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二章 龍王と王配の二年目
22.サイラスの結婚式
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王城の客間で龍王を抱き締めて眠った。
龍王はヨシュアを抱きたい様子ではあったし、ヨシュアも応えてやりたかったけれど、青陵殿と違って湯殿も龍王とヨシュアが望む時間に使えるわけではないし、何よりイザークにもシオンにも休みを出していたので護衛がいなかった。
抱き合うとなるとどうしてもそちらに集中してしまって、ヨシュアにも龍王にも隙ができる。そこを狙われて襲われてはどうしようもない。
何より、龍王を受け入れて感じているときに邪魔が入るのがヨシュアには耐えがたかった。
それを龍王も理解しているようで、青陵殿に戻るまでは我慢してくれそうだった。
ラバン王国滞在の二日目、ヨシュアと龍王はフロックコートにブーツを合わせて魔術騎士団の副団長であるサイラスの結婚式に出席することになっていた。ヨシュアは自分で着替えができるが、慣れていない様子の龍王にはネイサンとデボラがつきっきりでフロックコートを着せてくれる。
タイも結んでもらって、馬を用意させてヨシュアが龍王を前に乗せて後ろから抱き締めるようにして手綱を取った。
「馬に乗っています。視線が高いですね」
「ラバン王国の馬は特に足が長くて体高が高い。気に入ったなら、旅行に行くときも護衛に守らせて馬で道を進んでもいい」
「そのときには一人で乗れるようになっていたいです。ヨシュア、教えてくれますか?」
「おれでよければ教えよう」
結婚式の会場は大きな神殿だった。
参列者も志龍王国の魔術騎士団の副団長なので魔術騎士が大勢と、新婦側の親族がいた。
神官の前でサイラスと新婦が誓いの言葉を述べる。
誓いの言葉を述べた後には、誓いの口付けをして、指輪を交換する。
志龍王国と全く違う結婚式の様子に馬に乗って興奮していた龍王は、再び黒い目を煌めかせてそれに見入っていた。
服装も志龍王国では真っ赤な衣装だったのに、ラバン王国は白い衣装を着ていて、新婦は薄いヴェールで顔を隠していた。
見とれていた龍王の手がヨシュアの手を握る。握り返して龍王の顔を見れば、頬を紅潮させている。
ラバン王国のものほどではないが、龍王は肌が白い。若干黄みがかっているのだが、それでも志龍王国の中では十分白いと言えるだろう。
志龍王国のものは黄みがかった肌か、少し浅黒い日に焼けた肌のものが多かった。
ラバン王国は妖精の血を引く国なので、透けるように白い肌のものが多く髪色も九割が黒髪の志龍王国と違って、金髪、栗色、茶色、灰色、黒髪と様々である。それでも、他国と混血が進んでいるので髪色で多いのは黒髪だろうか。
「龍王陛下、王配陛下、わたしたちの結婚式に来てくださったのですね」
「わたくし、サイラスにずっと求婚されていたのですが、志龍王国に行く勇気が出なかったのです。王配陛下が玉を賜り、龍王陛下と同じ地位になったと聞いたとき、志龍王国はラバン王国のものも決して無碍には扱わないと思って結婚を決意しました」
はきはきと喋る新婦にヨシュアはサイラスはいい妻を得たと祝いの気持ちでいっぱいになる。
「おめでとう、サイラス。これからもしっかりと務めてくれ」
「もちろんです、王配陛下。王配陛下の元で魔術騎士団の副団長を務めさせていただきます」
サイラスに声を掛けていると、続いてぞろぞろと新郎新婦姿の魔術騎士が神官の前に歩み出る。
「この機会に結婚しておこうという魔術騎士が多かったので、合同の結婚式にしたのです。お疲れにならない程度に参列してやってください」
「おれの大事な部下たちの結婚式だ。最後まで見守るよ」
ヨシュアが微笑んで答えると、サイラスは新婦を抱き上げて花びらを撒かれながら神殿から出て馬車に乗って行った。これから披露宴の席に向かうのだろう。
ヨシュアと残っている龍王が、まだ続く結婚式を見ていると、龍王がふとヨシュアを見上げていることに気付く。
「どうした?」
「ヨシュアにあの白い衣装を着てほしい。わたしも同じ白い衣装を着て、結婚式をやりたい」
「おれと星宇の結婚式はもう終わっているよ?」
「ラバン王国式の結婚式がこんなに華やかなものだなんて知らなかったのです。ヨシュアはもう一度わたしと結婚式を挙げるのは嫌ですか?」
嫌かと言われれば、嫌ではないが、二度も三度も結婚式というのは挙げるものだっただろうか。何よりヨシュアと龍王は結婚して一年以上経っている。
「普通の王族だったら、婚約期間があって、結婚式を挙げるのですが、わたしとヨシュアの間には婚約期間がなかった。来年の結婚記念日に式を挙げるのはどうですか?」
「星宇がそこまでいうのなら挙げても構わないよ。前王妃殿下と梓晴殿下と浩然殿下と子睿殿をお呼びして挙げるか?」
「そのころには最高の衣装もでき上がっているでしょうね」
衣装も注文して作るつもりだという龍王に、ヨシュアはそれ以上何も言わなかった。龍王がそれで満足するのならばいいだろう。
魔術騎士たちの結婚式が終わると、ヨシュアと龍王は二人で馬に乗って少し町を見回った。
ヨシュアが町歩きに出るのは王弟だったころからよくあったことなので、町のひとたちもどれほど驚いていないが、龍王は初めてで、ヨシュアと親し気にしているのですぐに龍王と知れてしまって遠巻きに見られているのには気付いていた。
「あの方がラバン王国の王弟殿下と結婚された龍王陛下」
「あの方のおかげでラバン王国も実りが増えていると言われている」
「意外と普通の男性なのだな」
「あの方を王配殿下が溺愛していらっしゃるのね」
妙な言葉も聞こえてくる気がするが、龍王があまり気にしていないのでヨシュアも気にしないことにする。馬から降りると、見えないところから警護していた兵士が素早く駆け寄ってきて馬の手綱を受け取ってくれる。
歩きながら露店を見ていると、龍王が甘い香りに引き寄せられるように店の中を見ている。
「あれはなんですか? けーきですか?」
「パンケーキだな。一緒に食べるか?」
「え!? こんな店に入っていいのですか?」
ふわふわに焼き上げた分厚いパンケーキに果物やクリームを添えたものに興味津々の龍王に、ヨシュアは構わず手を取って店の戸を開けた。
護衛は入り口に立っている。
「二人前頼む」
「す、少しお時間をいただきますがよろしいでしょうか?」
「その間に飲み物でも飲むか。この方には香茶に牛乳と蜂蜜を入れたものを、おれは香茶に何も入れないものを頼む」
注文して席に座ると視線がこちらに向いているのが分かる。
立ち上がった女性がおずおずとヨシュアと龍王に話しかけてくる。
「龍王陛下と王配陛下とお見受けいたします。わたし、この近くの店で働いておりまして、よろしければお二人に……」
「そういう店には行かない。行く必要がないくらい、お互いで満たされているので」
豊かな胸を強調するようにして、いかがわしい店の宣伝をする女性にきっぱりと断ると、龍王が何事かと目を丸くしている。
女性が引き下がった後にヨシュアは説明する。
「彼女は娼妓だよ」
「そ、そうなのですか。あなたが断ってくれてよかった」
「興味があったか?」
「わたしはあなたにしか興味はありません」
驚いていたようだが、悪戯っぽく尋ねてみると、はっきりと龍王は宣言する。その潔い姿に微笑みながら、ヨシュアは香茶を楽しんだ。
四半刻ほどして焼き上がってきたパンケーキはふわふわで口の中で溶けて消えるようだった。
龍王はたっぷりと蜂蜜をかけてクリームを乗せて、果物と一緒に食べている。唇の横にクリークが付いているのをヨシュアが指先で拭ってやると、その指をぺろりと舐められる。
そのまま指を咥えられそうになって、ヨシュアは手を引いてナプキンで指を拭いた。
「龍王陛下は煽るのがお上手で」
「これでも我慢している方なのですよ?」
珍しく龍王に余裕の顔をされてヨシュアが苦笑する。
志龍王国に帰るまでまだ二日はある。
それまでに我慢ができなくなるのはヨシュアなのか、龍王なのか。
我慢比べもまた、龍王となら楽しかった。
龍王はヨシュアを抱きたい様子ではあったし、ヨシュアも応えてやりたかったけれど、青陵殿と違って湯殿も龍王とヨシュアが望む時間に使えるわけではないし、何よりイザークにもシオンにも休みを出していたので護衛がいなかった。
抱き合うとなるとどうしてもそちらに集中してしまって、ヨシュアにも龍王にも隙ができる。そこを狙われて襲われてはどうしようもない。
何より、龍王を受け入れて感じているときに邪魔が入るのがヨシュアには耐えがたかった。
それを龍王も理解しているようで、青陵殿に戻るまでは我慢してくれそうだった。
ラバン王国滞在の二日目、ヨシュアと龍王はフロックコートにブーツを合わせて魔術騎士団の副団長であるサイラスの結婚式に出席することになっていた。ヨシュアは自分で着替えができるが、慣れていない様子の龍王にはネイサンとデボラがつきっきりでフロックコートを着せてくれる。
タイも結んでもらって、馬を用意させてヨシュアが龍王を前に乗せて後ろから抱き締めるようにして手綱を取った。
「馬に乗っています。視線が高いですね」
「ラバン王国の馬は特に足が長くて体高が高い。気に入ったなら、旅行に行くときも護衛に守らせて馬で道を進んでもいい」
「そのときには一人で乗れるようになっていたいです。ヨシュア、教えてくれますか?」
「おれでよければ教えよう」
結婚式の会場は大きな神殿だった。
参列者も志龍王国の魔術騎士団の副団長なので魔術騎士が大勢と、新婦側の親族がいた。
神官の前でサイラスと新婦が誓いの言葉を述べる。
誓いの言葉を述べた後には、誓いの口付けをして、指輪を交換する。
志龍王国と全く違う結婚式の様子に馬に乗って興奮していた龍王は、再び黒い目を煌めかせてそれに見入っていた。
服装も志龍王国では真っ赤な衣装だったのに、ラバン王国は白い衣装を着ていて、新婦は薄いヴェールで顔を隠していた。
見とれていた龍王の手がヨシュアの手を握る。握り返して龍王の顔を見れば、頬を紅潮させている。
ラバン王国のものほどではないが、龍王は肌が白い。若干黄みがかっているのだが、それでも志龍王国の中では十分白いと言えるだろう。
志龍王国のものは黄みがかった肌か、少し浅黒い日に焼けた肌のものが多かった。
ラバン王国は妖精の血を引く国なので、透けるように白い肌のものが多く髪色も九割が黒髪の志龍王国と違って、金髪、栗色、茶色、灰色、黒髪と様々である。それでも、他国と混血が進んでいるので髪色で多いのは黒髪だろうか。
「龍王陛下、王配陛下、わたしたちの結婚式に来てくださったのですね」
「わたくし、サイラスにずっと求婚されていたのですが、志龍王国に行く勇気が出なかったのです。王配陛下が玉を賜り、龍王陛下と同じ地位になったと聞いたとき、志龍王国はラバン王国のものも決して無碍には扱わないと思って結婚を決意しました」
はきはきと喋る新婦にヨシュアはサイラスはいい妻を得たと祝いの気持ちでいっぱいになる。
「おめでとう、サイラス。これからもしっかりと務めてくれ」
「もちろんです、王配陛下。王配陛下の元で魔術騎士団の副団長を務めさせていただきます」
サイラスに声を掛けていると、続いてぞろぞろと新郎新婦姿の魔術騎士が神官の前に歩み出る。
「この機会に結婚しておこうという魔術騎士が多かったので、合同の結婚式にしたのです。お疲れにならない程度に参列してやってください」
「おれの大事な部下たちの結婚式だ。最後まで見守るよ」
ヨシュアが微笑んで答えると、サイラスは新婦を抱き上げて花びらを撒かれながら神殿から出て馬車に乗って行った。これから披露宴の席に向かうのだろう。
ヨシュアと残っている龍王が、まだ続く結婚式を見ていると、龍王がふとヨシュアを見上げていることに気付く。
「どうした?」
「ヨシュアにあの白い衣装を着てほしい。わたしも同じ白い衣装を着て、結婚式をやりたい」
「おれと星宇の結婚式はもう終わっているよ?」
「ラバン王国式の結婚式がこんなに華やかなものだなんて知らなかったのです。ヨシュアはもう一度わたしと結婚式を挙げるのは嫌ですか?」
嫌かと言われれば、嫌ではないが、二度も三度も結婚式というのは挙げるものだっただろうか。何よりヨシュアと龍王は結婚して一年以上経っている。
「普通の王族だったら、婚約期間があって、結婚式を挙げるのですが、わたしとヨシュアの間には婚約期間がなかった。来年の結婚記念日に式を挙げるのはどうですか?」
「星宇がそこまでいうのなら挙げても構わないよ。前王妃殿下と梓晴殿下と浩然殿下と子睿殿をお呼びして挙げるか?」
「そのころには最高の衣装もでき上がっているでしょうね」
衣装も注文して作るつもりだという龍王に、ヨシュアはそれ以上何も言わなかった。龍王がそれで満足するのならばいいだろう。
魔術騎士たちの結婚式が終わると、ヨシュアと龍王は二人で馬に乗って少し町を見回った。
ヨシュアが町歩きに出るのは王弟だったころからよくあったことなので、町のひとたちもどれほど驚いていないが、龍王は初めてで、ヨシュアと親し気にしているのですぐに龍王と知れてしまって遠巻きに見られているのには気付いていた。
「あの方がラバン王国の王弟殿下と結婚された龍王陛下」
「あの方のおかげでラバン王国も実りが増えていると言われている」
「意外と普通の男性なのだな」
「あの方を王配殿下が溺愛していらっしゃるのね」
妙な言葉も聞こえてくる気がするが、龍王があまり気にしていないのでヨシュアも気にしないことにする。馬から降りると、見えないところから警護していた兵士が素早く駆け寄ってきて馬の手綱を受け取ってくれる。
歩きながら露店を見ていると、龍王が甘い香りに引き寄せられるように店の中を見ている。
「あれはなんですか? けーきですか?」
「パンケーキだな。一緒に食べるか?」
「え!? こんな店に入っていいのですか?」
ふわふわに焼き上げた分厚いパンケーキに果物やクリームを添えたものに興味津々の龍王に、ヨシュアは構わず手を取って店の戸を開けた。
護衛は入り口に立っている。
「二人前頼む」
「す、少しお時間をいただきますがよろしいでしょうか?」
「その間に飲み物でも飲むか。この方には香茶に牛乳と蜂蜜を入れたものを、おれは香茶に何も入れないものを頼む」
注文して席に座ると視線がこちらに向いているのが分かる。
立ち上がった女性がおずおずとヨシュアと龍王に話しかけてくる。
「龍王陛下と王配陛下とお見受けいたします。わたし、この近くの店で働いておりまして、よろしければお二人に……」
「そういう店には行かない。行く必要がないくらい、お互いで満たされているので」
豊かな胸を強調するようにして、いかがわしい店の宣伝をする女性にきっぱりと断ると、龍王が何事かと目を丸くしている。
女性が引き下がった後にヨシュアは説明する。
「彼女は娼妓だよ」
「そ、そうなのですか。あなたが断ってくれてよかった」
「興味があったか?」
「わたしはあなたにしか興味はありません」
驚いていたようだが、悪戯っぽく尋ねてみると、はっきりと龍王は宣言する。その潔い姿に微笑みながら、ヨシュアは香茶を楽しんだ。
四半刻ほどして焼き上がってきたパンケーキはふわふわで口の中で溶けて消えるようだった。
龍王はたっぷりと蜂蜜をかけてクリームを乗せて、果物と一緒に食べている。唇の横にクリークが付いているのをヨシュアが指先で拭ってやると、その指をぺろりと舐められる。
そのまま指を咥えられそうになって、ヨシュアは手を引いてナプキンで指を拭いた。
「龍王陛下は煽るのがお上手で」
「これでも我慢している方なのですよ?」
珍しく龍王に余裕の顔をされてヨシュアが苦笑する。
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