91 / 150
四章 結婚十年目
1.結婚十年目
しおりを挟む
夏に桃の蜜煮を作らせると、冷やしたそれを氷菓に乗せて食べていたヨシュアが青い目を瞬かせた。
「これは、あれだな。コンポートだ」
「こんぽーと、ですか?」
「こういう風に果物を甘く煮るのを、ラバン王国ではコンポートという」
「なるほど。ラバン王国にも蜜煮があるのですね」
龍王は水の加護で、ヨシュアは魔術で氷を作れるので、夏場でも冷たいものを口にできたし、部屋を冷やすこともできた。毎年のようにヨシュアの部屋に立てている溶けない氷柱をヨシュアは気に入ってくれているので、今年も立てていた。
今年でヨシュアと龍王は結婚して十年目になる。
先日、誕生日で八歳になった俊宇が嬉しそうに龍王とヨシュアに報告してくれた。
「星宇叔父上、ヨシュア叔父上、わたしに弟か妹が生まれるのです」
最近体調を崩しがちだった梓晴の理由がそれだったのかと思い当って、龍王は俊宇を抱き締めてお祝いを言った。
「おめでとう。俊宇も兄になるのだな」
「ありがとうございます。ギデオンがいるから、わたしはもう兄なのですがね」
今年で四歳になったギデオンを弟のように可愛がっている俊宇は、もうすっかり兄の顔をしていた。凛々しい顔だちがヨシュアに言わせてみれば龍王とよく似ているという。
「俊宇殿下、おめでとうございます」
「ヨシュア叔父上はわたしに敬語を使わなくていいのですよ。星宇叔父上に話しかけるときのように話しかけてくださったら嬉しいです」
ヨシュアの敬語にどこか遠慮のようなものを見出している俊宇は、「父上にも母上にもそうしてください。ヨシュア叔父上は王配陛下、星宇叔父上と同じ身分なのですから」とお誕生日のお祝いに可愛いおねだりをする。
もっと親しく話してほしいなどといわれると、ヨシュアも俊宇が可愛くてしょうがない様子である。
「おれは口が悪いよ?」
「家族なのですから、普通通りに話してください」
「それなら、俊宇も公の場ではない場所では普通に話してくれるか?」
「はい、ヨシュア叔父上」
八歳になったとはいえまだ幼くあどけない顔だちの俊宇がにっこりと微笑むと、ヨシュアも頬が緩むのを隠せないようだ。
「ヨシュア叔父上がジェレミーに話しかけているときのような話し方をしてほしいと思っていたんだ。ジェレミーには親しくて、わたしには遠慮があるって悲しかったからね」
「そんなことを考える年齢になったのだね」
「ヨシュアの格好いい喋り方はわたしが独り占めするつもりだったのに」
「星宇叔父上、家族の中くらいはいいでしょう?」
二人の手を引いて赤栄殿に導く俊宇は黒い目で嬉しそうに龍王とヨシュアを見詰めていた。黒髪に黒い目がほとんどの志龍王国においてはごく平均的な色彩と顔立ちだが、どこか自分に似ている俊宇が龍王も可愛くて仕方がなかった。
青陵殿に出入りを許されている俊宇は、乗馬の教師と共にポニーに乗ったり、ドラゴンの世話を手伝ったり、子睿の養父母と菜園の面倒を見たり、ギデオンに会いにきたり、毎日を子どもらしく過ごしていた。
次期龍王になるかもしれないということで家庭教師が付いて、公の場での振舞い方や、政治学や歴史、算術や地理などを習っているが、それも非常に優秀だと聞いている。
「わたしは龍王にはならないと思うのです。星宇叔父上とヨシュア叔父上が三百年、この国を統治するのならば、退位されるころにはわたしも三百歳近くなっています。それから龍王位を譲られるのは遅すぎます」
「確かにその年齢だと龍王位は譲れないかもしれないな」
「ですから、わたしは星宇叔父上とヨシュア叔父上の補佐ができるように勉強しておこうと思うのです。そして、生まれてきた弟妹に勉強を教えられるようになりたいのです」
現実的なことをこの年でしっかりと分かっている俊宇に龍王は感心してしまう。
龍王は即位から三百年目に龍王位を退位して梓晴の子どものいずれかに譲って旅に出ると宣言している。それはヨシュアとの約束でもあった。その後何百年、何千年生きるか分からないのだが、志龍王国を治める立場というのはそこまでにしておいて、ヨシュアと共に旅に出て政治の表舞台から去る。それが龍王とヨシュアの望みだった。
長く在位しすぎるのも政治的によくない。龍王とヨシュアだけの考えでこの国を長く動かしていくのは考えも古く凝り固まってくるし、ヨシュアが妖精だというのを感じ取られそうで龍王は自分の在位に期限を設けていた。
そのことは国中に知れ渡っているし、龍王もヨシュアも隠したことは一度もない。宰相も四大臣家もそれを了承している。
三百年に渡る志龍王国の水の加護の安定を保ってからの退位ならば、誰も文句は言えないというのが現状である。
そのときに龍王位を継ぐ者が誰もいないのであれば問題ではあるが、子睿と麗夏の間にも昨年男の子が生まれているし、梓晴も現在第二子を妊娠中である。
俊宇の言うように残り二百八十五年の在位期間に俊宇やその弟妹、子睿と麗夏の子どもたちが年を取りすぎていたとしても、その子どもたちが生まれているかもしれないし、王族は増え続けているに違いないので、龍王はそれほど心配はしていなかった。
これから龍王とヨシュアが残り何年生きるのかは分からないが、それに関しては玉を捧げて魂を結び付けているので心配はない。龍王の死ぬときがヨシュアの死ぬときで、ヨシュアの死ぬときが龍王の死ぬときだ。深く魂まで結び付いた龍王とヨシュアは死の瞬間も離れることはない。
赤栄殿に行くと梓晴と浩然が迎えてくれた。
梓晴は少しやつれている気がする。
「体は平気なのか、梓晴」
「あまり食べられませんが、それも落ち着いてくると医師は言っています」
「無理をせず食べられるものだけでも口にしてくださいね」
「ヨシュア叔父上、敬語は使わない約束です」
「俊宇もだよ」
「あ、そうだった!」
注意する俊宇にヨシュアが指摘すると、口を押えて俊宇が慌てる。
「俊宇が何か我が儘を言いましたか?」
「可愛い我が儘だよ。もう家族だから、敬語を使ってほしくないって言われた」
「まぁ。王配陛下に失礼を致しました」
「梓晴殿下も、浩然殿下も公の場以外ではそのようにしてくれると嬉しい。家族だと言われて、おれも嬉しかった」
くしゃくしゃとヨシュアが俊宇の髪を撫でると、目を細めて俊宇がヨシュアの手にもっと撫でてほしいと頭をこすり付ける。
「そうは言われましても、王配陛下ですよ?」
「王配でも義理の兄だ」
「義兄上、どうか、わたしたちは敬語を使うことを許していただけませんか?」
大人として、王族として礼儀は崩せないという態度の梓晴と浩然に、ヨシュアは「無理をさせたいわけじゃなかった。すまない」と素直にそれを受け入れた。
ヨシュアの方は今後は敬語を崩して話すつもりのようだ。
甥や妹たちとヨシュアが打ち解けていくのを見て龍王は胸が暖かくなる。
結婚十年目にして、ようやくヨシュアも家族になれた気がしていた。
始まりが最悪だっただけにヨシュアと龍王は打ち解けるのに時間がかかった。それも龍王のせいであるとは分かっているし、その後にヨシュアのことを深く愛したのも龍王である。ヨシュアから冷たい態度で接せられてつらい思いもした。
「ヨシュア、梓晴や浩然を家族のように思ってくれるのはわたしも嬉しいです」
「星宇の家族はおれの家族だ。おれの家族も星宇の家族だろう?」
ラバン王国の国王マシュー、王妃ハンナ、長女のレイチェル、その夫のデーヴィッド、次女のレベッカ、長男のジェレミー、みんな頻繁に志龍王国に来ているし、龍王とヨシュアもラバン王国に訪問していた。
「ヨシュアの家族もわたしの家族です」
「結婚したら家族と離れなければいけないと思っていたけれど、距離はあっても家族は家族だし、婚家で家族が増えて、幸せが増えただけだったな」
冬には梓晴は二人目の子どもを産むだろう。そのときにはまた家族が増える。
龍王とヨシュアには子どもができることは永久にないのだが、こうして家族が増えていくことは幸せしかない。
龍王とヨシュアは増え行く家族の中で幸福に包まれていた。
「これは、あれだな。コンポートだ」
「こんぽーと、ですか?」
「こういう風に果物を甘く煮るのを、ラバン王国ではコンポートという」
「なるほど。ラバン王国にも蜜煮があるのですね」
龍王は水の加護で、ヨシュアは魔術で氷を作れるので、夏場でも冷たいものを口にできたし、部屋を冷やすこともできた。毎年のようにヨシュアの部屋に立てている溶けない氷柱をヨシュアは気に入ってくれているので、今年も立てていた。
今年でヨシュアと龍王は結婚して十年目になる。
先日、誕生日で八歳になった俊宇が嬉しそうに龍王とヨシュアに報告してくれた。
「星宇叔父上、ヨシュア叔父上、わたしに弟か妹が生まれるのです」
最近体調を崩しがちだった梓晴の理由がそれだったのかと思い当って、龍王は俊宇を抱き締めてお祝いを言った。
「おめでとう。俊宇も兄になるのだな」
「ありがとうございます。ギデオンがいるから、わたしはもう兄なのですがね」
今年で四歳になったギデオンを弟のように可愛がっている俊宇は、もうすっかり兄の顔をしていた。凛々しい顔だちがヨシュアに言わせてみれば龍王とよく似ているという。
「俊宇殿下、おめでとうございます」
「ヨシュア叔父上はわたしに敬語を使わなくていいのですよ。星宇叔父上に話しかけるときのように話しかけてくださったら嬉しいです」
ヨシュアの敬語にどこか遠慮のようなものを見出している俊宇は、「父上にも母上にもそうしてください。ヨシュア叔父上は王配陛下、星宇叔父上と同じ身分なのですから」とお誕生日のお祝いに可愛いおねだりをする。
もっと親しく話してほしいなどといわれると、ヨシュアも俊宇が可愛くてしょうがない様子である。
「おれは口が悪いよ?」
「家族なのですから、普通通りに話してください」
「それなら、俊宇も公の場ではない場所では普通に話してくれるか?」
「はい、ヨシュア叔父上」
八歳になったとはいえまだ幼くあどけない顔だちの俊宇がにっこりと微笑むと、ヨシュアも頬が緩むのを隠せないようだ。
「ヨシュア叔父上がジェレミーに話しかけているときのような話し方をしてほしいと思っていたんだ。ジェレミーには親しくて、わたしには遠慮があるって悲しかったからね」
「そんなことを考える年齢になったのだね」
「ヨシュアの格好いい喋り方はわたしが独り占めするつもりだったのに」
「星宇叔父上、家族の中くらいはいいでしょう?」
二人の手を引いて赤栄殿に導く俊宇は黒い目で嬉しそうに龍王とヨシュアを見詰めていた。黒髪に黒い目がほとんどの志龍王国においてはごく平均的な色彩と顔立ちだが、どこか自分に似ている俊宇が龍王も可愛くて仕方がなかった。
青陵殿に出入りを許されている俊宇は、乗馬の教師と共にポニーに乗ったり、ドラゴンの世話を手伝ったり、子睿の養父母と菜園の面倒を見たり、ギデオンに会いにきたり、毎日を子どもらしく過ごしていた。
次期龍王になるかもしれないということで家庭教師が付いて、公の場での振舞い方や、政治学や歴史、算術や地理などを習っているが、それも非常に優秀だと聞いている。
「わたしは龍王にはならないと思うのです。星宇叔父上とヨシュア叔父上が三百年、この国を統治するのならば、退位されるころにはわたしも三百歳近くなっています。それから龍王位を譲られるのは遅すぎます」
「確かにその年齢だと龍王位は譲れないかもしれないな」
「ですから、わたしは星宇叔父上とヨシュア叔父上の補佐ができるように勉強しておこうと思うのです。そして、生まれてきた弟妹に勉強を教えられるようになりたいのです」
現実的なことをこの年でしっかりと分かっている俊宇に龍王は感心してしまう。
龍王は即位から三百年目に龍王位を退位して梓晴の子どものいずれかに譲って旅に出ると宣言している。それはヨシュアとの約束でもあった。その後何百年、何千年生きるか分からないのだが、志龍王国を治める立場というのはそこまでにしておいて、ヨシュアと共に旅に出て政治の表舞台から去る。それが龍王とヨシュアの望みだった。
長く在位しすぎるのも政治的によくない。龍王とヨシュアだけの考えでこの国を長く動かしていくのは考えも古く凝り固まってくるし、ヨシュアが妖精だというのを感じ取られそうで龍王は自分の在位に期限を設けていた。
そのことは国中に知れ渡っているし、龍王もヨシュアも隠したことは一度もない。宰相も四大臣家もそれを了承している。
三百年に渡る志龍王国の水の加護の安定を保ってからの退位ならば、誰も文句は言えないというのが現状である。
そのときに龍王位を継ぐ者が誰もいないのであれば問題ではあるが、子睿と麗夏の間にも昨年男の子が生まれているし、梓晴も現在第二子を妊娠中である。
俊宇の言うように残り二百八十五年の在位期間に俊宇やその弟妹、子睿と麗夏の子どもたちが年を取りすぎていたとしても、その子どもたちが生まれているかもしれないし、王族は増え続けているに違いないので、龍王はそれほど心配はしていなかった。
これから龍王とヨシュアが残り何年生きるのかは分からないが、それに関しては玉を捧げて魂を結び付けているので心配はない。龍王の死ぬときがヨシュアの死ぬときで、ヨシュアの死ぬときが龍王の死ぬときだ。深く魂まで結び付いた龍王とヨシュアは死の瞬間も離れることはない。
赤栄殿に行くと梓晴と浩然が迎えてくれた。
梓晴は少しやつれている気がする。
「体は平気なのか、梓晴」
「あまり食べられませんが、それも落ち着いてくると医師は言っています」
「無理をせず食べられるものだけでも口にしてくださいね」
「ヨシュア叔父上、敬語は使わない約束です」
「俊宇もだよ」
「あ、そうだった!」
注意する俊宇にヨシュアが指摘すると、口を押えて俊宇が慌てる。
「俊宇が何か我が儘を言いましたか?」
「可愛い我が儘だよ。もう家族だから、敬語を使ってほしくないって言われた」
「まぁ。王配陛下に失礼を致しました」
「梓晴殿下も、浩然殿下も公の場以外ではそのようにしてくれると嬉しい。家族だと言われて、おれも嬉しかった」
くしゃくしゃとヨシュアが俊宇の髪を撫でると、目を細めて俊宇がヨシュアの手にもっと撫でてほしいと頭をこすり付ける。
「そうは言われましても、王配陛下ですよ?」
「王配でも義理の兄だ」
「義兄上、どうか、わたしたちは敬語を使うことを許していただけませんか?」
大人として、王族として礼儀は崩せないという態度の梓晴と浩然に、ヨシュアは「無理をさせたいわけじゃなかった。すまない」と素直にそれを受け入れた。
ヨシュアの方は今後は敬語を崩して話すつもりのようだ。
甥や妹たちとヨシュアが打ち解けていくのを見て龍王は胸が暖かくなる。
結婚十年目にして、ようやくヨシュアも家族になれた気がしていた。
始まりが最悪だっただけにヨシュアと龍王は打ち解けるのに時間がかかった。それも龍王のせいであるとは分かっているし、その後にヨシュアのことを深く愛したのも龍王である。ヨシュアから冷たい態度で接せられてつらい思いもした。
「ヨシュア、梓晴や浩然を家族のように思ってくれるのはわたしも嬉しいです」
「星宇の家族はおれの家族だ。おれの家族も星宇の家族だろう?」
ラバン王国の国王マシュー、王妃ハンナ、長女のレイチェル、その夫のデーヴィッド、次女のレベッカ、長男のジェレミー、みんな頻繁に志龍王国に来ているし、龍王とヨシュアもラバン王国に訪問していた。
「ヨシュアの家族もわたしの家族です」
「結婚したら家族と離れなければいけないと思っていたけれど、距離はあっても家族は家族だし、婚家で家族が増えて、幸せが増えただけだったな」
冬には梓晴は二人目の子どもを産むだろう。そのときにはまた家族が増える。
龍王とヨシュアには子どもができることは永久にないのだが、こうして家族が増えていくことは幸せしかない。
龍王とヨシュアは増え行く家族の中で幸福に包まれていた。
52
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる