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十章 ふーちゃんとまーちゃんの婚約
35.気付かれていた恋心
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手の平返しが早いのも貴族の特徴だ。
ディッペル家とシュタール家の間でまーちゃんとオリヴァー殿の婚約が決まろうとしているとなると、貴族たちの態度が明らかに変わった。
「シュタール家は辺境伯領になくてはならない家ですからね」
「王家の覚えもめでたく、王家と繋がりの深いディッペル公爵家と縁を結ぶなど、さすがはシュタール家です」
「辺境伯領には公爵家から二人も御令嬢が嫁いで来られて、安泰ですね」
さっきまでシュタール家に陰口を叩いていた口がよく言うものだとわたくしも呆れてしまう。
それを顔に出さずにいるのも貴族の淑女としての嗜みだ。
「オリヴァー殿、ユリアーナのお誕生日のお茶会にはぜひいらしてください」
「招待していただけるなら、喜んで参ります」
「ユリアーナはマリア嬢とも仲がいいのです。マリア嬢とオリヴァー殿が婚約されると聞いたらきっと喜ぶと思います」
ハインリヒ殿下からもノルベルト殿下からも、ユリアーナ殿下のお誕生日のお茶会への正体を受けているオリヴァー殿。辺境伯領の貴族は中央のパーティーにはほとんど参加しないというか、招待されないので、オリヴァー殿の立場は他の貴族たちにとっては喉から手が出るほど欲しいものだろう。
欲しいものを持っているものを妬み、蹴落とそうとする習性が貴族というものにはあるから、オリヴァー殿はこれからも大変かもしれないが、ディッペル家が後ろ盾についたという事実は大きいだろう。
ディッペル家はこの国でたった二つの公爵家のうちの一つで、古くから王家を支え、王族が臣籍降下したこともある、王家と繋がりの深い家だ。それだけでなく、父は国王陛下の学生時代の学友で、今も親友であるという仲のよさで、私的な場面では国王陛下は父を名前で呼ぶ。
国王陛下の別荘にディッペル家の一家を呼んで、一緒に過ごすなど、国王陛下の一家とわたくしたちディッペル家の一家はとても仲がよい。何よりも、クリスタちゃんは王太子であるハインリヒ殿下の婚約者なのだ。
そんなディッペル家の長女であるわたくしが辺境伯家に嫁ぐことが決まっていて、三女であるまーちゃんがシュタール家のオリヴァー殿と婚約を決めた。
シュタール家には王家とディッペル家と辺境伯家が後ろについたのと同じなのである。
シュタール家を蹴り落とそうとしても、陥れようとしても無駄であるし、それくらいならばシュタール家に取り入って少しでも利益を得ようと考えるのが辺境伯領の他の貴族たちだ。
ユリアーナ殿下の暗殺を企てた嫌疑をかけられていたシュタール家は、今や輝かしい後ろ盾を持つ家になりつつあった。
「マリア、よかったですね」
子ども部屋でまーちゃんが流した涙を思えば、わたくしはこういう結末になって本当によかったと思わずにはいられない。
――わたくし、すきでおさないのではありません。わたくしだって、あのかたとおなじとしにうまれたかった。でも、わたくしがうまれたときには、あのかたはずっととしうえだった。それはわたくしがわるいのですか?
泣きながらまーちゃんが口にした言葉はわたくしの胸に深く刺さっていた。
あれは幼い頃にわたくしがずっと思っていたことだった。
エクムント様のことが好きだったのに、わたくしとエクムント様は年が離れすぎていた。エクムント様との恋を叶えたいと思うのに、年齢という壁がわたくしを阻んでいた。
壊血病の予防策をカサンドラ様に提案した結果として、わたくしはエクムント様との婚約をすることができたが、今回の事件がなければまーちゃんはオリヴァー殿の婚約者にはなれなかったのではないだろうか。
それを考えると、今回の事件もシュタール家には気の毒だったが、まーちゃんにとってはチャンスだったと言える。
そのチャンスをしっかりと掴んだからこそ、まーちゃんはオリヴァー殿と婚約を果たせそうになっている。
エクムント様のお誕生日の晩餐会が終わって部屋に戻ると、部屋にはエクムント様から軽食が届けられていた。
昼食会でも晩餐会でもほとんど何も食べられないままお皿を下げられてしまっただけでなく、今日はまーちゃんのことがあったので、お茶会でもほぼ何も口にしていない。朝食以来飲み物くらいしか口にしていないわたくしはお腹がぺこぺこだった。クリスタちゃんがお風呂に入っている間にわたくしはありがたくそれを食べた。
軽食を食べ終わると少し休んでからわたくしもお風呂に入る。
シュタール家に嫌疑がかけられてから、怒涛のような日々だったが、ようやく落ち着いて眠れそうだ。
歯磨きも終えて髪を乾かして布団に入ると、わたくしはすぐに眠ってしまった。
辺境伯領から帰るときには、エクムント様とカサンドラ様だけでなく、オリヴァー殿とそのお父様も見送りに来てくださっていた。
「エリザベート嬢、今回はお騒がせしました」
「いいえ、シュタール家の嫌疑が無事に解けてよかったです」
「マリア嬢の決断には驚かされました」
「マリアがあんな風に大人のように喋れるとは知りませんでした。わたくしが知らない間にマリアも成長したのですね」
しみじみしていると、オリヴァー殿のお父様が両親に頭を下げていた。
「マリア様とオリヴァーのこと、どうかよろしくお願いします」
「国王陛下にはお手紙を送りました。きっとお許しくださることでしょう」
「わたくしの子どもたちは、早くに婚約を決めてしまって、親としては複雑ですが、シュタール家と縁を持てるのはディッペル家にとってよいことだと思っております」
「エリザベートも辺境伯に嫁ぎますから、妹のマリアが辺境伯家を支えるシュタール家に嫁ぐのは心強いことです」
わたくしのこともあったので、両親はまーちゃんの早すぎる婚約を決断したに違いない。
両親にどれだけわたくしは愛されているのか、実感した瞬間でもあった。
「マリア、オリヴァー殿のことは、公の場ではきちんと『オリヴァー殿』と呼ぶのだよ?」
「はい、お父様」
「エリザベートも小さい頃エクムント殿のことを、『エクムント様』と呼んでいましたね」
「お母様、気付いていたのですか!?」
「エリザベートお姉様、本当ですか!?」
母の口から出た言葉にわたくしは慌てふためいてしまう。
馬車に乗って、馬車が動き出してから、父がまずまーちゃんに注意して、母がわたくしのことを口にした。
隠してはいたつもりだが、まーちゃんのようにわたくしもエクムント様への気持ちが駄々漏れだったのかもしれない。
幼い頃はクリスタちゃん以外には内緒だと思っていたことも、まーちゃんを見ていると、全て両親に筒抜けだったのかもしれないと思うと恥ずかしさで両手で顔を覆ってしまう。
こういうのを黒歴史というのではないだろうか。
エクムント様と婚約できたからいいものの、そうでなかったらわたくしはこの恥ずかしさを一生抱えて生きていかねばならなかった。
「マリアの婚約は、いつ発表されるのでしょう?」
「公爵家の娘の婚約ですから、国王陛下の前でお披露目となるでしょうね」
「婚約式を国王陛下の前で行うことになるだろう」
ふーちゃんの問いかけに両親が答えている。
まーちゃんの婚約は国王陛下の前でお披露目となると、国王陛下の生誕の式典が一番近いのではないだろうか。
「国王陛下の生誕の式典になりますか?」
「国王陛下の生誕の式典のお茶会でのお披露目になるかもしれないね」
「それまでにわたくしのドレスが用意できますか?」
わたくしが国王陛下の生誕の式典のことを口にすれば、父もそうなるかもしれないと答えている。それに対して、まーちゃんが気にしているのはドレスのことだった。
婚約式は普通は一生に一度しかない大事な催しだ。
まーちゃんが最高のドレスで臨みたいというのも分かる。
「真っ白なドレスを準備しましょうね」
「白薔薇の花冠も準備しよう」
準備の手はずを考える両親に、まーちゃんが可愛らしく手を上げて発言する。
「はい! お姉様のお譲りの花冠がありませんか?」
「マリア、お譲りでいいのかい?」
「お姉様たちは婚約してとても幸せそうです。わたくしもお姉様たちのように幸福な婚約をしたいのです」
ドレスはサイズが違い過ぎてお譲りができないが、花冠ならばサイズを合わせれば使うことができるだろう。
「マリア、わたくしが使った白薔薇の花冠を使いますか?」
「エリザベートお姉様、お願いいたします」
まーちゃんにならば、わたくしは婚約式で使った白薔薇の花冠を譲ってもいいと思っていた。
ディッペル家とシュタール家の間でまーちゃんとオリヴァー殿の婚約が決まろうとしているとなると、貴族たちの態度が明らかに変わった。
「シュタール家は辺境伯領になくてはならない家ですからね」
「王家の覚えもめでたく、王家と繋がりの深いディッペル公爵家と縁を結ぶなど、さすがはシュタール家です」
「辺境伯領には公爵家から二人も御令嬢が嫁いで来られて、安泰ですね」
さっきまでシュタール家に陰口を叩いていた口がよく言うものだとわたくしも呆れてしまう。
それを顔に出さずにいるのも貴族の淑女としての嗜みだ。
「オリヴァー殿、ユリアーナのお誕生日のお茶会にはぜひいらしてください」
「招待していただけるなら、喜んで参ります」
「ユリアーナはマリア嬢とも仲がいいのです。マリア嬢とオリヴァー殿が婚約されると聞いたらきっと喜ぶと思います」
ハインリヒ殿下からもノルベルト殿下からも、ユリアーナ殿下のお誕生日のお茶会への正体を受けているオリヴァー殿。辺境伯領の貴族は中央のパーティーにはほとんど参加しないというか、招待されないので、オリヴァー殿の立場は他の貴族たちにとっては喉から手が出るほど欲しいものだろう。
欲しいものを持っているものを妬み、蹴落とそうとする習性が貴族というものにはあるから、オリヴァー殿はこれからも大変かもしれないが、ディッペル家が後ろ盾についたという事実は大きいだろう。
ディッペル家はこの国でたった二つの公爵家のうちの一つで、古くから王家を支え、王族が臣籍降下したこともある、王家と繋がりの深い家だ。それだけでなく、父は国王陛下の学生時代の学友で、今も親友であるという仲のよさで、私的な場面では国王陛下は父を名前で呼ぶ。
国王陛下の別荘にディッペル家の一家を呼んで、一緒に過ごすなど、国王陛下の一家とわたくしたちディッペル家の一家はとても仲がよい。何よりも、クリスタちゃんは王太子であるハインリヒ殿下の婚約者なのだ。
そんなディッペル家の長女であるわたくしが辺境伯家に嫁ぐことが決まっていて、三女であるまーちゃんがシュタール家のオリヴァー殿と婚約を決めた。
シュタール家には王家とディッペル家と辺境伯家が後ろについたのと同じなのである。
シュタール家を蹴り落とそうとしても、陥れようとしても無駄であるし、それくらいならばシュタール家に取り入って少しでも利益を得ようと考えるのが辺境伯領の他の貴族たちだ。
ユリアーナ殿下の暗殺を企てた嫌疑をかけられていたシュタール家は、今や輝かしい後ろ盾を持つ家になりつつあった。
「マリア、よかったですね」
子ども部屋でまーちゃんが流した涙を思えば、わたくしはこういう結末になって本当によかったと思わずにはいられない。
――わたくし、すきでおさないのではありません。わたくしだって、あのかたとおなじとしにうまれたかった。でも、わたくしがうまれたときには、あのかたはずっととしうえだった。それはわたくしがわるいのですか?
泣きながらまーちゃんが口にした言葉はわたくしの胸に深く刺さっていた。
あれは幼い頃にわたくしがずっと思っていたことだった。
エクムント様のことが好きだったのに、わたくしとエクムント様は年が離れすぎていた。エクムント様との恋を叶えたいと思うのに、年齢という壁がわたくしを阻んでいた。
壊血病の予防策をカサンドラ様に提案した結果として、わたくしはエクムント様との婚約をすることができたが、今回の事件がなければまーちゃんはオリヴァー殿の婚約者にはなれなかったのではないだろうか。
それを考えると、今回の事件もシュタール家には気の毒だったが、まーちゃんにとってはチャンスだったと言える。
そのチャンスをしっかりと掴んだからこそ、まーちゃんはオリヴァー殿と婚約を果たせそうになっている。
エクムント様のお誕生日の晩餐会が終わって部屋に戻ると、部屋にはエクムント様から軽食が届けられていた。
昼食会でも晩餐会でもほとんど何も食べられないままお皿を下げられてしまっただけでなく、今日はまーちゃんのことがあったので、お茶会でもほぼ何も口にしていない。朝食以来飲み物くらいしか口にしていないわたくしはお腹がぺこぺこだった。クリスタちゃんがお風呂に入っている間にわたくしはありがたくそれを食べた。
軽食を食べ終わると少し休んでからわたくしもお風呂に入る。
シュタール家に嫌疑がかけられてから、怒涛のような日々だったが、ようやく落ち着いて眠れそうだ。
歯磨きも終えて髪を乾かして布団に入ると、わたくしはすぐに眠ってしまった。
辺境伯領から帰るときには、エクムント様とカサンドラ様だけでなく、オリヴァー殿とそのお父様も見送りに来てくださっていた。
「エリザベート嬢、今回はお騒がせしました」
「いいえ、シュタール家の嫌疑が無事に解けてよかったです」
「マリア嬢の決断には驚かされました」
「マリアがあんな風に大人のように喋れるとは知りませんでした。わたくしが知らない間にマリアも成長したのですね」
しみじみしていると、オリヴァー殿のお父様が両親に頭を下げていた。
「マリア様とオリヴァーのこと、どうかよろしくお願いします」
「国王陛下にはお手紙を送りました。きっとお許しくださることでしょう」
「わたくしの子どもたちは、早くに婚約を決めてしまって、親としては複雑ですが、シュタール家と縁を持てるのはディッペル家にとってよいことだと思っております」
「エリザベートも辺境伯に嫁ぎますから、妹のマリアが辺境伯家を支えるシュタール家に嫁ぐのは心強いことです」
わたくしのこともあったので、両親はまーちゃんの早すぎる婚約を決断したに違いない。
両親にどれだけわたくしは愛されているのか、実感した瞬間でもあった。
「マリア、オリヴァー殿のことは、公の場ではきちんと『オリヴァー殿』と呼ぶのだよ?」
「はい、お父様」
「エリザベートも小さい頃エクムント殿のことを、『エクムント様』と呼んでいましたね」
「お母様、気付いていたのですか!?」
「エリザベートお姉様、本当ですか!?」
母の口から出た言葉にわたくしは慌てふためいてしまう。
馬車に乗って、馬車が動き出してから、父がまずまーちゃんに注意して、母がわたくしのことを口にした。
隠してはいたつもりだが、まーちゃんのようにわたくしもエクムント様への気持ちが駄々漏れだったのかもしれない。
幼い頃はクリスタちゃん以外には内緒だと思っていたことも、まーちゃんを見ていると、全て両親に筒抜けだったのかもしれないと思うと恥ずかしさで両手で顔を覆ってしまう。
こういうのを黒歴史というのではないだろうか。
エクムント様と婚約できたからいいものの、そうでなかったらわたくしはこの恥ずかしさを一生抱えて生きていかねばならなかった。
「マリアの婚約は、いつ発表されるのでしょう?」
「公爵家の娘の婚約ですから、国王陛下の前でお披露目となるでしょうね」
「婚約式を国王陛下の前で行うことになるだろう」
ふーちゃんの問いかけに両親が答えている。
まーちゃんの婚約は国王陛下の前でお披露目となると、国王陛下の生誕の式典が一番近いのではないだろうか。
「国王陛下の生誕の式典になりますか?」
「国王陛下の生誕の式典のお茶会でのお披露目になるかもしれないね」
「それまでにわたくしのドレスが用意できますか?」
わたくしが国王陛下の生誕の式典のことを口にすれば、父もそうなるかもしれないと答えている。それに対して、まーちゃんが気にしているのはドレスのことだった。
婚約式は普通は一生に一度しかない大事な催しだ。
まーちゃんが最高のドレスで臨みたいというのも分かる。
「真っ白なドレスを準備しましょうね」
「白薔薇の花冠も準備しよう」
準備の手はずを考える両親に、まーちゃんが可愛らしく手を上げて発言する。
「はい! お姉様のお譲りの花冠がありませんか?」
「マリア、お譲りでいいのかい?」
「お姉様たちは婚約してとても幸せそうです。わたくしもお姉様たちのように幸福な婚約をしたいのです」
ドレスはサイズが違い過ぎてお譲りができないが、花冠ならばサイズを合わせれば使うことができるだろう。
「マリア、わたくしが使った白薔薇の花冠を使いますか?」
「エリザベートお姉様、お願いいたします」
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