28 / 31
本編
28.アリスターの誕生日にはシフォンケーキを
しおりを挟む
アリスターが甘えてくれるようになった。
バスルームで髪を洗ってあげたら、物凄く喜んで、結婚しているのにプロポーズまでされてしまった。そんなに感激するのならば毎日でも洗ってあげたい気持ちになった。
最初のころの緊張感は薄れて、仕事の話もしてくれるようになった。
警察の科学捜査班のラボ職員で、警察官で医者という職業上、Domの容疑者を相手にしなければいけない場面もあったようだが、アリスターはSub性が強いのでDomのコマンドにも負けなかったようだ。それどころか、グレアのようなオーラまで出ていたという。
それに関してはリシャールが念入りにアリスターにマーキングしていたのでそのせいかとも思うのだが、強くて凛々しいアリスターにリシャールは惚れ直した。
リシャールがアイスクリームが好きだと聞いてから、アリスターは果汁のゼリーを凍らせてシャーベット状にしたものを作って冷凍庫に入れておいてくれるようになった。
「ゼラチンは体にいいし、これ一つで五十キロカロリーもないから、一日一個くらいならリシャールも食べられるんじゃないか」
「それくらいのカロリーなら、ジムで少し多めに鍛えればいいから平気かな。ありがとう、アリスター」
普通のアイスクリームを毎日は食べられないが、アリスターの作ったシャーベットならば毎日食べられる。小さなカップに入れられて凍ったシャーベット状のゼリーをリシャールは大事にスプーンで削って食べた。
最近のアリスターは朝食も作ってくれるし、冷凍庫にはゼリーを凍らせてシャーベットを作ってくれるし、家事分担をしてくれるようになった。
結婚して一緒に暮らすようになったら家事の分担も考えなければいけないと思っていたが、リシャールができないときにはアリスターがして、アリスターができないときにはリシャールがして、非常に心地よく生活ができていた。
「家事のことなんだけど……」
「気付いた方、やりたい方がやればよくないか? 俺はリシャールのためなら何でもしたい」
「昨日もバスルーム掃除してくれたのアリスターでしょ? 排水溝まで綺麗にしてくれて」
「ああいうのは俺は慣れてるんだ。排水溝は仕事で毎日手を突っ込んでるようなものだし」
排水溝に残る証拠もしっかりと採取しなければいけないのがアリスターの仕事だ。分かっているが、排水溝までピカピカのキッチンとバスルームを見るとリシャールはアリスターに感謝して拝むしかない。
排水溝に手を突っ込むのが仕事で慣れているからと言って、いつもさせていたら申し訳ないとは思うのだが、リシャールが手を出すまでもなくキッチンもバスルームも排水溝はいつもピカピカだった。
「多分、俺は掃除が好きなんだと思う」
「僕は料理が好きかな」
「洗濯は必要ならばする」
「僕も洗濯は必要ならする」
家事の分担をしなくても自然とお互いがやっていて、できないときには補い合う方法でどうにかなりそうだった。
「リシャール、覚悟してくれ」
「え? 何を?」
「俺はこういう仕事をしてて、こういう性格だから、もし浮気したら徹底的に証拠を集めるし、隠せないからな」
真剣に言われてリシャールは目を丸くしてしまった。
「浮気なんてするわけないよ。アリスター以外と抱き合いたいとか全く思わないし、キスもアリスター以外とは考えられない」
撮影で必要ならばキスシーンっぽい演出は引き受けるが、実際にキスをするつもりはない。
そこまで言えばアリスターも納得したようだった。
「俺は嫉妬深くて独占欲が強いんだ」
「僕もそうだよ」
「リシャールの過去の相手にもものすごく嫉妬してる」
そんなことを言われてもリシャールは嬉しいだけだった。
「僕の過去の相手なんて、みんな最悪だったよ。相性がよくなかったし、僕のコマンドを怖いって言ったり、抱いた後で抱かれる方がよかったって言われたり……」
「俺はそんなことは言わない。リシャールは最高だ。リシャールを抱くことができて幸せだ」
「ほら、僕にとってはアリスターが最高の男なんだよ」
もうこれ以上はない。
抱き着いてアリスターの耳に囁くと、アリスターの耳が赤くなるのが分かった。
「リシャール、煽らないでくれ」
「煽ってるつもりはないんだけど」
「顔と体も最高なのに、声までいいって、天はリシャールにどれだけ与えてるんだ」
「性格と料理の腕もいいと自負してるんだけど」
「その通りだよ! リシャールは最高だよ!」
自棄になったように言われてリシャールは苦笑してしまう。アリスターがリシャールを最高と思ってくれているように、リシャールもアリスターを最高と思っている。
「アリスターは優しいし、格好いいし、金髪が綺麗だし、緑の目も凛々しいし、掃除を嫌がらずにしてくれるし、料理も上手になってきたし、僕のこと守ってくれるし……アリスターこそ、どれだけいい男なの?」
悪戯っぽく微笑んで問いかけると、抱き締められて口付けられる。
そのままベッドに雪崩れ込みたかったが、明日も仕事なので自重しなければいけない。新婚なのだから甘い蜜月を過ごしたかったが、フランスに行ったせいでアリスターの休みはしばらく長期では取れないようだった。
フランスにアリスターを連れて行ったこと自体はお互いの気持ちも確認できたし、後悔していないが、長期休みが取れないというのは少し困る。
「アリスターの誕生日の翌日は休んでよね」
「分かってるよ」
近付いているアリスターの誕生日をリシャールは盛大に祝うつもりだった。
リシャールとアリスターは誕生月がひと月しか離れていない。
リシャールが二十九歳になった翌月にアリスターも二十九歳になる。
アリスターの誕生日にはリシャールはこの日くらいは構わないかと思って、シフォンケーキを焼いた。料理はつなぎを最小限にしたハンバーグとサラダとスープと大豆のパンだった。
つなぎがほとんど入っていないハンバーグは肉の味がしっかりして美味しかった。
リシャールの誕生日に飲まなかったスパークリングワインを開けて、二人で飲んで、夕食を食べ終わるとシフォンケーキを出して来たらアリスターの目が輝いた。
「ケーキだ。いいのか?」
「今日くらいはいいかなと思って。アリスターの誕生日を手作りのケーキでお祝いしたかったんだ」
本当は綺麗にデコレーションされているケーキの方がよかったかもしれないが、カロリー的にも、リシャールが作れる範囲でも、シフォンケーキが限度だった。
アリスターにはホイップクリームを添えて、リシャールはそのままのシフォンケーキを紅茶と一緒に味わった。
ふわふわのシフォンケーキにアリスターは感激していた。
「俺のための誕生日ケーキだ」
「アリスターがケーキで誕生日を祝われたことがなかったって聞いて、絶対にケーキを作ろうと思っていたんだ。アリスター、誕生日おめでとう」
「ありがとう、リシャール」
緑の目をきらきらと輝かせてシフォンケーキを食べて、紅茶を飲むアリスターはとても可愛かった。
リシャールはアリスターの笑顔を何枚もスマートフォンで写真に撮って、その一枚をスマートフォンの壁紙にした。
「俺のはツーショットなのに、リシャールは俺だけの写真を壁紙にするのか?」
「だって、僕の顔とか見たくないよ」
雑誌でもネットでもリシャールの写真は溢れている。自分の顔をスマートフォンを開いてまで見るのはリシャールには耐えがたかった。アリスターの笑顔ならばどれだけでも見ていられる。
「リシャールはこんなに格好いいのに」
「アリスター、僕の前で僕の写真とか、見ないでね? 妬いちゃうから」
アリスターにとってリシャール以外は性的な対象にならないと分かっているが、リシャールの写真であれども、アリスターが見ていたら妬かない自信はない。それを告げると、「リシャールなのに!?」とアリスターは不満そうだった。
「僕でも嫌なの」
写真ではなく実物がいるときには実物に構ってほしい。
甘えた声を出すと、アリスターが降参の意を込めて緩く両手を掲げた。
バスルームで髪を洗ってあげたら、物凄く喜んで、結婚しているのにプロポーズまでされてしまった。そんなに感激するのならば毎日でも洗ってあげたい気持ちになった。
最初のころの緊張感は薄れて、仕事の話もしてくれるようになった。
警察の科学捜査班のラボ職員で、警察官で医者という職業上、Domの容疑者を相手にしなければいけない場面もあったようだが、アリスターはSub性が強いのでDomのコマンドにも負けなかったようだ。それどころか、グレアのようなオーラまで出ていたという。
それに関してはリシャールが念入りにアリスターにマーキングしていたのでそのせいかとも思うのだが、強くて凛々しいアリスターにリシャールは惚れ直した。
リシャールがアイスクリームが好きだと聞いてから、アリスターは果汁のゼリーを凍らせてシャーベット状にしたものを作って冷凍庫に入れておいてくれるようになった。
「ゼラチンは体にいいし、これ一つで五十キロカロリーもないから、一日一個くらいならリシャールも食べられるんじゃないか」
「それくらいのカロリーなら、ジムで少し多めに鍛えればいいから平気かな。ありがとう、アリスター」
普通のアイスクリームを毎日は食べられないが、アリスターの作ったシャーベットならば毎日食べられる。小さなカップに入れられて凍ったシャーベット状のゼリーをリシャールは大事にスプーンで削って食べた。
最近のアリスターは朝食も作ってくれるし、冷凍庫にはゼリーを凍らせてシャーベットを作ってくれるし、家事分担をしてくれるようになった。
結婚して一緒に暮らすようになったら家事の分担も考えなければいけないと思っていたが、リシャールができないときにはアリスターがして、アリスターができないときにはリシャールがして、非常に心地よく生活ができていた。
「家事のことなんだけど……」
「気付いた方、やりたい方がやればよくないか? 俺はリシャールのためなら何でもしたい」
「昨日もバスルーム掃除してくれたのアリスターでしょ? 排水溝まで綺麗にしてくれて」
「ああいうのは俺は慣れてるんだ。排水溝は仕事で毎日手を突っ込んでるようなものだし」
排水溝に残る証拠もしっかりと採取しなければいけないのがアリスターの仕事だ。分かっているが、排水溝までピカピカのキッチンとバスルームを見るとリシャールはアリスターに感謝して拝むしかない。
排水溝に手を突っ込むのが仕事で慣れているからと言って、いつもさせていたら申し訳ないとは思うのだが、リシャールが手を出すまでもなくキッチンもバスルームも排水溝はいつもピカピカだった。
「多分、俺は掃除が好きなんだと思う」
「僕は料理が好きかな」
「洗濯は必要ならばする」
「僕も洗濯は必要ならする」
家事の分担をしなくても自然とお互いがやっていて、できないときには補い合う方法でどうにかなりそうだった。
「リシャール、覚悟してくれ」
「え? 何を?」
「俺はこういう仕事をしてて、こういう性格だから、もし浮気したら徹底的に証拠を集めるし、隠せないからな」
真剣に言われてリシャールは目を丸くしてしまった。
「浮気なんてするわけないよ。アリスター以外と抱き合いたいとか全く思わないし、キスもアリスター以外とは考えられない」
撮影で必要ならばキスシーンっぽい演出は引き受けるが、実際にキスをするつもりはない。
そこまで言えばアリスターも納得したようだった。
「俺は嫉妬深くて独占欲が強いんだ」
「僕もそうだよ」
「リシャールの過去の相手にもものすごく嫉妬してる」
そんなことを言われてもリシャールは嬉しいだけだった。
「僕の過去の相手なんて、みんな最悪だったよ。相性がよくなかったし、僕のコマンドを怖いって言ったり、抱いた後で抱かれる方がよかったって言われたり……」
「俺はそんなことは言わない。リシャールは最高だ。リシャールを抱くことができて幸せだ」
「ほら、僕にとってはアリスターが最高の男なんだよ」
もうこれ以上はない。
抱き着いてアリスターの耳に囁くと、アリスターの耳が赤くなるのが分かった。
「リシャール、煽らないでくれ」
「煽ってるつもりはないんだけど」
「顔と体も最高なのに、声までいいって、天はリシャールにどれだけ与えてるんだ」
「性格と料理の腕もいいと自負してるんだけど」
「その通りだよ! リシャールは最高だよ!」
自棄になったように言われてリシャールは苦笑してしまう。アリスターがリシャールを最高と思ってくれているように、リシャールもアリスターを最高と思っている。
「アリスターは優しいし、格好いいし、金髪が綺麗だし、緑の目も凛々しいし、掃除を嫌がらずにしてくれるし、料理も上手になってきたし、僕のこと守ってくれるし……アリスターこそ、どれだけいい男なの?」
悪戯っぽく微笑んで問いかけると、抱き締められて口付けられる。
そのままベッドに雪崩れ込みたかったが、明日も仕事なので自重しなければいけない。新婚なのだから甘い蜜月を過ごしたかったが、フランスに行ったせいでアリスターの休みはしばらく長期では取れないようだった。
フランスにアリスターを連れて行ったこと自体はお互いの気持ちも確認できたし、後悔していないが、長期休みが取れないというのは少し困る。
「アリスターの誕生日の翌日は休んでよね」
「分かってるよ」
近付いているアリスターの誕生日をリシャールは盛大に祝うつもりだった。
リシャールとアリスターは誕生月がひと月しか離れていない。
リシャールが二十九歳になった翌月にアリスターも二十九歳になる。
アリスターの誕生日にはリシャールはこの日くらいは構わないかと思って、シフォンケーキを焼いた。料理はつなぎを最小限にしたハンバーグとサラダとスープと大豆のパンだった。
つなぎがほとんど入っていないハンバーグは肉の味がしっかりして美味しかった。
リシャールの誕生日に飲まなかったスパークリングワインを開けて、二人で飲んで、夕食を食べ終わるとシフォンケーキを出して来たらアリスターの目が輝いた。
「ケーキだ。いいのか?」
「今日くらいはいいかなと思って。アリスターの誕生日を手作りのケーキでお祝いしたかったんだ」
本当は綺麗にデコレーションされているケーキの方がよかったかもしれないが、カロリー的にも、リシャールが作れる範囲でも、シフォンケーキが限度だった。
アリスターにはホイップクリームを添えて、リシャールはそのままのシフォンケーキを紅茶と一緒に味わった。
ふわふわのシフォンケーキにアリスターは感激していた。
「俺のための誕生日ケーキだ」
「アリスターがケーキで誕生日を祝われたことがなかったって聞いて、絶対にケーキを作ろうと思っていたんだ。アリスター、誕生日おめでとう」
「ありがとう、リシャール」
緑の目をきらきらと輝かせてシフォンケーキを食べて、紅茶を飲むアリスターはとても可愛かった。
リシャールはアリスターの笑顔を何枚もスマートフォンで写真に撮って、その一枚をスマートフォンの壁紙にした。
「俺のはツーショットなのに、リシャールは俺だけの写真を壁紙にするのか?」
「だって、僕の顔とか見たくないよ」
雑誌でもネットでもリシャールの写真は溢れている。自分の顔をスマートフォンを開いてまで見るのはリシャールには耐えがたかった。アリスターの笑顔ならばどれだけでも見ていられる。
「リシャールはこんなに格好いいのに」
「アリスター、僕の前で僕の写真とか、見ないでね? 妬いちゃうから」
アリスターにとってリシャール以外は性的な対象にならないと分かっているが、リシャールの写真であれども、アリスターが見ていたら妬かない自信はない。それを告げると、「リシャールなのに!?」とアリスターは不満そうだった。
「僕でも嫌なの」
写真ではなく実物がいるときには実物に構ってほしい。
甘えた声を出すと、アリスターが降参の意を込めて緩く両手を掲げた。
12
あなたにおすすめの小説
【BL】捨てられたSubが甘やかされる話
橘スミレ
BL
渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。
もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。
オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。
ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。
特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。
でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。
理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。
そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!
アルファポリス限定で連載中
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。
小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。
「マリアが熱を出したらしい」
駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。
「また裏切られた……」
いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。
「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」
離婚する気持ちが固まっていく。
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
届かない「ただいま」
AzureHaru
BL
いつも通りの変わらない日常のはずだった。
「行ってきます。」と言って出て行った貴方。1日が終わる頃に「ただいま。」と「おかえり。」を笑顔で交わすはずだった。でも、その言葉はもう貴方には届かない。
これは「優しさが奪った日常」の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる