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魔王降臨オンステージ⑤
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まずは詳細鑑定。
スキルの魔法耐性Sや各種属性耐性S、表面の鱗の性能のせいで魔法がほとんど効かない状態になっている。
1番やっかいなのは物理耐性Sと物理反射Sがあることだ。
物理攻撃ならまだ可能性はあるが、通常攻撃はほとんど通らないし必殺の物理攻撃は反射されて攻撃した側が死ぬことになる。
「どこから攻めようか……」
「もしやケーナでも勝てぬのか?」
「まぁ普通に戦ってみて勝てるか考えてたの。この蛇強いよー」
「真面目にやらぬか!」
「真面目に考えてるよ。あとはね……」
倒し方は数パターン考えてはみたが、どうせなら相手に完全勝利したい。
理性がないなら体に敗北を教えておかないと、もし復活した時仕返しをされるのもめんどくさい。
何が1番効果的かと考える始めると、ふと六大魔導士たちの詠唱を思い出す。
詠唱にもあるように魔力を贄にしているのだから魔力が好物なのだろう。
六大魔導士2人分の魔力を食べてもクレアを狙っていたのだから、相当な大食漢なのかもしれない。
ならば、最後ぐらい腹一杯にしてあげてもいい。
慢性腹ペコに知らない景色を見せてあげようと思う。
もう食べれませんの向こう側。
人で言うなら大好物を前にして手が止まり、体が震え、会話も出来ず、一点を見つめ、意識して呼吸をしないとせっかく食べたものが虹色の滝となって流れ出してしまう状態に近い。
普段はアブソーブを並列思考でフル稼働させて漏れ出るのを完全に抑えている私の魔力。
魔法を使うにしても、繊細な魔力制御と手加減スキルを併用して魔王と呼ばれてもいい程度まで出力を抑えている。
その抑制を少しずつ緩和させていく。
全身から溢れる魔力を両手に集め、適当に丸めて抱えるぐらいの大きさまでまとめてみる。
攻撃でも、防御でもない私の行動をじっと見つめる双頭の蛇。
出来上がったのはズッシリと質量を感じる半透明の魔力玉。大きな岩程度の大きさはある。
MPに換算するとざっと100万以上はあるかもしれない。
「ほら、魔力だよ」
ぽいっと投げてやると、コレが魔力であることが分かるのか2つの頭が我先にと魔力の玉を奪い合っている。
私を前にしても食欲が勝ち、私のことは餌の元になる者程度にしか認識していないのかちょっと気にかかる。
結局片方が丸呑みをして、片方がダラダラとよだれをたらして次を待っている状況になった。
人族なら死ぬかもしれないほどの大量の魔力。これを取り込んでも平気なことに俄然興味がわいてきた。
「ねえ? 陽って太陽のことでしょ? 隠って月のことでしょ? 両方食べても、満たされないんでしょ? ならまだいけるよね? ね?」
ギギギ……
会話が成立するとは思っていないが、私の問いかけにやや警戒し始める。
攻撃されるとでも思ったのかもしれない。
こちらは攻撃なんてするつもりはない。
パン!
と勢いよく手をたたたき
「はい!! ごちそうさまが聞こえない!!」
更に魔力抑制を緩和させるとドッと溢れ出した大量の魔力を操作して、2つの口に突っ込む。
ギ!!
最初こそ驚いたようだったが、魔力だとわかるとゴクゴクと飲み込み始める。
「はい! 飲んで! 飲んで!! 飲んで! 飲んで!!」
鳴き声を上げることさえ許さない勢いでどんどん流し込む。
最初は勢いよく飲み込んでいたが、しばらく経っても流し込む量に変わりがないことにさすがにおかしいと気付いたようだった。
グ…… ググ
「人族程度の魔力なら全部いけると思ってた? まだまだこっちは全然減ってないんだよんね! たくさん飲まないとね!!」
飲み込む力がなくても私が魔力をどんどん押し込むので、体が風船のように膨れ上がりはじめる。
「ほら!ほら!私の魔力だよ? 私の魔力が飲めないの? 太陽でも月でも飲んじゃうんでしょ? 嘘はダメ! 口が2つあるから二枚舌なの? 嘘つくぐらいならどっちかの頭を亜空間に飛ばしてあげようか? 残った方に2人分流し込んであげるからね!」
さらに魔力を押し込み続け、もう食べれませんの向こう側にはとっくに到達しているだろう。
鳴き声も出せなくなり双頭の蛇は、ただ魔力を詰め込まれる大きな袋になっていた。
なにかしらの魔法を使い魔力を放出しようとしても、制御できる魔力量を超えているので魔力暴走を恐れて魔力がゆっくり出ていくのをじっと待っている。
「今魔法を使ったらヤバいことはわかるんだね。そのままじっとしてなよ。動かなければ解放してあげるから」
無力化したところで、フランとクレアも近寄ってくる。
「魔法でなく、魔力のみでこやつを倒すとは恐ろしいのぉ」
「ちょっと楽しそうにしてたのも怖しいでありんす」
やや引き気味のお二人。
「ねぇフラン、囚われた魂って何人分ぐらいなの?」
「溶け合い過ぎてて正確な数は分からんのじゃ、とにかくたくさんじゃ!」
フランが言っていた囚われた魂とやらが本当なら、その専門家に救いを求めた方がいい。
私なら専門家がいるであろう扉の手前までは行くことができる。
「xeb@k4q t,fulw vtlkptei 7nt@6k;をnav@h wykmy bbigq;」
双頭の蛇とクレアとフランを巻き込み、聖魔混合魔法ヘブンズゲートを発動させた。
「こっ、ここはどこでありんす!?」
「へんてこな魔法を使いおって、ややこしくしないでほしいのじゃ」
早速心配そうな声が聞こえてくる。
既視感があるせいかもしれない。
「クレア大丈夫だよ。ちゃんと帰れるから」
「そうでないと困るでありんす」
「さっそく2人には手伝って欲しいんだけど、そこの白黒の扉全開にして開けといて」
「まさかそいつをこの扉の向こうに押しこむのかや?」
「大丈夫、簡単に壊れたりはしないよ。多分……」
全開に開いた扉。その先にも同じ景色が広がる。
タイミングが良かったのか見たところピンクのパーカーをきた者はいなかった。
「クレア!フラン! 扉を跨がないように気をつけてね! ちょっと離れた方がいいかも」
「わかったでありんす!」
「いわれなくても、警戒注意しとるのじゃ!」
パンパンに膨れた腹を扉めがけて蹴りだす。
「ボールを扉にシューーート!!」
ドドン!!!
とサイズが違うので当然詰まる。
「あ、あぁぁぁあ! 待つのじゃ!」
「ケーナよ無理はよしてくりゃれ! 扉が壊れてしまうでありんす!!」
「大丈夫! 大丈夫! この扉の向こう側に行ってもらわないとだから」
きっと特別な扉だからそう簡単には壊れないだろうと思い、全力のドロップキックを扉に詰まった腹にぶち込んだ。
ド!!!バーーーーーーーーン!!
と吹き飛ぶ扉。
枠の中に押し込まれ、扉の奥に消えていく双頭の蛇。
「大丈夫でありんすか?」
「大丈夫怪我はないよ」
「扉を壊した事に対してでありんす」
吹っ飛んだ扉を取ってきて立てかけてみる。
「よし!」
「勝手に良しにしてはならぬのじゃ!」
「そもそもこれは何の扉でありんすか?」
「んーーー。この魔法、禁忌らしいよ。扉の向こう側に行くと帰って来れないんだって」
「そういうことは先にいうでありんす!」
「まぁまぁ、蛇も消えたんだしあまり怒らないでよ」
フランは何も言わないが頭を抱えている。
「早く戻るでありんす……?」
「……そうだね」
フランとクレア以外、探知できる範囲も含めて誰もいないはずなのだが、うっすらと感じる視線がある。
もしかしたら見られていたのかもしれない。でも姿を現さないのでこちらも気づいてないことにした。
元の場所に戻るととても静かで、両軍から声援も悲鳴も起きてはいなかった。
スキルの魔法耐性Sや各種属性耐性S、表面の鱗の性能のせいで魔法がほとんど効かない状態になっている。
1番やっかいなのは物理耐性Sと物理反射Sがあることだ。
物理攻撃ならまだ可能性はあるが、通常攻撃はほとんど通らないし必殺の物理攻撃は反射されて攻撃した側が死ぬことになる。
「どこから攻めようか……」
「もしやケーナでも勝てぬのか?」
「まぁ普通に戦ってみて勝てるか考えてたの。この蛇強いよー」
「真面目にやらぬか!」
「真面目に考えてるよ。あとはね……」
倒し方は数パターン考えてはみたが、どうせなら相手に完全勝利したい。
理性がないなら体に敗北を教えておかないと、もし復活した時仕返しをされるのもめんどくさい。
何が1番効果的かと考える始めると、ふと六大魔導士たちの詠唱を思い出す。
詠唱にもあるように魔力を贄にしているのだから魔力が好物なのだろう。
六大魔導士2人分の魔力を食べてもクレアを狙っていたのだから、相当な大食漢なのかもしれない。
ならば、最後ぐらい腹一杯にしてあげてもいい。
慢性腹ペコに知らない景色を見せてあげようと思う。
もう食べれませんの向こう側。
人で言うなら大好物を前にして手が止まり、体が震え、会話も出来ず、一点を見つめ、意識して呼吸をしないとせっかく食べたものが虹色の滝となって流れ出してしまう状態に近い。
普段はアブソーブを並列思考でフル稼働させて漏れ出るのを完全に抑えている私の魔力。
魔法を使うにしても、繊細な魔力制御と手加減スキルを併用して魔王と呼ばれてもいい程度まで出力を抑えている。
その抑制を少しずつ緩和させていく。
全身から溢れる魔力を両手に集め、適当に丸めて抱えるぐらいの大きさまでまとめてみる。
攻撃でも、防御でもない私の行動をじっと見つめる双頭の蛇。
出来上がったのはズッシリと質量を感じる半透明の魔力玉。大きな岩程度の大きさはある。
MPに換算するとざっと100万以上はあるかもしれない。
「ほら、魔力だよ」
ぽいっと投げてやると、コレが魔力であることが分かるのか2つの頭が我先にと魔力の玉を奪い合っている。
私を前にしても食欲が勝ち、私のことは餌の元になる者程度にしか認識していないのかちょっと気にかかる。
結局片方が丸呑みをして、片方がダラダラとよだれをたらして次を待っている状況になった。
人族なら死ぬかもしれないほどの大量の魔力。これを取り込んでも平気なことに俄然興味がわいてきた。
「ねえ? 陽って太陽のことでしょ? 隠って月のことでしょ? 両方食べても、満たされないんでしょ? ならまだいけるよね? ね?」
ギギギ……
会話が成立するとは思っていないが、私の問いかけにやや警戒し始める。
攻撃されるとでも思ったのかもしれない。
こちらは攻撃なんてするつもりはない。
パン!
と勢いよく手をたたたき
「はい!! ごちそうさまが聞こえない!!」
更に魔力抑制を緩和させるとドッと溢れ出した大量の魔力を操作して、2つの口に突っ込む。
ギ!!
最初こそ驚いたようだったが、魔力だとわかるとゴクゴクと飲み込み始める。
「はい! 飲んで! 飲んで!! 飲んで! 飲んで!!」
鳴き声を上げることさえ許さない勢いでどんどん流し込む。
最初は勢いよく飲み込んでいたが、しばらく経っても流し込む量に変わりがないことにさすがにおかしいと気付いたようだった。
グ…… ググ
「人族程度の魔力なら全部いけると思ってた? まだまだこっちは全然減ってないんだよんね! たくさん飲まないとね!!」
飲み込む力がなくても私が魔力をどんどん押し込むので、体が風船のように膨れ上がりはじめる。
「ほら!ほら!私の魔力だよ? 私の魔力が飲めないの? 太陽でも月でも飲んじゃうんでしょ? 嘘はダメ! 口が2つあるから二枚舌なの? 嘘つくぐらいならどっちかの頭を亜空間に飛ばしてあげようか? 残った方に2人分流し込んであげるからね!」
さらに魔力を押し込み続け、もう食べれませんの向こう側にはとっくに到達しているだろう。
鳴き声も出せなくなり双頭の蛇は、ただ魔力を詰め込まれる大きな袋になっていた。
なにかしらの魔法を使い魔力を放出しようとしても、制御できる魔力量を超えているので魔力暴走を恐れて魔力がゆっくり出ていくのをじっと待っている。
「今魔法を使ったらヤバいことはわかるんだね。そのままじっとしてなよ。動かなければ解放してあげるから」
無力化したところで、フランとクレアも近寄ってくる。
「魔法でなく、魔力のみでこやつを倒すとは恐ろしいのぉ」
「ちょっと楽しそうにしてたのも怖しいでありんす」
やや引き気味のお二人。
「ねぇフラン、囚われた魂って何人分ぐらいなの?」
「溶け合い過ぎてて正確な数は分からんのじゃ、とにかくたくさんじゃ!」
フランが言っていた囚われた魂とやらが本当なら、その専門家に救いを求めた方がいい。
私なら専門家がいるであろう扉の手前までは行くことができる。
「xeb@k4q t,fulw vtlkptei 7nt@6k;をnav@h wykmy bbigq;」
双頭の蛇とクレアとフランを巻き込み、聖魔混合魔法ヘブンズゲートを発動させた。
「こっ、ここはどこでありんす!?」
「へんてこな魔法を使いおって、ややこしくしないでほしいのじゃ」
早速心配そうな声が聞こえてくる。
既視感があるせいかもしれない。
「クレア大丈夫だよ。ちゃんと帰れるから」
「そうでないと困るでありんす」
「さっそく2人には手伝って欲しいんだけど、そこの白黒の扉全開にして開けといて」
「まさかそいつをこの扉の向こうに押しこむのかや?」
「大丈夫、簡単に壊れたりはしないよ。多分……」
全開に開いた扉。その先にも同じ景色が広がる。
タイミングが良かったのか見たところピンクのパーカーをきた者はいなかった。
「クレア!フラン! 扉を跨がないように気をつけてね! ちょっと離れた方がいいかも」
「わかったでありんす!」
「いわれなくても、警戒注意しとるのじゃ!」
パンパンに膨れた腹を扉めがけて蹴りだす。
「ボールを扉にシューーート!!」
ドドン!!!
とサイズが違うので当然詰まる。
「あ、あぁぁぁあ! 待つのじゃ!」
「ケーナよ無理はよしてくりゃれ! 扉が壊れてしまうでありんす!!」
「大丈夫! 大丈夫! この扉の向こう側に行ってもらわないとだから」
きっと特別な扉だからそう簡単には壊れないだろうと思い、全力のドロップキックを扉に詰まった腹にぶち込んだ。
ド!!!バーーーーーーーーン!!
と吹き飛ぶ扉。
枠の中に押し込まれ、扉の奥に消えていく双頭の蛇。
「大丈夫でありんすか?」
「大丈夫怪我はないよ」
「扉を壊した事に対してでありんす」
吹っ飛んだ扉を取ってきて立てかけてみる。
「よし!」
「勝手に良しにしてはならぬのじゃ!」
「そもそもこれは何の扉でありんすか?」
「んーーー。この魔法、禁忌らしいよ。扉の向こう側に行くと帰って来れないんだって」
「そういうことは先にいうでありんす!」
「まぁまぁ、蛇も消えたんだしあまり怒らないでよ」
フランは何も言わないが頭を抱えている。
「早く戻るでありんす……?」
「……そうだね」
フランとクレア以外、探知できる範囲も含めて誰もいないはずなのだが、うっすらと感じる視線がある。
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