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ミステリアスガール④
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家に帰り、私のベットにヴァンパイアを寝かせる。
特殊な形をした足枷を外して、魔法で身なりを綺麗にして、フルポーションをかけておく。
鑑定眼で改めて見ると
---------------
フランメール・エルジェベート 599歳 純血統のヴァンパイア
Lv599
HP 39999 MP 29999
STR 5999 VIT 5999 MND 5999 SPD 5999
DEX 5999 INT 5999 LUK 9
スキル
不死 魔眼 操血術S 同調A 魅了B 身体強化B 高速再生B HP・MPドレインC 眷属化C 夜目C 体形変化C 空間収納D 感知D 探索D 阻害D 見切りD 美食家D 勝負師の魂D 地獄耳E
物理耐性S 闇黒耐性B 痛覚耐性B 混乱耐性C 沈黙耐性C 気絶耐性C 聖光耐性-A 流水耐性-D
属性魔法適性
闇
---------------
全然子供じゃなかった。むしろかなり年上。見た目に完全に騙されてしまった。私より年下だと思っていたのに……。
それに凶悪な不死や魔眼などのスキルを持ち、冗談みたいなステータスの値。
ただスキルの中でもマイナスの耐性スキルが2つ。
光の入らない真っ暗な部屋に閉じ込められていたのものこれが原因なのかもしれない。
流水耐性-Dはともかく、聖光耐性-Aはこの先私達と一緒に過ごすのに障害になるスキルだ。陽の光に気を使うのは疲れてしまう。
アブソーブで聖光耐性-Aだけ吸収できないかと試したが、結果は失敗。何度試しても失敗だった。この見たことないマイナス耐性のスキルカテゴリーが通常の耐性カテゴリーとは別なのかもしれない。
こうなったら最終手段のナナスキル。
マインドプロンプト発動。
《何をなさいますか?》
(このヴァンパイアの聖光耐性-Aを消したい)
《そのスキルはバランサーにより付与され、固定された種族スキルになります。消してしまうとパワーバランスが崩れる恐れがありますがよろしいですか?》
(それって、私より強くなるってこと?)
《フッ それはありえません》
(それなら削除で)
《この個体限定で聖光耐性-Aを削除しました》
一瞬、鼻で笑われたような。
改めて鑑定眼で見ると聖光耐性-Aだけが消えていた。
起きる気配は無かったのでそのまま私のベットで寝てもらうことに。
私は、ハクレイのベットにこっそり潜入して寝かせてもらうことにしたのだ。
翌朝、最高に天気がよく、朝日が窓からいい感じに挿し込んでいる。
ハクレイは隣でまだスースーと寝息を立てている。
(穏やかな朝だな……)
なんて窓から見える景色を眺めて風情を感じていると
「あぎゃぁあああああああああ!!」
隣の部屋から事件性のある悲鳴が壁を貫いて聞こえてきた。
ハクレイも飛び起き、一緒に私の部屋に行くと、布団の中に潜り込むヴァンパイア。
カーテン隙間から差し込む細い陽の光が怖いらしい。
「ここどはこじゃ!?」
「落ち着いて! 話を聞いてほしい」
「無理じゃ無じゃ理無なのじゃ。なんで窓が!? 余が滅んでしまうであろう」
「大丈夫だから」
「無理じゃ、太陽は敵なのじゃ」
「もう太陽の光に当たっても大丈夫だから」
「そんなわけなかろうが! この戯け者! ちょっと当たっただけでもその部分が 灰になるのじゃぞ」
「もうそのままでいいから……」
しかたがないので窓に大きな布をかぶせ、陽の光が殆ど入らなくなるようにした。
それでなんとか落ち着いてもらい、布団に包まったままのヴァンパイアと話をすることに。
「私はケーナ。あなたは?」
「フランじゃ」
「どうして、足枷を付けてあんな場所にいたの?」
「10日前ぐらいに前に突然襲われての」
「誰に?」
「あの家にいた奴らじゃ。余を売るとなどと戯言をぬかしておった」
「逃げれば良かったのに」
「それがの、あの足枷に施された魔法によっての上手く動けんかったのじゃ。お主らが助けてくれたのだろ?」
「まぁ、そうなるね」
「それについては感謝かの。ありがとなのじゃ。だがなヴァンパイアは陽に弱いとよく覚えておくのだぞ。不死でも全身が灰になってしまっては再生できんからの」
「それなんだけど、もう大丈夫だよ。克服してる」
「なぜじゃ。長年研究したが解決策がなくて余は諦めたのだぞ」
私の言い分を信じてもらうには、実際に陽の光を浴びてもらうしか証明のしようがない。
だが、何かの罠だと思っているのか一向に信じようとしない。
「なんじゃ、その目は。信じてくれと言わんばかりだな」
「どうしたら信じてくれるの?」
「ケーナといったな? そなたの弱点を教えるのじゃ。それが本当であればそなたのいう余が陽の光を克服しているという事を信じてやらんでもない」
(弱点……?)
物理も魔法も火も水も雷も氷も土も風も闇も聖も痛覚も恐怖も腐食も毒も麻痺も疲労も病も 魅了も混乱も沈黙も気絶も怒りも時空も即死も怨念も行動制限も封印も高い耐性がある。
戦いにおける弱点という弱点がない今、もしあるとするなら。
「交合……」
「はぁ?難しい言葉を使いおって、何を言っとるんじゃそなたは」
「したことないもん!」
「まぁいい、若さのせいかもしれぬが、取りあえずそこの白いおなごと試してみたらよかろう。どの程度の弱点なのか見てやるぞ、カカカッ」
「無理だよ私もハクレイも女の子だよ」
「なんじゃ、なんじゃ、そんなことを気にするのは子を成すときぐらいだろうに。早く弱点を見せるのじゃ」
「ダメだよハクレイだって嫌でしょ」
「ハクレイはケーナの為なら、この体いくらでも捧げます」
「ほら、白いおなごは覚悟が決まっておるぞ、問題なかろう始めるのじゃ」
「無理だよ。無理無理」
思わず言ってしまった言葉にハッとする。
先ほど陽の光に当たることを強要していたのは私。
「……ごめんなさい」
「なんじゃ、理解できたか? お主が先ほど余にしていたことを返しただけじゃ。信頼を結ぶ前から言葉を信じろなどできるわけもない。ただ、それに気づけただけでも成長じゃ」
年の功というものなのか。
見た目が幼女なだけに釈然としない感も少しある。
特殊な形をした足枷を外して、魔法で身なりを綺麗にして、フルポーションをかけておく。
鑑定眼で改めて見ると
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フランメール・エルジェベート 599歳 純血統のヴァンパイア
Lv599
HP 39999 MP 29999
STR 5999 VIT 5999 MND 5999 SPD 5999
DEX 5999 INT 5999 LUK 9
スキル
不死 魔眼 操血術S 同調A 魅了B 身体強化B 高速再生B HP・MPドレインC 眷属化C 夜目C 体形変化C 空間収納D 感知D 探索D 阻害D 見切りD 美食家D 勝負師の魂D 地獄耳E
物理耐性S 闇黒耐性B 痛覚耐性B 混乱耐性C 沈黙耐性C 気絶耐性C 聖光耐性-A 流水耐性-D
属性魔法適性
闇
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全然子供じゃなかった。むしろかなり年上。見た目に完全に騙されてしまった。私より年下だと思っていたのに……。
それに凶悪な不死や魔眼などのスキルを持ち、冗談みたいなステータスの値。
ただスキルの中でもマイナスの耐性スキルが2つ。
光の入らない真っ暗な部屋に閉じ込められていたのものこれが原因なのかもしれない。
流水耐性-Dはともかく、聖光耐性-Aはこの先私達と一緒に過ごすのに障害になるスキルだ。陽の光に気を使うのは疲れてしまう。
アブソーブで聖光耐性-Aだけ吸収できないかと試したが、結果は失敗。何度試しても失敗だった。この見たことないマイナス耐性のスキルカテゴリーが通常の耐性カテゴリーとは別なのかもしれない。
こうなったら最終手段のナナスキル。
マインドプロンプト発動。
《何をなさいますか?》
(このヴァンパイアの聖光耐性-Aを消したい)
《そのスキルはバランサーにより付与され、固定された種族スキルになります。消してしまうとパワーバランスが崩れる恐れがありますがよろしいですか?》
(それって、私より強くなるってこと?)
《フッ それはありえません》
(それなら削除で)
《この個体限定で聖光耐性-Aを削除しました》
一瞬、鼻で笑われたような。
改めて鑑定眼で見ると聖光耐性-Aだけが消えていた。
起きる気配は無かったのでそのまま私のベットで寝てもらうことに。
私は、ハクレイのベットにこっそり潜入して寝かせてもらうことにしたのだ。
翌朝、最高に天気がよく、朝日が窓からいい感じに挿し込んでいる。
ハクレイは隣でまだスースーと寝息を立てている。
(穏やかな朝だな……)
なんて窓から見える景色を眺めて風情を感じていると
「あぎゃぁあああああああああ!!」
隣の部屋から事件性のある悲鳴が壁を貫いて聞こえてきた。
ハクレイも飛び起き、一緒に私の部屋に行くと、布団の中に潜り込むヴァンパイア。
カーテン隙間から差し込む細い陽の光が怖いらしい。
「ここどはこじゃ!?」
「落ち着いて! 話を聞いてほしい」
「無理じゃ無じゃ理無なのじゃ。なんで窓が!? 余が滅んでしまうであろう」
「大丈夫だから」
「無理じゃ、太陽は敵なのじゃ」
「もう太陽の光に当たっても大丈夫だから」
「そんなわけなかろうが! この戯け者! ちょっと当たっただけでもその部分が 灰になるのじゃぞ」
「もうそのままでいいから……」
しかたがないので窓に大きな布をかぶせ、陽の光が殆ど入らなくなるようにした。
それでなんとか落ち着いてもらい、布団に包まったままのヴァンパイアと話をすることに。
「私はケーナ。あなたは?」
「フランじゃ」
「どうして、足枷を付けてあんな場所にいたの?」
「10日前ぐらいに前に突然襲われての」
「誰に?」
「あの家にいた奴らじゃ。余を売るとなどと戯言をぬかしておった」
「逃げれば良かったのに」
「それがの、あの足枷に施された魔法によっての上手く動けんかったのじゃ。お主らが助けてくれたのだろ?」
「まぁ、そうなるね」
「それについては感謝かの。ありがとなのじゃ。だがなヴァンパイアは陽に弱いとよく覚えておくのだぞ。不死でも全身が灰になってしまっては再生できんからの」
「それなんだけど、もう大丈夫だよ。克服してる」
「なぜじゃ。長年研究したが解決策がなくて余は諦めたのだぞ」
私の言い分を信じてもらうには、実際に陽の光を浴びてもらうしか証明のしようがない。
だが、何かの罠だと思っているのか一向に信じようとしない。
「なんじゃ、その目は。信じてくれと言わんばかりだな」
「どうしたら信じてくれるの?」
「ケーナといったな? そなたの弱点を教えるのじゃ。それが本当であればそなたのいう余が陽の光を克服しているという事を信じてやらんでもない」
(弱点……?)
物理も魔法も火も水も雷も氷も土も風も闇も聖も痛覚も恐怖も腐食も毒も麻痺も疲労も病も 魅了も混乱も沈黙も気絶も怒りも時空も即死も怨念も行動制限も封印も高い耐性がある。
戦いにおける弱点という弱点がない今、もしあるとするなら。
「交合……」
「はぁ?難しい言葉を使いおって、何を言っとるんじゃそなたは」
「したことないもん!」
「まぁいい、若さのせいかもしれぬが、取りあえずそこの白いおなごと試してみたらよかろう。どの程度の弱点なのか見てやるぞ、カカカッ」
「無理だよ私もハクレイも女の子だよ」
「なんじゃ、なんじゃ、そんなことを気にするのは子を成すときぐらいだろうに。早く弱点を見せるのじゃ」
「ダメだよハクレイだって嫌でしょ」
「ハクレイはケーナの為なら、この体いくらでも捧げます」
「ほら、白いおなごは覚悟が決まっておるぞ、問題なかろう始めるのじゃ」
「無理だよ。無理無理」
思わず言ってしまった言葉にハッとする。
先ほど陽の光に当たることを強要していたのは私。
「……ごめんなさい」
「なんじゃ、理解できたか? お主が先ほど余にしていたことを返しただけじゃ。信頼を結ぶ前から言葉を信じろなどできるわけもない。ただ、それに気づけただけでも成長じゃ」
年の功というものなのか。
見た目が幼女なだけに釈然としない感も少しある。
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