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三章
謎の少女
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ドアを開ければ、暖かく、そしていい匂いが包み込む。いつもは後ろを歩くシシリが我先にと先陣を切りダイニングへと足を運んだ。
一言ぐらい、なにか言ってくれればいいものの既に辰巳のことは眼中に無いのだろう。遠のく小さい背中を目で追って、微笑ましく思っていた。
「『恋は盲目で、恋人たちは恋人が犯す小さな失敗が見えなくなる』とシェイクスピアは言ったが、シシリの場合は食事で盲目だな」
シシリは、食事を目の前にすれば些細な欠点なども気にせずに頬張り味わうはずだ。いつもは機械的な反応を見せるシシリ。だが、この時だけは人間らしい一端は、見ていて安心する。
「神が言っていた事もあってなのだろーがな……。神に近き者、か」
シシリの履き散らかした小さい靴を並べながら口を滑らせた。
「マスター、なにをしてる」
先に行ったはずの、シシリが引き返してきたらしく背に向けて問いかけた。
「何って、お前が履き散らかした──」
「ごめん。マスター」
「謝るなんて珍しいな」と後ろを振り返ると内股気味に佇むシシリが居た。
「まあ、次から気をつければいいさ。腹減ったな」
「わかった。うん、ペコペコ」
お腹を擦り空腹のアピールをするシシリ。辰巳は小さい頭に手を乗っけてダイニングへと向かった。そこには、朝食らしい軽いメニューが色とりどり置かれており、太陽の陽が射すのも相まって華やかに映えている。
「おかえりなさい、今飲み物注ぎますね!!」
キッチンから顔を覗かせたアルトリアは、慌ただしく洗い物をしながらも笑顔を絶やさない。よく出来た女性だと尊敬しつつも、人として見なかった帝都の住民には悪意を抱いた。
「シシリちゃん? 座っててください、今持っていきますから」
云々考えていると、シシリはいつの間にかキッチンに居るアルトリアと並列していた。
迷惑をかけているのかと、辰巳が注意をしようとした時シシリは首を左右に振るった。
「いい。私がコレやるから、アルトリア、すわてて」
「おやおや。シシリ様はアルトリア様に懐かれているようですな」
バルハは、ゆっくりと丁寧に落ち着いた声で、それこそ紳士らしく皿をアルトリアから受け取りながら言った。
皿と机が密着する時に奏でる、程よい高さの音が心地よく響く中での会話はとても落ち着く。
「そう、みたいですね。迷惑じゃなきゃいいんですがね」
軽く笑い、辰巳はバルハから皿を受け取り並べつつ会話を受け答えする。
「そんな事は無いですよ。昔はよく言っていたものです、妹が欲しいと。きっと、シシリ様を妹のような親しみの元で接しているのでしょう」
「そーゆーものなんですかねッ」
「ええ。そーいうものですよ」
人の暖かさは、警備員をやっていた時にも感じていた。暑い中ご苦労様ね、と飲み物をくれたりと他人の辰巳に対して赤の他人である通行人は良くしてくれていた事を思い出す。
だが、アルトリアを始めバルハの親切は日本でのソレを逸脱していた。と言うのも、ゼクスがチクリ、ギルドを追放された理由である魔法を使う、言わば驚異者にここまで振舞ってくれるのだ。
恩義を感じずには居られなかった。
「なんか、本当にありがとうございます」
一言に出来る限りの感謝を詰め込んだ。
バルハは、優しい瞳で写すと一言「ええ」と、静かに答えてくれた。
「じゃあ、頂きましょうか」と、席に皆がついたと同時にアルトリアが口にしたのは、皿を並べてから数分後になる。
各々の小皿にはサラダや、パンなどが盛られて甘い匂いが食欲をそそるものだろう。
新鮮な野菜が、シャキッ、シャキッッと歯応えを美味さとして味覚と触覚に与えていく中でアルトリアが言った。
「この先、タツミさんやシシリさんはどうするんですか?」
「そりゃあ、手柄を立てて──」
「しかし、タツミ様。貴方様はギルドを追放になったんですよね?ならば、口を挟んで申し訳ないですが難しいかと……。観測や観察するもの、証人などが居なくては」
「そう、だよな」
フォークを持った片手が宙で止まり、何かないかと考えるが、一向に見つからない。
本来ならば、ここで帝国がレジスタンスに襲われて手柄を立てるのが嘗ての王に使える騎士。とか、色々なフラグが立つのだろうがその気配すらない。
「それもそのはずだろ。どの村や街も帝国に心酔してる故の現状だ」
「タツミさん?」
「ん? いや、何でもない、気にしないでくれ」
そんな時だった。
短く数回、ドアをノックする音が響く。四人が互いの顔を伺いバルハが先に頷いた。
「でわ、私が見に行きましょう」
「いや俺も行くよ」
「それは助かります。もし、恨みを未だに持った民ならば私など一瞬でなぶり殺されてしまいますからな」
冗談交じりにバルハは、言うがリアルすぎて怖い。辰巳は、引き攣った笑みを浮かべてどうにか聞き流す。
───────────────────────
ドアの前に立ち、異様な緊張感と威圧感を感じる辰巳。この先に、若しかしたら武器を持っている民が。それ以上に恐れているのは堕天使の襲来だ。
生唾を飲み込み、バルハを背にドアへと手を伸ばす。
「す、すいません……み、水を恵んでくださいませんか」
「女性……?」
加えて、掠れ震えた声。相当弱っているように聞こえた辰巳は一度バルハの顔を伺って確認してからドアを開けた。
「よかっ……た」
その言葉を最後に少女は気を失った。
「だ、大丈夫か!?」
フードが取れて露わになった顔は土埃で汚れ酷くやつれている。息も荒く、眉間にシワを寄せてとても苦しそうだ。加えて、もたれた体にはとても軽く何日も食事をしていない事が考えられる。
辰巳の声に、バタバタと走ってきたのは、憂いた様子で見つめるアルトリア。
アルトリアとバルハは、然も以心伝心しているかの様子。
「分かったわ。まず、彼女を寝かせてあげなきゃいけないわよね」
「私も手伝います、アルトリア様」
「俺は、この子を連れていくよ」
「──でわ、タツミ様。御客人である、貴方様に労力を強いるのは場違いかと思いますがお願いします」
二階に運ぶ間も何故かシシリは姿を表さず、その事に気がついたのは事を終えて、ホッと短い息と共に安堵を浮かべた時だった。
バルハとアルトリアは、タオルを額に乗せたり色々しているようだが辰巳の出番は無いようだ。
「あとは、二人に任せて下に降りようか」
静かにドアを開けて下に降りると、階段のすぐ側にシシリが居た。
声をかけようとしたその時、辰巳は腕を強い力で引っ張られ壁に追いやられる。所謂、壁ドンを今まさにされたのだ。キョトンと拍子抜けた表情を辰巳が浮かべるとシシリは、間抜けな顔を瞳に写して言った。
「彼女は、危険。早く追い出して……」
一言ぐらい、なにか言ってくれればいいものの既に辰巳のことは眼中に無いのだろう。遠のく小さい背中を目で追って、微笑ましく思っていた。
「『恋は盲目で、恋人たちは恋人が犯す小さな失敗が見えなくなる』とシェイクスピアは言ったが、シシリの場合は食事で盲目だな」
シシリは、食事を目の前にすれば些細な欠点なども気にせずに頬張り味わうはずだ。いつもは機械的な反応を見せるシシリ。だが、この時だけは人間らしい一端は、見ていて安心する。
「神が言っていた事もあってなのだろーがな……。神に近き者、か」
シシリの履き散らかした小さい靴を並べながら口を滑らせた。
「マスター、なにをしてる」
先に行ったはずの、シシリが引き返してきたらしく背に向けて問いかけた。
「何って、お前が履き散らかした──」
「ごめん。マスター」
「謝るなんて珍しいな」と後ろを振り返ると内股気味に佇むシシリが居た。
「まあ、次から気をつければいいさ。腹減ったな」
「わかった。うん、ペコペコ」
お腹を擦り空腹のアピールをするシシリ。辰巳は小さい頭に手を乗っけてダイニングへと向かった。そこには、朝食らしい軽いメニューが色とりどり置かれており、太陽の陽が射すのも相まって華やかに映えている。
「おかえりなさい、今飲み物注ぎますね!!」
キッチンから顔を覗かせたアルトリアは、慌ただしく洗い物をしながらも笑顔を絶やさない。よく出来た女性だと尊敬しつつも、人として見なかった帝都の住民には悪意を抱いた。
「シシリちゃん? 座っててください、今持っていきますから」
云々考えていると、シシリはいつの間にかキッチンに居るアルトリアと並列していた。
迷惑をかけているのかと、辰巳が注意をしようとした時シシリは首を左右に振るった。
「いい。私がコレやるから、アルトリア、すわてて」
「おやおや。シシリ様はアルトリア様に懐かれているようですな」
バルハは、ゆっくりと丁寧に落ち着いた声で、それこそ紳士らしく皿をアルトリアから受け取りながら言った。
皿と机が密着する時に奏でる、程よい高さの音が心地よく響く中での会話はとても落ち着く。
「そう、みたいですね。迷惑じゃなきゃいいんですがね」
軽く笑い、辰巳はバルハから皿を受け取り並べつつ会話を受け答えする。
「そんな事は無いですよ。昔はよく言っていたものです、妹が欲しいと。きっと、シシリ様を妹のような親しみの元で接しているのでしょう」
「そーゆーものなんですかねッ」
「ええ。そーいうものですよ」
人の暖かさは、警備員をやっていた時にも感じていた。暑い中ご苦労様ね、と飲み物をくれたりと他人の辰巳に対して赤の他人である通行人は良くしてくれていた事を思い出す。
だが、アルトリアを始めバルハの親切は日本でのソレを逸脱していた。と言うのも、ゼクスがチクリ、ギルドを追放された理由である魔法を使う、言わば驚異者にここまで振舞ってくれるのだ。
恩義を感じずには居られなかった。
「なんか、本当にありがとうございます」
一言に出来る限りの感謝を詰め込んだ。
バルハは、優しい瞳で写すと一言「ええ」と、静かに答えてくれた。
「じゃあ、頂きましょうか」と、席に皆がついたと同時にアルトリアが口にしたのは、皿を並べてから数分後になる。
各々の小皿にはサラダや、パンなどが盛られて甘い匂いが食欲をそそるものだろう。
新鮮な野菜が、シャキッ、シャキッッと歯応えを美味さとして味覚と触覚に与えていく中でアルトリアが言った。
「この先、タツミさんやシシリさんはどうするんですか?」
「そりゃあ、手柄を立てて──」
「しかし、タツミ様。貴方様はギルドを追放になったんですよね?ならば、口を挟んで申し訳ないですが難しいかと……。観測や観察するもの、証人などが居なくては」
「そう、だよな」
フォークを持った片手が宙で止まり、何かないかと考えるが、一向に見つからない。
本来ならば、ここで帝国がレジスタンスに襲われて手柄を立てるのが嘗ての王に使える騎士。とか、色々なフラグが立つのだろうがその気配すらない。
「それもそのはずだろ。どの村や街も帝国に心酔してる故の現状だ」
「タツミさん?」
「ん? いや、何でもない、気にしないでくれ」
そんな時だった。
短く数回、ドアをノックする音が響く。四人が互いの顔を伺いバルハが先に頷いた。
「でわ、私が見に行きましょう」
「いや俺も行くよ」
「それは助かります。もし、恨みを未だに持った民ならば私など一瞬でなぶり殺されてしまいますからな」
冗談交じりにバルハは、言うがリアルすぎて怖い。辰巳は、引き攣った笑みを浮かべてどうにか聞き流す。
───────────────────────
ドアの前に立ち、異様な緊張感と威圧感を感じる辰巳。この先に、若しかしたら武器を持っている民が。それ以上に恐れているのは堕天使の襲来だ。
生唾を飲み込み、バルハを背にドアへと手を伸ばす。
「す、すいません……み、水を恵んでくださいませんか」
「女性……?」
加えて、掠れ震えた声。相当弱っているように聞こえた辰巳は一度バルハの顔を伺って確認してからドアを開けた。
「よかっ……た」
その言葉を最後に少女は気を失った。
「だ、大丈夫か!?」
フードが取れて露わになった顔は土埃で汚れ酷くやつれている。息も荒く、眉間にシワを寄せてとても苦しそうだ。加えて、もたれた体にはとても軽く何日も食事をしていない事が考えられる。
辰巳の声に、バタバタと走ってきたのは、憂いた様子で見つめるアルトリア。
アルトリアとバルハは、然も以心伝心しているかの様子。
「分かったわ。まず、彼女を寝かせてあげなきゃいけないわよね」
「私も手伝います、アルトリア様」
「俺は、この子を連れていくよ」
「──でわ、タツミ様。御客人である、貴方様に労力を強いるのは場違いかと思いますがお願いします」
二階に運ぶ間も何故かシシリは姿を表さず、その事に気がついたのは事を終えて、ホッと短い息と共に安堵を浮かべた時だった。
バルハとアルトリアは、タオルを額に乗せたり色々しているようだが辰巳の出番は無いようだ。
「あとは、二人に任せて下に降りようか」
静かにドアを開けて下に降りると、階段のすぐ側にシシリが居た。
声をかけようとしたその時、辰巳は腕を強い力で引っ張られ壁に追いやられる。所謂、壁ドンを今まさにされたのだ。キョトンと拍子抜けた表情を辰巳が浮かべるとシシリは、間抜けな顔を瞳に写して言った。
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