。
 おしっこ臭いが、個人的にはご褒美の部類だ。

 さて、おしっこいっぱいの携帯トイレは風呂場に置いといて、本題に戻ろう。
 そう、本題はマッサージによる快便だ。

「効果覿面だったね。これならうんちの方も……」
「じゃあやってみようか」

 何故か乗り気の彼女。排尿を終えてスッキリでもしたのだろうか、うっすら明るめの表情をしていた。

「う~ん」
「どう? 出そうにない?」
「ちょっとゴロゴロ言ってるけど、まだ出そうにない」

 耳を済ませると、確かに犬が威嚇するようなゴロゴロという重低音がお腹から聞こえてくる。だが、何だか出そうな気配はした。

 しかし、このペースじゃ埒が明かないと思った俺は少し、やり方を変えることにした。

「ちょっと強く押すよ」
「分かった」

 お腹を強く押す。
 腸から便を押し出すように、下腹部に向かってゆっくりと押していく。力を込めて。

「痛くない?」
「ちょっと痛いけど、我慢出来ない程じゃないよ」

 力の調節が不確定な為、彼女に何度も尋ねる。やる度に少し彼女が顔を顰める。
 その度に尋ねるが、彼女は「全然大丈夫だよ」としか返さなかった。そう言うなら大丈夫なのだろうと、俺はそのまま続けた。

 すると────

 ブゥ!! ブフォッ!!

 マッサージにより、ガスが押し出され、臀部から出てきたようだ。大きな排泄音が鳴り響く。女子の出していいオナラの音じゃない。

「オナラ? もしかして……」
「来たかもしれない……」

 まるで合図のように彼女が動き出した。
 むくりと起き上がると「どうすればいい?」と俺に指示を仰いだ。

「取り敢えず、パンツを脱いでくれる?」
「ちょ、ちょっと待って」

 ここで、アクシデントが発生した。

「あ、ちょっとヤバいよ……、ジッパーが噛んでる……」

 何度も上げ下げしているが、一向にジッパーがある程度まで下がると、勢いを完全に失って動かない。半分も下りていないのに止まってしまっている。

「漏れそう。お腹が痛い……」
「とりあえず、トイレに行こう」

 お腹を抱える彼女を皮切りに、とりあえず、移動を促した。流石にカーペットの上で動けなくなってしまうのも不味い上、今回はその予定では無いので、動けるうちに俺たちはトイレへと急いだ。

 トイレに入るが、当然1人用のトイレだ。2人入ること 
なんて設計されておらず、狭い。
 そんな中で彼女が1人、忙しく噛んだジッパーを焦って下げようとする。だが、無慈悲にもジッパーは下がらない。ジッパーはもう無理だと悟ると、今度は無理やり脱ごうと実力行使に出る。勢いよくズボンを下におろすが、お尻にホットパンツが引っかかってそれ以上下がらない。お陰で下着が少しはみ出ており、これはこれで犯罪じみた何かを感じてしまう。

 悶える彼女、私はそれを見守ることしか出来ない。
 脚をバタバタとその場で足踏みしながら、必死に抵抗するが────

 ブリュッ

 嫌な音が鳴った。
「あっ……」
 それと同時に色っぽい声が彼女から漏れた。
どうやら間に合わなかったようだ。お陰で彼女の顔は真っ赤だ。

「止まらない……」と言いつつ、またお尻からはブリュッという音が漏れる。
 とりあえず彼女にはお尻をこちら側に向けるように仰ぐ。
 彼女は壁に備え付けである手すりを握り締めた。

 履いているジーパンが濡れている。恐らくそこにあるであろうお尻の穴の部分を中心にシミが広がっている。
 臭いが立ち込める。硫黄のような腐乱臭。恐らくオナラの臭いだろう。臭いが、嫌にはならない。

「パンツにうんちをお漏らしなんて……久しぶり……ハァハァ……うッ!」

 ブチュッ、ブチュッとホットパンツの中で、便がこねくり回されているのを感じる。
 もう手遅れだと言うのに、必死にお尻に力を入れて、肛門を閉じようとしているのが分かる。それほど、恥ずかしかったのだろう。
 だが、1度出たらもう止まらない。閉じたと思えば、活発化した肛門が便を押し上げ、閉じた門をこじ開ける。

「久しぶりって……、そんなに起きること?」
「実は高校1年生の時に家で漏らしちゃったの……我慢しすぎて」

 彼女によると、彼女は昔から便を我慢してしまう癖があったようで、いつも排泄がギリギリになってしまっていたようだ。そして、ある日遂に漏らしてしまうことがあったようだ。
 その話を聞いている時、当時の様子を妄想してしまうのが、我ながら気持ち悪い。目の前の彼女がまさにその時のそれだというのに。

 ピタッ

 雫が垂れた。

 茶色い泥水のような液体────恐らく彼女の体液だろう。便によって茶色に染まり、押し出されると共に溜まりに溜まっていた物が吹き出ているのだろう。
 遂に吸水しきれなくなったホットパンツが、一滴、また一滴と、床を茶色く汚していく。

 ボトッ、ゴトン

 今度は個体の音がした。
 水分と重みを感じる泥のような音だ。

 ふと、俺は音のした足元を見た。すると焦げ茶色の丸々とした固形弁が転がっていた。ピンポン玉程の大きさがあり、いかにも硬そうである。

 ベチャッ、ボトッ

 1回落ちると、まるで封印が解かれたかのように次々と落ちてもなお体温を感じる便が漏れ出てくる。

 これがなかなか止まらない。
 そもそもとして、ホットパンツ自体が便を受け止めるのを想定してない為に、お尻と布との隙間が少なく、勝手に出てしまうのに、ホットパンツがそれを阻害していて中々に出しづらいようだ。

 彼女は苦しそうで、しかし、お腹に溜まったものが押し出されていることに気持ちがいいようで、唇を少し噛みながらも、その顔には何処か清々しさを感じた。


 ようやく止まった。あれからどれくらいかかっただろうか。
 今日も今日でかなりの量が彼女の腸の中に収納されていたようだ。やはり、どう見ても若い女性が出していい量では無い。
 こぼれ落ちてしまった便の量で既に女性が出すであろう量を軽く超えており、はみ出つつも未だホットパンツ内に留まった便はホットパンツを茶色く染め上げる程にパンパンに膨れ上がっていた。中にどれほど便が詰まっているかなんて想像出来ない。

 俺は彼女のホットパンツにある僅かな隙間に無理やり両手を突っ込み、ホットパンツを握ると、思いっきり左右別方向に向かって力を込める。というか、他人が見たらこの状況どう思うだろうか……。彼女のズボンの隙間に両手を突っ込む彼氏────考えただけでも変態じみてて、自分が惨めに感じてしまいそうなので、俺はとにかくそんなことを考えるのを辞めた。
 思いっきりぐっと力を入れると、パツンと何とも呆気ない音と共にジッパーが外れ、ホットパンツのウエストが緩くなった。そしてボトボトと茶色いブツが零れる零れる。

 ゆっくりとホットパンツを下ろすと、レースの下着が顕になるのだが、もう下着は後ろ半分が茶色に染まっており、最早元々こういう商品だったのかと思うくらい元の色から変わり果ててしまっていた。薄い清楚な水色だったのに。

 脱いだホットパンツを何処に置くか迷った挙句、彼女は便の落ちていない床にそっと置いた。

 このまま下着も下ろすと、ギュウギュウに押し込まれた下着内の便が落ちてしまうだろうな、もう今更なので、ここで全て脱いでもらうことにした。

 狭い中、片足を上げ、バランスを崩しながらも彼女は便をボトボトと落としながら下着を脱ぐ。

 結局、彼女の下半身は真っ茶色に、床もドロッドロのぐっちゃぐちゃになってしまった。
 大量の便が彼女の周りに散らばり、山を形成してしまっている。

 彼女はそのまま、壁に手を付き、まるで差し出すようにお尻をこっちに向けたのだ。

 トイレが汚物で汚れてしまった。

 だが、俺は別に嫌に思えなかった。
 まあ、こうなる原因を作ったのは、そもそも俺ではあるしな……。

 一方で、突き出した彼女の穴を見ればクパクパしており、今まさに何かが出てきそうな感じがした。

 すると「で、出りゅ」という情けない言葉と共に、彼女のお尻からボトリとまた1つの液体のような個体が床に落ちた。
 どうやら、まだ肛門付近で燻っていたものに対して彼女は堪えるために壁に手を付いていたようだ。
 そりゃそうもなるであろう。だって逃げ場のないホットパンツの中でギッチギチになっていたのだ。こうなると出るものも出ないだろう。

 そして役目を終えた彼女のお尻はギュッと引き締まってしまい、指1本も入らないように閉じてしまった。

 その傍ら、彼女の顔は蕩けたように顔が綻んで赤くなっていた。


【3】────────────────────


 さて、便は全て片付けたし、シャワーも浴びて彼女も綺麗になった。
 だが、問題はここからだろう。
 漏らすことなんて想定していない。つまり、下着もズボンも換えなど持ってきていないのだ。当然、この家は俺の一人暮らしなので、タンスには俺の服しか収納されていない。

 ということにより仕方がないので、俺は自分の普段履いているズボンを貸すことになった。
 無論、ぶっかぶかである。当たり前だ。いくらヒップの大きな彼女であっても、男性と女性とではウエストも丈も全然違う。ベルトを通すも、それでもウエストは余りまくっており、無理やり締めようとしたお陰で出来た撓みとベルトの穴が俺基準なせいで、ちゃんとベルトで閉まっていない状態なのである。ゆるゆるだ。頑張れば拳1つが入ってしまうくらいゆるゆるだ。
 お陰で上から見ると隙間から少し中が見えてしまい、エロい。
 
 ちなみに、下着はと言うと────履いていない。
 流石にズボンは貸せても、俺の下着は貸せなかった。なんというか、申し訳なかったのだ。彼氏とは言え、男が履いた下着を女性に着させるのは流石に俺もやらせることは出来なかった。
 だがどちらにせよ、彼女に彼氏のズボンをノーパンで履かせるのも変わらないくらい重罪ではあるが、流石に俺の恥部が触れた布を彼女に触れさせるよりかは、幾分マシだろう。

 そのせいで俺はその後の時間をソワソワしながら過ごす羽目になったのだ。
 直接何回か見てしまったとはいえ、隙間からこっそりと彼女の恥部が見えてしまう状態というのは、流石に集中が出来なかった。なんとも言えないエロスを感じたのだ。見えてしまいそうというフィルター、それを通すことでエロみと興奮はより湧き上がってしまう。これは、男の性だろう。

 表面ではワイワイと楽しそうに彼女とゲームをしているが、内心はムラムラと見てはいけないという葛藤で頭がいっぱいだった。

 と、それと同時に、彼女の服を汚してしまったという申し訳なさも抱いていた。彼女のお気に入りの服だったらどうしようか、もし汚れが落ちなかったらどうしようか、そんな不安も頭を過ぎっている。

 そのせいでまともに彼女の顔を見れなかった。とにかく気まずかったのだ。


「ねぇ、さっきからチラチラ見てるの分かってるよ」


「も、申し訳ございません」
「えっ、なんで敬語」

 意味は無い。だが、不思議と敬語になってしまった。

「べ、別に嫌ではないんだけど。だってもう見られてるし……でも、そんな風にチラチラ見られると流石に恥ずかしいというか……」

 そう言いつつ、頬を赤らめる彼女はとても可愛いらしかった。思わず抱きしめたくなってしまうくらいだ。

「ごめん、俺のせいで君の服が汚れちゃって……」

「気にしなくていいよ、洗えばいいだけだし」

 いや、にしてもだ。漏らすという行為は人間という服を着るものとしての恥だ。学校でそれをすれば虐められ、大学生といういい大人がしていいものではない。
だからこそ、俺は何度も謝った。漏らすという羞恥プレイを見られたのは良いが、にしてもこんな意図しない形で起きてしまったのには流石に罪悪感を覚えてしまう。

 そんな謝る俺を見て、彼女は口を開いた。

「こんなこと言うと、変だと思うかもしれないけど」

 ん? と急に雰囲気を変えてきた彼女に俺は疑問を覚えた。すると彼女はこう言った。


「服を着たまま、うんちしちゃって、ちょっと気持ちよかった……」


 ごくり────
 俺は生唾を飲み込んだ。
 彼女が、俺の性癖に染まってしまっているのに、俺は驚きと罪悪感を禁じ得なかったのだ。
嬉しさも多少はあった。俺を理解してくれているというか、俺色に染まってくれているという謎の嬉しさはあったが、それよりも彼女にはそうなって欲しくないという心が勝っていた。ピュアな彼女を傷つけてしまう「悪行」をしてしまっていると感じたのだ。
 そう、これは罪だ。罪以外の何物でもない。

「だからと言って、もう私は漏らしたくないからね! 次は気をつける!」

 もう穢れてしまっているのか、はたまたまだ間に合うのかは分からないが、どちらにせよ、彼女が来ては行けない領域にちょっと踏み込みかけているのは確かなようだ。

 俺は複雑な気持ちのまま、この日を過ごす羽目になってしまった。正直、気まずい。少し彼女と別の部屋にいたい気分ではある。

 だが、今日の彼女と過ごす時間はまだ終わりそうにない。
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