24 / 47
一章 セラフィナ誕生
24.初めての熱
しおりを挟む
朝起きたら、体がぐらぐらしてベッドから出られなかった。
頭が痛くて、汗をかいているのに寒くて、自分がどうなっているか分からない。
混乱していると、起こしに来た乳母がわたくしの額に手をやって侍女に声をかけた。
「セラフィナ殿下が発熱しています。皇帝陛下と皇后陛下とラファエル殿下に伝えて、医者を呼んできてください」
侍女は無言で頷き、お父様とお母様とラファエルお兄様のところに行くものと、医者を呼びに行くものに分かれる。わたくしはベッドに座らされて汗を拭いてもらって、新しいパジャマに着替えさせてもらっていた。
鼻水が出ると、乳母がそれを拭いてくれる。
すぐに医者がやってきて、お父様もやってきて、お父様の前でわたくしは医者に診察してもらった。
医者はわたくしの熱を測り、口を開けさせて喉を見て、聴診器で胸の音を聞いて、診断した。
「風邪でしょうね。重篤な病気ではありません。ただ、うつる可能性はあるので、隔離した方がいいかもしれません」
「薬はあるのか?」
「風邪薬と熱さましはありますが、風邪は栄養を取ってゆっくり休めば治りますので」
「分かった。セラフィナと話をさせてくれ」
医者に話を聞き終わるとお父様は膝を曲げてわたくしと視線を合わせてくれた。ベッドに座っているわたくしは、熱のせいで頭が痛いし、ぼーっとするし、動くことができない。
お父様はわたくしの手を取ってわたくしに言い聞かせた。
「しっかり食べて、ゆっくり休めばすぐに治るからね。治るまではラファエルともセレナとも会えないけれど、それは我慢してほしい。わたしはできる限りお見舞いに来るから、頑張れるかな?」
「あい。がんばりまつ」
優しい言葉で教えてくれるお父様に、わたくしは素直に頷いていた。
前世では実家にいたころ、何度も熱を出したこともあったし、病気になったこともあったけれど、そのときには屋根裏部屋に閉じこもって病気が治るのを寝ながら待つだけだった。
水や食事は哀れに思った使用人が届けてくれていたけれど、ほとんど食べられなかったのを思い出す。
それもそのはず。食事は病気になってもいつもと変わらないカチカチのパンと薄いスープだけだったのである。
皇女セラフィナとなったわたくしは全く違っていた。
お父様がすぐに手配させて、食べやすいものを用意してもらっていた。
「それじゃ、セラフィナ、早く元気になるんだよ。愛しているよ」
お父様は執務の前に時間を作ってわたくしを見に来てくれていたようで、足早に去って行ったが、妊娠しているお母様やまだ十二歳のラファエルお兄様にうつってはいけないと分かっているので、お母様とラファエルお兄様が来られなかったのには納得していた。
朝食は卵の入った優しい味のリゾットとジャムの入ったヨーグルトだった。
あまり食欲はないけれど、乳母に食べさせてもらうと寒かった体がほっと温まってくる気がする。
食後には風邪薬を飲んだ。
粉薬で飲みにくかったし、苦くて変な顔になってしまったが、治らないとお母様にもラファエルお兄様にも会えないから我慢して飲み込んだ。
薬を飲んだ後は歯磨きをして、ベッドで休む。
眠っていると、前世のことを思い出していた。
前世では実家で屋根裏部屋に住まされて、使用人のように扱われていた。
屋根裏部屋は夏は暑くて、冬は寒くて、最低の環境だった。
夏場はよく熱中症になりかけてふらふらになったし、冬場はよく風邪を引いた。
風邪を引くと、うつっては困るから屋根裏部屋に閉じ込められていた。じめじめとした臭い毛布が一枚だけしかなくて、寒くてがたがたと震えながら眠っていた。
ベッドもなく、擦り切れた絨毯の上に毛布一枚被って眠っていた。
目を覚まして、わたくしは自分がクラリッサではなくセラフィナであることを確かめるように、小さな手を握っては開いた。
わたくしは清潔なベッドに寝かされていて、体には温かくて軽い羽毛布団がかけられている。最近はそれだけでは寒くなってきたので、洗濯されていい匂いのする手触りのいいふかふかの毛布もかけられている。
「セラフィナ殿下、目が覚めましたか。お水を少し飲みましょう」
「あい」
グラスに水を注いで持ってきた乳母がわたくしに水を飲ませてくれる。うまく飲み込みきれなくて、唇の端から垂れた水は、すぐに拭ってもらえた。
「昼食までもう少し時間がありますが、お腹は空いていませんか?」
「おなか……ちょっとちーた」
「それなら、簡単に摘まめるものを食べましょう」
すぐに焼き菓子が用意されて、わたくしはフィナンシェを手に取って齧った。鼻水が出ているので、匂いがよく分からなくなっているが、バターの香りのする甘くて美味しい厨房の料理長が作ってくれたフィナンシェに違いなかった。
食べ終わると、歯磨きをしてまた眠った。
次に起きたときには昼食の時間で、パン粥を食べさせてもらった。
牛乳の味がほのかに甘く、離乳食でこれを食べたことを思い出していた。
昼食後にまた眠ろうとしても、たくさん眠ったのであまり眠くなかった。
ベッドで横になってはいるが、退屈になってくる。
「えほん、ほちーの」
「セラフィナ殿下、今日は安静にしておきましょう」
「えほん……」
「それでは、一冊だけわたくしが読ませていただきますね」
「あいがと」
乳母が折れてくれて一冊だけ絵本を読んでくれたので、少しは退屈が紛れた。絵本を読んでもらうと布団の中に潜り込んで目を閉じる。
ひたすら安静にしていたら、翌日には熱は下がっていた。
熱は下がったのだが、わたくしはまだ鼻水が出ていた。
自分でも拭くのだが、乳母にも何度も鼻水を拭いてもらう。
「まだ完全には治っていないようだね。明日まで様子を見よう」
「あい、おとうたま」
「寂しいかもしれないけれど、治ったらセレナともラファエルとも会えるし、遊べるから頑張ろうね」
「あい、がんばりまつ」
朝にはお父様がわたくしの様子を見に来てくれて、もう一日わたくしは療養することになった。
食事は食べやすいリゾットやパン粥だったが、昨日よりもしっかり食べられるようになっていて、全部残さずに食べた。
眠っていなくても体は回復していて、ベッドの中にいるのが退屈になると、乳母が本を持ってきてくれて、読ませてくれた。
発熱してから二日目には、わたくしは鼻水も止まって、完全に治っていた。
朝に様子を見に来たお父様は、医者にわたくしを診せて完治したのを確認した。
「セラフィナ、よく頑張ったね。風邪は治っているみたいだよ。今日からセレナとラファエルと一緒に過ごしてもいいよ」
「おかあたまとにぃにといっと! あいがとごじゃまつ、おとうたま」
「セラフィナが頑張ったからだよ。いい子だったね」
髪を撫でられて、わたくしは嬉しくて飛び跳ねそうだった。
お父様から許しが出ると、お母様とラファエルお兄様が子ども部屋にやってきた。
「セラフィナは治ったばかりだから、外に行くのは避けるように。激しい運動も避けるように言われている。たくさん我慢していたから、いっぱい褒めて甘やかしてほしい」
「分かりましたわ、ヘリオドール様」
「父上、了解です!」
お父様はお母様とラファエルお兄様に伝えてから、執務に戻って行った。
わたくしは二日ぶりに会えたお母様とラファエルお兄様に飛びつく。
「おかあたま、にぃに!」
「セラフィナ、風邪を引いて一人で心細かったでしょう。いい子で頑張りましたね」
「セラフィナ、今日はにぃにがいっぱい絵本を読んであげるよ。どれがいい」
「あれがいーの!」
ラファエルお兄様に抱っこされて本棚を見せてもらうと、わたくしは上の方にある分厚い本を指差す。わたくしがラファエルお兄様が五歳くらいのときに読んでいた冒険譚も読むことができたと分かっているので、ラファエルお兄様はその本を手に取って、わたくしを膝の上に乗せて読んでくれた。
その本は、この国の建国の歴史を子ども用に分かりやすく書いたものだった。
簡単な歴史は前世の学校で習っていたので理解しているが、建国の歴史など知らなかった。
この大陸には元々たくさんの国があって、その中のいくつもの国が大陸を統一しようと戦争を繰り返していた。
あるとき、セレスティアという国と、ストラレインという国と、カラステアという国が協力して大陸を統一しようということになった。
三国は非常に力のある領土の広い国で、三国が集まって大陸は一つの国になった。
それが今のセレスティア帝国である。
セレスティア帝国はストラレイン王国とカラステア王国を属国とし、永久にその地位を守ると誓ったのだった。
建国の歴史を聞いて、この大陸がセレスティア帝国に治められていて、属国にストラレイン王国とカラステア王国がある意味が分かった。
ラファエルお兄様が読み終わると、わたくしは拍手をして深くため息をつく。
「しゅごいねー」
「わたしたちはセレスティア帝国を建国した皇帝の血を引いているんだよ」
読んでくれたラファエルお兄様にお礼を言って、わたくしは新しい知識を身に付けられたことを喜んでいた。
頭が痛くて、汗をかいているのに寒くて、自分がどうなっているか分からない。
混乱していると、起こしに来た乳母がわたくしの額に手をやって侍女に声をかけた。
「セラフィナ殿下が発熱しています。皇帝陛下と皇后陛下とラファエル殿下に伝えて、医者を呼んできてください」
侍女は無言で頷き、お父様とお母様とラファエルお兄様のところに行くものと、医者を呼びに行くものに分かれる。わたくしはベッドに座らされて汗を拭いてもらって、新しいパジャマに着替えさせてもらっていた。
鼻水が出ると、乳母がそれを拭いてくれる。
すぐに医者がやってきて、お父様もやってきて、お父様の前でわたくしは医者に診察してもらった。
医者はわたくしの熱を測り、口を開けさせて喉を見て、聴診器で胸の音を聞いて、診断した。
「風邪でしょうね。重篤な病気ではありません。ただ、うつる可能性はあるので、隔離した方がいいかもしれません」
「薬はあるのか?」
「風邪薬と熱さましはありますが、風邪は栄養を取ってゆっくり休めば治りますので」
「分かった。セラフィナと話をさせてくれ」
医者に話を聞き終わるとお父様は膝を曲げてわたくしと視線を合わせてくれた。ベッドに座っているわたくしは、熱のせいで頭が痛いし、ぼーっとするし、動くことができない。
お父様はわたくしの手を取ってわたくしに言い聞かせた。
「しっかり食べて、ゆっくり休めばすぐに治るからね。治るまではラファエルともセレナとも会えないけれど、それは我慢してほしい。わたしはできる限りお見舞いに来るから、頑張れるかな?」
「あい。がんばりまつ」
優しい言葉で教えてくれるお父様に、わたくしは素直に頷いていた。
前世では実家にいたころ、何度も熱を出したこともあったし、病気になったこともあったけれど、そのときには屋根裏部屋に閉じこもって病気が治るのを寝ながら待つだけだった。
水や食事は哀れに思った使用人が届けてくれていたけれど、ほとんど食べられなかったのを思い出す。
それもそのはず。食事は病気になってもいつもと変わらないカチカチのパンと薄いスープだけだったのである。
皇女セラフィナとなったわたくしは全く違っていた。
お父様がすぐに手配させて、食べやすいものを用意してもらっていた。
「それじゃ、セラフィナ、早く元気になるんだよ。愛しているよ」
お父様は執務の前に時間を作ってわたくしを見に来てくれていたようで、足早に去って行ったが、妊娠しているお母様やまだ十二歳のラファエルお兄様にうつってはいけないと分かっているので、お母様とラファエルお兄様が来られなかったのには納得していた。
朝食は卵の入った優しい味のリゾットとジャムの入ったヨーグルトだった。
あまり食欲はないけれど、乳母に食べさせてもらうと寒かった体がほっと温まってくる気がする。
食後には風邪薬を飲んだ。
粉薬で飲みにくかったし、苦くて変な顔になってしまったが、治らないとお母様にもラファエルお兄様にも会えないから我慢して飲み込んだ。
薬を飲んだ後は歯磨きをして、ベッドで休む。
眠っていると、前世のことを思い出していた。
前世では実家で屋根裏部屋に住まされて、使用人のように扱われていた。
屋根裏部屋は夏は暑くて、冬は寒くて、最低の環境だった。
夏場はよく熱中症になりかけてふらふらになったし、冬場はよく風邪を引いた。
風邪を引くと、うつっては困るから屋根裏部屋に閉じ込められていた。じめじめとした臭い毛布が一枚だけしかなくて、寒くてがたがたと震えながら眠っていた。
ベッドもなく、擦り切れた絨毯の上に毛布一枚被って眠っていた。
目を覚まして、わたくしは自分がクラリッサではなくセラフィナであることを確かめるように、小さな手を握っては開いた。
わたくしは清潔なベッドに寝かされていて、体には温かくて軽い羽毛布団がかけられている。最近はそれだけでは寒くなってきたので、洗濯されていい匂いのする手触りのいいふかふかの毛布もかけられている。
「セラフィナ殿下、目が覚めましたか。お水を少し飲みましょう」
「あい」
グラスに水を注いで持ってきた乳母がわたくしに水を飲ませてくれる。うまく飲み込みきれなくて、唇の端から垂れた水は、すぐに拭ってもらえた。
「昼食までもう少し時間がありますが、お腹は空いていませんか?」
「おなか……ちょっとちーた」
「それなら、簡単に摘まめるものを食べましょう」
すぐに焼き菓子が用意されて、わたくしはフィナンシェを手に取って齧った。鼻水が出ているので、匂いがよく分からなくなっているが、バターの香りのする甘くて美味しい厨房の料理長が作ってくれたフィナンシェに違いなかった。
食べ終わると、歯磨きをしてまた眠った。
次に起きたときには昼食の時間で、パン粥を食べさせてもらった。
牛乳の味がほのかに甘く、離乳食でこれを食べたことを思い出していた。
昼食後にまた眠ろうとしても、たくさん眠ったのであまり眠くなかった。
ベッドで横になってはいるが、退屈になってくる。
「えほん、ほちーの」
「セラフィナ殿下、今日は安静にしておきましょう」
「えほん……」
「それでは、一冊だけわたくしが読ませていただきますね」
「あいがと」
乳母が折れてくれて一冊だけ絵本を読んでくれたので、少しは退屈が紛れた。絵本を読んでもらうと布団の中に潜り込んで目を閉じる。
ひたすら安静にしていたら、翌日には熱は下がっていた。
熱は下がったのだが、わたくしはまだ鼻水が出ていた。
自分でも拭くのだが、乳母にも何度も鼻水を拭いてもらう。
「まだ完全には治っていないようだね。明日まで様子を見よう」
「あい、おとうたま」
「寂しいかもしれないけれど、治ったらセレナともラファエルとも会えるし、遊べるから頑張ろうね」
「あい、がんばりまつ」
朝にはお父様がわたくしの様子を見に来てくれて、もう一日わたくしは療養することになった。
食事は食べやすいリゾットやパン粥だったが、昨日よりもしっかり食べられるようになっていて、全部残さずに食べた。
眠っていなくても体は回復していて、ベッドの中にいるのが退屈になると、乳母が本を持ってきてくれて、読ませてくれた。
発熱してから二日目には、わたくしは鼻水も止まって、完全に治っていた。
朝に様子を見に来たお父様は、医者にわたくしを診せて完治したのを確認した。
「セラフィナ、よく頑張ったね。風邪は治っているみたいだよ。今日からセレナとラファエルと一緒に過ごしてもいいよ」
「おかあたまとにぃにといっと! あいがとごじゃまつ、おとうたま」
「セラフィナが頑張ったからだよ。いい子だったね」
髪を撫でられて、わたくしは嬉しくて飛び跳ねそうだった。
お父様から許しが出ると、お母様とラファエルお兄様が子ども部屋にやってきた。
「セラフィナは治ったばかりだから、外に行くのは避けるように。激しい運動も避けるように言われている。たくさん我慢していたから、いっぱい褒めて甘やかしてほしい」
「分かりましたわ、ヘリオドール様」
「父上、了解です!」
お父様はお母様とラファエルお兄様に伝えてから、執務に戻って行った。
わたくしは二日ぶりに会えたお母様とラファエルお兄様に飛びつく。
「おかあたま、にぃに!」
「セラフィナ、風邪を引いて一人で心細かったでしょう。いい子で頑張りましたね」
「セラフィナ、今日はにぃにがいっぱい絵本を読んであげるよ。どれがいい」
「あれがいーの!」
ラファエルお兄様に抱っこされて本棚を見せてもらうと、わたくしは上の方にある分厚い本を指差す。わたくしがラファエルお兄様が五歳くらいのときに読んでいた冒険譚も読むことができたと分かっているので、ラファエルお兄様はその本を手に取って、わたくしを膝の上に乗せて読んでくれた。
その本は、この国の建国の歴史を子ども用に分かりやすく書いたものだった。
簡単な歴史は前世の学校で習っていたので理解しているが、建国の歴史など知らなかった。
この大陸には元々たくさんの国があって、その中のいくつもの国が大陸を統一しようと戦争を繰り返していた。
あるとき、セレスティアという国と、ストラレインという国と、カラステアという国が協力して大陸を統一しようということになった。
三国は非常に力のある領土の広い国で、三国が集まって大陸は一つの国になった。
それが今のセレスティア帝国である。
セレスティア帝国はストラレイン王国とカラステア王国を属国とし、永久にその地位を守ると誓ったのだった。
建国の歴史を聞いて、この大陸がセレスティア帝国に治められていて、属国にストラレイン王国とカラステア王国がある意味が分かった。
ラファエルお兄様が読み終わると、わたくしは拍手をして深くため息をつく。
「しゅごいねー」
「わたしたちはセレスティア帝国を建国した皇帝の血を引いているんだよ」
読んでくれたラファエルお兄様にお礼を言って、わたくしは新しい知識を身に付けられたことを喜んでいた。
292
あなたにおすすめの小説
婚約者が私のことをゴリラと言っていたので、距離を置くことにしました
相馬香子
恋愛
ある日、クローネは婚約者であるレアルと彼の友人たちの会話を盗み聞きしてしまう。
――男らしい? ゴリラ?
クローネに対するレアルの言葉にショックを受けた彼女は、レアルに絶交を突きつけるのだった。
デリカシーゼロ男と男装女子の織り成す、勘違い系ラブコメディです。
「私が愛するのは王妃のみだ、君を愛することはない」私だって会ったばかりの人を愛したりしませんけど。
下菊みこと
恋愛
このヒロイン、実は…結構逞しい性格を持ち合わせている。
レティシアは貧乏な男爵家の長女。実家の男爵家に少しでも貢献するために、国王陛下の側妃となる。しかし国王陛下は王妃殿下を溺愛しており、レティシアに失礼な態度をとってきた!レティシアはそれに対して、一言言い返す。それに対する国王陛下の反応は?
小説家になろう様でも投稿しています。
【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました
成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。
天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。
学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。
知らぬはヒロインだけ
ネコフク
恋愛
「クエス様好きです!」婚約者が隣にいるのに告白する令嬢に唖然とするシスティアとクエスフィール。
告白してきた令嬢アリサは見目の良い高位貴族の子息ばかり粉をかけて回っていると有名な人物だった。
しかも「イベント」「システム」など訳が分からない事を言っているらしい。
そう、アリサは転生者。ここが乙女ゲームの世界で自分はヒロインだと思っている。
しかし彼女は知らない。他にも転生者がいることを。
※不定期連載です。毎日投稿する時もあれば日が開く事もあります。
七光りのわがまま聖女を支えるのは疲れました。私はやめさせていただきます。
木山楽斗
恋愛
幼少期から魔法使いとしての才覚を見せていたラムーナは、王国における魔法使い最高峰の役職である聖女に就任するはずだった。
しかし、王国が聖女に選んだのは第一王女であるロメリアであった。彼女は父親である国王から溺愛されており、親の七光りで聖女に就任したのである。
ラムーナは、そんなロメリアを支える聖女補佐を任せられた。それは実質的に聖女としての役割を彼女が担うということだった。ロメリアには魔法使いの才能などまったくなかったのである。
色々と腑に落ちないラムーナだったが、それでも好待遇ではあったためその話を受け入れた。補佐として聖女を支えていこう。彼女はそのように考えていたのだ。
だが、彼女はその考えをすぐに改めることになった。なぜなら、聖女となったロメリアはとてもわがままな女性だったからである。
彼女は、才覚がまったくないにも関わらず上から目線でラムーナに命令してきた。ラムーナに支えられなければ何もできないはずなのに、ロメリアはとても偉そうだったのだ。
そんな彼女の態度に辟易としたラムーナは、聖女補佐の役目を下りることにした。王国側は特に彼女を止めることもなかった。ラムーナの代わりはいくらでもいると考えていたからである。
しかし彼女が去ったことによって、王国は未曽有の危機に晒されることになった。聖女補佐としてのラムーナは、とても有能な人間だったのだ。
7歳の侯爵夫人
凛江
恋愛
ある日7歳の公爵令嬢コンスタンスが目覚めると、世界は全く変わっていたー。
自分は現在19歳の侯爵夫人で、23歳の夫がいるというのだ。
どうやら彼女は事故に遭って12年分の記憶を失っているらしい。
目覚める前日、たしかに自分は王太子と婚約したはずだった。
王太子妃になるはずだった自分が何故侯爵夫人になっているのかー?
見知らぬ夫に戸惑う妻(中身は幼女)と、突然幼女になってしまった妻に戸惑う夫。
23歳の夫と7歳の妻の奇妙な関係が始まるー。
結婚して5年、冷たい夫に離縁を申し立てたらみんなに止められています。
真田どんぐり
恋愛
ー5年前、ストレイ伯爵家の美しい令嬢、アルヴィラ・ストレイはアレンベル侯爵家の侯爵、ダリウス・アレンベルと結婚してアルヴィラ・アレンベルへとなった。
親同士に決められた政略結婚だったが、アルヴィラは旦那様とちゃんと愛し合ってやっていこうと決意していたのに……。
そんな決意を打ち砕くかのように旦那様の態度はずっと冷たかった。
(しかも私にだけ!!)
社交界に行っても、使用人の前でもどんな時でも冷たい態度を取られた私は周りの噂の恰好の的。
最初こそ我慢していたが、ある日、偶然旦那様とその幼馴染の不倫疑惑を耳にする。
(((こんな仕打ち、あんまりよーー!!)))
旦那様の態度にとうとう耐えられなくなった私は、ついに離縁を決意したーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる