135 / 150
五章 在位百周年
15.龍王の夢
しおりを挟む
夢の中でこれが夢だと分かるのが明晰夢というらしい。
龍王は明晰夢を見ていた。
小さなころの自分の記憶を辿るように見た夢の中で、朧げに記憶が薄れてしまった相手が覗き込んでいる。
見ただけで目を奪われた。
豪奢な金髪に鮮やかな青い目、美しい姿をしているその人物を龍王はよく知っているような気がしていた。けれどうまく思い出せずに焦れるのに、彼は名乗った。
「おれの名前は、ヨシュア。あなたが二十五歳のときにこの国に嫁いでくる王配だ」
「わたしの王配……」
夢の中で八歳の龍王は叔父夫婦に仕込まれた毒で苦しんでいた。
毒のせいで命が危ないとも言われていたのだ。
やっと峠を越した龍王は疲れていた。
手を伸ばしても彼に触れることができない。
彼は夢の中だからか、透けていて触れられないのだ。
手を伸ばし、触れられないことを確かめると、龍王は起き上がって彼の姿をよく見ようとした。体がうまく動かなくて起き上がることができない。
寝台の上で起き上がろうとしている八歳の龍王に、侍従が気付いた。
「王太子殿下が気が付かれました」
「すぐに王宮医をお呼びします」
王宮医が呼ばれて、苦くてえぐい薬湯を飲まされて、龍王はまた寝かされた。
「これで命の危険はなくなりましたね。龍王陛下も王妃殿下もお喜びになることでしょう」
「父上と母上……」
「王太子殿下のことをとても心配されていましたよ」
両親に愛されていることは常に感じていた。
五歳のときに子種がなくなる病にかかっても、父は龍王を次代龍王位から退けなかった。
水の加護の力が強い龍王こそ次代龍王に相応しいと父はずっと言っていてくれた。
思い出すだけで涙が零れそうになって龍王は寝台で目を閉じた。
意識が途切れて、次に意識が戻ったときには、龍王は二十歳の若者になっていた。二十歳とは言え龍族の王族においてはまだまだ子どもである。その時期に関わらず、龍王は龍王位を継ぐ儀式に出ていた。
前龍王であった父が亡くなったのだ。
二百歳を少し超えたくらいで急逝してしまった父は、あまりにも若かった。
母が泣いている。梓晴も泣いている。
龍王は自分がどんな顔をすればいいのか分からないまま、龍王の衣を纏い、冠を被っていた。
「新しい龍王陛下万歳!」
「これから我が国に豊かな恵みをもたらしてください」
急逝した前龍王の喪に服す暇もないくらいあっという間に龍王位についてしまった龍王は、父の死に泣くこともできなかった。
気落ちしている梓晴と母を慰め、龍王としての水の加護の祈りを捧げる日々が始まった。
「龍王になられたのです、妃を迎えねばなりません」
「わたしが子を作れないことは知れ渡っているはずだ。妃は必要ない。梓晴が結婚したらその子がわたしの後を継ぐだろう」
妃を持つことを拒む龍王に、宰相も四大臣家の当主も何度も進言してくる。
「妃を持つことは他国との関係を結ぶことにも繋がります」
「御子ができなくても、妃と愛情を育むことはできます」
そんなことを言って来る龍王の頭にあったのは、八歳のときに枕元に立っていた美しい男性だった。彼は龍王の王配になると言っていた。二十五歳になれば出会えるのだと言っていた。
「わたしはまだ妃はもらわない」
二十五歳になったら彼が自分の元に来てくれる。
それまでは妃など必要ないと強く思っていた。
惹かれたのは美しい外見からかもしれない。
それだけでなく、龍王を思いやる優しい眼差しが心地よいと感じたし、彼の全てが好ましいと感じた。
妃のことになると気が沈んでいたのに、二十五歳で彼が王配としてきてくれると言っていたのを信じてその日を楽しみにしていた。
二十五歳になる直前に、ラバン王国から王弟が嫁いでくるという話が持ち上がった。
金髪に青い目の絵姿を見せられて、彼だと直感した。
二十五歳の誕生日を終えて、少ししてラバン王国からやってきた彼に声を掛けた。
「待っていた。あなたに会えるのを」
「現実とは違う反応をするのだな、星宇」
「ヨシュア……」
顔を上げてヨシュアが笑った瞬間、意識が浮上する。
目を覚ました龍王はヨシュアの胸を枕にしていて、ヨシュアも同時に目を覚ましたようだった。
「ヨシュアが出て来る夢を見ました」
「おれが見たのと同じ夢だった気がする」
「ヨシュアはわたしの夢の中に入ったのですか?」
「多分そうだと思う。星宇がうなされているから気になったら星宇の夢の中に入っていた気がする」
ヨシュアに言われて、あの夢はヨシュアと共有していたのかと分かると恥ずかしくなる。
現実で顔合わせのときに龍王がヨシュアに言ったのは「あなたを愛するつもりはない」という酷い言葉だった。それを取り繕うように「待っていた」などと言っても、過去が塗り替えられるはずがない。
「すみませんでした、ヨシュア。嫌なことを思い出させたかもしれません」
「星宇の夢の中に入って、星宇がこれまでどれだけ大変だったかを知ったよ。星宇と出会えてよかった」
「ヨシュア……」
温かい言葉をかけてくれるヨシュアに思わずそのしっかりとした体に抱き着く。
「夢の中でヨシュアに一目惚れをしました。わたしは何度ヨシュアに出会っても惚れる運命なのだと思います」
「現実では一目惚れはしてくれなかったようだけどな」
「現実でも美しいひとだとは思っていました。最初は素直になれなかっただけで」
現実でも一目見た瞬間に心奪われていた。
ヨシュアはそれだけ美しく、それでいて男らしく格好よかった。
ヨシュアと自分を比べて、敵わないと思ったからこそ、最初にあんなひどいことを言ってしまったのかもしれない。
「ヨシュア、愛しています。わたしを見捨てないでください」
「見捨てるはずがないよ。おれと星宇は魂で結ばれているのだからね」
魂で結ばれているからこそヨシュアは龍王の夢の中に入って来られたのかもしれない。
龍王にとってはよく見る夢だったが、今後はヨシュアの気配があればうなされることもなくなるかもしれない。
五歳のときの衝撃と悲しみ、七歳で梓晴が生まれたときのいたたまれなかった思い、八歳で毒殺をされそうになったときの苦しみ、二十歳で父が死に龍王に即位したときの失意。
全て何度も夢に見るできごとだった。
「これからは怖い夢を見ても平気になるかもしれません」
「怖い夢を見たときにはおれを呼んでくれ。夢の中にも助けに行くよ」
「ヨシュア、ありがとうございます」
本当に夢の中にも助けに来てくれたヨシュアを思い出し微笑む龍王に、ヨシュアも微笑んでいる。
龍王にとってはヨシュアはどんなときにでもそばにいてくれて、どんなところにいても助けに来てくれる愛しい相手だった。
ヨシュアが来てから龍王は食事をまともに取れるようになったし、夜もよく眠れるようになった。
王族としてあるまじきことだが、龍王は毒殺されかけたことにより何度もの毒見で冷えた料理を食べたいとも思わなかったし、夜は警護の兵士が部屋にいると落ち着いて眠ることもできなかった。
全て龍王を守るためだと分かっているのだが、龍王はその生活が窮屈でならなかった。
今はヨシュアがいてくれるから、毒見の必要もなく魔術で毒を感知できるし、護衛も部屋の外に立たせるだけでヨシュアが守ってくれるのでぐっすりと眠ることができる。
「ヨシュアがわたしの元に来てくれてよかったと思っています」
「おれも結婚相手が星宇でよかったよ」
お互いがお互いを愛して尊重し合う。
そういう理想の夫夫になれたのだと思うと、龍王は幸福感で胸がいっぱいになる。
椅子に座って水の加護の祈りを捧げると、龍王はヨシュアと一緒に朝餉を食べ始めた。
龍王は明晰夢を見ていた。
小さなころの自分の記憶を辿るように見た夢の中で、朧げに記憶が薄れてしまった相手が覗き込んでいる。
見ただけで目を奪われた。
豪奢な金髪に鮮やかな青い目、美しい姿をしているその人物を龍王はよく知っているような気がしていた。けれどうまく思い出せずに焦れるのに、彼は名乗った。
「おれの名前は、ヨシュア。あなたが二十五歳のときにこの国に嫁いでくる王配だ」
「わたしの王配……」
夢の中で八歳の龍王は叔父夫婦に仕込まれた毒で苦しんでいた。
毒のせいで命が危ないとも言われていたのだ。
やっと峠を越した龍王は疲れていた。
手を伸ばしても彼に触れることができない。
彼は夢の中だからか、透けていて触れられないのだ。
手を伸ばし、触れられないことを確かめると、龍王は起き上がって彼の姿をよく見ようとした。体がうまく動かなくて起き上がることができない。
寝台の上で起き上がろうとしている八歳の龍王に、侍従が気付いた。
「王太子殿下が気が付かれました」
「すぐに王宮医をお呼びします」
王宮医が呼ばれて、苦くてえぐい薬湯を飲まされて、龍王はまた寝かされた。
「これで命の危険はなくなりましたね。龍王陛下も王妃殿下もお喜びになることでしょう」
「父上と母上……」
「王太子殿下のことをとても心配されていましたよ」
両親に愛されていることは常に感じていた。
五歳のときに子種がなくなる病にかかっても、父は龍王を次代龍王位から退けなかった。
水の加護の力が強い龍王こそ次代龍王に相応しいと父はずっと言っていてくれた。
思い出すだけで涙が零れそうになって龍王は寝台で目を閉じた。
意識が途切れて、次に意識が戻ったときには、龍王は二十歳の若者になっていた。二十歳とは言え龍族の王族においてはまだまだ子どもである。その時期に関わらず、龍王は龍王位を継ぐ儀式に出ていた。
前龍王であった父が亡くなったのだ。
二百歳を少し超えたくらいで急逝してしまった父は、あまりにも若かった。
母が泣いている。梓晴も泣いている。
龍王は自分がどんな顔をすればいいのか分からないまま、龍王の衣を纏い、冠を被っていた。
「新しい龍王陛下万歳!」
「これから我が国に豊かな恵みをもたらしてください」
急逝した前龍王の喪に服す暇もないくらいあっという間に龍王位についてしまった龍王は、父の死に泣くこともできなかった。
気落ちしている梓晴と母を慰め、龍王としての水の加護の祈りを捧げる日々が始まった。
「龍王になられたのです、妃を迎えねばなりません」
「わたしが子を作れないことは知れ渡っているはずだ。妃は必要ない。梓晴が結婚したらその子がわたしの後を継ぐだろう」
妃を持つことを拒む龍王に、宰相も四大臣家の当主も何度も進言してくる。
「妃を持つことは他国との関係を結ぶことにも繋がります」
「御子ができなくても、妃と愛情を育むことはできます」
そんなことを言って来る龍王の頭にあったのは、八歳のときに枕元に立っていた美しい男性だった。彼は龍王の王配になると言っていた。二十五歳になれば出会えるのだと言っていた。
「わたしはまだ妃はもらわない」
二十五歳になったら彼が自分の元に来てくれる。
それまでは妃など必要ないと強く思っていた。
惹かれたのは美しい外見からかもしれない。
それだけでなく、龍王を思いやる優しい眼差しが心地よいと感じたし、彼の全てが好ましいと感じた。
妃のことになると気が沈んでいたのに、二十五歳で彼が王配としてきてくれると言っていたのを信じてその日を楽しみにしていた。
二十五歳になる直前に、ラバン王国から王弟が嫁いでくるという話が持ち上がった。
金髪に青い目の絵姿を見せられて、彼だと直感した。
二十五歳の誕生日を終えて、少ししてラバン王国からやってきた彼に声を掛けた。
「待っていた。あなたに会えるのを」
「現実とは違う反応をするのだな、星宇」
「ヨシュア……」
顔を上げてヨシュアが笑った瞬間、意識が浮上する。
目を覚ました龍王はヨシュアの胸を枕にしていて、ヨシュアも同時に目を覚ましたようだった。
「ヨシュアが出て来る夢を見ました」
「おれが見たのと同じ夢だった気がする」
「ヨシュアはわたしの夢の中に入ったのですか?」
「多分そうだと思う。星宇がうなされているから気になったら星宇の夢の中に入っていた気がする」
ヨシュアに言われて、あの夢はヨシュアと共有していたのかと分かると恥ずかしくなる。
現実で顔合わせのときに龍王がヨシュアに言ったのは「あなたを愛するつもりはない」という酷い言葉だった。それを取り繕うように「待っていた」などと言っても、過去が塗り替えられるはずがない。
「すみませんでした、ヨシュア。嫌なことを思い出させたかもしれません」
「星宇の夢の中に入って、星宇がこれまでどれだけ大変だったかを知ったよ。星宇と出会えてよかった」
「ヨシュア……」
温かい言葉をかけてくれるヨシュアに思わずそのしっかりとした体に抱き着く。
「夢の中でヨシュアに一目惚れをしました。わたしは何度ヨシュアに出会っても惚れる運命なのだと思います」
「現実では一目惚れはしてくれなかったようだけどな」
「現実でも美しいひとだとは思っていました。最初は素直になれなかっただけで」
現実でも一目見た瞬間に心奪われていた。
ヨシュアはそれだけ美しく、それでいて男らしく格好よかった。
ヨシュアと自分を比べて、敵わないと思ったからこそ、最初にあんなひどいことを言ってしまったのかもしれない。
「ヨシュア、愛しています。わたしを見捨てないでください」
「見捨てるはずがないよ。おれと星宇は魂で結ばれているのだからね」
魂で結ばれているからこそヨシュアは龍王の夢の中に入って来られたのかもしれない。
龍王にとってはよく見る夢だったが、今後はヨシュアの気配があればうなされることもなくなるかもしれない。
五歳のときの衝撃と悲しみ、七歳で梓晴が生まれたときのいたたまれなかった思い、八歳で毒殺をされそうになったときの苦しみ、二十歳で父が死に龍王に即位したときの失意。
全て何度も夢に見るできごとだった。
「これからは怖い夢を見ても平気になるかもしれません」
「怖い夢を見たときにはおれを呼んでくれ。夢の中にも助けに行くよ」
「ヨシュア、ありがとうございます」
本当に夢の中にも助けに来てくれたヨシュアを思い出し微笑む龍王に、ヨシュアも微笑んでいる。
龍王にとってはヨシュアはどんなときにでもそばにいてくれて、どんなところにいても助けに来てくれる愛しい相手だった。
ヨシュアが来てから龍王は食事をまともに取れるようになったし、夜もよく眠れるようになった。
王族としてあるまじきことだが、龍王は毒殺されかけたことにより何度もの毒見で冷えた料理を食べたいとも思わなかったし、夜は警護の兵士が部屋にいると落ち着いて眠ることもできなかった。
全て龍王を守るためだと分かっているのだが、龍王はその生活が窮屈でならなかった。
今はヨシュアがいてくれるから、毒見の必要もなく魔術で毒を感知できるし、護衛も部屋の外に立たせるだけでヨシュアが守ってくれるのでぐっすりと眠ることができる。
「ヨシュアがわたしの元に来てくれてよかったと思っています」
「おれも結婚相手が星宇でよかったよ」
お互いがお互いを愛して尊重し合う。
そういう理想の夫夫になれたのだと思うと、龍王は幸福感で胸がいっぱいになる。
椅子に座って水の加護の祈りを捧げると、龍王はヨシュアと一緒に朝餉を食べ始めた。
36
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる