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二章
零地点
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「ふざけるんじゃないわよ……ゴミ虫風情がぁあ!!」
猛り狂ったサナエルの咆哮は、鼓膜に耳鳴りを残す。気迫に押され、我慢することなく向けられた殺意は息をすることすら許さない。
「よくも、よくも……私の可愛い妹の脚を!! 絶対に赦さないわ、殺して殺して殺し尽くしてあげるわよ」
豹変したのは、口調だけじゃなかった。黒い翼に包まれたサナエルからはただならぬ負のオーラが溢れ出ている。
次第に全身まで、黒が行き届き次に姿を見せた時には真っ黒い獣と化していた。
鋭く尖った二本の角に、爬虫類の双眸は赤く染まり、幾重にも連なった歯や爪は鋭利。これが悪魔なのかは分からないが、間違いなく言えるのは、天使からは掛け離れた憎悪に満ちた存在だと言う事。
しかし、鼻白む辰巳が恐れを抱きつつも感情は違うベクトルへと変換されていた。
「お前、怖くないのか?」
「怖い?」
眼前で構えるシシリは、平然と答える。
「別に、怖くない。あれぐらいのレベルなら……余裕」
「余裕だって? 嘗めた口きいちゃっていいのかしら?」
サナエルの声は、以前の艶やかさはない。下品でおぞましくて痺れるような低い声。
辰巳は四つん這いになっているサナエルが、力を込めたのを音で感じた。
「シシリ!」
「だから、大丈夫。余裕」
シシリは先手を取った。
土を抉り、音を置き去りに物凄いスピードで一歩を駆ける。遅れてやってきた風圧に目を細めた時、既にシシリはサナエルを、穂先で貫く寸前に居た。
「調子に乗るなぁぁあ!! 燃え尽きろ、メギドフラム!!」
ナナエルは、相打ち狙いか避けようともせずに腕を振り上げた。腕にはどす黒い炎を纏わせている。
「こっちの世界にもあるんだ、その技。それに、調子に乗っていないし、私の狙いは……」
シシリの行動がフェイントだった事を、反転しサナエルの攻撃を避けるのと同時に蹴り飛ばした事により辰巳はやっと気がついた。
全く読めない戦況は、辰巳の理解を超えた異次元の戦闘。たった数秒で、サナエルとナナエルの距離は遠のきシシリの穂先はナナエルの首元を捉えていた。
「桁が違いすぎる……シシリ、お前は一体……」
「なんなんだよ、お前等……。脚を潰されてから力は入らないし治癒もままならない」
「貴女に、名乗る必要も無い。ただ、これだけ伝えてあげる」
下から睨みあげるナナエルを、表情ひとつ崩さず視界に入れてシシリは言った。
「これは、マスターを苦しめた御返し。死んで悔いてね」
───────────────────────────
そこからは、他を圧倒する力をシシリは見せつけた。
ソシャゲの技を効率的に具象化し、ナナエル・サナエル共に僅か数分足らずで仕留めたのだ。
しかし、安堵をしたのもつかの間、辰巳はギルド本部で衝撃的な通達を受ける。
「えっと、あの、え? 待ってください。それは、どー言った意味でしょうか?」
「ですから、ギルド証明書を返還していただきたいのです」
カウンターに腰掛ける女性が強気な口調で言いつつ手を伸ばしている。
本来ならば討伐証明書をくれる手は、裏返され何無い手のひらが男性の目には写っていた。
生唾を飲み込み、言葉を探すが到底見当たりそうに無い。付き添いの少女はただ、悠然と立ちギルド本部に迷い込んだ蝶々を目で追っている。
ここは、食い扶持を無くさない為にも何とかしなくてはならないが雰囲気が完璧にアウェイだった。
何故なら、二人を見る社員に留まらず背後から突き刺さる冒険者達の視線も冷たく痛い事この上ない。
一度は首に掛けたギルド証明書になるネックレスに手を掛けたが、放して男性はカウンターにユックリ手を置いた。
「あの、せめて理由を教えてください。僕等は何もしていないと思うのですが? 基底に反した事は何一──」
懇願し、頭を下げるもカウンターの女性は面倒臭いのか冷ややかな視線と共に溜息を漏らした。
「はあ、タツミ様。貴方は、ギルド内の秩序を壊しかねないのです。よって、今後ギルドの使用を禁じるようにと通達が来ているんです」
「秩序を!? それは、どーいった!」
「この世界は、はるか昔に魔法と言う概念は消え去ったと言われています。それを扱うとなると……失礼ですが、本当に人間ですか?」
(チクられた……のか?)
辰巳は、この時気がついた。面倒臭いのでは無く、人として見られていなかった。
異形であり脅威であり化物だと、社員や冒険者はみているのだ、と。
言い返す言葉と言うよりも、目の前の女性が作る表情が怖くて視線を伏せてから口の端を噛み締めた。
「なので、御引き取り下さい。ギルドメンバーの方から今日の報酬は全額タツミ様に譲渡するようにと言われているので出入口にてお受け取りください。加えて、彼等の心意気に感謝をしてください──では」と、最後を告げた瞬間、ガタイのいい筋骨隆々とした警備兵二人が辰巳の両肩を叩いた。
(ははっ。巫山戯んな。これじゃあ、まるで俺が犯罪者じゃねぇかよ。こんな世界を救う価値なんか、ねえだろ。堕天使に食い荒らされちまえばいいんだ)
こみ上げてくる怒りは、フツフツと血を滾らせ目には憤怒が色濃く宿る。
辰巳は、両肩に乗っかった手を振り払うと警備兵二人をさながら鷹の如く鋭い眼光で穿った。
「──触んな、俺達二人でこんな場所出てってやるよ」
ペンダントを引きちぎり、カウンターに鈍く激しい音と共に置き捨てた。そして、少女の手を掴むと、笑い声が奏でる陽気なマーチをくぐり抜け重たく冷たい鉄扉に手を翳す。
「よお、タツミ。なんだ、その、あの時はありがとうな?」
ギルドを出てすぐに、ゼクスは居た。態とらしく感謝の気持ちを伝えてくる事に腹立たしさを覚えて辰巳は睨む。
「ああ。俺も、お前のお陰で全てが台無しだ」
嫌味ったらしく悪意を込めて伝えると、キョトンとした表情を数秒作ってからゼクスは慌てた様子を浮かべた。
「は? え? 意味がわからねぇよ」
「分からない? 笑わせる。報酬も要らねぇから、ベッドで眠る親友に使ってやれ。じゃあな」
「お、おい! ちゃんと話せよ!」
ゼクスは、辰巳の肩をつかみ呼び止めたが振り払う。
「話してやるよ。食い扶持をお前のせいで失ったんだよ。約束を破りやがって」
冷たい風を巻き起こし、報酬の金貨が入った袋を握るゼクスの真横を通り過ぎた。
「マスター、いいの??」
「ああ。人は嫉妬深く妬みやすい。あいつも、俺が未知の力を持ってる事で妬んだんだろ」
後ろで感じる視線を無視して辰巳は宿へと向かった。
猛り狂ったサナエルの咆哮は、鼓膜に耳鳴りを残す。気迫に押され、我慢することなく向けられた殺意は息をすることすら許さない。
「よくも、よくも……私の可愛い妹の脚を!! 絶対に赦さないわ、殺して殺して殺し尽くしてあげるわよ」
豹変したのは、口調だけじゃなかった。黒い翼に包まれたサナエルからはただならぬ負のオーラが溢れ出ている。
次第に全身まで、黒が行き届き次に姿を見せた時には真っ黒い獣と化していた。
鋭く尖った二本の角に、爬虫類の双眸は赤く染まり、幾重にも連なった歯や爪は鋭利。これが悪魔なのかは分からないが、間違いなく言えるのは、天使からは掛け離れた憎悪に満ちた存在だと言う事。
しかし、鼻白む辰巳が恐れを抱きつつも感情は違うベクトルへと変換されていた。
「お前、怖くないのか?」
「怖い?」
眼前で構えるシシリは、平然と答える。
「別に、怖くない。あれぐらいのレベルなら……余裕」
「余裕だって? 嘗めた口きいちゃっていいのかしら?」
サナエルの声は、以前の艶やかさはない。下品でおぞましくて痺れるような低い声。
辰巳は四つん這いになっているサナエルが、力を込めたのを音で感じた。
「シシリ!」
「だから、大丈夫。余裕」
シシリは先手を取った。
土を抉り、音を置き去りに物凄いスピードで一歩を駆ける。遅れてやってきた風圧に目を細めた時、既にシシリはサナエルを、穂先で貫く寸前に居た。
「調子に乗るなぁぁあ!! 燃え尽きろ、メギドフラム!!」
ナナエルは、相打ち狙いか避けようともせずに腕を振り上げた。腕にはどす黒い炎を纏わせている。
「こっちの世界にもあるんだ、その技。それに、調子に乗っていないし、私の狙いは……」
シシリの行動がフェイントだった事を、反転しサナエルの攻撃を避けるのと同時に蹴り飛ばした事により辰巳はやっと気がついた。
全く読めない戦況は、辰巳の理解を超えた異次元の戦闘。たった数秒で、サナエルとナナエルの距離は遠のきシシリの穂先はナナエルの首元を捉えていた。
「桁が違いすぎる……シシリ、お前は一体……」
「なんなんだよ、お前等……。脚を潰されてから力は入らないし治癒もままならない」
「貴女に、名乗る必要も無い。ただ、これだけ伝えてあげる」
下から睨みあげるナナエルを、表情ひとつ崩さず視界に入れてシシリは言った。
「これは、マスターを苦しめた御返し。死んで悔いてね」
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そこからは、他を圧倒する力をシシリは見せつけた。
ソシャゲの技を効率的に具象化し、ナナエル・サナエル共に僅か数分足らずで仕留めたのだ。
しかし、安堵をしたのもつかの間、辰巳はギルド本部で衝撃的な通達を受ける。
「えっと、あの、え? 待ってください。それは、どー言った意味でしょうか?」
「ですから、ギルド証明書を返還していただきたいのです」
カウンターに腰掛ける女性が強気な口調で言いつつ手を伸ばしている。
本来ならば討伐証明書をくれる手は、裏返され何無い手のひらが男性の目には写っていた。
生唾を飲み込み、言葉を探すが到底見当たりそうに無い。付き添いの少女はただ、悠然と立ちギルド本部に迷い込んだ蝶々を目で追っている。
ここは、食い扶持を無くさない為にも何とかしなくてはならないが雰囲気が完璧にアウェイだった。
何故なら、二人を見る社員に留まらず背後から突き刺さる冒険者達の視線も冷たく痛い事この上ない。
一度は首に掛けたギルド証明書になるネックレスに手を掛けたが、放して男性はカウンターにユックリ手を置いた。
「あの、せめて理由を教えてください。僕等は何もしていないと思うのですが? 基底に反した事は何一──」
懇願し、頭を下げるもカウンターの女性は面倒臭いのか冷ややかな視線と共に溜息を漏らした。
「はあ、タツミ様。貴方は、ギルド内の秩序を壊しかねないのです。よって、今後ギルドの使用を禁じるようにと通達が来ているんです」
「秩序を!? それは、どーいった!」
「この世界は、はるか昔に魔法と言う概念は消え去ったと言われています。それを扱うとなると……失礼ですが、本当に人間ですか?」
(チクられた……のか?)
辰巳は、この時気がついた。面倒臭いのでは無く、人として見られていなかった。
異形であり脅威であり化物だと、社員や冒険者はみているのだ、と。
言い返す言葉と言うよりも、目の前の女性が作る表情が怖くて視線を伏せてから口の端を噛み締めた。
「なので、御引き取り下さい。ギルドメンバーの方から今日の報酬は全額タツミ様に譲渡するようにと言われているので出入口にてお受け取りください。加えて、彼等の心意気に感謝をしてください──では」と、最後を告げた瞬間、ガタイのいい筋骨隆々とした警備兵二人が辰巳の両肩を叩いた。
(ははっ。巫山戯んな。これじゃあ、まるで俺が犯罪者じゃねぇかよ。こんな世界を救う価値なんか、ねえだろ。堕天使に食い荒らされちまえばいいんだ)
こみ上げてくる怒りは、フツフツと血を滾らせ目には憤怒が色濃く宿る。
辰巳は、両肩に乗っかった手を振り払うと警備兵二人をさながら鷹の如く鋭い眼光で穿った。
「──触んな、俺達二人でこんな場所出てってやるよ」
ペンダントを引きちぎり、カウンターに鈍く激しい音と共に置き捨てた。そして、少女の手を掴むと、笑い声が奏でる陽気なマーチをくぐり抜け重たく冷たい鉄扉に手を翳す。
「よお、タツミ。なんだ、その、あの時はありがとうな?」
ギルドを出てすぐに、ゼクスは居た。態とらしく感謝の気持ちを伝えてくる事に腹立たしさを覚えて辰巳は睨む。
「ああ。俺も、お前のお陰で全てが台無しだ」
嫌味ったらしく悪意を込めて伝えると、キョトンとした表情を数秒作ってからゼクスは慌てた様子を浮かべた。
「は? え? 意味がわからねぇよ」
「分からない? 笑わせる。報酬も要らねぇから、ベッドで眠る親友に使ってやれ。じゃあな」
「お、おい! ちゃんと話せよ!」
ゼクスは、辰巳の肩をつかみ呼び止めたが振り払う。
「話してやるよ。食い扶持をお前のせいで失ったんだよ。約束を破りやがって」
冷たい風を巻き起こし、報酬の金貨が入った袋を握るゼクスの真横を通り過ぎた。
「マスター、いいの??」
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