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抱いて欲しいと言えなくて 〜あい〜
ほしのかずほどおとこはあれど 3
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他人には観察的な視点でしか興味のないヘイミッシュと違って、スコットは友達付き合いも良いし、仲間に好かれている。結婚祝いの飲み会が開かれて、そこにヘイミッシュも招かれたのには、少し驚いた。
独身最後の夜を男友達だけで祝うバチェラーパーティーのように、男は男同士、配偶者を排除して伸び伸びと楽しみたいという心理があるだろうに、スコットは当然ヘイミッシュも同席するものだと思っていたようで、「私がいると邪魔じゃない?」と苦笑したヘイミッシュに真剣な表情で首を振った。
「君と僕のお祝いなんだから、僕の隣りには君がいてくれないと」
愛おしさにそのままスコットを押し倒したい気分になったが、必死に理性で押し留め、日付を確認するとヘイミッシュは学会の入っている日だった。
「遅れるかもしれないけど、必ず行くわ」
「気を付けてね」
約束をした数日後の夕暮れ、ヘイミッシュは学会のあった場所からバーまでの道を車で飛ばしていた。何度も学会の途中で携帯電話がバイブしていたが、取ることができずに、終わってから確認したら、参加した知人からの連絡で、お祝いの席で数名、倒れたものが出たという。どうやら、パーティー会場のフルーツパンチに薬物が混入されていたらしい。その騒ぎの間に、スコットの姿も見えなくなったというのだ。
ヘイミッシュの専攻は犯罪心理学で、その研究の一環として警察組織などとも繋がりがある。すぐに知り合いの警察官や捜査官に連絡して、スコットの携帯のGPSから如何わしい安ホテルの場所を突き止めた。
ドアを蹴り破って中に入ると、以前スコットにしつこく言い寄っていた同級生が彼の腰に跨り、無理矢理に体を繋げているのが見える。
「彼にもたっぷり注いでるんでしょ? 少しくらい、僕にも分けてよ」
「いやだ……ヘイミッシュ……たすけて……」
全く乗り気でないどころか、スコットは誠実にもヘイミッシュに助けを求めている。浮気を疑う余地もないスコットの行動には愛しさが、名も知らぬ同級生には怒りの感情しかない。
「あなたには、一滴だって分けてあげないわよ!」
横に大きく薙いだ脚で同級生を蹴り落とし、同級生のことは突入してきた警察官に任せて、ヘイミッシュは素早くスコットの拘束を外した。白い肌に革のベルトが擦れて赤く痕が残るほど、スコットは抵抗したようで、その痛々しさに抱き締めてジャケットをかけると、ヘイミッシュの胸に縋り付いて啜り泣く。
「ごめん……僕は……」
「怖かったでしょう。嫌なことをさせられて。すぐに助けに来られなくてごめんなさい」
「薬を使えば、良かったのに……僕は君を……」
「スコット? まだ薬とアルコールでどうかしてるの?」
言われてみればスコットの下半身は、本人が「不能」と言ったのに反して反応しているが、それは薬を使われて無理矢理でのことだ。そんなことをヘイミッシュは望んではいない。
「あなたが嫌なことはしなくていいのよ。私たち、お互いにこんなに愛し合ってるんですもの……そりゃ、ちょっとは、私だって男だから、我慢ができなくなりそうなときもあるけど、性行為だけが結婚じゃないし、愛でもない。だから、良いのよ」
優しい緑の目を覗き込んで言えば、スコットは金色の睫毛を伏せた。
「嘘を、吐いてたんだ……」
申し訳なさそうに震えるスコットは、あられもない姿で、温度管理がされたホテルとは言え、風邪を引いてしまう。それに、大事な話をするのならば、落ち着いた場所の方が好ましい。
「家に帰りましょう。私たちの家に。話はそれからでいいわ」
連れて帰ったスコットがアルコールと薬の影響でバスルームで倒れるようなことがないように、理性的でいられるように服を着たままシャワーの手伝いをして、髪も洗ってしまうと、ようやく緊張が解けたようでスコットがため息をつく。その様子にヘイミッシュも安心して、スコットの額にキスを落とした。
「無事で良かった……あなたがお祝いの席から消えたって聞いたときには、心臓が止まるかと思ったわ」
「ごめん……」
「あなたが謝ることなんて何もないのよ。あなたは被害者なの。本当に無事で良かった、私の大事なスコット」
愛していると囁けば、スコットは言いにくそうにヘイミッシュに告げた。
「もう、嘘は吐けないよ……僕は、君に抱かれたい」
天使のラッパが祝福の音色を奏でた気がした。
スコットはヘイミッシュに抱かれたくて、ヘイミッシュはスコットを抱きたかった。二人の需要と供給はまさに合致していたのに、お互いに相手が逆なのではないかと思い込んでしまっていただけなのだ。
もっと早くに素直に打ち明けていれば良かったという思いと、今からでも全然遅くないという喜びがヘイミッシュの体を駆け巡る。
その夜に、ヘイミッシュとスコットは初めて体を繋げた。我慢していた分余裕がなくて、容赦なく抱いてしまったが、意識を飛ばしたスコットは幸せそうにすやすやと眠っていた。体を拭いている間も、シーツを替えている間も、ヘイミッシュはひたすらに幸せだった。
全部の後始末を終えて改めてベッドに滑り込むと、ヘイミッシュの体は冷えていて、小さくくしゃみをしてしまう。起こしたのかと身動ぐスコットに申し訳なく思ったが、眠ったままで彼はヘイミッシュを引き寄せて、布団で包んでしっかりと胸に抱いてくれた。
「あぁ……もう、大好きよ」
眠っていてすら、スコットはヘイミッシュを大事にしてくれる。
彼とならば幸せになれる。
幼い頃からの夢は、確信に変わった。
翌日、スコットはヘイミッシュの両親に会いに行ってくれた。幼い頃から何度も会ってはいるが、スコットの方からヘイミッシュの両親に話があるというので、ヘイミッシュの両親も夕食を準備して屋敷で待っていてくれた。
優雅に給仕のサーヴしてくれる夕食会の後で、チョコレートを摘みながら紅茶を飲み、リラックスした雰囲気になったところで、スコットはいつになく真剣な表情になる。
「大学を出たら、僕は現場仕事ではなく事務仕事に就て、ヘイミッシュの赤ん坊を産みます」
本家のヘイミッシュと遠縁のスコット。どちらが子どもを産むべきか、世間体からすれば分かりきっていることで、緊張した面持ちのスコットにヘイミッシュの両親は身を乗り出して拝むような姿になる。
「ありがとう、ヘイミッシュがこんなだから」
「良かったわ。ヘイミッシュに母親なんて絶対に無理ですもの。スコット、ヘイミッシュの我儘に付き合ってくれてありがとう」
子どもは期待しないで欲しいと前に言ったせいか、ヘイミッシュが子どもを産むのを絶対に嫌がったために心優しいスコットがそれを引き受けたと両親は解釈したらしい。
「こんな英断ができるなんて、本当にヘイミッシュは良いお婿さんをもらった」
「私の自慢の旦那様よ?」
「少しはお前も妥協という言葉を知りなさい」
両親に説教をされるヘイミッシュはケロリとしていたが、スコットの方は相当拍子抜けしたようだった。
「良かった……ご両親に認めてもらえて」
「当然よ。だって、あなたは私の運命の相手だもの」
二人の甘い結婚生活は始まったばかり。
独身最後の夜を男友達だけで祝うバチェラーパーティーのように、男は男同士、配偶者を排除して伸び伸びと楽しみたいという心理があるだろうに、スコットは当然ヘイミッシュも同席するものだと思っていたようで、「私がいると邪魔じゃない?」と苦笑したヘイミッシュに真剣な表情で首を振った。
「君と僕のお祝いなんだから、僕の隣りには君がいてくれないと」
愛おしさにそのままスコットを押し倒したい気分になったが、必死に理性で押し留め、日付を確認するとヘイミッシュは学会の入っている日だった。
「遅れるかもしれないけど、必ず行くわ」
「気を付けてね」
約束をした数日後の夕暮れ、ヘイミッシュは学会のあった場所からバーまでの道を車で飛ばしていた。何度も学会の途中で携帯電話がバイブしていたが、取ることができずに、終わってから確認したら、参加した知人からの連絡で、お祝いの席で数名、倒れたものが出たという。どうやら、パーティー会場のフルーツパンチに薬物が混入されていたらしい。その騒ぎの間に、スコットの姿も見えなくなったというのだ。
ヘイミッシュの専攻は犯罪心理学で、その研究の一環として警察組織などとも繋がりがある。すぐに知り合いの警察官や捜査官に連絡して、スコットの携帯のGPSから如何わしい安ホテルの場所を突き止めた。
ドアを蹴り破って中に入ると、以前スコットにしつこく言い寄っていた同級生が彼の腰に跨り、無理矢理に体を繋げているのが見える。
「彼にもたっぷり注いでるんでしょ? 少しくらい、僕にも分けてよ」
「いやだ……ヘイミッシュ……たすけて……」
全く乗り気でないどころか、スコットは誠実にもヘイミッシュに助けを求めている。浮気を疑う余地もないスコットの行動には愛しさが、名も知らぬ同級生には怒りの感情しかない。
「あなたには、一滴だって分けてあげないわよ!」
横に大きく薙いだ脚で同級生を蹴り落とし、同級生のことは突入してきた警察官に任せて、ヘイミッシュは素早くスコットの拘束を外した。白い肌に革のベルトが擦れて赤く痕が残るほど、スコットは抵抗したようで、その痛々しさに抱き締めてジャケットをかけると、ヘイミッシュの胸に縋り付いて啜り泣く。
「ごめん……僕は……」
「怖かったでしょう。嫌なことをさせられて。すぐに助けに来られなくてごめんなさい」
「薬を使えば、良かったのに……僕は君を……」
「スコット? まだ薬とアルコールでどうかしてるの?」
言われてみればスコットの下半身は、本人が「不能」と言ったのに反して反応しているが、それは薬を使われて無理矢理でのことだ。そんなことをヘイミッシュは望んではいない。
「あなたが嫌なことはしなくていいのよ。私たち、お互いにこんなに愛し合ってるんですもの……そりゃ、ちょっとは、私だって男だから、我慢ができなくなりそうなときもあるけど、性行為だけが結婚じゃないし、愛でもない。だから、良いのよ」
優しい緑の目を覗き込んで言えば、スコットは金色の睫毛を伏せた。
「嘘を、吐いてたんだ……」
申し訳なさそうに震えるスコットは、あられもない姿で、温度管理がされたホテルとは言え、風邪を引いてしまう。それに、大事な話をするのならば、落ち着いた場所の方が好ましい。
「家に帰りましょう。私たちの家に。話はそれからでいいわ」
連れて帰ったスコットがアルコールと薬の影響でバスルームで倒れるようなことがないように、理性的でいられるように服を着たままシャワーの手伝いをして、髪も洗ってしまうと、ようやく緊張が解けたようでスコットがため息をつく。その様子にヘイミッシュも安心して、スコットの額にキスを落とした。
「無事で良かった……あなたがお祝いの席から消えたって聞いたときには、心臓が止まるかと思ったわ」
「ごめん……」
「あなたが謝ることなんて何もないのよ。あなたは被害者なの。本当に無事で良かった、私の大事なスコット」
愛していると囁けば、スコットは言いにくそうにヘイミッシュに告げた。
「もう、嘘は吐けないよ……僕は、君に抱かれたい」
天使のラッパが祝福の音色を奏でた気がした。
スコットはヘイミッシュに抱かれたくて、ヘイミッシュはスコットを抱きたかった。二人の需要と供給はまさに合致していたのに、お互いに相手が逆なのではないかと思い込んでしまっていただけなのだ。
もっと早くに素直に打ち明けていれば良かったという思いと、今からでも全然遅くないという喜びがヘイミッシュの体を駆け巡る。
その夜に、ヘイミッシュとスコットは初めて体を繋げた。我慢していた分余裕がなくて、容赦なく抱いてしまったが、意識を飛ばしたスコットは幸せそうにすやすやと眠っていた。体を拭いている間も、シーツを替えている間も、ヘイミッシュはひたすらに幸せだった。
全部の後始末を終えて改めてベッドに滑り込むと、ヘイミッシュの体は冷えていて、小さくくしゃみをしてしまう。起こしたのかと身動ぐスコットに申し訳なく思ったが、眠ったままで彼はヘイミッシュを引き寄せて、布団で包んでしっかりと胸に抱いてくれた。
「あぁ……もう、大好きよ」
眠っていてすら、スコットはヘイミッシュを大事にしてくれる。
彼とならば幸せになれる。
幼い頃からの夢は、確信に変わった。
翌日、スコットはヘイミッシュの両親に会いに行ってくれた。幼い頃から何度も会ってはいるが、スコットの方からヘイミッシュの両親に話があるというので、ヘイミッシュの両親も夕食を準備して屋敷で待っていてくれた。
優雅に給仕のサーヴしてくれる夕食会の後で、チョコレートを摘みながら紅茶を飲み、リラックスした雰囲気になったところで、スコットはいつになく真剣な表情になる。
「大学を出たら、僕は現場仕事ではなく事務仕事に就て、ヘイミッシュの赤ん坊を産みます」
本家のヘイミッシュと遠縁のスコット。どちらが子どもを産むべきか、世間体からすれば分かりきっていることで、緊張した面持ちのスコットにヘイミッシュの両親は身を乗り出して拝むような姿になる。
「ありがとう、ヘイミッシュがこんなだから」
「良かったわ。ヘイミッシュに母親なんて絶対に無理ですもの。スコット、ヘイミッシュの我儘に付き合ってくれてありがとう」
子どもは期待しないで欲しいと前に言ったせいか、ヘイミッシュが子どもを産むのを絶対に嫌がったために心優しいスコットがそれを引き受けたと両親は解釈したらしい。
「こんな英断ができるなんて、本当にヘイミッシュは良いお婿さんをもらった」
「私の自慢の旦那様よ?」
「少しはお前も妥協という言葉を知りなさい」
両親に説教をされるヘイミッシュはケロリとしていたが、スコットの方は相当拍子抜けしたようだった。
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