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五章 在位百周年
28.龍王とヨシュアと温泉
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ヨシュアが目を覚ますと、龍王もヨシュアの胸の上で目を覚ましていた。
ヨシュアの体の上に重なるようにして龍王は眠る。重さはそれほど感じないのでヨシュアは龍王が寝やすいのならばそのままにしておいた。
部屋の中には龍王の水の力で溶けない氷柱が立てられて、部屋中を涼しく保てている。
長めの昼寝から目覚めてきている衣類を整えて椅子に座ると、ギデオンがお茶を入れてくれる。
甘い香りの香茶は今回の旅の土産だった。
龍王は香茶に牛乳とハチミツを入れて飲むのだが、ヨシュアは何も入れないで飲む。香茶の好みもギデオンはよく分かっているので、好み通りに準備してくれる。
巡行の最中は干した果物を食べることが多かったが、今日は甘い蜜に入れられた杏仁豆腐が出された。冷たくつるりとした杏仁豆腐は暑くても喉を通っていくので、龍王もするすると食べていた。
「ヨシュア、王都から日帰りで行ける場所に温泉があるのです」
「巡行から帰ったばかりだが、また出かけるのか?」
「今度は公務ではなく、私的にお忍びで行ったらどうかなと思うのです」
「温泉にも水の加護は影響するんだろうか。それなら、温泉地にも還元できるが」
「そういうことは考えずに、わたしが温泉でヨシュアと過ごしたいだけなのです」
ヨシュアは水の加護のことを真剣に考えてしまうが、龍王は純粋に温泉を楽しみに行きたいようだ。温泉にヨシュアも行ったことはあるが、様々な効能があるだけではなく、一日中いつでも湯が沸いていて、入りたいときに入れるというのが好きだった。青陵殿の湯殿も入りたいときに入れるのは確かなのだが、そこに侍従たちが細やかに気を回して、龍王とヨシュアが入りたい時間に湯を沸かしておくという努力があることは知っている。
そういうことを気にせず湯にいつでも入れる環境というのは悪くないと思う。
「ヨシュアの夢を見ました。十五歳で魔術騎士団団長に就任したヨシュアと、ラバン王国から志龍王国に嫁ぐ前のヨシュアを見ました。ヨシュアは十五のときから立派に魔術騎士団の団長を務めていて、志龍王国に嫁ぐときには覚悟を決めてきてくれたのに、わたしはヨシュアに酷いことを言ってしまったのだと改めて思いました」
「昔の夢を見た気がするが、星宇も同じ夢を見ていたのか」
「ヨシュアのことが更に愛しくなって、労いたい気持ちになったのです」
それで温泉の話を持ち出したのかと思うと、ヨシュアは龍王が可愛く感じられる。マシューと話し合って、自分が志龍王国に行くのが一番いいのではないかと覚悟を決めたとき、最初から龍王と愛し合えるなどとは思っていなかった。心を通じ合わせることも期待していなかった。それが政略結婚というものだし、龍王も男性のヨシュアを伴侶としてよこされて困惑していただろうことも分かる。
「星宇はおれを愛してくれたが、女性の伴侶が欲しかったんじゃないのか?」
「わたしは子種がないことで女性に自分の子どもを諦めさせることが確定していたので、女性が伴侶として来た場合にも同じ態度を取っていたと思いますよ」
幼いころに病にかかって龍王は子種をなくしてしまった。そのことで女性を伴侶とすることに対しては抵抗があったのだと龍王は言う。
「その後、おれに心許してくれたのは、おれが男だったからか?」
「多分そうだと思います。わたしは女性とは、罪悪感があって閨ごとはできなかったと思います」
女性と体を交わしても龍王は子どもを作ることができない。それが分かっているから、女性を遠ざける傾向にあったのかもしれない。
「レイチェルを志龍王国に嫁がせていたら、目も当てられないことになったかもしれないってことか」
「そうなりますね。レイチェル殿は、わたしに嫁がなくて幸せだったと思います」
従兄弟のデーヴィッドと結婚し、子どもも孫もいるレイチェルは非常に幸せそうだった。ヨシュアがあのとき決断しなければ、レイチェルはその幸せを手に入れることはなかった。
同じく、ヨシュアも今の幸せを手に入れていない。
「おれは志龍王国に嫁いできて、星宇の王配になって幸せだと思うよ」
「わたしもヨシュアが嫁いできてくれて、わたしの王配になってくれて幸せです」
香茶を飲み終わった龍王が立ち上がってヨシュアに口付けて来る。ヨシュアは牛乳と蜂蜜の香りのする甘い口付けを受け入れた。
その数日後、ヨシュアは龍王と共に王都近くの温泉地に行っていた。
地味な馬車で龍王の身分を伏せて、ヨシュアは魔術で髪の色を黒に変えて、イザヤとアイザックとギデオンとゴライアスだけを連れたお忍びの旅行だった。
温泉宿に入ると、温泉が貸し切りになっていて、宿には魔術騎士団の魔術騎士が変装して入り込んでいて、警護に当たっている。
貸し切りになっている温泉の脱衣所で服を脱いで洗い場に行く。
洗い場で龍王の髪を洗って、ヨシュアも自分の髪と体を洗っていると、龍王の視線がヨシュアの白い肌に向いているのを感じる。
巡行から帰ってから、ヨシュアはほぼ毎日龍王と体を交わしている。龍王はヨシュアの体に赤い痕を付けるのを好むので、ヨシュアの胸や鎖骨、引き締まった腹筋の辺りも、腰骨にも、太ももにも赤い痕が残っていた。
「ヨシュアの体、煽情的ですね……」
「そうしたのは星宇だろう。温泉に行くのは分かってたんだから、手加減してほしかったな」
「他の誰が見るわけでもないのでいいでしょう? それにヨシュアの体は真っ白で、痕が付きやすくて、積もったばかりの新雪に痕を付けるようで興奮するのです」
性的な目で見られているのは自覚があったが、真正面から言われるとヨシュアも照れてしまう。龍王はヨシュアの体格のよすぎる体に欲情するのだとよく分かる。
「星宇は変わってるよな。おれを抱きたいと言うだなんて」
「変わっていませんよ。ヨシュアはいつも魅力的で、美しくて、わたしを興奮させます」
真剣に言う龍王にヨシュアはそれ以上は我慢できなくて湯船に入った。
木の湯船の中には乳白色の湯が溜められている。熱くはなく、どちらかと言えばぬるめの湯なのだが、多少ぬめりがあって肌にまとわりつくような感じがする。
龍王も湯船に入ってヨシュアの脚の間にすとんとおさまった。
「いい湯ですね」
「そうだな。熱すぎないのがいいな。温泉は熱いものだと思っていた」
「わたしは温泉は初めてなので、こういうものなのかと思っていました」
「星宇は初めてなのか? おれは遠征のときに何度か入ったことがある」
「初めてですね。巡行のときに温泉地に行ったこともありますが、温泉に入らずに屋敷の湯殿に行っていました」
食事に興味がなく、眠るのも警備の兵士がいると難しかった龍王は、温泉地でも特に温泉に入ることなく普通の湯殿で湯あみしていたようだった。
「これからは巡行の行程に温泉地も入れてもらうか」
「いいですね。温泉、気に入りました」
巡行の行程に温泉地を入れてもらう提案をすれば龍王も頷いている。
ヨシュアは脚の間におさまっている龍王の体を背中から包み込むように抱き締める。
つむじに唇を落とすと、龍王がうっとりと目を閉じるのが分かった。
「ヨシュアといると、世界が素晴らしいもののように思えます。それまで興味のなかったことも、挑戦してみたいと思うようになります」
「料理もかなり食べられるようになってきたよな」
「はい。ヨシュアが取り分けてくれると、どんな味がするのか食べてみたくなります」
宴での食事が苦手な龍王だが、今回の巡行ではかなり食べられた方だと思う。ラバン王国での食事は特によく食べていた。志龍王国では大皿で出た料理を取り分けて食べるのだが、ラバン王国では一人ずつ皿に料理を乗せて出すので、龍王が取り分ける必要がなかったのもよかったのかもしれない。
「星宇がよく食べるなら、おれは毎回星宇のために取り分けるよ」
「嬉しいです。ありがとうございます」
微笑んだ龍王が体の向きを変えてヨシュアと向き合う形になる。首に腕を回されて、唇が重なると、龍王の舌がヨシュアの口腔内を舐める。ヨシュアも龍王の舌に舌を絡めて、口付けを続けた。
「熱くはないですけど、のぼせそうですね」
「そろそろ帰るか」
口付けを続けていたらのぼせそうだったし、何より龍王の中心が兆しているのに気付いていたヨシュアは、温泉から出て脱衣所で体を拭いて髪を魔術で乾かし、地味な衣装を身に纏った。
帰りの馬車の中でも龍王はヨシュアの脚の間に座って、ヨシュアとぴったりとくっついていた。
ヨシュアの体の上に重なるようにして龍王は眠る。重さはそれほど感じないのでヨシュアは龍王が寝やすいのならばそのままにしておいた。
部屋の中には龍王の水の力で溶けない氷柱が立てられて、部屋中を涼しく保てている。
長めの昼寝から目覚めてきている衣類を整えて椅子に座ると、ギデオンがお茶を入れてくれる。
甘い香りの香茶は今回の旅の土産だった。
龍王は香茶に牛乳とハチミツを入れて飲むのだが、ヨシュアは何も入れないで飲む。香茶の好みもギデオンはよく分かっているので、好み通りに準備してくれる。
巡行の最中は干した果物を食べることが多かったが、今日は甘い蜜に入れられた杏仁豆腐が出された。冷たくつるりとした杏仁豆腐は暑くても喉を通っていくので、龍王もするすると食べていた。
「ヨシュア、王都から日帰りで行ける場所に温泉があるのです」
「巡行から帰ったばかりだが、また出かけるのか?」
「今度は公務ではなく、私的にお忍びで行ったらどうかなと思うのです」
「温泉にも水の加護は影響するんだろうか。それなら、温泉地にも還元できるが」
「そういうことは考えずに、わたしが温泉でヨシュアと過ごしたいだけなのです」
ヨシュアは水の加護のことを真剣に考えてしまうが、龍王は純粋に温泉を楽しみに行きたいようだ。温泉にヨシュアも行ったことはあるが、様々な効能があるだけではなく、一日中いつでも湯が沸いていて、入りたいときに入れるというのが好きだった。青陵殿の湯殿も入りたいときに入れるのは確かなのだが、そこに侍従たちが細やかに気を回して、龍王とヨシュアが入りたい時間に湯を沸かしておくという努力があることは知っている。
そういうことを気にせず湯にいつでも入れる環境というのは悪くないと思う。
「ヨシュアの夢を見ました。十五歳で魔術騎士団団長に就任したヨシュアと、ラバン王国から志龍王国に嫁ぐ前のヨシュアを見ました。ヨシュアは十五のときから立派に魔術騎士団の団長を務めていて、志龍王国に嫁ぐときには覚悟を決めてきてくれたのに、わたしはヨシュアに酷いことを言ってしまったのだと改めて思いました」
「昔の夢を見た気がするが、星宇も同じ夢を見ていたのか」
「ヨシュアのことが更に愛しくなって、労いたい気持ちになったのです」
それで温泉の話を持ち出したのかと思うと、ヨシュアは龍王が可愛く感じられる。マシューと話し合って、自分が志龍王国に行くのが一番いいのではないかと覚悟を決めたとき、最初から龍王と愛し合えるなどとは思っていなかった。心を通じ合わせることも期待していなかった。それが政略結婚というものだし、龍王も男性のヨシュアを伴侶としてよこされて困惑していただろうことも分かる。
「星宇はおれを愛してくれたが、女性の伴侶が欲しかったんじゃないのか?」
「わたしは子種がないことで女性に自分の子どもを諦めさせることが確定していたので、女性が伴侶として来た場合にも同じ態度を取っていたと思いますよ」
幼いころに病にかかって龍王は子種をなくしてしまった。そのことで女性を伴侶とすることに対しては抵抗があったのだと龍王は言う。
「その後、おれに心許してくれたのは、おれが男だったからか?」
「多分そうだと思います。わたしは女性とは、罪悪感があって閨ごとはできなかったと思います」
女性と体を交わしても龍王は子どもを作ることができない。それが分かっているから、女性を遠ざける傾向にあったのかもしれない。
「レイチェルを志龍王国に嫁がせていたら、目も当てられないことになったかもしれないってことか」
「そうなりますね。レイチェル殿は、わたしに嫁がなくて幸せだったと思います」
従兄弟のデーヴィッドと結婚し、子どもも孫もいるレイチェルは非常に幸せそうだった。ヨシュアがあのとき決断しなければ、レイチェルはその幸せを手に入れることはなかった。
同じく、ヨシュアも今の幸せを手に入れていない。
「おれは志龍王国に嫁いできて、星宇の王配になって幸せだと思うよ」
「わたしもヨシュアが嫁いできてくれて、わたしの王配になってくれて幸せです」
香茶を飲み終わった龍王が立ち上がってヨシュアに口付けて来る。ヨシュアは牛乳と蜂蜜の香りのする甘い口付けを受け入れた。
その数日後、ヨシュアは龍王と共に王都近くの温泉地に行っていた。
地味な馬車で龍王の身分を伏せて、ヨシュアは魔術で髪の色を黒に変えて、イザヤとアイザックとギデオンとゴライアスだけを連れたお忍びの旅行だった。
温泉宿に入ると、温泉が貸し切りになっていて、宿には魔術騎士団の魔術騎士が変装して入り込んでいて、警護に当たっている。
貸し切りになっている温泉の脱衣所で服を脱いで洗い場に行く。
洗い場で龍王の髪を洗って、ヨシュアも自分の髪と体を洗っていると、龍王の視線がヨシュアの白い肌に向いているのを感じる。
巡行から帰ってから、ヨシュアはほぼ毎日龍王と体を交わしている。龍王はヨシュアの体に赤い痕を付けるのを好むので、ヨシュアの胸や鎖骨、引き締まった腹筋の辺りも、腰骨にも、太ももにも赤い痕が残っていた。
「ヨシュアの体、煽情的ですね……」
「そうしたのは星宇だろう。温泉に行くのは分かってたんだから、手加減してほしかったな」
「他の誰が見るわけでもないのでいいでしょう? それにヨシュアの体は真っ白で、痕が付きやすくて、積もったばかりの新雪に痕を付けるようで興奮するのです」
性的な目で見られているのは自覚があったが、真正面から言われるとヨシュアも照れてしまう。龍王はヨシュアの体格のよすぎる体に欲情するのだとよく分かる。
「星宇は変わってるよな。おれを抱きたいと言うだなんて」
「変わっていませんよ。ヨシュアはいつも魅力的で、美しくて、わたしを興奮させます」
真剣に言う龍王にヨシュアはそれ以上は我慢できなくて湯船に入った。
木の湯船の中には乳白色の湯が溜められている。熱くはなく、どちらかと言えばぬるめの湯なのだが、多少ぬめりがあって肌にまとわりつくような感じがする。
龍王も湯船に入ってヨシュアの脚の間にすとんとおさまった。
「いい湯ですね」
「そうだな。熱すぎないのがいいな。温泉は熱いものだと思っていた」
「わたしは温泉は初めてなので、こういうものなのかと思っていました」
「星宇は初めてなのか? おれは遠征のときに何度か入ったことがある」
「初めてですね。巡行のときに温泉地に行ったこともありますが、温泉に入らずに屋敷の湯殿に行っていました」
食事に興味がなく、眠るのも警備の兵士がいると難しかった龍王は、温泉地でも特に温泉に入ることなく普通の湯殿で湯あみしていたようだった。
「これからは巡行の行程に温泉地も入れてもらうか」
「いいですね。温泉、気に入りました」
巡行の行程に温泉地を入れてもらう提案をすれば龍王も頷いている。
ヨシュアは脚の間におさまっている龍王の体を背中から包み込むように抱き締める。
つむじに唇を落とすと、龍王がうっとりと目を閉じるのが分かった。
「ヨシュアといると、世界が素晴らしいもののように思えます。それまで興味のなかったことも、挑戦してみたいと思うようになります」
「料理もかなり食べられるようになってきたよな」
「はい。ヨシュアが取り分けてくれると、どんな味がするのか食べてみたくなります」
宴での食事が苦手な龍王だが、今回の巡行ではかなり食べられた方だと思う。ラバン王国での食事は特によく食べていた。志龍王国では大皿で出た料理を取り分けて食べるのだが、ラバン王国では一人ずつ皿に料理を乗せて出すので、龍王が取り分ける必要がなかったのもよかったのかもしれない。
「星宇がよく食べるなら、おれは毎回星宇のために取り分けるよ」
「嬉しいです。ありがとうございます」
微笑んだ龍王が体の向きを変えてヨシュアと向き合う形になる。首に腕を回されて、唇が重なると、龍王の舌がヨシュアの口腔内を舐める。ヨシュアも龍王の舌に舌を絡めて、口付けを続けた。
「熱くはないですけど、のぼせそうですね」
「そろそろ帰るか」
口付けを続けていたらのぼせそうだったし、何より龍王の中心が兆しているのに気付いていたヨシュアは、温泉から出て脱衣所で体を拭いて髪を魔術で乾かし、地味な衣装を身に纏った。
帰りの馬車の中でも龍王はヨシュアの脚の間に座って、ヨシュアとぴったりとくっついていた。
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