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初仕事と初調教①
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アテシアの好意に甘え、お古の装備を貰うとして見た目はどうにかなりそうだ。
冒険者登録も済ませたのでこれで形は整ったと思う。拠点を猫目亭にするとなるとある程度の収入が必要になる。
次のステップとしてガイドブック通りにいくなら先輩冒険者の洗礼を受け、簡単な依頼からこなしていくって感じになりそうだ。
部屋まで届く朝食の匂いで目が覚め、食堂に向かうとアテシアが待っていた。
「おはようさん。昨晩言ってた防具がこれだよ。ナイフはおまけさ。ここに置いとくから朝飯食べたら部屋で装備してみな」
「ありがとうございます。でも本当にタダでいいんですか?」
「サイズの小さい女用の装備なんて売っても銅貨程度だよ。だったら必要としてくれる人に使われた方が装備だって喜ぶだろうね」
「遠慮なく頂きます。大事にしますね」
「ああ、そうしてくれ」
朝食の料理はミーニャも手伝っているらしく、今日はスクランブルエッグを作ってくれた。ジーンに鍛えられているだけあってシンプルながらもとても美味しかった。
部屋に戻ってさっそく着替えてみる。革の胸当てやグローブそれに靴、顔はなるべく隠したかったのでフード付きなのも嬉しい。狩人用でもあるので動きやすいのが気に入った。
胸がややぶかぶかだが、他はほぼぴったりなので問題なく使えそうだ。おまけとしてくれたダガーナイフはコモン武器だが鑑定してみると腕力+1%のアビリティが付いていた。
ミーニャに部屋の鍵を渡しギルドに向かう。
向かった先では三人組の冒険者から今まさに洗礼を受けている最中のグランジがいた。
「見ない顔だな、新入りか?」
「そうだ、数日前に登録したばかりだ。よろしくな。それじゃ」
「おっと待てよ。いい話があるんだ、俺らの仲間にならないか?色々教えてやるよ」
「俺とお前らとじゃ釣り合わないだろう」
「ああそうだな、確かに新入りのペーパーと白銀目前の俺らとじゃ差はあるかもしれない。それでも将来有望な新人を育てるのもベテラン冒険者の務めだと思うんだ」
「そうじゃない、実力的にお前らじゃ俺の足を引っ張るって言ってんだ」
「おい!てめぇ、折角兄貴が誘ってやってんのにごちゃごちゃうるせぇぞ。その顎砕いて二度と意味わかんねーこと言えねぇよーにしてやろうか」
「威勢を放つのは結構だが、相手との実力差も分からず飛びかかるのは自殺と変わらんことが分からないのか」
グランジも負けずと1人で対抗している。周りの冒険者達は止めるどころか、煽りに煽って場を温めているみたいだ。
(おお、やってるねぇ。ガンバレー)
陰ながらグランジを応援しておく。
「おい、新入り最後に1つ教えといてやる。ここじゃ、武器の使用はご法度だ。外では気を付けるんだな」
後でケリをつけようってことなのだろう。
夜道を歩くのもいつも以上に気を張らないといけなくなるので面倒そうだ。
しかしグランジの方はせっかちの様で
「死ぬ覚悟があるなら今すぐ表出ろ。ほら、外行くぞ。後で絡まれても面倒だ。今から冥界へ送り出してやる」
グランジの思わぬ挑発に引くに引けない三人組。周りの目もあることで、プライドがかかっている。
外に出ていくグランジと三人組。それとぞろぞろとついていく観戦希望の野次馬達。
私はおっさんの流血現場より受付嬢を見ている方がいいので受付に向かった。
昨日の人とは別の人だがやっぱり美しい。
「あのー昨日登録したばかりのケーナです。見合う依頼はありますか?」
「あ、はい。ケーナさんですね。まだレートが0ですので受注できるのは常設の依頼になります。薬草採取か主に食料になるモンスターの納品ですね」
「ボアとかラッビトですか?」
「そうです。ですが、比較的低級モンスターが多いナタの森では現在モンスター数が激減しており、数が戻るまで捕獲禁止となっています。それですので薬草採取になりますかねぇ。期限がないので取りあえず受けておいていいかもしれません」
「あっ……はい……」(激減した理由知ってるかも……)
薬草はそのままでも使えるが、日持ちしないので回復ポーションに調合することで効能や使用期限を伸ばす事ができ、冒険者の必須アイテムとなっている。なので薬草は常に不足状態になっているとのこと。罪滅ぼしの意味をも込めて薬草採取頑張ってみようと思う。
オススメされた薬草の群生地への地図を見ていると洗礼イベントを終えたグランジが入ってくる。
「血が……」
「お、ケーナか。もうメイドじゃないんだな。いい装備だな、よく手入れされている」
「そんなことより、血が」
「あ、これは返り血だから気にすんな」
「もしかして」
「殺してはない。そういうのはもうこりごりだ」
「そっか、グランジが相手してくれて助かったよ。ありがと」
「ん?どういうことだ」
「こっちの話。私が先に来ていたら私が絡まれてたかもしれないしね」
「だとしたらもっとひどいことになってたかもな」
「さぁ、知らなーい。私仕事あるから、またねー」
「おいどこ行くんだ?」
「薬草採取」
「お子様1人じゃ危ないな。俺も行こうか?」
「いらない」
「いい護衛になるぜ」
「食事にありつこうとしてるんじゃないの?」
「いやーそれは……」
「食事抜きでいいってこと?」
「違わないな……」
「なら、いらない」
「冷てーじゃねぇか」
「じぁーねーー」
男に付きまとわれても困るので突き放すのがいい。
それに薬草採取だけが目的でなく試してみたい事がいくつかある。
その中でも最大の目的はプラチナスライムの使役ができるかどうかだ。
以前受付嬢に素材にならないとバッサリ切り捨てられてしまったが、そんなはずないと鑑定眼で改めて調べたとき気づいたのだが、やつは死んでなかった。戦闘不能の状態で停止されたままだった。戦闘不能後1分間で必ず死とはならず、個体によってはもっと時間がかかる場合もあるということだ。
それに素材としては優秀なことは間違いないみたいだが、買取されないのであれば死なせてしまうより他に役立てないかと考えた末、使役(テイム)をしてみようと思ったのだ。
しかし、ガイドブックによるとHP0からの回復は町で売っているポーションではどうにもならないのでレア以上の回復薬を使用することになる。調合自体はどうにかなりそうなので材料を調達使用と思っていたのだ。
さらに自分で調合することが使役するのに必要な魔力の受け渡しが出来ると考えている。
プラチナスライムは魔法と物理に完全耐性を持つモンスターなので、攻撃魔法は勿論のこと回復魔法も弾くほどなので通常の魔力渡しでは弾かれてしまうかもしれない。
だからこそポーションに自分の魔力を混ぜ、魔力の受け渡しも可能になるのではと思ったのだ。回復と魔力の受け渡しそして使役できれば一石二鳥だ。
ギルドを出ると先ほどの三人組が道の隅に並べられていた。吐血と打撲、HPは残っていようだが気絶させられて動けないでいるみたいだった。
(グランジってもしかして結構強い?)
冒険者登録も済ませたのでこれで形は整ったと思う。拠点を猫目亭にするとなるとある程度の収入が必要になる。
次のステップとしてガイドブック通りにいくなら先輩冒険者の洗礼を受け、簡単な依頼からこなしていくって感じになりそうだ。
部屋まで届く朝食の匂いで目が覚め、食堂に向かうとアテシアが待っていた。
「おはようさん。昨晩言ってた防具がこれだよ。ナイフはおまけさ。ここに置いとくから朝飯食べたら部屋で装備してみな」
「ありがとうございます。でも本当にタダでいいんですか?」
「サイズの小さい女用の装備なんて売っても銅貨程度だよ。だったら必要としてくれる人に使われた方が装備だって喜ぶだろうね」
「遠慮なく頂きます。大事にしますね」
「ああ、そうしてくれ」
朝食の料理はミーニャも手伝っているらしく、今日はスクランブルエッグを作ってくれた。ジーンに鍛えられているだけあってシンプルながらもとても美味しかった。
部屋に戻ってさっそく着替えてみる。革の胸当てやグローブそれに靴、顔はなるべく隠したかったのでフード付きなのも嬉しい。狩人用でもあるので動きやすいのが気に入った。
胸がややぶかぶかだが、他はほぼぴったりなので問題なく使えそうだ。おまけとしてくれたダガーナイフはコモン武器だが鑑定してみると腕力+1%のアビリティが付いていた。
ミーニャに部屋の鍵を渡しギルドに向かう。
向かった先では三人組の冒険者から今まさに洗礼を受けている最中のグランジがいた。
「見ない顔だな、新入りか?」
「そうだ、数日前に登録したばかりだ。よろしくな。それじゃ」
「おっと待てよ。いい話があるんだ、俺らの仲間にならないか?色々教えてやるよ」
「俺とお前らとじゃ釣り合わないだろう」
「ああそうだな、確かに新入りのペーパーと白銀目前の俺らとじゃ差はあるかもしれない。それでも将来有望な新人を育てるのもベテラン冒険者の務めだと思うんだ」
「そうじゃない、実力的にお前らじゃ俺の足を引っ張るって言ってんだ」
「おい!てめぇ、折角兄貴が誘ってやってんのにごちゃごちゃうるせぇぞ。その顎砕いて二度と意味わかんねーこと言えねぇよーにしてやろうか」
「威勢を放つのは結構だが、相手との実力差も分からず飛びかかるのは自殺と変わらんことが分からないのか」
グランジも負けずと1人で対抗している。周りの冒険者達は止めるどころか、煽りに煽って場を温めているみたいだ。
(おお、やってるねぇ。ガンバレー)
陰ながらグランジを応援しておく。
「おい、新入り最後に1つ教えといてやる。ここじゃ、武器の使用はご法度だ。外では気を付けるんだな」
後でケリをつけようってことなのだろう。
夜道を歩くのもいつも以上に気を張らないといけなくなるので面倒そうだ。
しかしグランジの方はせっかちの様で
「死ぬ覚悟があるなら今すぐ表出ろ。ほら、外行くぞ。後で絡まれても面倒だ。今から冥界へ送り出してやる」
グランジの思わぬ挑発に引くに引けない三人組。周りの目もあることで、プライドがかかっている。
外に出ていくグランジと三人組。それとぞろぞろとついていく観戦希望の野次馬達。
私はおっさんの流血現場より受付嬢を見ている方がいいので受付に向かった。
昨日の人とは別の人だがやっぱり美しい。
「あのー昨日登録したばかりのケーナです。見合う依頼はありますか?」
「あ、はい。ケーナさんですね。まだレートが0ですので受注できるのは常設の依頼になります。薬草採取か主に食料になるモンスターの納品ですね」
「ボアとかラッビトですか?」
「そうです。ですが、比較的低級モンスターが多いナタの森では現在モンスター数が激減しており、数が戻るまで捕獲禁止となっています。それですので薬草採取になりますかねぇ。期限がないので取りあえず受けておいていいかもしれません」
「あっ……はい……」(激減した理由知ってるかも……)
薬草はそのままでも使えるが、日持ちしないので回復ポーションに調合することで効能や使用期限を伸ばす事ができ、冒険者の必須アイテムとなっている。なので薬草は常に不足状態になっているとのこと。罪滅ぼしの意味をも込めて薬草採取頑張ってみようと思う。
オススメされた薬草の群生地への地図を見ていると洗礼イベントを終えたグランジが入ってくる。
「血が……」
「お、ケーナか。もうメイドじゃないんだな。いい装備だな、よく手入れされている」
「そんなことより、血が」
「あ、これは返り血だから気にすんな」
「もしかして」
「殺してはない。そういうのはもうこりごりだ」
「そっか、グランジが相手してくれて助かったよ。ありがと」
「ん?どういうことだ」
「こっちの話。私が先に来ていたら私が絡まれてたかもしれないしね」
「だとしたらもっとひどいことになってたかもな」
「さぁ、知らなーい。私仕事あるから、またねー」
「おいどこ行くんだ?」
「薬草採取」
「お子様1人じゃ危ないな。俺も行こうか?」
「いらない」
「いい護衛になるぜ」
「食事にありつこうとしてるんじゃないの?」
「いやーそれは……」
「食事抜きでいいってこと?」
「違わないな……」
「なら、いらない」
「冷てーじゃねぇか」
「じぁーねーー」
男に付きまとわれても困るので突き放すのがいい。
それに薬草採取だけが目的でなく試してみたい事がいくつかある。
その中でも最大の目的はプラチナスライムの使役ができるかどうかだ。
以前受付嬢に素材にならないとバッサリ切り捨てられてしまったが、そんなはずないと鑑定眼で改めて調べたとき気づいたのだが、やつは死んでなかった。戦闘不能の状態で停止されたままだった。戦闘不能後1分間で必ず死とはならず、個体によってはもっと時間がかかる場合もあるということだ。
それに素材としては優秀なことは間違いないみたいだが、買取されないのであれば死なせてしまうより他に役立てないかと考えた末、使役(テイム)をしてみようと思ったのだ。
しかし、ガイドブックによるとHP0からの回復は町で売っているポーションではどうにもならないのでレア以上の回復薬を使用することになる。調合自体はどうにかなりそうなので材料を調達使用と思っていたのだ。
さらに自分で調合することが使役するのに必要な魔力の受け渡しが出来ると考えている。
プラチナスライムは魔法と物理に完全耐性を持つモンスターなので、攻撃魔法は勿論のこと回復魔法も弾くほどなので通常の魔力渡しでは弾かれてしまうかもしれない。
だからこそポーションに自分の魔力を混ぜ、魔力の受け渡しも可能になるのではと思ったのだ。回復と魔力の受け渡しそして使役できれば一石二鳥だ。
ギルドを出ると先ほどの三人組が道の隅に並べられていた。吐血と打撲、HPは残っていようだが気絶させられて動けないでいるみたいだった。
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