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四章 結婚十年目
2.龍王の剣の稽古
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ヨシュアは定期的に魔術騎士たちを剣の稽古を行っている。
体力を維持するために走り込みも行うし、長距離をじっくりと走ることもある。
体は鍛え抜いているので筋肉がついてがっしりとしているが、それに関して誇らしい思いはあっても劣等感などはなかった。
剣の稽古を見学に来ていた龍王が、休憩時間にヨシュアが汗を拭いていると冷たい檸檬水を持って来てくれて手渡してくれる。よく冷えた檸檬水はすっきりとして飲むと喉が潤った。
青い衣の色が変わるくらい汗をかいているヨシュアに抱き着こうとする龍王の頭を押さえてヨシュアは距離を取る。
「今は汗臭いから、後で二人きりのときにゆっくりと」
「ヨシュアの汗は臭くないですよ?」
「いや、男の汗なんて臭いだろう」
真剣に言う龍王に苦笑すると、龍王は目を丸くして首を傾げる。
「汗で滲み出る分泌液は、いわゆる性的な魅力を示す匂いでしょう? それなら、わたしにとってヨシュアの匂いは性的興奮を引き起こすきっかけになっても、臭くはないはずなんですよ」
「その自信はなんなんだ」
「わたしとヨシュアは魂を結ばれています。動物で言えば番の関係です。わたしの匂いはヨシュアにとって性的な興奮を促すものだし、ヨシュアの匂いはわたしにとって性的な興奮を促すものなのです」
科学的に説明されてしまうと納得しないでもないが、匂いを嗅がれるのは遠慮したかったのでヨシュアは龍王から少し距離を空けた。龍王は残念そうにしているが、日よけを差し掛けられて稽古場の端にある椅子に座った。
「ヨシュアはいつごろから剣を習い始めたのですか?」
「物心ついたら木刀を振り回してたな。兄上に飛び掛かって押さえ付けられて」
「国王陛下には敵わなかったのですか?」
「小さいころは敵わなかった。年が二十も違うからな」
ヨシュアが物心ついたころには龍王も生まれていない。ヨシュアは龍王よりも十一歳年上だった。
「十歳超えるころには背も高くなっていたし、十二歳で魔術騎士を目指すようになって、十五歳からは魔術騎士として兄上に忠誠を誓ってたな」
「わたしが十五のころといったら……龍王になるための勉強をしていたころですね」
小さいころから鍛えているヨシュアと龍王は全く体格が違う。身長も頭半分以上ヨシュアの方が大きいのだから、力の差は歴然だろう。
「星宇は剣を使ってみる気はないのか?」
「わたしに剣が使えますか?」
「龍族で腕力はあるし、練習すれば使えるようになると思うよ。剣が使えるようになれば護衛の数も減らせるし」
そうでなくても龍王には大陸一の魔術師であるヨシュアと同じだけの魔力があるのだから、戦いにおいて不利になることはない。不利になる場面があるとすれば単純に龍王が戦い慣れていないだけだ。
「少し練習してみるか?」
「やってみたいです。着替えてくるので待っていてくれますか」
龍王に戦い方を教えるのは身を守るうえでも必要なことだったし、何より二人だけで旅に出るときには龍王はもう護衛が付くこともなくなるのでそれまでに剣技なり魔術の使い方なりを覚えておかなければいけなかった。
初めから魔術を交えた稽古をすると危険なので最初は刃の部分を潰した模擬剣を持って練習することにする。
着替えて戻ってきた龍王にヨシュアは幾つかの模擬剣を持たせてみた。
あまり重いものは難しいかと思ったが、龍族特有の腕力はあるのでそれなりにしっかりした模擬剣を持たせても龍王は安定して持てていた。
「模擬剣を振るところから始めようか」
「素振りですね。さっき全員でしていたのを見ていました」
両手で模擬剣を持って振り上げて振り下ろすという動作を繰り返す龍王に、ヨシュアは意外と形になっているのを見て取って、剣の構えを教える。
「両手で剣を持って、少し斜めになるように構えて」
「こうですか?」
ぎこちなく構える龍王にヨシュアが隣りに立って模擬剣の振るい方を示す。真似をして龍王も模擬剣を振るっていた。
夏の日差しは強く汗が滲み出る。龍王の濃い灰色の衣も汗で色が変わっていた。
しばらく模擬剣を振るった後で、ヨシュアと龍王は休憩に入った。日よけの下で冷たい檸檬水を飲んでいると、他の魔法騎士が近寄ってくる。
「龍王陛下も剣を習うことになさったのですか?」
「剣と魔術を組み合わせて戦えるようになると、王配陛下のようにお強くなられますよ」
「龍王陛下の魔力も王配陛下と変わらないくらい強く感じられます」
「また練習に来られたら、わたしたちでよければお相手いたします」
「一緒に上達しましょう」
魔法騎士団長のサイラスに、若い魔法騎士のシオンとイザーク、中堅の騎士のジョエルとサイモンも龍王に声を掛けている。
「できれば我が王配に教えてほしいが、まだまだ相手にならないと思うので、練習相手になってくれたら嬉しい」
「喜んでお相手させていただきます」
深く頭を下げる魔術騎士団の魔術騎士たちに、龍王は目を細めて頷いていた。
体を軽く流して、青陵殿のヨシュアの部屋で涼みながらお茶をしていると龍王がしみじみと呟く。
「あんなに年の近い者たちに親しく話しかけられたのは初めてです」
「魔術騎士団の連中は気安くてすまない」
「いえ、嬉しいのです」
幼いころから周囲は年上の大人ばかりで同年代の若者がいたことはない。即位してからは一番近くにいた宰相が七十代で、他の四大臣家の当主も五十代から百歳超えまで様々だった。その中で若い龍王は孤立していたのだと言われる。
魔法で作ったかき氷を匙で掬って食べながらヨシュアは龍王の話を聞く。
「ヨシュアはあの中で育ってきたのだなと思うと、わたしも魔術騎士団の輪に入れるのが嬉しくて」
「一応お行儀のいい顔はしているけれど、中身はおれとさほど変わらないよ」
「ヨシュアも優しくてお行儀はいいと思いますよ。ヨシュアが汚い言葉を使うところなど見たことがないです」
断言されてしまってヨシュアは少し返答に困る。
ヨシュアも魔術騎士団に交じって下世話な話を聞いたり、下品な言葉を使ったりしたことがないわけではない。今はそれをしないのは、龍王に対してそういう言葉を使う必要がないからだ。そうでなければ罵りの言葉くらいはヨシュアでも知っている。
「おれは、自分のことを『おれ』という時点でお行儀はよくないと思うのだが」
「そうですか? ヨシュアの『おれ』はお行儀が悪いというよりも格好いいです」
頬を染めて言われてヨシュアは噎せてしまう。龍王にとってはヨシュアはどうしても格好良く映っているらしい。
「それを言うなら、星宇は可愛いな」
「可愛い、ですか?」
「剣を握って一生懸命だったところも可愛かった」
思い出しながら言うと、龍王が不服そうに眉根を寄せる。
「わたしも格好良くありたいのですが」
「可愛いから仕方がないな」
「ヨシュアがそういうことを言うから、わたしが抱かれていると思われるんじゃないですか?」
最近までは気付いていなかったと思ったのだが、龍王は自分が抱かれる方だと勘違いされていることに気付いたようだった。それも全て龍王が「ヨシュアがよくしてくれる」とか「ヨシュアに任せている」とか言ったからなのだが、本人は自覚がないようだ。
「おれの言動はあまり関係ないと思う」
「やっぱり、身長と体付きですかね。わたし、もっと鍛えようかな」
剣の練習ももっと増やして筋肉を付けたいという龍王に、それだけが理由ではないのだろうがヨシュアはそれ以上は追及せず、龍王が剣の稽古をすることに賛成した。
体力を維持するために走り込みも行うし、長距離をじっくりと走ることもある。
体は鍛え抜いているので筋肉がついてがっしりとしているが、それに関して誇らしい思いはあっても劣等感などはなかった。
剣の稽古を見学に来ていた龍王が、休憩時間にヨシュアが汗を拭いていると冷たい檸檬水を持って来てくれて手渡してくれる。よく冷えた檸檬水はすっきりとして飲むと喉が潤った。
青い衣の色が変わるくらい汗をかいているヨシュアに抱き着こうとする龍王の頭を押さえてヨシュアは距離を取る。
「今は汗臭いから、後で二人きりのときにゆっくりと」
「ヨシュアの汗は臭くないですよ?」
「いや、男の汗なんて臭いだろう」
真剣に言う龍王に苦笑すると、龍王は目を丸くして首を傾げる。
「汗で滲み出る分泌液は、いわゆる性的な魅力を示す匂いでしょう? それなら、わたしにとってヨシュアの匂いは性的興奮を引き起こすきっかけになっても、臭くはないはずなんですよ」
「その自信はなんなんだ」
「わたしとヨシュアは魂を結ばれています。動物で言えば番の関係です。わたしの匂いはヨシュアにとって性的な興奮を促すものだし、ヨシュアの匂いはわたしにとって性的な興奮を促すものなのです」
科学的に説明されてしまうと納得しないでもないが、匂いを嗅がれるのは遠慮したかったのでヨシュアは龍王から少し距離を空けた。龍王は残念そうにしているが、日よけを差し掛けられて稽古場の端にある椅子に座った。
「ヨシュアはいつごろから剣を習い始めたのですか?」
「物心ついたら木刀を振り回してたな。兄上に飛び掛かって押さえ付けられて」
「国王陛下には敵わなかったのですか?」
「小さいころは敵わなかった。年が二十も違うからな」
ヨシュアが物心ついたころには龍王も生まれていない。ヨシュアは龍王よりも十一歳年上だった。
「十歳超えるころには背も高くなっていたし、十二歳で魔術騎士を目指すようになって、十五歳からは魔術騎士として兄上に忠誠を誓ってたな」
「わたしが十五のころといったら……龍王になるための勉強をしていたころですね」
小さいころから鍛えているヨシュアと龍王は全く体格が違う。身長も頭半分以上ヨシュアの方が大きいのだから、力の差は歴然だろう。
「星宇は剣を使ってみる気はないのか?」
「わたしに剣が使えますか?」
「龍族で腕力はあるし、練習すれば使えるようになると思うよ。剣が使えるようになれば護衛の数も減らせるし」
そうでなくても龍王には大陸一の魔術師であるヨシュアと同じだけの魔力があるのだから、戦いにおいて不利になることはない。不利になる場面があるとすれば単純に龍王が戦い慣れていないだけだ。
「少し練習してみるか?」
「やってみたいです。着替えてくるので待っていてくれますか」
龍王に戦い方を教えるのは身を守るうえでも必要なことだったし、何より二人だけで旅に出るときには龍王はもう護衛が付くこともなくなるのでそれまでに剣技なり魔術の使い方なりを覚えておかなければいけなかった。
初めから魔術を交えた稽古をすると危険なので最初は刃の部分を潰した模擬剣を持って練習することにする。
着替えて戻ってきた龍王にヨシュアは幾つかの模擬剣を持たせてみた。
あまり重いものは難しいかと思ったが、龍族特有の腕力はあるのでそれなりにしっかりした模擬剣を持たせても龍王は安定して持てていた。
「模擬剣を振るところから始めようか」
「素振りですね。さっき全員でしていたのを見ていました」
両手で模擬剣を持って振り上げて振り下ろすという動作を繰り返す龍王に、ヨシュアは意外と形になっているのを見て取って、剣の構えを教える。
「両手で剣を持って、少し斜めになるように構えて」
「こうですか?」
ぎこちなく構える龍王にヨシュアが隣りに立って模擬剣の振るい方を示す。真似をして龍王も模擬剣を振るっていた。
夏の日差しは強く汗が滲み出る。龍王の濃い灰色の衣も汗で色が変わっていた。
しばらく模擬剣を振るった後で、ヨシュアと龍王は休憩に入った。日よけの下で冷たい檸檬水を飲んでいると、他の魔法騎士が近寄ってくる。
「龍王陛下も剣を習うことになさったのですか?」
「剣と魔術を組み合わせて戦えるようになると、王配陛下のようにお強くなられますよ」
「龍王陛下の魔力も王配陛下と変わらないくらい強く感じられます」
「また練習に来られたら、わたしたちでよければお相手いたします」
「一緒に上達しましょう」
魔法騎士団長のサイラスに、若い魔法騎士のシオンとイザーク、中堅の騎士のジョエルとサイモンも龍王に声を掛けている。
「できれば我が王配に教えてほしいが、まだまだ相手にならないと思うので、練習相手になってくれたら嬉しい」
「喜んでお相手させていただきます」
深く頭を下げる魔術騎士団の魔術騎士たちに、龍王は目を細めて頷いていた。
体を軽く流して、青陵殿のヨシュアの部屋で涼みながらお茶をしていると龍王がしみじみと呟く。
「あんなに年の近い者たちに親しく話しかけられたのは初めてです」
「魔術騎士団の連中は気安くてすまない」
「いえ、嬉しいのです」
幼いころから周囲は年上の大人ばかりで同年代の若者がいたことはない。即位してからは一番近くにいた宰相が七十代で、他の四大臣家の当主も五十代から百歳超えまで様々だった。その中で若い龍王は孤立していたのだと言われる。
魔法で作ったかき氷を匙で掬って食べながらヨシュアは龍王の話を聞く。
「ヨシュアはあの中で育ってきたのだなと思うと、わたしも魔術騎士団の輪に入れるのが嬉しくて」
「一応お行儀のいい顔はしているけれど、中身はおれとさほど変わらないよ」
「ヨシュアも優しくてお行儀はいいと思いますよ。ヨシュアが汚い言葉を使うところなど見たことがないです」
断言されてしまってヨシュアは少し返答に困る。
ヨシュアも魔術騎士団に交じって下世話な話を聞いたり、下品な言葉を使ったりしたことがないわけではない。今はそれをしないのは、龍王に対してそういう言葉を使う必要がないからだ。そうでなければ罵りの言葉くらいはヨシュアでも知っている。
「おれは、自分のことを『おれ』という時点でお行儀はよくないと思うのだが」
「そうですか? ヨシュアの『おれ』はお行儀が悪いというよりも格好いいです」
頬を染めて言われてヨシュアは噎せてしまう。龍王にとってはヨシュアはどうしても格好良く映っているらしい。
「それを言うなら、星宇は可愛いな」
「可愛い、ですか?」
「剣を握って一生懸命だったところも可愛かった」
思い出しながら言うと、龍王が不服そうに眉根を寄せる。
「わたしも格好良くありたいのですが」
「可愛いから仕方がないな」
「ヨシュアがそういうことを言うから、わたしが抱かれていると思われるんじゃないですか?」
最近までは気付いていなかったと思ったのだが、龍王は自分が抱かれる方だと勘違いされていることに気付いたようだった。それも全て龍王が「ヨシュアがよくしてくれる」とか「ヨシュアに任せている」とか言ったからなのだが、本人は自覚がないようだ。
「おれの言動はあまり関係ないと思う」
「やっぱり、身長と体付きですかね。わたし、もっと鍛えようかな」
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