86 / 221
結成キャットテール③
しおりを挟む
パーティー名が決まったらいつでもダンジョンに潜れるように、バジェットの助言のもと物資を買いそろえた。
ちょっとしたサバイバルキャンプをする気分になれる。
量を気にせずポンポン買っては、空間収納に入れている私の姿を見て
「あと、どれくらいはいるのでしょうか?」
と、しきりに気にしていたが、
「店1つや2つは余裕だよ」
の言葉に呆れていた。
通常、ダンジョンに潜る際は数日分の水や食料、テントや火おこし用具、回復薬に毒消し薬などなど必須とされる物だけでもかなりの重量になり、3人で手分けしても1人の持ち分は7、8キロの重さになる。
空間収納のおかげで荷物の重さを一切気にせず手ぶらで行けるのは、数人の運び屋を雇うぐらい贅沢なことになるそうだ。
夕食の時間になり、パーティー結成祝いをするため、ゼンちゃんとハクレイを空間収納から呼び出した。お互いに初顔合わせ。
空間収納から出てくる1人と1匹を見て更に驚いたバジェットに、「内緒だからね」と口止めしておく。
スキル空間収納持ちでも十分珍しいのに、そこに人が入れる事実が衝撃を加速させるからだ。
ハクレイの様子は、特訓のせいでもう限界といった表情をしていた。
ゼンちゃん曰く、タイムに頼んで空間内の経過を一時的に10倍まで早めてもらったそうだ。
なので実質約5日間の特訓を受けたことになる。
「ハクレイは、ジーンさんの料理を食べられるだけでも幸せです。タイムさんはその、あまり料理が得意じゃないみたいで。あ、ハクレイも料理は得意ではないので、人の事を言える立場ではないのですが」
特訓期間中の食事はさぞ厳しかったのだろう、並べられている料理から目が離せないみたいだ。
「これから私が教えてあげるよ」
「はい、よろしくお願いします」
「ではでは、今日はキャットテール結成を祝いまして乾杯をしましょう。これからの皆の活躍を願って、かんぱい!」
「「乾杯!」」
ジーンの料理に美味さに驚くバジェット。今日一日は驚かされてばかりで、参ったと言いつつ早速おかわりをしていた。
バジェットは自前の工房を持っているとのことで夕食後解散。
食べ過ぎて倒れそうなハクレイに肩を貸しながら、部屋へと戻りベットに横にして、生活魔法のクリーンをかけ鑑定してみる。
Lvは24まで上がっていた。駆け出しの冒険者としては上々のステータスだ。
ハクレイは疲労が溜まっていたのだろうが、いつの間にかスースーと寝息を立てて寝てしまっていた。ゼンちゃんもベットの上で微動だにしてないので寝てるのかもしれない。
仲間が増えてダンジョンへ潜る準備もして、やっと異世界らしくなってきた。
そんなことでもちょっと興奮して、眠気などは無かった。
ちょっとしたサバイバルキャンプをする気分になれる。
量を気にせずポンポン買っては、空間収納に入れている私の姿を見て
「あと、どれくらいはいるのでしょうか?」
と、しきりに気にしていたが、
「店1つや2つは余裕だよ」
の言葉に呆れていた。
通常、ダンジョンに潜る際は数日分の水や食料、テントや火おこし用具、回復薬に毒消し薬などなど必須とされる物だけでもかなりの重量になり、3人で手分けしても1人の持ち分は7、8キロの重さになる。
空間収納のおかげで荷物の重さを一切気にせず手ぶらで行けるのは、数人の運び屋を雇うぐらい贅沢なことになるそうだ。
夕食の時間になり、パーティー結成祝いをするため、ゼンちゃんとハクレイを空間収納から呼び出した。お互いに初顔合わせ。
空間収納から出てくる1人と1匹を見て更に驚いたバジェットに、「内緒だからね」と口止めしておく。
スキル空間収納持ちでも十分珍しいのに、そこに人が入れる事実が衝撃を加速させるからだ。
ハクレイの様子は、特訓のせいでもう限界といった表情をしていた。
ゼンちゃん曰く、タイムに頼んで空間内の経過を一時的に10倍まで早めてもらったそうだ。
なので実質約5日間の特訓を受けたことになる。
「ハクレイは、ジーンさんの料理を食べられるだけでも幸せです。タイムさんはその、あまり料理が得意じゃないみたいで。あ、ハクレイも料理は得意ではないので、人の事を言える立場ではないのですが」
特訓期間中の食事はさぞ厳しかったのだろう、並べられている料理から目が離せないみたいだ。
「これから私が教えてあげるよ」
「はい、よろしくお願いします」
「ではでは、今日はキャットテール結成を祝いまして乾杯をしましょう。これからの皆の活躍を願って、かんぱい!」
「「乾杯!」」
ジーンの料理に美味さに驚くバジェット。今日一日は驚かされてばかりで、参ったと言いつつ早速おかわりをしていた。
バジェットは自前の工房を持っているとのことで夕食後解散。
食べ過ぎて倒れそうなハクレイに肩を貸しながら、部屋へと戻りベットに横にして、生活魔法のクリーンをかけ鑑定してみる。
Lvは24まで上がっていた。駆け出しの冒険者としては上々のステータスだ。
ハクレイは疲労が溜まっていたのだろうが、いつの間にかスースーと寝息を立てて寝てしまっていた。ゼンちゃんもベットの上で微動だにしてないので寝てるのかもしれない。
仲間が増えてダンジョンへ潜る準備もして、やっと異世界らしくなってきた。
そんなことでもちょっと興奮して、眠気などは無かった。
10
あなたにおすすめの小説
ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】追放された子爵令嬢は実力で這い上がる〜家に帰ってこい?いえ、そんなのお断りです〜
Nekoyama
ファンタジー
魔法が優れた強い者が家督を継ぐ。そんな実力主義の子爵家の養女に入って4年、マリーナは魔法もマナーも勉学も頑張り、貴族令嬢にふさわしい教養を身に付けた。来年に魔法学園への入学をひかえ、期待に胸を膨らませていた矢先、家を追放されてしまう。放り出されたマリーナは怒りを胸に立ち上がり、幸せを掴んでいく。
精霊の森に捨てられた少女が、精霊さんと一緒に人の街へ帰ってきた
アイイロモンペ
ファンタジー
2020.9.6.完結いたしました。
2020.9.28. 追補を入れました。
2021.4. 2. 追補を追加しました。
人が精霊と袂を分かった世界。
魔力なしの忌子として瘴気の森に捨てられた幼子は、精霊が好む姿かたちをしていた。
幼子は、ターニャという名を精霊から貰い、精霊の森で精霊に愛されて育った。
ある日、ターニャは人間ある以上は、人間の世界を知るべきだと、育ての親である大精霊に言われる。
人の世の常識を知らないターニャの行動は、周囲の人々を困惑させる。
そして、魔力の強い者が人々を支配すると言う世界で、ターニャは既存の価値観を意識せずにぶち壊していく。
オーソドックスなファンタジーを心がけようと思います。読んでいただけたら嬉しいです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
奪われ系令嬢になるのはごめんなので逃げて幸せになるぞ!
よもぎ
ファンタジー
とある伯爵家の令嬢アリサは転生者である。薄々察していたヤバい未来が現実になる前に逃げおおせ、好き勝手生きる決意をキメていた彼女は家を追放されても想定通りという顔で旅立つのだった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる