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浮島散策
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パーティー結成した後はちゃんとした拠点が欲しくなってくる。
いつまでも宿に泊まってばかりいるわけにもいかない。
どこかに家を買うか借りるかして拠点にするかと色々考えた結果、
(たぶんあそこに住めるかも)
と気づいた。
あの浮島だ。浮いてる島であればその上に城ぐらいあってもいい。最悪小屋でもいい。後々改築して大きくしていけばいのだから。
先に内見をするため、空間収納にこっそりと入っていく。
入るとタイムがお出迎え
「お帰りなさいませ、ケーナ様」
「ただいまー。どう? ここ世界でも生活は」
「楽しく過ごしております。こちらのコピーのエーナ様もとてもお優しくしてくれるので、私には勿体ないぐらいです」
「実家のコピーエーナはこっちに来たかな」
「まだいらっしゃっておりません」
それならいっそのこと、カスケードの町にいるので直接会いに行こうかとも思った。
「前来たとき上に浮かんでたでっかい島。真上に持ってきて」
「かしこまりました」
パチンと指を鳴らすと真上に現れる。いつも真上にあると収納空間の入口付近が影で暗くなるので、すこし移動させていたらしい。
改めて見てもやっぱりでかい。上に城が絶対ある。と、思う。
「あの上見てみた?」
「いえ、時間を止めただけで他には何もしておりません」
「一緒に上に行ってみようよ」
「是非ご一緒させてください」
タイムにも浮遊の魔法をかけふわふわと上がっていく。上手くバランスを取りながらなんとか崖際までたどり着いた。
「ふぅ。慣れない魔法で逆に疲れた。タイム抱えてジャンプした方が早かったかもしれないなぁ」
「では、次回は是非そうしてください。お姫様抱っこを所望いたします」
浮島の上部は見渡す限り更地のような状態で、所々に太く真っ赤な支柱が立っている。そして中央付近にも真っ赤な半円球状の大きな塊だ。
まず鑑定眼で調べてみて分かったことは、真っ赤な支柱も真っ赤な塊も何者かによって作られた特殊な魔石ということだった。
しかも1本の支柱で10億を超える魔力量。中央の塊にいたっては1000億を超えていた。
浮島の正体は巨大な魔石の集合体だった。
タイムはこの浮島が攻撃しようとしたから時間を止めたと言っていた。
これだけの魔石による攻撃など想像もしたくない。
なので城探しより先にアブソーブで浮島にある魔石の魔力を吸収しておくことにした。
だが膨大なの魔力量のせいなのか、なかなか終わらない。
仕方ないのでアブソーブのスキルレベルをSSS+に引き上げる。SSS+の吸引力は比べるまでもなく強力で数秒で終わらせることができた。
魔力が空になった魔石は消滅することなくクリスタルに似た透明な魔石に変化している。
また魔力を充填させれば使える仕組みなのかもしれない。
魔石の魔力を全部吸い上げても浮かんでられるのは、タイムが時間を止めているおかげなので時間を元に戻す時はエーナの世界の遠いところに降ろしてほしいと伝えておいた。
中央の塊を目印に、しばらく歩いてまわってみるも城も家も見当たらない。
「城、無いかぁ」
「お城を探していたのですか?」
「古代文明とか遺跡とかぐらいある予感がしたんだけどな。空になった魔石ばっかり。諦めるしかないかな。もう戻ることにするよ」
「かいしこまりました。それでは」
と、近寄ってくる。目の前で立ち止まり両手を首に回して
「お姫様抱っこ。お願いします」
明らかにアンバランス。こっちは少女の体だから、大人の女性を背負うのですら大変なのに
「私が甘えられる存在ってケーナ様しかいませんので」
誰に何を吹き込まれたのか、自発的な成長の成果なのか。仕方ないのでお姫様抱っこで浮島から飛び降りた。
自由落下初体験なのだろう「キャー」と叫んで、ふわりと着地したら「アハハ!」と笑って余裕な感じ。
「ケーナ様! これ楽しいです。もう1回お願いします!」
(絶叫系が好き?)
機械的な対応ばかりのタイムにこんな一面があるとは知らなかった。
「もう一回はなしだよ」
「残念です」
(刺激が欲しいのかな?)
こちらでの生活も慣れてきたなら、たまには外に出してもいいのかと思った。
タイムが常駐しなくても一時的なら空間収納の管理はこっちのコピーに任せることができるし、外にいる間は私の専属メイドのにもなる。
今度外に一緒に買い物に行くことを約束して機嫌を取っておくことにした。
いつまでも宿に泊まってばかりいるわけにもいかない。
どこかに家を買うか借りるかして拠点にするかと色々考えた結果、
(たぶんあそこに住めるかも)
と気づいた。
あの浮島だ。浮いてる島であればその上に城ぐらいあってもいい。最悪小屋でもいい。後々改築して大きくしていけばいのだから。
先に内見をするため、空間収納にこっそりと入っていく。
入るとタイムがお出迎え
「お帰りなさいませ、ケーナ様」
「ただいまー。どう? ここ世界でも生活は」
「楽しく過ごしております。こちらのコピーのエーナ様もとてもお優しくしてくれるので、私には勿体ないぐらいです」
「実家のコピーエーナはこっちに来たかな」
「まだいらっしゃっておりません」
それならいっそのこと、カスケードの町にいるので直接会いに行こうかとも思った。
「前来たとき上に浮かんでたでっかい島。真上に持ってきて」
「かしこまりました」
パチンと指を鳴らすと真上に現れる。いつも真上にあると収納空間の入口付近が影で暗くなるので、すこし移動させていたらしい。
改めて見てもやっぱりでかい。上に城が絶対ある。と、思う。
「あの上見てみた?」
「いえ、時間を止めただけで他には何もしておりません」
「一緒に上に行ってみようよ」
「是非ご一緒させてください」
タイムにも浮遊の魔法をかけふわふわと上がっていく。上手くバランスを取りながらなんとか崖際までたどり着いた。
「ふぅ。慣れない魔法で逆に疲れた。タイム抱えてジャンプした方が早かったかもしれないなぁ」
「では、次回は是非そうしてください。お姫様抱っこを所望いたします」
浮島の上部は見渡す限り更地のような状態で、所々に太く真っ赤な支柱が立っている。そして中央付近にも真っ赤な半円球状の大きな塊だ。
まず鑑定眼で調べてみて分かったことは、真っ赤な支柱も真っ赤な塊も何者かによって作られた特殊な魔石ということだった。
しかも1本の支柱で10億を超える魔力量。中央の塊にいたっては1000億を超えていた。
浮島の正体は巨大な魔石の集合体だった。
タイムはこの浮島が攻撃しようとしたから時間を止めたと言っていた。
これだけの魔石による攻撃など想像もしたくない。
なので城探しより先にアブソーブで浮島にある魔石の魔力を吸収しておくことにした。
だが膨大なの魔力量のせいなのか、なかなか終わらない。
仕方ないのでアブソーブのスキルレベルをSSS+に引き上げる。SSS+の吸引力は比べるまでもなく強力で数秒で終わらせることができた。
魔力が空になった魔石は消滅することなくクリスタルに似た透明な魔石に変化している。
また魔力を充填させれば使える仕組みなのかもしれない。
魔石の魔力を全部吸い上げても浮かんでられるのは、タイムが時間を止めているおかげなので時間を元に戻す時はエーナの世界の遠いところに降ろしてほしいと伝えておいた。
中央の塊を目印に、しばらく歩いてまわってみるも城も家も見当たらない。
「城、無いかぁ」
「お城を探していたのですか?」
「古代文明とか遺跡とかぐらいある予感がしたんだけどな。空になった魔石ばっかり。諦めるしかないかな。もう戻ることにするよ」
「かいしこまりました。それでは」
と、近寄ってくる。目の前で立ち止まり両手を首に回して
「お姫様抱っこ。お願いします」
明らかにアンバランス。こっちは少女の体だから、大人の女性を背負うのですら大変なのに
「私が甘えられる存在ってケーナ様しかいませんので」
誰に何を吹き込まれたのか、自発的な成長の成果なのか。仕方ないのでお姫様抱っこで浮島から飛び降りた。
自由落下初体験なのだろう「キャー」と叫んで、ふわりと着地したら「アハハ!」と笑って余裕な感じ。
「ケーナ様! これ楽しいです。もう1回お願いします!」
(絶叫系が好き?)
機械的な対応ばかりのタイムにこんな一面があるとは知らなかった。
「もう一回はなしだよ」
「残念です」
(刺激が欲しいのかな?)
こちらでの生活も慣れてきたなら、たまには外に出してもいいのかと思った。
タイムが常駐しなくても一時的なら空間収納の管理はこっちのコピーに任せることができるし、外にいる間は私の専属メイドのにもなる。
今度外に一緒に買い物に行くことを約束して機嫌を取っておくことにした。
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