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二章 龍王と王配の二年目
25.攫われたデボラ
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デボラが攫われた。
その日はネイサンとデボラは休みを取っていて、町に出かけてくるという話だった。
夜までには帰るというので龍王もヨシュアも息抜きをしてくるように言って送り出したのだった。
昼餉の席に飛び込んできた魔術騎士のイザークが状況を伝えた。
「龍王陛下と王配陛下との関係を知らないものが、お二人の侍従だと気付かずにネイサン殿と少し離れていたデボラ殿を攫って行ったようです」
デボラは少し丸みを帯びているが美しい蜂蜜色の髪の女性だ。
王配であるヨシュアの髪色を想像させる美しさなので、娼妓や奴隷にしようと攫って行ったのかもしれない。
龍王の水の加護で志龍王国は極めて豊かな国ではあったが、それだけに金を盾にして無体を働こうという輩がいないわけではないのだ。
豊かな胸と腰のデボラがそういうものにとって魅力的に映らないわけがない。
「ネイサンはどうしている?」
「必死にデボラ殿を探しております。魔術騎士団も出動して、デボラ殿の行方を追っています」
デボラが龍王とヨシュアの侍従だということが知れれば、志龍王国の民ならば恐れ入って返してきそうなものだが、逆に口封じに殺される可能性も否めない。
龍王がどう出るか悩んでいると、ヨシュアは刺繍のない簡素な鮮やかな青い衣を翻して立ち上がった。
「すぐに捜索に加わる。国中に報せよ! 王配の大事にしている乳兄弟である侍従の妻が攫われたと。攫ったものを王配は決して許しはしないと!」
凛と響くヨシュアの低い声にイザークが頭を下げて「はっ!」と答える。
王配の乳兄弟の妻が攫われた。
その知らせは瞬く間に国中に広がった。
国中のものがデボラの行方を捜し、近衛兵も各領地に配備されている警備兵も出動し、デボラを探している。
そんな中で、バリエンダール共和国の議員の一人から龍王とヨシュアに連絡が入った。
町に出て探索を続けていたヨシュアは、龍王と話を聞くために一度王宮に戻ってきた。
『その女性をわたしの手のものが保護したと言っております。すぐに龍王陛下と王配陛下の元に送り返します。その見返りとして、バリエンダール共和国にラバン王国のような手厚い加護をお願いいたします』
この誘拐は仕組まれたものだったのか。
龍王とヨシュアを誘拐することなど不可能なので、王配であるヨシュアの身内ともいえる乳兄弟のネイサンの妻を連れ去り、いかにも自分は関係ないといった顔で保護することで国の利益を得ようとする者がいる。
そのことに対して龍王は怒りを感じていた。
「加護が欲しいのならば、欲しいだけ差し上げましょう。まずは王配の乳兄弟の妻を返していただきたい」
怒りが腹の底にあっても、交渉の場では見せてはいけない。
立体映像に向かって微笑みながら伝えれば、少ししてデボラがバリエンダール共和国に仕えている魔術師によって連れて来られた。
着ている服も汚れ、頭には殴られた痕のあったデボラをネイサンが抱き留めて、ヨシュアが治療の魔術をかけていく。
「ご迷惑をおかけいたしました。わたくしが油断したばかりに」
「デボラは何も悪くない。悪いのはデボラを利用しようとするものだ」
謝るデボラにヨシュアが優しく告げて傷の治療を行っている。
「飾り物を見ていたら、子どもが母親を探しているのが見えて、助けてあげなければと近寄ったら、罠でした」
後ろから殴られて昏倒したところを攫われたというデボラに落ち度はない。デボラを攫おうとしたものが悪いに決まっている。
「怖い思いをしたな。今日は一日ネイサンと共に休んでいるといい」
「ありがとうございます、龍王陛下」
ネイサンとデボラの無事を確認して、龍王は再び繋げられた立体映像の議員と話す。
『わたしは貴族議員なのです。実は古い王朝の血を引いております。バリエンダールは共和国となったことが間違いだったのです。王政を取り戻すべきなのです』
「それで、どうするつもりなのですか?」
『龍王陛下と王配陛下という後ろ盾があればわたしも王になることは不可能ではない。いいえ、わたしこそが王になるべきなのです』
そのための助力をせよとその議員は言っている。
内心うんざりしながら、龍王はヨシュアの手を取った。ヨシュアは龍王の黒い瞳をじっと見つめている。
「王朝の始まりには瑞兆が飛ばなければいけませんね」
微笑んだ龍王はヨシュアと共にバリエンダール共和国の上空に魔術で移転していた。
飛んだ先の上空で龍王の姿が解けていく。
青と黒の混じった鬣と鱗の巨大な龍となった龍王のそばでヨシュアも浮遊の魔術で浮いている。
龍王はそのまま、自我を手放した。
物凄い土砂降りの雨と雷がバリエンダールの土地を襲っている。
龍王の加護が欲しいと言ったので、相応の水を与えてやろうという龍王の考えなのだが、この激しい雨では作物は流れ、川は氾濫するだろう。
龍王の隣りで浮遊の魔術で浮いているヨシュアに魔術で通信が入ってくる。
『どうか、お許しください。これは恵みの雨ではなくて、災害ではありませんか!?』
「それだけ龍王陛下はお怒りだということです」
『お許しください! このままではバリエンダールの川が氾濫して、国が無茶苦茶になります』
「龍王陛下の加護をお求めだったのでしょう?」
『こんな加護ならばいらない! 結構です!』
叫ぶ議員にヨシュアが苦笑して龍王の鬣を撫でる。
「バリエンダール共和国に、この議員が龍王と王配の大事な侍従を攫わせて言うことを聞かせようとしたと伝えよう。星宇、帰ろう」
声を掛けても反応しない龍王にヨシュアがその鬣に顔を埋めて優しく囁く。
「星宇、もういいよ。帰ろう。バリエンダールの民を苦しめたいわけじゃないだろう? この体だと抱き締めることもできないよ。元に戻って」
その言葉が通じたのか通じなかったのか、龍の姿の龍王は、そのままの姿で志龍王国の王都まで飛んで行った。
ヨシュアは龍王に掴まるようにして一緒に王宮まで飛んでいく。
龍の姿になると龍王は自分で自分が制御できなくなる。
それを分かっていて、龍の姿で現れたのは、バリエンダール共和国に龍王の怒りを知らしめたかったからだ。
元に戻るときも自分で制御できなくなる。
ヨシュアの声は聞こえていたし、ヨシュアの温もりも感じていたが、自分の意思ではどうにもならない。
呪いの矢を向けられて龍になったときも、自分の意思で戻ることは難しかった。
眠っているときに龍になっていたとヨシュアに言われたときには朝になったら戻っていたので、一晩眠ったら元に戻れるのかもしれない。
考えすらもうまくまとまらなくて、ヨシュアの腕の暖かさだけ感じて龍王は青陵殿まで戻ってきた。
青陵殿の中に入るのは難しかったので、庭に出ると、ヨシュアが龍王の鼻先に唇を寄せてくれる。口付けで元に戻るかと思ったようだ。
そんなことでは元には戻れず、龍王自身も混乱している状況で、ヨシュアが龍王の太い胴を抱き締めてくれる。
「戻る方法が分からないのになってしまったのか。困ったな。このままじゃ、夕餉も一緒にできない」
大人しく青陵殿の庭でとぐろを巻く龍王に、ヨシュアは鬣を梳いたり、角を撫でたりしながら、困った様子だった。
龍王もすぐに元に戻れるものと思っていた。
けれどなかなか元には戻れない。
焦れてきた龍王の中でぱちぱちと龍の本能が弾ける。
触れてくるヨシュアの手の感触が心地よくて、ヨシュアの顔を舐めると、ヨシュアがくすぐったそうに笑う。それを見たら理性が切れた。
脱がせようと思ったヨシュアの青い長衣は、爪をかけただけであっさりと破れてしまう。
白い肌を晒したヨシュアが慌てて周囲に結界を張った。
「どうした?」
いつもならば、自分のことを案じてくれるヨシュアのこの言葉が耳に心地よく響くはずだった。それも龍となっている龍王の本能を搔き立てるだけになってしまっている。
太い舌をヨシュアの口にねじ込むと、舌先しか入らなかったが、ヨシュアが苦し気に必死に受け止めているのが分かる。この状態でもヨシュアは龍王を受け入れようと抵抗しなかった。
それが龍王の行動を加速させる。
首筋から体を舐めていくと、ヨシュアが戸惑ったように呟く。
「さすがに、今の星宇のは入らないぞ?」
龍王の股間の凶悪なブツはヨシュアの腕ほどの太さがあった。
その日はネイサンとデボラは休みを取っていて、町に出かけてくるという話だった。
夜までには帰るというので龍王もヨシュアも息抜きをしてくるように言って送り出したのだった。
昼餉の席に飛び込んできた魔術騎士のイザークが状況を伝えた。
「龍王陛下と王配陛下との関係を知らないものが、お二人の侍従だと気付かずにネイサン殿と少し離れていたデボラ殿を攫って行ったようです」
デボラは少し丸みを帯びているが美しい蜂蜜色の髪の女性だ。
王配であるヨシュアの髪色を想像させる美しさなので、娼妓や奴隷にしようと攫って行ったのかもしれない。
龍王の水の加護で志龍王国は極めて豊かな国ではあったが、それだけに金を盾にして無体を働こうという輩がいないわけではないのだ。
豊かな胸と腰のデボラがそういうものにとって魅力的に映らないわけがない。
「ネイサンはどうしている?」
「必死にデボラ殿を探しております。魔術騎士団も出動して、デボラ殿の行方を追っています」
デボラが龍王とヨシュアの侍従だということが知れれば、志龍王国の民ならば恐れ入って返してきそうなものだが、逆に口封じに殺される可能性も否めない。
龍王がどう出るか悩んでいると、ヨシュアは刺繍のない簡素な鮮やかな青い衣を翻して立ち上がった。
「すぐに捜索に加わる。国中に報せよ! 王配の大事にしている乳兄弟である侍従の妻が攫われたと。攫ったものを王配は決して許しはしないと!」
凛と響くヨシュアの低い声にイザークが頭を下げて「はっ!」と答える。
王配の乳兄弟の妻が攫われた。
その知らせは瞬く間に国中に広がった。
国中のものがデボラの行方を捜し、近衛兵も各領地に配備されている警備兵も出動し、デボラを探している。
そんな中で、バリエンダール共和国の議員の一人から龍王とヨシュアに連絡が入った。
町に出て探索を続けていたヨシュアは、龍王と話を聞くために一度王宮に戻ってきた。
『その女性をわたしの手のものが保護したと言っております。すぐに龍王陛下と王配陛下の元に送り返します。その見返りとして、バリエンダール共和国にラバン王国のような手厚い加護をお願いいたします』
この誘拐は仕組まれたものだったのか。
龍王とヨシュアを誘拐することなど不可能なので、王配であるヨシュアの身内ともいえる乳兄弟のネイサンの妻を連れ去り、いかにも自分は関係ないといった顔で保護することで国の利益を得ようとする者がいる。
そのことに対して龍王は怒りを感じていた。
「加護が欲しいのならば、欲しいだけ差し上げましょう。まずは王配の乳兄弟の妻を返していただきたい」
怒りが腹の底にあっても、交渉の場では見せてはいけない。
立体映像に向かって微笑みながら伝えれば、少ししてデボラがバリエンダール共和国に仕えている魔術師によって連れて来られた。
着ている服も汚れ、頭には殴られた痕のあったデボラをネイサンが抱き留めて、ヨシュアが治療の魔術をかけていく。
「ご迷惑をおかけいたしました。わたくしが油断したばかりに」
「デボラは何も悪くない。悪いのはデボラを利用しようとするものだ」
謝るデボラにヨシュアが優しく告げて傷の治療を行っている。
「飾り物を見ていたら、子どもが母親を探しているのが見えて、助けてあげなければと近寄ったら、罠でした」
後ろから殴られて昏倒したところを攫われたというデボラに落ち度はない。デボラを攫おうとしたものが悪いに決まっている。
「怖い思いをしたな。今日は一日ネイサンと共に休んでいるといい」
「ありがとうございます、龍王陛下」
ネイサンとデボラの無事を確認して、龍王は再び繋げられた立体映像の議員と話す。
『わたしは貴族議員なのです。実は古い王朝の血を引いております。バリエンダールは共和国となったことが間違いだったのです。王政を取り戻すべきなのです』
「それで、どうするつもりなのですか?」
『龍王陛下と王配陛下という後ろ盾があればわたしも王になることは不可能ではない。いいえ、わたしこそが王になるべきなのです』
そのための助力をせよとその議員は言っている。
内心うんざりしながら、龍王はヨシュアの手を取った。ヨシュアは龍王の黒い瞳をじっと見つめている。
「王朝の始まりには瑞兆が飛ばなければいけませんね」
微笑んだ龍王はヨシュアと共にバリエンダール共和国の上空に魔術で移転していた。
飛んだ先の上空で龍王の姿が解けていく。
青と黒の混じった鬣と鱗の巨大な龍となった龍王のそばでヨシュアも浮遊の魔術で浮いている。
龍王はそのまま、自我を手放した。
物凄い土砂降りの雨と雷がバリエンダールの土地を襲っている。
龍王の加護が欲しいと言ったので、相応の水を与えてやろうという龍王の考えなのだが、この激しい雨では作物は流れ、川は氾濫するだろう。
龍王の隣りで浮遊の魔術で浮いているヨシュアに魔術で通信が入ってくる。
『どうか、お許しください。これは恵みの雨ではなくて、災害ではありませんか!?』
「それだけ龍王陛下はお怒りだということです」
『お許しください! このままではバリエンダールの川が氾濫して、国が無茶苦茶になります』
「龍王陛下の加護をお求めだったのでしょう?」
『こんな加護ならばいらない! 結構です!』
叫ぶ議員にヨシュアが苦笑して龍王の鬣を撫でる。
「バリエンダール共和国に、この議員が龍王と王配の大事な侍従を攫わせて言うことを聞かせようとしたと伝えよう。星宇、帰ろう」
声を掛けても反応しない龍王にヨシュアがその鬣に顔を埋めて優しく囁く。
「星宇、もういいよ。帰ろう。バリエンダールの民を苦しめたいわけじゃないだろう? この体だと抱き締めることもできないよ。元に戻って」
その言葉が通じたのか通じなかったのか、龍の姿の龍王は、そのままの姿で志龍王国の王都まで飛んで行った。
ヨシュアは龍王に掴まるようにして一緒に王宮まで飛んでいく。
龍の姿になると龍王は自分で自分が制御できなくなる。
それを分かっていて、龍の姿で現れたのは、バリエンダール共和国に龍王の怒りを知らしめたかったからだ。
元に戻るときも自分で制御できなくなる。
ヨシュアの声は聞こえていたし、ヨシュアの温もりも感じていたが、自分の意思ではどうにもならない。
呪いの矢を向けられて龍になったときも、自分の意思で戻ることは難しかった。
眠っているときに龍になっていたとヨシュアに言われたときには朝になったら戻っていたので、一晩眠ったら元に戻れるのかもしれない。
考えすらもうまくまとまらなくて、ヨシュアの腕の暖かさだけ感じて龍王は青陵殿まで戻ってきた。
青陵殿の中に入るのは難しかったので、庭に出ると、ヨシュアが龍王の鼻先に唇を寄せてくれる。口付けで元に戻るかと思ったようだ。
そんなことでは元には戻れず、龍王自身も混乱している状況で、ヨシュアが龍王の太い胴を抱き締めてくれる。
「戻る方法が分からないのになってしまったのか。困ったな。このままじゃ、夕餉も一緒にできない」
大人しく青陵殿の庭でとぐろを巻く龍王に、ヨシュアは鬣を梳いたり、角を撫でたりしながら、困った様子だった。
龍王もすぐに元に戻れるものと思っていた。
けれどなかなか元には戻れない。
焦れてきた龍王の中でぱちぱちと龍の本能が弾ける。
触れてくるヨシュアの手の感触が心地よくて、ヨシュアの顔を舐めると、ヨシュアがくすぐったそうに笑う。それを見たら理性が切れた。
脱がせようと思ったヨシュアの青い長衣は、爪をかけただけであっさりと破れてしまう。
白い肌を晒したヨシュアが慌てて周囲に結界を張った。
「どうした?」
いつもならば、自分のことを案じてくれるヨシュアのこの言葉が耳に心地よく響くはずだった。それも龍となっている龍王の本能を搔き立てるだけになってしまっている。
太い舌をヨシュアの口にねじ込むと、舌先しか入らなかったが、ヨシュアが苦し気に必死に受け止めているのが分かる。この状態でもヨシュアは龍王を受け入れようと抵抗しなかった。
それが龍王の行動を加速させる。
首筋から体を舐めていくと、ヨシュアが戸惑ったように呟く。
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龍王の股間の凶悪なブツはヨシュアの腕ほどの太さがあった。
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