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五章 在位百周年
30.ヨシュアの百四十七回目の誕生日
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ヨシュアの誕生日は新年と近いので、小さいころからあまり派手に祝われることがなかった。兄であるマシューは国王として新年の祝賀の行事に忙しかったし、ヨシュアは十五歳で王宮を出ているので、家族から祝われることもほとんどなかったのだ。
毎年きっちりと祝われるようになったのは志龍王国に嫁いできて、龍王に玉を賜った後からだった。
新年の祝賀の行事で疲れているのに、龍王はヨシュアの誕生日は必ず休みを取って祝ってくれる。
装飾品を送ってくれたり、ラバン王国式のフロックコートを一式用意して一緒に着て過ごしたり、ケーキを用意してくれていたりして、ヨシュアは毎年龍王に感謝してその日は過ごす。
今年は朝はいつもと同じ水の加護の祈りから始まって、朝餉に粥を食べたのだが、昼餉には赤栄殿で梓晴一家との食事会が準備されていた。
こういう機会でもないと梓晴一家と食事をすることがないので、ヨシュアは赤栄殿に行くと、梓晴一家が迎えてくれる。
梓晴と夫の浩然、子どもの俊宇、梓涵、楽新、秀英に、この五年で生まれてきた沐陽も加わっていた。子どもが五人に増えた梓晴と浩然は夫婦仲もよく幸せそうである。
「在位二百年のときには、梓晴の子どもの中から王太子を決めようと思っている」
「男の子にするおつもりですか? 女の子にするおつもりですか?」
「そのときの子どもの様子を見て、一番龍王位に相応しい子どもを選ぶつもりだよ。性別はどちらでもいいと思っている」
龍王が梓晴に言っているのを聞いて、ヨシュアは二十歳で突然龍王位を譲られたことに対して、龍王がそんなことのないようにしっかりと準備ができるよう在位二百年のときに王太子を決めるのだと理解した。百年間の時間があれば王太子は心の準備もできるし、水の加護の祈りの練習もできるだろう。
「王太子になったものには、時々水の加護の祈りを共に行って指導をしていこうと思っている。わたしが父上から何も指導されないまま、若くして龍王になったとき、王太子としての教育は受けていたが、それでも戸惑ったものだ。次の龍王にはそういうことがないようにしたい」
「兄上がそのように考えてくださってわたくしとしても非常にありがたいです」
「息子か娘が王太子となるのに、龍王陛下の指導があれば心強いことでしょう」
三百年の在位期間は長いのかもしれないが、ヨシュアという妖精の伴侶を持って、妖精の長すぎる寿命と人生を同じくするからこそ、龍王はその選択をした。龍王の後を継ぐ者は梓晴の子どもの中から選ぶということもずっと前から決めてある。
「わたくしの子どもたちの誰が選ばれてもいいように教育をしておかねばなりませんね」
「それは心配していないよ。俊宇など、わたしが病に臥せることがあれば、すぐにでも代役を務められるだろう。梓涵も楽新も秀英も同様だ」
「我が子たちを評価していただいて光栄です。ですが、俊宇や梓涵は兄上と年齢が近すぎるところがあります。年齢が下の子どもたちもしっかりと教育していかなければいけないと思っております」
「それはそうだね。誰が王太子になるかは分からないが、あまりに年が近すぎると、短期の龍王になってしまって国が安定しないのは確かだ」
「わたしも自分は龍王になることはないだろうと思って、弟や妹のよき補佐になれるように勉強しています」
俊宇が述べるのに、梓涵も「わたくしもそのように思っております」と言葉を添える。
年齢的な問題がある子どもがいるのは確かだが、年下の子どもたちには十分王太子になる可能性が残っている。これから生まれてくるかもしれない子どもたちにも王太子になる可能性はある。
在位二百年のときに龍王が選ぶ王太子が誰なのか、今は全く分からない。
「政治の話はそこまでにして、昼餉をいただきましょうか。冷めてしまいますし、沐陽が食べたがって、待ちきれないようです」
子ども用の椅子に座らされている小さな沐陽はよだれを垂らして円卓の上の料理を見ている。
「それは悪かった。待たせたな、沐陽」
龍王が促すと、梓晴と浩然が沐陽の食べられそうなものを取り分けて、沐陽の前に持って来ていた。龍王の分は当然ヨシュアが取り分けたのだが、今日は龍王がヨシュアの分を取り分けてくれた。
「誕生日くらいヨシュアにしてあげたかったのです」
「ありがとう、星宇」
取り分けられた料理を食べていると、秀英がじっとヨシュアと龍王を見詰めていた。
「星宇叔父上はヨシュア義叔父上の分を取り分けて、ヨシュア義叔父上は星宇叔父上の分を取り分けるのですね」
「普段はおれが星宇の分も自分の分も取り分けているよ。星宇はおれが見ていないと碌に食べないこともあるからね」
「星宇叔父上とヨシュア義叔父上は仲睦まじいのですね」
最近成人して婚約したばかりの秀英はヨシュアと龍王の仲が気になるようだった。
「わたしも結婚したら百年後も二百年後も、仲睦まじくいられるものでしょうか」
「それに関しては、秀英と相手の努力が必要だな」
「わたしとヨシュアもお互いに努力しあって仲良くしています」
熟年の夫夫らしいことを言えば、秀英は真剣にそれを聞いていた。
昼餉が終わると青陵殿に戻って、ヨシュアと龍王で寝台に横になる。休みの日は昼餉の後に少し昼寝の時間を取っているが、龍王はヨシュアの胸に耳を当てて目を閉じていた。
「ヨシュアの鼓動が聞こえます」
「玉で魂が結ばれているから、星宇の鼓動と同じになってるんじゃないか?」
「ヨシュアの鼓動はヨシュアの鼓動です。わたしの鼓動はわたしの鼓動です。ヨシュアの鼓動を聞いていると落ち着きます」
玉で魂が結ばれていても、鼓動は違うようだが、龍王はヨシュアの鼓動を聞いて安らいでいる。
龍王の両脇に手を差し入れて、体を持ち上げて、ヨシュアは龍王の胸を自分の顔に押し付けるようにした。顔を横に向けて耳を押し付けると、龍王の薄い胸から鼓動が聞こえる。
とくとくと規則的に聞こえてくる鼓動に、ヨシュアも心が落ち着いてくる。
「これではヨシュアの鼓動が聞けないではないですか」
「分かった、元に戻すよ」
文句を言われてヨシュアは龍王を元の位置に戻すと、龍王がヨシュアの鼓動を聞きながらうとうとし始めていた。
髪を撫でてつむじに唇を落とすと、龍王がむにゃむにゃと何か言いながらヨシュアの胸を揉んでくる。寝ぼけて無意識にやっているのだろうが、くすぐったくてヨシュアは身じろぎしてしまったが、龍王は胸から落ちることなくそのまま眠っていた。
目を覚ますと、ギデオンがお茶を入れてくれて、ヨシュアと龍王は椅子に座る。
準備していたのかケーキが運ばれてきた。
ケーキの上にはろうそくが立っている。
「沐陽が見たら食べたがっただろうな」
「沐陽には別の機会にケーキを届けます。今日は二人だけでお祝いしましょう」
昼餉は梓晴一家と一緒だったが、おやつのケーキは二人だけで食べたかったようだ。準備してくれていた龍王に感謝しつつ、ヨシュアはろうそくを吹き消す。
残りの百九十四年が無事に過ぎていくように、願いを込めて。
切り分けられたケーキを食べて、香茶を飲むと、龍王がヨシュアの脚の間に移動してくる。脚の間におさまった龍王を背中から抱き締めていると、龍王がぽつりと呟く。
「百年後も、二百年後も、千年後も、生きている限り、わたしはヨシュアを愛します。ヨシュアもわたしを愛してください」
「星宇を愛しているよ」
抱き締めた腕に手を乗せて呟く龍王に、ヨシュアは抱き締める力を強める。すっぽりとヨシュアの体の中に納まってしまう龍王の細い体が愛しい。
在位三百年まで残り約百九十四年。
残りの時間もヨシュアは龍王と仲睦まじくやっていけるのではないかと確信していた。
毎年きっちりと祝われるようになったのは志龍王国に嫁いできて、龍王に玉を賜った後からだった。
新年の祝賀の行事で疲れているのに、龍王はヨシュアの誕生日は必ず休みを取って祝ってくれる。
装飾品を送ってくれたり、ラバン王国式のフロックコートを一式用意して一緒に着て過ごしたり、ケーキを用意してくれていたりして、ヨシュアは毎年龍王に感謝してその日は過ごす。
今年は朝はいつもと同じ水の加護の祈りから始まって、朝餉に粥を食べたのだが、昼餉には赤栄殿で梓晴一家との食事会が準備されていた。
こういう機会でもないと梓晴一家と食事をすることがないので、ヨシュアは赤栄殿に行くと、梓晴一家が迎えてくれる。
梓晴と夫の浩然、子どもの俊宇、梓涵、楽新、秀英に、この五年で生まれてきた沐陽も加わっていた。子どもが五人に増えた梓晴と浩然は夫婦仲もよく幸せそうである。
「在位二百年のときには、梓晴の子どもの中から王太子を決めようと思っている」
「男の子にするおつもりですか? 女の子にするおつもりですか?」
「そのときの子どもの様子を見て、一番龍王位に相応しい子どもを選ぶつもりだよ。性別はどちらでもいいと思っている」
龍王が梓晴に言っているのを聞いて、ヨシュアは二十歳で突然龍王位を譲られたことに対して、龍王がそんなことのないようにしっかりと準備ができるよう在位二百年のときに王太子を決めるのだと理解した。百年間の時間があれば王太子は心の準備もできるし、水の加護の祈りの練習もできるだろう。
「王太子になったものには、時々水の加護の祈りを共に行って指導をしていこうと思っている。わたしが父上から何も指導されないまま、若くして龍王になったとき、王太子としての教育は受けていたが、それでも戸惑ったものだ。次の龍王にはそういうことがないようにしたい」
「兄上がそのように考えてくださってわたくしとしても非常にありがたいです」
「息子か娘が王太子となるのに、龍王陛下の指導があれば心強いことでしょう」
三百年の在位期間は長いのかもしれないが、ヨシュアという妖精の伴侶を持って、妖精の長すぎる寿命と人生を同じくするからこそ、龍王はその選択をした。龍王の後を継ぐ者は梓晴の子どもの中から選ぶということもずっと前から決めてある。
「わたくしの子どもたちの誰が選ばれてもいいように教育をしておかねばなりませんね」
「それは心配していないよ。俊宇など、わたしが病に臥せることがあれば、すぐにでも代役を務められるだろう。梓涵も楽新も秀英も同様だ」
「我が子たちを評価していただいて光栄です。ですが、俊宇や梓涵は兄上と年齢が近すぎるところがあります。年齢が下の子どもたちもしっかりと教育していかなければいけないと思っております」
「それはそうだね。誰が王太子になるかは分からないが、あまりに年が近すぎると、短期の龍王になってしまって国が安定しないのは確かだ」
「わたしも自分は龍王になることはないだろうと思って、弟や妹のよき補佐になれるように勉強しています」
俊宇が述べるのに、梓涵も「わたくしもそのように思っております」と言葉を添える。
年齢的な問題がある子どもがいるのは確かだが、年下の子どもたちには十分王太子になる可能性が残っている。これから生まれてくるかもしれない子どもたちにも王太子になる可能性はある。
在位二百年のときに龍王が選ぶ王太子が誰なのか、今は全く分からない。
「政治の話はそこまでにして、昼餉をいただきましょうか。冷めてしまいますし、沐陽が食べたがって、待ちきれないようです」
子ども用の椅子に座らされている小さな沐陽はよだれを垂らして円卓の上の料理を見ている。
「それは悪かった。待たせたな、沐陽」
龍王が促すと、梓晴と浩然が沐陽の食べられそうなものを取り分けて、沐陽の前に持って来ていた。龍王の分は当然ヨシュアが取り分けたのだが、今日は龍王がヨシュアの分を取り分けてくれた。
「誕生日くらいヨシュアにしてあげたかったのです」
「ありがとう、星宇」
取り分けられた料理を食べていると、秀英がじっとヨシュアと龍王を見詰めていた。
「星宇叔父上はヨシュア義叔父上の分を取り分けて、ヨシュア義叔父上は星宇叔父上の分を取り分けるのですね」
「普段はおれが星宇の分も自分の分も取り分けているよ。星宇はおれが見ていないと碌に食べないこともあるからね」
「星宇叔父上とヨシュア義叔父上は仲睦まじいのですね」
最近成人して婚約したばかりの秀英はヨシュアと龍王の仲が気になるようだった。
「わたしも結婚したら百年後も二百年後も、仲睦まじくいられるものでしょうか」
「それに関しては、秀英と相手の努力が必要だな」
「わたしとヨシュアもお互いに努力しあって仲良くしています」
熟年の夫夫らしいことを言えば、秀英は真剣にそれを聞いていた。
昼餉が終わると青陵殿に戻って、ヨシュアと龍王で寝台に横になる。休みの日は昼餉の後に少し昼寝の時間を取っているが、龍王はヨシュアの胸に耳を当てて目を閉じていた。
「ヨシュアの鼓動が聞こえます」
「玉で魂が結ばれているから、星宇の鼓動と同じになってるんじゃないか?」
「ヨシュアの鼓動はヨシュアの鼓動です。わたしの鼓動はわたしの鼓動です。ヨシュアの鼓動を聞いていると落ち着きます」
玉で魂が結ばれていても、鼓動は違うようだが、龍王はヨシュアの鼓動を聞いて安らいでいる。
龍王の両脇に手を差し入れて、体を持ち上げて、ヨシュアは龍王の胸を自分の顔に押し付けるようにした。顔を横に向けて耳を押し付けると、龍王の薄い胸から鼓動が聞こえる。
とくとくと規則的に聞こえてくる鼓動に、ヨシュアも心が落ち着いてくる。
「これではヨシュアの鼓動が聞けないではないですか」
「分かった、元に戻すよ」
文句を言われてヨシュアは龍王を元の位置に戻すと、龍王がヨシュアの鼓動を聞きながらうとうとし始めていた。
髪を撫でてつむじに唇を落とすと、龍王がむにゃむにゃと何か言いながらヨシュアの胸を揉んでくる。寝ぼけて無意識にやっているのだろうが、くすぐったくてヨシュアは身じろぎしてしまったが、龍王は胸から落ちることなくそのまま眠っていた。
目を覚ますと、ギデオンがお茶を入れてくれて、ヨシュアと龍王は椅子に座る。
準備していたのかケーキが運ばれてきた。
ケーキの上にはろうそくが立っている。
「沐陽が見たら食べたがっただろうな」
「沐陽には別の機会にケーキを届けます。今日は二人だけでお祝いしましょう」
昼餉は梓晴一家と一緒だったが、おやつのケーキは二人だけで食べたかったようだ。準備してくれていた龍王に感謝しつつ、ヨシュアはろうそくを吹き消す。
残りの百九十四年が無事に過ぎていくように、願いを込めて。
切り分けられたケーキを食べて、香茶を飲むと、龍王がヨシュアの脚の間に移動してくる。脚の間におさまった龍王を背中から抱き締めていると、龍王がぽつりと呟く。
「百年後も、二百年後も、千年後も、生きている限り、わたしはヨシュアを愛します。ヨシュアもわたしを愛してください」
「星宇を愛しているよ」
抱き締めた腕に手を乗せて呟く龍王に、ヨシュアは抱き締める力を強める。すっぽりとヨシュアの体の中に納まってしまう龍王の細い体が愛しい。
在位三百年まで残り約百九十四年。
残りの時間もヨシュアは龍王と仲睦まじくやっていけるのではないかと確信していた。
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ヨシュアは甥や姪がいたのできめ細やかな配慮ができたのでしょう。
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今後ともよろしくお願いします。
㊗️100話🥳
たくさんの読者の方の欠片よりお祝いを💐
話は何だかきな臭いし、龍王の黒い部分が浮き彫りする展開ですネ
権力者らしく、初な面もあるが王配の為ならなんでもやるとこもいい!2人が穏やかな時間が早く味わえますように
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お祝いをありがとうございます。
話はきな臭くなってきております。
ヨシュアのためならなんでもやる龍王ですが、そこもいいと仰ってくださってありがとうございます。
早く二人の平穏が戻るといいのですが。