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一章 龍王は王配と出会う
1.あなたを愛するつもりはない
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ラバン王国から嫁いできた花嫁は、女物の着物など着ていなかった。
ラバン王国の王族にだけ許される鮮やかな青の長衣を着て、美しい艶のある長い金髪を三つ編みにして垂らし、鮮やかな青い目を伏せて床に膝をついて深く頭を下げていた。
長身に鍛えた立派な体格の三十歳前後に見える男性。
彼がラバン王国の王弟、ヨシュアであることは龍王も聞かされていた。
志龍王国では、国王は龍王と呼ばれる。
国民のほとんどが龍族の血を引いている志龍王国だが、龍の本性になれる血の濃い龍族は王族しか残っていなかった。
その王族も前龍王が逝去して、現在の龍王とその妹の王女、そして龍王と王女の母親である前王妃だけになっていた。
志龍王国の龍族は寿命が長く、頑強で、二百年から五百年のときを生きると言われている。
その龍王たるもの一人の伴侶も持っていないのはよくないと、ラバン王国から伴侶が選ばれたのだが、龍王は伴侶に関して、こういい渡してあった。
「わたしには子種がない。それゆえ、伴侶はラバン王国の王族であれば男女を問わない。ただし、褥を共にすることはないだろう」
豊穣を司る龍族の王である龍王は、幼いころに病で子種をなくしていた。そのために婚姻にも乗り気ではなく、王太子時代から伴侶の一人も持たなかったのだ。
ラバン王国は志龍王国に対し、王弟であるヨシュアを王配として嫁がせることを決めた。
龍王の男女を問わないという言葉に従って。
「面を上げよ」
龍王の側からは向こうが見えるが、反対側からは見えないようになっている簾越しに龍王が言えば、ヨシュアは白い顔を上げる。
瞳の青と長衣の青がよく合っている。
「わたしは、あなたを愛するつもりはない。褥も共にするつもりはない先に言っておいた通りだ」
冷淡ともいえる龍王の言葉に、そばに控える宰相がそれを諫める。
「龍王陛下、ラバン王国の王弟陛下は我が国の戦力増強のために来てくださったのです。その言い方はいかがかと思われます」
龍王の言葉に対して、ヨシュアは小さく笑ったようだった。
「王族で国で五指に入る魔術師を手に入れる、この結婚にそれ以外の意味はないでしょう。それを愛するだのなんだの、あなたはアクセサリーに愛を囁く変態なのですか?」
形のいい唇から漏れたのは冷笑を伴った言葉で、龍王は一瞬何を言われているのか分からなかった。
ラバン王国は優秀な魔術師を生み出す国である。その国でも王弟のヨシュアは五指に入る魔術師で、ラバン王国にいたときには魔術騎士の称号を得て、騎士団長を務め、魔術騎士を率いていたという。
魔術を駆使して勇猛果敢に戦うヨシュアはそれだけで一個隊の戦力があると言われていた。
魔術師は長命なので、長命な龍王に添うにも相応しいと言われて龍王に嫁いできたはずである。
「非礼な言葉をかけたのは龍王陛下ですが、それはさすがに……」
宰相は龍王と同じくヨシュアのことも諫めていた。
龍王はまさかこのような手痛い反撃を食らうとは思わずに椅子から動くことができなかった。
長身で逞しい体付きの美しい男は簾など見通すように龍王の方をじっと見つめている。
「……っ。青陵殿をあなたに与える。自由に使うといい」
手痛い一言をもらったし、宰相には諫められたし、龍王が一瞬言葉に詰まってから言えばヨシュアは動じることなく目を細めただけだった。
代々妃が使っている青陵殿と呼ばれる宮殿を与えると言えば、ヨシュアは深く頭を下げて立ち去って行った。
纏った衣の鮮やかな青が龍王の目に残った。
龍王は水を司る一族である。
志龍王国は美しく豊かな水に恵まれ、それなのに川が氾濫することもなく、人々は豊かに暮らしている。平民からは税金を取っても余りあるほどの実りがあるので、龍王の力が国全土に広がっている限りは、この国は安泰だろうと言われていた。
その豊かな実りを求めて、他国が取り入ろうとしてくることもあるし、攻め入ろうとしてくることもある。
できる限りは外交で収めたいのだが、そうも言っていられないこともある。
そのときのために今回の婚姻は結ばれたといっても過言ではなかった。
豊かな実りはあるが、それを守りきるには軍備に不安がないわけではない志龍王国が、国土はそれほど豊かではないが強い魔術師を生み出すラバン王国と結び付く。
その魔術師の頂点の一角ともいえる、ラバン王国では魔術騎士団を率いていた王弟のヨシュアが嫁いでくる。
そのことに国民は沸いていた。
龍王に子種がないことは幼いときの病で国民に知らされていたので、龍王の妃が男性であってもそれが国益となるならば構わないという風が国民の中にあった。
ヨシュアは国民の期待通りに魔術騎士団から選りすぐりの魔術騎士を二十名ほど志龍王国に連れてきていた。
王配であるヨシュアが騎士団を率いるのではないかという噂で志龍王国は持ちきりだった。
結婚前の顔合わせは最悪だったが、婚姻の義は結ばねばならない。
龍王は陰鬱な気分になりながらも、定められた婚姻の衣装を準備させた。
赤い長衣に赤い下衣。長い黒髪は纏めて上に冠を被せる。冠の色は金で赤い長衣にも下衣にも金糸で細かく刺繍がしてあった。
志龍王国の祝いの色は赤なのだ。
ヨシュアも同じく赤い長衣に赤い下衣に金糸で刺繍を施したものを着て、金の冠を被っていた。
艶のある見事な長い金髪は解かれて肩に広がっている。それが金色の冠よりもよほど豪奢に見えて、龍王はヨシュアの言った言葉を苦々しく思い出して、その気持ちを振り払おうとした。
しかし、目の前の男性はあまりにも美しくて堂々としてどうしても目を奪われてしまう。
手を取られるとヨシュアが龍王よりも頭半分長身だということが分かる。
龍王の母である前王妃が盃に指輪を入れて、龍王とヨシュアに差し出す。
龍王が先に、ヨシュアが後に飲んで、残った台座に刻印の付いた指輪を龍王が取ってヨシュアの指にはめる。
今後はこの指輪がヨシュアの印章となる。
宮殿の城壁の上に移動して、国民に手を振れば、「龍王陛下万歳!」「王配殿下万歳!」という声が響いた。
宰相や貴族たちの前で宴の食事をしていると、貴族の一人が龍王に聞いてきた。
「王配殿下は軍を率いるのですか?」
普通の王配ならばそんなことは言われなかっただろう。
妃が住まう青陵殿から出ることなく、龍王が渡ってくるのを待って、龍王の胤を宿し、産み、育てる。それが妃の仕事だ。
しかし、龍王には子種がない。
妃は男性だ。
どうあっても子どもは望めない。
そうなると妃には別のことが求められる。
「龍王陛下のお許しがあれば、わたしはどこへなりとも出陣するつもりですよ」
豪奢な金色の髪が一瞬輝きを増した気がした。これは魔力のせいだろうか。
横に座る男がやたらと美しく見えるのも、魅了の魔術でもかけられたのだろうか。
「龍王陛下は聡明なお方です。わたしを役立ててくださることでしょう」
ヨシュアの言葉に貴族たちが色めき立つ。
「東の国境が危ないと言われているのです」
「何かあればラバン王国からの軍事支援もあるのでしょうか?」
この男は自分のことをお飾りの王配だと言った。
この国に嫁いできたのだから、それなりの仕事は与えるべきなのかもしれない。
ラバン王国屈指の魔術師で、剣技も見事なものだと言われているヨシュアを、並のものが傷付けられるはずはないというのは薄々勘付いていた。
「東側の国には、一度、身の程を知ってもらわねばなるまいな。出陣できるか?」
龍王の問いかけにヨシュアが美しい顔で微笑む。
「行けと仰るのでしたら、今すぐにでも」
最悪の顔合わせだったが、意外とこの男は使えるのかもしれないと思ったのは、その数日後に、ヨシュアの率いて行った選りすぐりの魔術騎士たちの一団が東の国境の争いを治めて帰還したときだった。
ヨシュアはその日より、魔術騎士団を率いて遠征に行くようになった。
遠征先は治安の悪い土地や、国境などだったが、ヨシュアが出陣すれば争いごとが収まって帰ってくる。
龍王はそのうちにヨシュアの魔術騎士団を頼りにするようになっていた。
ラバン王国の王族にだけ許される鮮やかな青の長衣を着て、美しい艶のある長い金髪を三つ編みにして垂らし、鮮やかな青い目を伏せて床に膝をついて深く頭を下げていた。
長身に鍛えた立派な体格の三十歳前後に見える男性。
彼がラバン王国の王弟、ヨシュアであることは龍王も聞かされていた。
志龍王国では、国王は龍王と呼ばれる。
国民のほとんどが龍族の血を引いている志龍王国だが、龍の本性になれる血の濃い龍族は王族しか残っていなかった。
その王族も前龍王が逝去して、現在の龍王とその妹の王女、そして龍王と王女の母親である前王妃だけになっていた。
志龍王国の龍族は寿命が長く、頑強で、二百年から五百年のときを生きると言われている。
その龍王たるもの一人の伴侶も持っていないのはよくないと、ラバン王国から伴侶が選ばれたのだが、龍王は伴侶に関して、こういい渡してあった。
「わたしには子種がない。それゆえ、伴侶はラバン王国の王族であれば男女を問わない。ただし、褥を共にすることはないだろう」
豊穣を司る龍族の王である龍王は、幼いころに病で子種をなくしていた。そのために婚姻にも乗り気ではなく、王太子時代から伴侶の一人も持たなかったのだ。
ラバン王国は志龍王国に対し、王弟であるヨシュアを王配として嫁がせることを決めた。
龍王の男女を問わないという言葉に従って。
「面を上げよ」
龍王の側からは向こうが見えるが、反対側からは見えないようになっている簾越しに龍王が言えば、ヨシュアは白い顔を上げる。
瞳の青と長衣の青がよく合っている。
「わたしは、あなたを愛するつもりはない。褥も共にするつもりはない先に言っておいた通りだ」
冷淡ともいえる龍王の言葉に、そばに控える宰相がそれを諫める。
「龍王陛下、ラバン王国の王弟陛下は我が国の戦力増強のために来てくださったのです。その言い方はいかがかと思われます」
龍王の言葉に対して、ヨシュアは小さく笑ったようだった。
「王族で国で五指に入る魔術師を手に入れる、この結婚にそれ以外の意味はないでしょう。それを愛するだのなんだの、あなたはアクセサリーに愛を囁く変態なのですか?」
形のいい唇から漏れたのは冷笑を伴った言葉で、龍王は一瞬何を言われているのか分からなかった。
ラバン王国は優秀な魔術師を生み出す国である。その国でも王弟のヨシュアは五指に入る魔術師で、ラバン王国にいたときには魔術騎士の称号を得て、騎士団長を務め、魔術騎士を率いていたという。
魔術を駆使して勇猛果敢に戦うヨシュアはそれだけで一個隊の戦力があると言われていた。
魔術師は長命なので、長命な龍王に添うにも相応しいと言われて龍王に嫁いできたはずである。
「非礼な言葉をかけたのは龍王陛下ですが、それはさすがに……」
宰相は龍王と同じくヨシュアのことも諫めていた。
龍王はまさかこのような手痛い反撃を食らうとは思わずに椅子から動くことができなかった。
長身で逞しい体付きの美しい男は簾など見通すように龍王の方をじっと見つめている。
「……っ。青陵殿をあなたに与える。自由に使うといい」
手痛い一言をもらったし、宰相には諫められたし、龍王が一瞬言葉に詰まってから言えばヨシュアは動じることなく目を細めただけだった。
代々妃が使っている青陵殿と呼ばれる宮殿を与えると言えば、ヨシュアは深く頭を下げて立ち去って行った。
纏った衣の鮮やかな青が龍王の目に残った。
龍王は水を司る一族である。
志龍王国は美しく豊かな水に恵まれ、それなのに川が氾濫することもなく、人々は豊かに暮らしている。平民からは税金を取っても余りあるほどの実りがあるので、龍王の力が国全土に広がっている限りは、この国は安泰だろうと言われていた。
その豊かな実りを求めて、他国が取り入ろうとしてくることもあるし、攻め入ろうとしてくることもある。
できる限りは外交で収めたいのだが、そうも言っていられないこともある。
そのときのために今回の婚姻は結ばれたといっても過言ではなかった。
豊かな実りはあるが、それを守りきるには軍備に不安がないわけではない志龍王国が、国土はそれほど豊かではないが強い魔術師を生み出すラバン王国と結び付く。
その魔術師の頂点の一角ともいえる、ラバン王国では魔術騎士団を率いていた王弟のヨシュアが嫁いでくる。
そのことに国民は沸いていた。
龍王に子種がないことは幼いときの病で国民に知らされていたので、龍王の妃が男性であってもそれが国益となるならば構わないという風が国民の中にあった。
ヨシュアは国民の期待通りに魔術騎士団から選りすぐりの魔術騎士を二十名ほど志龍王国に連れてきていた。
王配であるヨシュアが騎士団を率いるのではないかという噂で志龍王国は持ちきりだった。
結婚前の顔合わせは最悪だったが、婚姻の義は結ばねばならない。
龍王は陰鬱な気分になりながらも、定められた婚姻の衣装を準備させた。
赤い長衣に赤い下衣。長い黒髪は纏めて上に冠を被せる。冠の色は金で赤い長衣にも下衣にも金糸で細かく刺繍がしてあった。
志龍王国の祝いの色は赤なのだ。
ヨシュアも同じく赤い長衣に赤い下衣に金糸で刺繍を施したものを着て、金の冠を被っていた。
艶のある見事な長い金髪は解かれて肩に広がっている。それが金色の冠よりもよほど豪奢に見えて、龍王はヨシュアの言った言葉を苦々しく思い出して、その気持ちを振り払おうとした。
しかし、目の前の男性はあまりにも美しくて堂々としてどうしても目を奪われてしまう。
手を取られるとヨシュアが龍王よりも頭半分長身だということが分かる。
龍王の母である前王妃が盃に指輪を入れて、龍王とヨシュアに差し出す。
龍王が先に、ヨシュアが後に飲んで、残った台座に刻印の付いた指輪を龍王が取ってヨシュアの指にはめる。
今後はこの指輪がヨシュアの印章となる。
宮殿の城壁の上に移動して、国民に手を振れば、「龍王陛下万歳!」「王配殿下万歳!」という声が響いた。
宰相や貴族たちの前で宴の食事をしていると、貴族の一人が龍王に聞いてきた。
「王配殿下は軍を率いるのですか?」
普通の王配ならばそんなことは言われなかっただろう。
妃が住まう青陵殿から出ることなく、龍王が渡ってくるのを待って、龍王の胤を宿し、産み、育てる。それが妃の仕事だ。
しかし、龍王には子種がない。
妃は男性だ。
どうあっても子どもは望めない。
そうなると妃には別のことが求められる。
「龍王陛下のお許しがあれば、わたしはどこへなりとも出陣するつもりですよ」
豪奢な金色の髪が一瞬輝きを増した気がした。これは魔力のせいだろうか。
横に座る男がやたらと美しく見えるのも、魅了の魔術でもかけられたのだろうか。
「龍王陛下は聡明なお方です。わたしを役立ててくださることでしょう」
ヨシュアの言葉に貴族たちが色めき立つ。
「東の国境が危ないと言われているのです」
「何かあればラバン王国からの軍事支援もあるのでしょうか?」
この男は自分のことをお飾りの王配だと言った。
この国に嫁いできたのだから、それなりの仕事は与えるべきなのかもしれない。
ラバン王国屈指の魔術師で、剣技も見事なものだと言われているヨシュアを、並のものが傷付けられるはずはないというのは薄々勘付いていた。
「東側の国には、一度、身の程を知ってもらわねばなるまいな。出陣できるか?」
龍王の問いかけにヨシュアが美しい顔で微笑む。
「行けと仰るのでしたら、今すぐにでも」
最悪の顔合わせだったが、意外とこの男は使えるのかもしれないと思ったのは、その数日後に、ヨシュアの率いて行った選りすぐりの魔術騎士たちの一団が東の国境の争いを治めて帰還したときだった。
ヨシュアはその日より、魔術騎士団を率いて遠征に行くようになった。
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