11 / 15
11
今日は珍しくエルちゃんが家の用事で休んでいるのでアルベルトと昼食を取る。
「はぁ、エルちゃんがいないと世界の輝きも半減されるねぇ」
「そうか」
何で他人事なんだ。そうか、じゃなくて、そうだな。だろ。すました顔しちゃって、普段エルちゃんの事抱きしてめニヤニヤしてる癖に!婚約者の余裕なのか!?
そのスカした態度崩してやろう。
「ちなみにエルちゃんとは寝た?」
「お前昼間からなぁ」
アルベルトは嫌そうに顔をしかめながら飲んでいたお茶をテーブルに置く。
「いいじゃん別に!気になる!」
「はぁ…。してない。エルに同じ質問するなよ?傷つくから」
「分かってるよ」
前もだったけど、エルちゃんは潔癖に見えるけど愛の伴う行為に憧れを抱いている。
肉欲とかじゃなくて、愛し合っている人同士がする、というのが羨ましいのだと思う。
今のアルベルトは俺から見てもエルネストの事を愛しているし、きっと本人にも伝わっているから不安がってはいないと思うけどお年頃だからな、まだなの?とか聞いたら嫌な気分にさせちゃうもんな。
「本当に分かってるのか?」
「分かってるってば。てかそれなら早く抱いてあげればいいじゃん。エルちゃんの事好きなんでしょ?」
アルベルトに抱かれるエルネストを想像してもやもやした気分になるが、それでエルネストが幸せなら良い。
複雑な心境の俺を見たアルベルトは態とらしくため息をつく。
何だその反応は。
「やっぱりわかってない」
「は?」
「まあ、大切だから、傷つけないようにしてる」
慈愛のこもった瞳に少し動揺する。
慣れてきたつもりでも、2人が両想いだと意識する瞬間はいつも胸が苦しい。
俺はそれを誤魔化すように、手に爪を食い込ませる。
「ふぅん、まあ良い心がけですこと。泣かせたら俺寝とっちゃうからね!」
「出来るものならどうぞ」
「余裕こいてると痛い目見るからな」
「はいはい」
巫山戯てみても、わかってる。
エルネストを幸せにできるのは俺じゃない。
「はぁ、エルちゃんがいないと世界の輝きも半減されるねぇ」
「そうか」
何で他人事なんだ。そうか、じゃなくて、そうだな。だろ。すました顔しちゃって、普段エルちゃんの事抱きしてめニヤニヤしてる癖に!婚約者の余裕なのか!?
そのスカした態度崩してやろう。
「ちなみにエルちゃんとは寝た?」
「お前昼間からなぁ」
アルベルトは嫌そうに顔をしかめながら飲んでいたお茶をテーブルに置く。
「いいじゃん別に!気になる!」
「はぁ…。してない。エルに同じ質問するなよ?傷つくから」
「分かってるよ」
前もだったけど、エルちゃんは潔癖に見えるけど愛の伴う行為に憧れを抱いている。
肉欲とかじゃなくて、愛し合っている人同士がする、というのが羨ましいのだと思う。
今のアルベルトは俺から見てもエルネストの事を愛しているし、きっと本人にも伝わっているから不安がってはいないと思うけどお年頃だからな、まだなの?とか聞いたら嫌な気分にさせちゃうもんな。
「本当に分かってるのか?」
「分かってるってば。てかそれなら早く抱いてあげればいいじゃん。エルちゃんの事好きなんでしょ?」
アルベルトに抱かれるエルネストを想像してもやもやした気分になるが、それでエルネストが幸せなら良い。
複雑な心境の俺を見たアルベルトは態とらしくため息をつく。
何だその反応は。
「やっぱりわかってない」
「は?」
「まあ、大切だから、傷つけないようにしてる」
慈愛のこもった瞳に少し動揺する。
慣れてきたつもりでも、2人が両想いだと意識する瞬間はいつも胸が苦しい。
俺はそれを誤魔化すように、手に爪を食い込ませる。
「ふぅん、まあ良い心がけですこと。泣かせたら俺寝とっちゃうからね!」
「出来るものならどうぞ」
「余裕こいてると痛い目見るからな」
「はいはい」
巫山戯てみても、わかってる。
エルネストを幸せにできるのは俺じゃない。
あなたにおすすめの小説
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
贖罪公爵長男とのんきな俺
侑希
BL
異世界転生したら子爵家に生まれたけれど自分以外一家全滅という惨事に見舞われたレオン。
貴族生活に恐れ慄いたレオンは自分を死んだことにして平民のリオとして生きることにした。
一方公爵家の長男であるフレドリックは当時流行っていた児童小説の影響で、公爵家に身を寄せていたレオンにひどい言葉をぶつけてしまう。その後すぐにレオンが死んだと知らされたフレドリックは、以降十年、ひたすらそのことを悔いて生活していた。
そして十年後、二人はフレドリックとリオとして再会することになる。
・フレドリック視点は重め、レオン及びリオ視点は軽め
・異世界転生がちょいちょい発生する世界。色々な世界の色々な時代からの転生者の影響で文明が若干ちぐはぐ。
・世界観ふんわり 細かいことは気にしないで読んでください。
・CP固定・ご都合主義・ハピエン
・他サイト掲載予定あり
時間を戻した後に~妹に全てを奪われたので諦めて無表情伯爵に嫁ぎました~
なりた
BL
悪女リリア・エルレルトには秘密がある。
一つは男であること。
そして、ある一定の未来を知っていること。
エルレルト家の人形として生きてきたアルバートは義妹リリアの策略によって火炙りの刑に処された。
意識を失い目を開けると自称魔女(男)に膝枕されていて…?
魔女はアルバートに『時間を戻す』提案をし、彼はそれを受け入れるが…。
なんと目覚めたのは断罪される2か月前!?
引くに引けない時期に戻されたことを嘆くも、あの忌まわしきイベントを回避するために奔走する。
でも回避した先は変態おじ伯爵と婚姻⁉
まぁどうせ出ていくからいっか!
北方の堅物伯爵×行動力の塊系主人公(途中まで女性)
公爵子息だったけど勘違いが恥ずかしいので逃走します
市之川めい
BL
魔王を倒した英雄によって建国されたグレンロシェ王国。その後は現在までに二人、王家の血を引く者から英雄が現れている。
四大公爵家嫡男、容姿端麗、成績優秀と全てにおいて恵まれているジルベールは、いつか自分も英雄になると思い、周りには貴公子然とした態度で接しながらも裏では使用人の息子、レオンに対して傲慢に振る舞い性的な関係まで強要していた。
だが、魔王の襲来時に平民であるはずのレオンが英雄になった。
自分とレオンの出生の秘密を知ったジルベールは恥ずかしくなって逃走することにしたが、レオンが迎えに来て……。
※性描写あり。他サイトにも掲載しています。
【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?
キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。
知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。
今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど——
「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」
幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。
しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。
これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。
全8話。
異世界で孵化したので全力で推しを守ります
のぶしげ
BL
ある日、聞いていたシチュエーションCDの世界に転生してしまった主人公。推しの幼少期に出会い、魔王化へのルートを回避して健やかな成長をサポートしよう!と奮闘していく異世界転生BL 執着最強×人外美人BL
天使の声と魔女の呪い
狼蝶
BL
長年王家を支えてきたホワイトローズ公爵家の三男、リリー=ホワイトローズは社交界で“氷のプリンセス”と呼ばれており、悪役令息的存在とされていた。それは誰が相手でも口を開かず冷たい視線を向けるだけで、側にはいつも二人の兄が護るように寄り添っていることから付けられた名だった。
ある日、ホワイトローズ家とライバル関係にあるブロッサム家の令嬢、フラウリーゼ=ブロッサムに心寄せる青年、アランがリリーに対し苛立ちながら学園内を歩いていると、偶然リリーが喋る場に遭遇してしまう。
『も、もぉやら・・・・・・』
『っ!!?』
果たして、リリーが隠していた彼の秘密とは――!?
僕はただの平民なのに、やたら敵視されています
カシナシ
BL
僕はド田舎出身の定食屋の息子。貴族の学園に特待生枠で通っている。ちょっと光属性の魔法が使えるだけの平凡で善良な平民だ。
平民の肩身は狭いけれど、だんだん周りにも馴染んできた所。
真面目に勉強をしているだけなのに、何故か公爵令嬢に目をつけられてしまったようでーー?