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冒険者に憧れて
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転生から3ヵが過ぎ、エーナの生活は以前と変わりなく続いていた。
変化があったとすれば、姉様ズが同日に嫁いでいき邸内がとても静かになったことぐらいだ。
こちらの異世界生活にもそれなりに慣れたが窮屈で仕方がなかった。
家庭教師が付いているので、昼間はお勉強、お勉強、お勉強ばかりの毎日。
外出をしたいし、冒険もしたい、でも外には危険がたくさんあり、命を大切にしないといけないのは分かる。
それでも剣を振るいたい、魔法をぶっ放したい。流石に我慢も限界になってきたので、また今日もお父様に相談だ!
「お父様!私、冒険者になりたいの!」
ちょっと、忙しそうにしている所に敢えて話を持ちかける。
「理由を聞かせてくれないか?」
既に何度も話している内容だけど、ダメだと頭ごなしに否定せず、話を聞く姿勢を取るあたり優しさが見える。デキる男は違うね。
「お父様は、お母様を愛していると以前教えてくださいました。愛することに理由なんて無いとも教えてくださいました。私は冒険を愛しています。そこに理由などありません」
引用だけど、いけるか?
「いいかい?エーナ。それは愛ではない。冒険に恋焦がれているだけだ。恋は盲目と言われる様に、判断を間違いやすい。もう一度じっくり考え直してみるのがいい」
ヒラリとかわされてしまった。むむむ、ここで帰るとまた勉強の毎日だ。
「お父様!条件を出してください。冒険者になる事をお許しになってくれるなら、どの様な条件でも構いません。もし、条件を満たせなかったならこの様な話は2度としないと女神様に誓いますわ」
さぁどう出る。女神に誓いを立てるほどの本気と見れば簡単には流せまい。
「分かった……。エーナそこまで言うので有れば一度ぐらい機会を与えてもいいでしょう。冒険者はモンスターとの戦闘が多かれ少なかれあるものです。自らの命を守り、仲間を守り、それが村や町を守る事になります。冒険者としての素質があるのか調べてもらうのがいいでしょう」
「どうやって調べますの?」
「庭師のロットに任せます。彼は以前冒険者をしていました。大きな怪我をしてで引退しましたが、適正を見るには十分でしょう」
(キタ!)
「明日の昼はいかがかな?それまでに準備しておきなさい」
「お父様! 機会を与えてくださり本当にありがとうございます! 認めてもらえるよう精一杯頑張りますわ」
部屋を出ると、自然とガッツポーズがしていた。庭師に負けるわけがない。勿論その庭師がただの庭師でないことぐらいは鑑定眼で調査済み。
レベルの高さ、ステータス、所持スキルから推測するに元ベテラン冒険者で大盾使いと見る。
その大盾使い相手に一本でもいい当たりを入れる事ができたら合格点といったところだろう。
相手が盾ならエーナ自身が怪我をする可能性が低い。なんだかんだ言っても優しいお父様だ。
準備と言ってもこれと言って用意するものはない。刃もろくについていないが、かなり丈夫な短剣をラルンテに用意してもらったので、明日を待つだけだ。
翌日、適正試験は予定通り、そして予想通り始まる。
普段は柔らかな笑顔がダンディな庭師のロットが、今日はフルプレートアーマーに大盾の装備で異様なオーラを発している。
それでもエーナ本来のステータスとの差を見るとハンデにもならないだろう。
「合格条件は、アーマーの上からで構わない、ロットの急所に一撃でも入れれば合格とする。諦めるか、続行不可能と見る場合は終了とする。お互いに全力を尽くすように。何か質問は?」
「旦那様、1つよろしいでしょうか? 全力となりますと、お嬢様がお怪我をされてしまう可能性があります。適性を見るだけであるなら受けるだけでもよろしいではないでしょうか」
「いや、それではダメだ。モンスターを想定した適正を見る。反撃をしないモンスターなどいないだろう。それに治療師を呼んでいる。多少の怪我は想定内だ」
おっと、意外な提案だった。それでも本気を出すことは出来ないが、より実践的ならそれだけアピールできるものだから問題ない。それにヒーラーがいるならロットには悪いが少々怪我をしてしまっても大丈夫だろう。
「それでは始め!」
父の掛け声と同時に、距離を詰め、まずは一撃を大盾目がけ叩き入れてみる。もともと刃の無い短剣なので刃こぼれの心配はない。
「はっ!!!」
ガガン!!!
と耳を貫く金属音。気合の入れた一撃にロットの目が見開き盾を持つ手に力が入った。
とっさにスキルを発動させていたようにも見える。対策を取ったのかもしれない。
それでも打ち込まれただけで痺れているのか、硬直して動かないでいる。
数カ月前まで床に臥せていた少女とは別人のような気迫にあてられたのか血が騒ぐロット。目の色が明らかに変わった。
「流石お嬢様、いつの間に力をお付けになったのですか。この試験も無謀な挑戦という訳ではなさそうですね」
「ロット、お喋りしていますと舌を噛みますよ」
そこからはロットのスキル、衝撃軽減とオートガードに阻まれてなかなか急所を捉える一撃を与えることができないでいたのだが、これも予定通り。
オートガードを使われた場合の対策として、大盾の破壊を狙うだけ。その為に鈍らでも頑丈な短剣を用意させたのだ。
金属音は勢いを増し鳴り響く。こちらに僅かでも隙があれば、すかさずシールドバッシュを入れてくる。やはり元冒険者は伊達じゃない。
力任せの斬撃もスキルで難なくさばき、前衛の要の強さを見せてもらった。
こちらも十分アピール出来た頃合いと思うので盾破壊のためより一層力を込める。
キーーーーン!
ん?と、思ったのもつかの間、盾との衝突によって短剣が折れてしまった。丈夫な短剣を頼んだはずだったのだが大誤算だ。
(あ、あれー??)
折れた剣先を眺めている隙を見逃すはずもなく、大盾の体当たりで飛ばされマウントを取られ勝負あり。冒険者への道が音御立てて崩れ去っていったのだった。
「そこまで! 適性試験を終了とする。負けてしまったがエーナはよく頑張ったと思うぞ」
(えええー、どうして……あの盾?)
盾に何か細工でもされているのかと思い鑑定眼で見てみると、ロットの使用していた大盾はユニーク級であり、アビリティに耐久性を跳ね上げる金剛が付与されていた。
見た目の年季の入った感じに完全にだまされてしまった。鉄製の大楯、しかも練習用の大盾だとばかり思っていたのでそこまで調べていなかった。
(いたいけな少女相手になんつー物持ち出してんだ!)
災害級モンスターと扱われ方が一緒なのだけど、間違ってると言えないが、本来なら少女を相手にするにはやりすぎだ。
冒険者にさせたくない父親の意地が見えたように思える。
それでも約束は守る。
今日のことは教訓にして大人しく引き下がる。
だが、1度失敗した程度で諦めるわけにはいかない。
そもそも『このような話は2度としない』と言っただけで、冒険者を諦めるなどとは言ってない。
もともと父親の許しがなくたって冒険者になる意気込みぐらいはあるのだから。
「申し訳ございませんお嬢様。お怪我はありませんか?」
「大丈夫よ。ロットはとても強いのね」
「……いえ、あ、ありがとうございます」
今回の試験で得るものは多かった。
父親の意地と優しさ、実戦に近い戦闘、経験の差、スキルの有能性、アビリティの有能性、などなど。
例え、ステータスの差があってもスキルで差を埋めることが十分に可能だと知れたことが1番の経験となった。
ただ今回は力を意識的に最小に抑えて、試験中はスキルを使用せずの結果だから全力をぶつけた場合は結果が変わってくるかもしれない。
まぁここでエンドスキルなんぞを使用したら、ややこしくなって冒険者うんぬんではなくなってしまう。
「残念ですが、私が甘かったみたいでした。このような実力ではお父様が心配するのは当然ですね」
「あ、ああ……そうだ。エーナに冒険者は向いてないのかもしれないな。なぁロット、お前もそう思うだろう?」
「……旦那様の仰るとおりかと」
ロットは本気だった。私との力試しの場で本気を出していたのだ。それでいて力量が分からないわけない。
ただ約束を守らせるため、危険から遠ざけるため本音は言えないのだろう。
この話の結果は父親の筋書き通りで締めくくられた。
その夜、自室で次の作戦を考える。
空間収納からガイドブックを取り出し、何かヒントがないか確かめてみる。
さすがに貴族の娘を心配する父親の説得方法が記載されてはいなかったが、有象無象の雑魚のあしらいには『実力を示すほかない』との一文でひらめく。
(そうか、実力……実績を積めばいいじゃん!)
冒険者でなくてもモンスターを狩ることはできる。ならばモンスターを倒せる事が証明できれば冒険者になっても問題ない。じゃ!倒しに行こう!! と強硬手段に出ることにした。
変化があったとすれば、姉様ズが同日に嫁いでいき邸内がとても静かになったことぐらいだ。
こちらの異世界生活にもそれなりに慣れたが窮屈で仕方がなかった。
家庭教師が付いているので、昼間はお勉強、お勉強、お勉強ばかりの毎日。
外出をしたいし、冒険もしたい、でも外には危険がたくさんあり、命を大切にしないといけないのは分かる。
それでも剣を振るいたい、魔法をぶっ放したい。流石に我慢も限界になってきたので、また今日もお父様に相談だ!
「お父様!私、冒険者になりたいの!」
ちょっと、忙しそうにしている所に敢えて話を持ちかける。
「理由を聞かせてくれないか?」
既に何度も話している内容だけど、ダメだと頭ごなしに否定せず、話を聞く姿勢を取るあたり優しさが見える。デキる男は違うね。
「お父様は、お母様を愛していると以前教えてくださいました。愛することに理由なんて無いとも教えてくださいました。私は冒険を愛しています。そこに理由などありません」
引用だけど、いけるか?
「いいかい?エーナ。それは愛ではない。冒険に恋焦がれているだけだ。恋は盲目と言われる様に、判断を間違いやすい。もう一度じっくり考え直してみるのがいい」
ヒラリとかわされてしまった。むむむ、ここで帰るとまた勉強の毎日だ。
「お父様!条件を出してください。冒険者になる事をお許しになってくれるなら、どの様な条件でも構いません。もし、条件を満たせなかったならこの様な話は2度としないと女神様に誓いますわ」
さぁどう出る。女神に誓いを立てるほどの本気と見れば簡単には流せまい。
「分かった……。エーナそこまで言うので有れば一度ぐらい機会を与えてもいいでしょう。冒険者はモンスターとの戦闘が多かれ少なかれあるものです。自らの命を守り、仲間を守り、それが村や町を守る事になります。冒険者としての素質があるのか調べてもらうのがいいでしょう」
「どうやって調べますの?」
「庭師のロットに任せます。彼は以前冒険者をしていました。大きな怪我をしてで引退しましたが、適正を見るには十分でしょう」
(キタ!)
「明日の昼はいかがかな?それまでに準備しておきなさい」
「お父様! 機会を与えてくださり本当にありがとうございます! 認めてもらえるよう精一杯頑張りますわ」
部屋を出ると、自然とガッツポーズがしていた。庭師に負けるわけがない。勿論その庭師がただの庭師でないことぐらいは鑑定眼で調査済み。
レベルの高さ、ステータス、所持スキルから推測するに元ベテラン冒険者で大盾使いと見る。
その大盾使い相手に一本でもいい当たりを入れる事ができたら合格点といったところだろう。
相手が盾ならエーナ自身が怪我をする可能性が低い。なんだかんだ言っても優しいお父様だ。
準備と言ってもこれと言って用意するものはない。刃もろくについていないが、かなり丈夫な短剣をラルンテに用意してもらったので、明日を待つだけだ。
翌日、適正試験は予定通り、そして予想通り始まる。
普段は柔らかな笑顔がダンディな庭師のロットが、今日はフルプレートアーマーに大盾の装備で異様なオーラを発している。
それでもエーナ本来のステータスとの差を見るとハンデにもならないだろう。
「合格条件は、アーマーの上からで構わない、ロットの急所に一撃でも入れれば合格とする。諦めるか、続行不可能と見る場合は終了とする。お互いに全力を尽くすように。何か質問は?」
「旦那様、1つよろしいでしょうか? 全力となりますと、お嬢様がお怪我をされてしまう可能性があります。適性を見るだけであるなら受けるだけでもよろしいではないでしょうか」
「いや、それではダメだ。モンスターを想定した適正を見る。反撃をしないモンスターなどいないだろう。それに治療師を呼んでいる。多少の怪我は想定内だ」
おっと、意外な提案だった。それでも本気を出すことは出来ないが、より実践的ならそれだけアピールできるものだから問題ない。それにヒーラーがいるならロットには悪いが少々怪我をしてしまっても大丈夫だろう。
「それでは始め!」
父の掛け声と同時に、距離を詰め、まずは一撃を大盾目がけ叩き入れてみる。もともと刃の無い短剣なので刃こぼれの心配はない。
「はっ!!!」
ガガン!!!
と耳を貫く金属音。気合の入れた一撃にロットの目が見開き盾を持つ手に力が入った。
とっさにスキルを発動させていたようにも見える。対策を取ったのかもしれない。
それでも打ち込まれただけで痺れているのか、硬直して動かないでいる。
数カ月前まで床に臥せていた少女とは別人のような気迫にあてられたのか血が騒ぐロット。目の色が明らかに変わった。
「流石お嬢様、いつの間に力をお付けになったのですか。この試験も無謀な挑戦という訳ではなさそうですね」
「ロット、お喋りしていますと舌を噛みますよ」
そこからはロットのスキル、衝撃軽減とオートガードに阻まれてなかなか急所を捉える一撃を与えることができないでいたのだが、これも予定通り。
オートガードを使われた場合の対策として、大盾の破壊を狙うだけ。その為に鈍らでも頑丈な短剣を用意させたのだ。
金属音は勢いを増し鳴り響く。こちらに僅かでも隙があれば、すかさずシールドバッシュを入れてくる。やはり元冒険者は伊達じゃない。
力任せの斬撃もスキルで難なくさばき、前衛の要の強さを見せてもらった。
こちらも十分アピール出来た頃合いと思うので盾破壊のためより一層力を込める。
キーーーーン!
ん?と、思ったのもつかの間、盾との衝突によって短剣が折れてしまった。丈夫な短剣を頼んだはずだったのだが大誤算だ。
(あ、あれー??)
折れた剣先を眺めている隙を見逃すはずもなく、大盾の体当たりで飛ばされマウントを取られ勝負あり。冒険者への道が音御立てて崩れ去っていったのだった。
「そこまで! 適性試験を終了とする。負けてしまったがエーナはよく頑張ったと思うぞ」
(えええー、どうして……あの盾?)
盾に何か細工でもされているのかと思い鑑定眼で見てみると、ロットの使用していた大盾はユニーク級であり、アビリティに耐久性を跳ね上げる金剛が付与されていた。
見た目の年季の入った感じに完全にだまされてしまった。鉄製の大楯、しかも練習用の大盾だとばかり思っていたのでそこまで調べていなかった。
(いたいけな少女相手になんつー物持ち出してんだ!)
災害級モンスターと扱われ方が一緒なのだけど、間違ってると言えないが、本来なら少女を相手にするにはやりすぎだ。
冒険者にさせたくない父親の意地が見えたように思える。
それでも約束は守る。
今日のことは教訓にして大人しく引き下がる。
だが、1度失敗した程度で諦めるわけにはいかない。
そもそも『このような話は2度としない』と言っただけで、冒険者を諦めるなどとは言ってない。
もともと父親の許しがなくたって冒険者になる意気込みぐらいはあるのだから。
「申し訳ございませんお嬢様。お怪我はありませんか?」
「大丈夫よ。ロットはとても強いのね」
「……いえ、あ、ありがとうございます」
今回の試験で得るものは多かった。
父親の意地と優しさ、実戦に近い戦闘、経験の差、スキルの有能性、アビリティの有能性、などなど。
例え、ステータスの差があってもスキルで差を埋めることが十分に可能だと知れたことが1番の経験となった。
ただ今回は力を意識的に最小に抑えて、試験中はスキルを使用せずの結果だから全力をぶつけた場合は結果が変わってくるかもしれない。
まぁここでエンドスキルなんぞを使用したら、ややこしくなって冒険者うんぬんではなくなってしまう。
「残念ですが、私が甘かったみたいでした。このような実力ではお父様が心配するのは当然ですね」
「あ、ああ……そうだ。エーナに冒険者は向いてないのかもしれないな。なぁロット、お前もそう思うだろう?」
「……旦那様の仰るとおりかと」
ロットは本気だった。私との力試しの場で本気を出していたのだ。それでいて力量が分からないわけない。
ただ約束を守らせるため、危険から遠ざけるため本音は言えないのだろう。
この話の結果は父親の筋書き通りで締めくくられた。
その夜、自室で次の作戦を考える。
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さすがに貴族の娘を心配する父親の説得方法が記載されてはいなかったが、有象無象の雑魚のあしらいには『実力を示すほかない』との一文でひらめく。
(そうか、実力……実績を積めばいいじゃん!)
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