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二章 龍王と王配の二年目
4.ラバン王国からの返事
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龍王は王族には向かない性格だと思っていたが、閨ごとに関しては特にその様子だったので、ヨシュアも油断していたところがあった。
閨ごとの最中はさすがにヨシュアも龍王も無防備で隙ができるようになってしまう。そのため部屋に警護を置かなければならないのは間違いなかった。
それに耐えられないと龍王は言った。ヨシュアの方は玉を捧げられて、龍王と同じ能力を持ち、龍王の方もヨシュアと同じ能力を持ち、同じ命の長さを生きるとなったのだから、腹をくくって抱かれてやろうとまで決めたのだ。それなのに躊躇う龍王に、多少の面倒くささと、小動物のような可愛さを感じつつ、ラバン王国国王のヨシュアの兄であるマシューに通信をしたあたりから話しがおかしくなった。
マシューも弟の夜の事情など聞きたくはなかっただろう。
ヨシュアもできることならば聞かせたくなかった。
それなのに赤裸々に語る龍王に、王族に向いていないというのは噓だったのかとヨシュアは頭を抱えた。
ヨシュアの痴態を見せたくない、聞かせたくないなどということを、ヨシュアは兄に聞かせたくなかった。
本気で実家に帰ってやろうかと思ったところでマシューにも止められて、龍王はやっと黙った。
その後で抱き着いてくる龍王に可愛いなどと口走ってしまったのも、ヨシュアにとっては龍王がまだ幼く見えていて、胸に触れる様子など昔飼っていた子猫に似ていると思ったからかもしれない。
忙しいラバン王国国王のマシューには迷惑をかけたが、半刻もしないうちにヨシュアの部屋に設置されている移転の箱の中に文献が送られてきた。兄がどんな顔でこれを送ったのか考えたくはなかったので、ヨシュアは無心になってそれを取り出し、椅子に座った。
ゆったりとした長椅子に腰かけると、自然と龍王がヨシュアの脚の間に入り込んでくる。静養に入ってからはヨシュアの脚の間が龍王の定位置になっていた。
龍王の頭越しにヨシュアは文献を広げて中身を確認する。
王族の夜の性生活が記された文献なので、感度をよくする魔術など際どい挿絵や表現も出てくるのだが、さっさと読み飛ばし、目的の頁に辿り着く。
寝台にかける非常に狭い範囲の結界のことが文献には載っていた。
「外に音は漏れない。姿も見えることはない。代わりに外の音を聞くことはできないし、気配を察知することもできない、とあるな」
「それは寝台の外の気配を感じずに閨ごとができるというのですか?」
「そのようだな」
「それならば、安心できます」
心底安心した様子の龍王が胸を撫で下ろすのに、ヨシュアは多少の抗議の意味を込めてそのつむじに顎を乗せる。「むぎゅ」と小さく声を上げた龍王だが、ヨシュアと密着するのは嬉しいようなので文句は言わなかった。
「ヨシュア、今宵、わたしのものになってくれますか?」
自信なさげに小さく呟かれる言葉に、ヨシュアは苦笑してしまう。
玉を受け取った時点でヨシュアは龍王のものになると決めていたし、龍王もヨシュアのものにすると決めていた。抱く、抱かれるの関係では、龍王がヨシュアを抱くのかもしれないが、ヨシュアは共に千年以上ものときを生きるのであれば、龍王もヨシュアのものになってくれなければ困ると思っている。
「おれは、あなたのものに。あなたは、おれのものに」
「は、はい。ヨシュア」
その言葉をどうとったのか龍王の体が緊張して強張る。腕の中にいる龍王の背中に胸を付けて、両腕で後ろから抱き締めると、龍王の体から少しずつこわばりが解けていく。
「ヨシュア……わたしは初めてなのです」
「おれも同じだよ」
「侍従長から話を聞いて習いはしたのですが、実践で慣らすようなことはしたくなくて……」
「それはおれも嫌だな」
「あの……嫌だったり、痛かったりしたら、遠慮なく言ってください。わたしが暴走して止まれなくなっていたら、寝台から蹴り落としてもいいです」
あなたに嫌われるくらいなら、寝台から蹴り落とされる方がマシです。
必死に言う龍王が可愛いような気がして、ヨシュアは間近にある龍王のつむじに唇を落とした。
「あなたの方が嫌になるかもしれない。抱いてみたら違ったと思うかもしれない。そのときには正直に言ってくれ」
「なりません! 夢の中で何度あなたを抱いたか……」
「そういうことは平気で口にできるんだよな」
龍王の羞恥心がどこにあるのか分からずに、ヨシュアは苦笑するしかなかった。
「ヨシュアの薄翅も見せてもらえるのですよね? そういえば、野営をしたことがあると言っていました。そういうときには、肌を見せずにどうやって体を清潔に保っていたのですか?」
「二、三日なら湯あみをしなくても構わないし、魔術で体や髪の汚れを取ることもできる。必ず湯あみでなければいけないということはない」
「それならば、ヨシュアは湯あみしなくてもいいということになりますね」
「湯あみするのはさっぱりして心地いいからやっている。今夜、一緒に湯あみするか?」
「え!?」
青い目を細めて問いかけてみると、龍王の黒い目が輝く。
しかし、すぐに龍王は肩を落としてしまう。
「わたしは自分で髪を洗ったことがありません。ヨシュアと湯あみするのならば、手伝いは入れないでしょう?」
「髪の洗い方は教えるし、最初はおれが洗ってあげてもいい」
「ヨシュアに髪を洗ってもらえるのですか!?」
しょんぼりとしていた龍王の目が再び輝く。
それくらいで喜ぶのなら簡単なものだとヨシュアが笑えば、龍王はヨシュアの胸に寄りかかってため息をつく。
「ものすごく甘やかされている気がします」
「そうか? 普通じゃないか?」
「ヨシュアにとっては普通なのですか? わたし以外の相手にこのようなことをしたことがあるのですか?」
「ないわけではない」
「誰ですか!? わたしはそのものと決闘しなければいけない」
「落ち着いて。姪だよ。姪のレイチェルとレベッカの髪は洗ってやったことがある」
決闘なんてできる性格ではないのに、ヨシュアのために戦おうとする龍王に、ヨシュアは笑ってしまう。笑われて、髪を洗った相手は姪だと知って、龍王は恥ずかしそうに俯いていた。
「姪でも嫉妬してしまうわたしは、嫉妬深いのでしょうか」
「姪が二歳や三歳のころだよ。星宇ともそのころに出会っていたら、可愛がって風呂にも入れてやったし、一緒にお昼寝もしただろう」
「わたしでも同じ、ですか?」
「同じだよ」
穏やかに微笑んで見せると、龍王はやっと落ち着いたようだった。
龍王は龍族なので細い見た目に似合わぬ腕力を持っていることをヨシュアは知っている。一度寝台に押し倒されて口付けされそうになったときに、ヨシュアは手加減をしたが、余裕なく抵抗してしまって、龍王の側頭部を殴って寝台から落としたことがある。
「口付けは見られても平気なんだな」
「本当は見られたくないですが、口付けをしたいという気持ちの方が勝っています」
龍王がヨシュアの脚の間に入り込んで座って寛いでいるのも、侍従も警護の兵士も見ているはずだが、それも構わないようだ。
この辺は龍王は間違いなく王族だった。
自分が夢精した跡を拭かせていたし、それに疑問を持っていないのも王族らしかったが、指摘されたら恥ずかしいことに気付いたらしい。
王族に向いていない性格の龍王だが、湯あみも手伝わせて髪を自分で洗ったことがないというのもいかにも王族らしいし、他人の世話になることには慣れている様子である。繊細なのか大胆なのか分からない龍王に、こういうものだとヨシュアは思うしかなかった。
閨ごとの最中はさすがにヨシュアも龍王も無防備で隙ができるようになってしまう。そのため部屋に警護を置かなければならないのは間違いなかった。
それに耐えられないと龍王は言った。ヨシュアの方は玉を捧げられて、龍王と同じ能力を持ち、龍王の方もヨシュアと同じ能力を持ち、同じ命の長さを生きるとなったのだから、腹をくくって抱かれてやろうとまで決めたのだ。それなのに躊躇う龍王に、多少の面倒くささと、小動物のような可愛さを感じつつ、ラバン王国国王のヨシュアの兄であるマシューに通信をしたあたりから話しがおかしくなった。
マシューも弟の夜の事情など聞きたくはなかっただろう。
ヨシュアもできることならば聞かせたくなかった。
それなのに赤裸々に語る龍王に、王族に向いていないというのは噓だったのかとヨシュアは頭を抱えた。
ヨシュアの痴態を見せたくない、聞かせたくないなどということを、ヨシュアは兄に聞かせたくなかった。
本気で実家に帰ってやろうかと思ったところでマシューにも止められて、龍王はやっと黙った。
その後で抱き着いてくる龍王に可愛いなどと口走ってしまったのも、ヨシュアにとっては龍王がまだ幼く見えていて、胸に触れる様子など昔飼っていた子猫に似ていると思ったからかもしれない。
忙しいラバン王国国王のマシューには迷惑をかけたが、半刻もしないうちにヨシュアの部屋に設置されている移転の箱の中に文献が送られてきた。兄がどんな顔でこれを送ったのか考えたくはなかったので、ヨシュアは無心になってそれを取り出し、椅子に座った。
ゆったりとした長椅子に腰かけると、自然と龍王がヨシュアの脚の間に入り込んでくる。静養に入ってからはヨシュアの脚の間が龍王の定位置になっていた。
龍王の頭越しにヨシュアは文献を広げて中身を確認する。
王族の夜の性生活が記された文献なので、感度をよくする魔術など際どい挿絵や表現も出てくるのだが、さっさと読み飛ばし、目的の頁に辿り着く。
寝台にかける非常に狭い範囲の結界のことが文献には載っていた。
「外に音は漏れない。姿も見えることはない。代わりに外の音を聞くことはできないし、気配を察知することもできない、とあるな」
「それは寝台の外の気配を感じずに閨ごとができるというのですか?」
「そのようだな」
「それならば、安心できます」
心底安心した様子の龍王が胸を撫で下ろすのに、ヨシュアは多少の抗議の意味を込めてそのつむじに顎を乗せる。「むぎゅ」と小さく声を上げた龍王だが、ヨシュアと密着するのは嬉しいようなので文句は言わなかった。
「ヨシュア、今宵、わたしのものになってくれますか?」
自信なさげに小さく呟かれる言葉に、ヨシュアは苦笑してしまう。
玉を受け取った時点でヨシュアは龍王のものになると決めていたし、龍王もヨシュアのものにすると決めていた。抱く、抱かれるの関係では、龍王がヨシュアを抱くのかもしれないが、ヨシュアは共に千年以上ものときを生きるのであれば、龍王もヨシュアのものになってくれなければ困ると思っている。
「おれは、あなたのものに。あなたは、おれのものに」
「は、はい。ヨシュア」
その言葉をどうとったのか龍王の体が緊張して強張る。腕の中にいる龍王の背中に胸を付けて、両腕で後ろから抱き締めると、龍王の体から少しずつこわばりが解けていく。
「ヨシュア……わたしは初めてなのです」
「おれも同じだよ」
「侍従長から話を聞いて習いはしたのですが、実践で慣らすようなことはしたくなくて……」
「それはおれも嫌だな」
「あの……嫌だったり、痛かったりしたら、遠慮なく言ってください。わたしが暴走して止まれなくなっていたら、寝台から蹴り落としてもいいです」
あなたに嫌われるくらいなら、寝台から蹴り落とされる方がマシです。
必死に言う龍王が可愛いような気がして、ヨシュアは間近にある龍王のつむじに唇を落とした。
「あなたの方が嫌になるかもしれない。抱いてみたら違ったと思うかもしれない。そのときには正直に言ってくれ」
「なりません! 夢の中で何度あなたを抱いたか……」
「そういうことは平気で口にできるんだよな」
龍王の羞恥心がどこにあるのか分からずに、ヨシュアは苦笑するしかなかった。
「ヨシュアの薄翅も見せてもらえるのですよね? そういえば、野営をしたことがあると言っていました。そういうときには、肌を見せずにどうやって体を清潔に保っていたのですか?」
「二、三日なら湯あみをしなくても構わないし、魔術で体や髪の汚れを取ることもできる。必ず湯あみでなければいけないということはない」
「それならば、ヨシュアは湯あみしなくてもいいということになりますね」
「湯あみするのはさっぱりして心地いいからやっている。今夜、一緒に湯あみするか?」
「え!?」
青い目を細めて問いかけてみると、龍王の黒い目が輝く。
しかし、すぐに龍王は肩を落としてしまう。
「わたしは自分で髪を洗ったことがありません。ヨシュアと湯あみするのならば、手伝いは入れないでしょう?」
「髪の洗い方は教えるし、最初はおれが洗ってあげてもいい」
「ヨシュアに髪を洗ってもらえるのですか!?」
しょんぼりとしていた龍王の目が再び輝く。
それくらいで喜ぶのなら簡単なものだとヨシュアが笑えば、龍王はヨシュアの胸に寄りかかってため息をつく。
「ものすごく甘やかされている気がします」
「そうか? 普通じゃないか?」
「ヨシュアにとっては普通なのですか? わたし以外の相手にこのようなことをしたことがあるのですか?」
「ないわけではない」
「誰ですか!? わたしはそのものと決闘しなければいけない」
「落ち着いて。姪だよ。姪のレイチェルとレベッカの髪は洗ってやったことがある」
決闘なんてできる性格ではないのに、ヨシュアのために戦おうとする龍王に、ヨシュアは笑ってしまう。笑われて、髪を洗った相手は姪だと知って、龍王は恥ずかしそうに俯いていた。
「姪でも嫉妬してしまうわたしは、嫉妬深いのでしょうか」
「姪が二歳や三歳のころだよ。星宇ともそのころに出会っていたら、可愛がって風呂にも入れてやったし、一緒にお昼寝もしただろう」
「わたしでも同じ、ですか?」
「同じだよ」
穏やかに微笑んで見せると、龍王はやっと落ち着いたようだった。
龍王は龍族なので細い見た目に似合わぬ腕力を持っていることをヨシュアは知っている。一度寝台に押し倒されて口付けされそうになったときに、ヨシュアは手加減をしたが、余裕なく抵抗してしまって、龍王の側頭部を殴って寝台から落としたことがある。
「口付けは見られても平気なんだな」
「本当は見られたくないですが、口付けをしたいという気持ちの方が勝っています」
龍王がヨシュアの脚の間に入り込んで座って寛いでいるのも、侍従も警護の兵士も見ているはずだが、それも構わないようだ。
この辺は龍王は間違いなく王族だった。
自分が夢精した跡を拭かせていたし、それに疑問を持っていないのも王族らしかったが、指摘されたら恥ずかしいことに気付いたらしい。
王族に向いていない性格の龍王だが、湯あみも手伝わせて髪を自分で洗ったことがないというのもいかにも王族らしいし、他人の世話になることには慣れている様子である。繊細なのか大胆なのか分からない龍王に、こういうものだとヨシュアは思うしかなかった。
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