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ハクレイの受難⑤
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「この子、ほんと素直でいい子。ケーナのために一生懸命で……」
思わず頭を撫でた時に、違和感に気づく。
「あなた……鑑定させてもらうわね」
鑑定眼を使うエーナ。
「人族なのは間違いないみたいだけど、何か違うわね」
鑑定眼でも違和感の正体にはわからないようだった。
(ちょっと)
《お呼びでしょうか》
マインドプロンプトが発動される。
(この子の違和感の正体は何かしら?)
《お調べいたします……体は完全に人族ですが、魂が人族とはやや違います。……神の系譜なのでしょう》
(神の血をひいてるってことですの?)
《血ではなく魂の先祖返りと言うべきでしょうか、遠い遠い昔に神の魂だったことは間違いないようです》
(最初触れた時は気づかなかったわ)
《ケーナの記憶が邪魔をして、人族だと思い込みをしたせいではないでしょうか》
(まぁ、そうかしら)
《体と魂に若干のズレがあることで、無意識レベルですが魔力の使用に無理がかかっているようです》
(かわいそうね、何かしてあげられないかしら)
《それでしたら片手をおへその下あたりにあてて下さい》
(これでいい?)
《布の上からではなく肌に直接触れ、優しく右回りに撫でるようなして下さい》
(スベスベで気持ちがいいわ)
《手のひらに自らの魔力を集中させることで、ハクレイの体内にある魔力の反発感じてください》
(こう? かしら)
魔力で手を包み、ゆっくり大きく手を回す。
《良い感じです》
(マッサージしてあげてるみたいね)
《手を回した時に小石があるような感覚はありませんでしょうか》
(あるわ。ちょうどおへその下あたり、小石に厚手の布が被さってるような感じね)
《それは魔力の淀みです。魔力を無理に多用する方に見られるものです。淀みは魔力循環を妨害いたします》
(自分では治せないものですの?)
《同質の魔力では解消できませんし、この淀みに自分で気づくことは不可能です》
(でしたら仕方ありませんわね)
エーナはハクレイの淀みを解消するべく手を回す速さを徐々に上げていく。
「んっ……」
急にハクレイが小さな声をだす。一旦手を止めるエーナ。
(これ痛いのかしら?)
《いいえ、痛みはないはずです》
(でも今声が出てたわ、何かしら感触があるのでしょう?)
《魔力の反発がありますので、何も感じないことはないと思います。ただ今のような動きでは痛みは発生いたしません》
(大丈夫なら続けますわ。痛がる可愛い子を追い詰める趣味はありませんの)
再び手に魔力を集めると、ハクレイの淀みの解消に勤しむ。
「んッ……ん……んゅ……」
(この淀みなかなかしぶといわね)
《しつこい淀みは手の回転を小さく早く回すことで解消されやすくなります》
(任せなさい、これしきの淀み私の敵じゃないわ)
細かく回転する手に合わせるように、ハクレイの呼吸も声も上がり始める。
「ん、ん…… んぁッ、んん…… んッ、ぁ……」
(ハクレイ少し我慢なさい、私が淀みをスッキリ解消して差し上げますわ)
《サポートいたします。魔力反発が最大になる様に魔力の調整いたします》
(先ほどより淀みをハッキリ感じることができますわ、これでしたら速く済みそうですの)
得意げに手の動きを速める。
「んぁ、ふぁ、ん…… ん、んっ、あっ、ん……」
ハクレイが目を覚まそうとすると魔法によって強制的に眠らせる。
《淀みが小さくなっております》
「もう少しですわ! 根性みせなさい!」
「んッ、んんっあ、あっ、はぅ、あっあぁぁぁぁぁ……」
《腹部の淀みの消失を確認いたしました》
(やりましたわ。初めてにしては上手くいったのでわないかしら)
《眠らせ続けて相手への負担を軽減させる判断はとても良かったと言えます》
(もうこれで大丈夫ですわね)
《解析致します……右鼠蹊部の内太もも側に別の淀みを確認いたしました》
(ソケーブ?)
《脚と腹部の境目になる個所になります》
(こちらも面倒みてさしあげますわ)
そっとハクレイの鼠蹊部に手をのせ動かそうとした時だった。
「ハクレイに何してるのよ!!!」
エーナの腕がガッチリ掴まれ、手がそれ以上動かない。
久しぶりに感じる思い通りに動かないエーナの手。
「あら? ケーナいらっしゃい」
「あら? じゃないよ。ハクレイに何しようとしてたの!」
「淀みの解消よ」
「よどみ?」
「知らないのね。まったくハクレイがかわいそうだわ。マインドプロンプトを使って教えてもらいなさい」
上から目線の話し方に若干の苛立つケーナだったが、言われた通りマインドプロンプトを発動させる。
「わかった……うん、……で? ……はあ?」
「理解なさいましたか?」
「ちょっと!! も、もし、間違って、魔力が混ざってちゃったらどうするの!!?」
「赤ちゃんの話かしら? 魔力操作のレベルはケーナと同じなのだから間違いなどありませんわ。わかりますわよね」
「万が一があるでしょ!」
「万が一は程度ではありえませんが、子が宿ることがそんなに悪いことかしら?」
「悪くはないけど……」
「安心なさい私が育てますわ」
「育てるって……」
「カスケード家の血筋としては無理でも、私が出来うる限り最高の環境を用意いたします」
「そーじゃない!! できちゃダメって話をしてるの!!」
「なぜですの? 人族だから魔族式ではダメってことかしら?」
「違う!」
ケーナの顔がちょっと赤くなる。
「……あら? あらあら?? もしかしてヤキモチですの? 嫉妬ですの? 私が先にってことですの?」
「エーナ、言うようになったじゃない?」
「私がカスケード家のエーナですもの、これくらいは言えて当然ですわ」
「この前は、戦争止めてほしいって泣きついてきたくせに」
「それはそれ、これはこれですのよ」
エーナとケーナの声でハクレイが目を覚ます。
「あれ……ハクレイ、寝てましたか?」
「おはようございますといいたいところですが、まだ夜中ですの」
「ハクレイ大丈夫? 迎えにきたよ。汗びっしょりじゃない。酷いことされたんだね」
「ケーナ? なんでここに? あれ? あれ?」
「誤解を招く発言はやめてくださる」
エーナの言葉を無視するようにハクレイの手をとりを引っ張る。
「後は私がするから!」
「まったくケーナは強引ですわね」
「そもそも勝手にハクレイを連れ込んでるんじゃないわよ」
「エーナお嬢様はハクレイのことを助けてくださって、それで——」
「助けて、断りづらい状況にしたわけか」
「助けて、介抱しただけですわ」
ケーナがハクレイの持ち物を空間収納へ投げ入れる。
「ハクレイ帰るよ!」
「はい」
「またいつでもいらっしゃるといいですわ」
ひらひらと手を振るエーナ。
それを完全に無視をして空間転移魔法を使い家へと戻るケーナ。
「まったくエーナは何を考えてるのか……。ハクレイも嫌なら嫌って言わなきゃダメだからね」
「……はい。……でも、なんとかしようと思ってたのですが、強い睡魔とエーナお嬢様がケーナが似ていて混乱してしまい、その、あの……」
「ごめんね、ハクレイは何も悪くないのにね」
「申し訳ありません」
嫉妬を見せてしまった恥ずかしさで、ハクレイに目を向けていない。
そんなケーナに寄り添うハクレイ。
「……良かったらでいいのですが、一緒に寝ませんか?」
「い、いいよ。たまには一緒にね。でもエーナのベッドと違って小さいから、窮屈かもしれないけど」
「ハクレイは窮屈でも大丈夫です。それに、先ほど後はケーナがしてくれると言ってくれました」
「……やったことないから、上手くできないかもよ」
「構いません」
「……時間かかっちゃうかもしれないし」
「構いません」
「…………もし、魔力が混ざってそのまま体の中に残ったら……できちゃうかもしれないし……」
「構いません」
更に身を寄せるハクレイ。
「もうぅ、本当にいいの」
「ハクレイはケーナがいいです」
「先に私の部屋行ってて……」
「かしこまりました」
真夜中から始まった淀みの解消。
一瞬のミスも許さない覚悟で精一杯頑張るケーナ。
ちょっとは間違って欲しいというハクレイの淡い期待は、空がうっすら明るくなり始めるまで続くのだった。
思わず頭を撫でた時に、違和感に気づく。
「あなた……鑑定させてもらうわね」
鑑定眼を使うエーナ。
「人族なのは間違いないみたいだけど、何か違うわね」
鑑定眼でも違和感の正体にはわからないようだった。
(ちょっと)
《お呼びでしょうか》
マインドプロンプトが発動される。
(この子の違和感の正体は何かしら?)
《お調べいたします……体は完全に人族ですが、魂が人族とはやや違います。……神の系譜なのでしょう》
(神の血をひいてるってことですの?)
《血ではなく魂の先祖返りと言うべきでしょうか、遠い遠い昔に神の魂だったことは間違いないようです》
(最初触れた時は気づかなかったわ)
《ケーナの記憶が邪魔をして、人族だと思い込みをしたせいではないでしょうか》
(まぁ、そうかしら)
《体と魂に若干のズレがあることで、無意識レベルですが魔力の使用に無理がかかっているようです》
(かわいそうね、何かしてあげられないかしら)
《それでしたら片手をおへその下あたりにあてて下さい》
(これでいい?)
《布の上からではなく肌に直接触れ、優しく右回りに撫でるようなして下さい》
(スベスベで気持ちがいいわ)
《手のひらに自らの魔力を集中させることで、ハクレイの体内にある魔力の反発感じてください》
(こう? かしら)
魔力で手を包み、ゆっくり大きく手を回す。
《良い感じです》
(マッサージしてあげてるみたいね)
《手を回した時に小石があるような感覚はありませんでしょうか》
(あるわ。ちょうどおへその下あたり、小石に厚手の布が被さってるような感じね)
《それは魔力の淀みです。魔力を無理に多用する方に見られるものです。淀みは魔力循環を妨害いたします》
(自分では治せないものですの?)
《同質の魔力では解消できませんし、この淀みに自分で気づくことは不可能です》
(でしたら仕方ありませんわね)
エーナはハクレイの淀みを解消するべく手を回す速さを徐々に上げていく。
「んっ……」
急にハクレイが小さな声をだす。一旦手を止めるエーナ。
(これ痛いのかしら?)
《いいえ、痛みはないはずです》
(でも今声が出てたわ、何かしら感触があるのでしょう?)
《魔力の反発がありますので、何も感じないことはないと思います。ただ今のような動きでは痛みは発生いたしません》
(大丈夫なら続けますわ。痛がる可愛い子を追い詰める趣味はありませんの)
再び手に魔力を集めると、ハクレイの淀みの解消に勤しむ。
「んッ……ん……んゅ……」
(この淀みなかなかしぶといわね)
《しつこい淀みは手の回転を小さく早く回すことで解消されやすくなります》
(任せなさい、これしきの淀み私の敵じゃないわ)
細かく回転する手に合わせるように、ハクレイの呼吸も声も上がり始める。
「ん、ん…… んぁッ、んん…… んッ、ぁ……」
(ハクレイ少し我慢なさい、私が淀みをスッキリ解消して差し上げますわ)
《サポートいたします。魔力反発が最大になる様に魔力の調整いたします》
(先ほどより淀みをハッキリ感じることができますわ、これでしたら速く済みそうですの)
得意げに手の動きを速める。
「んぁ、ふぁ、ん…… ん、んっ、あっ、ん……」
ハクレイが目を覚まそうとすると魔法によって強制的に眠らせる。
《淀みが小さくなっております》
「もう少しですわ! 根性みせなさい!」
「んッ、んんっあ、あっ、はぅ、あっあぁぁぁぁぁ……」
《腹部の淀みの消失を確認いたしました》
(やりましたわ。初めてにしては上手くいったのでわないかしら)
《眠らせ続けて相手への負担を軽減させる判断はとても良かったと言えます》
(もうこれで大丈夫ですわね)
《解析致します……右鼠蹊部の内太もも側に別の淀みを確認いたしました》
(ソケーブ?)
《脚と腹部の境目になる個所になります》
(こちらも面倒みてさしあげますわ)
そっとハクレイの鼠蹊部に手をのせ動かそうとした時だった。
「ハクレイに何してるのよ!!!」
エーナの腕がガッチリ掴まれ、手がそれ以上動かない。
久しぶりに感じる思い通りに動かないエーナの手。
「あら? ケーナいらっしゃい」
「あら? じゃないよ。ハクレイに何しようとしてたの!」
「淀みの解消よ」
「よどみ?」
「知らないのね。まったくハクレイがかわいそうだわ。マインドプロンプトを使って教えてもらいなさい」
上から目線の話し方に若干の苛立つケーナだったが、言われた通りマインドプロンプトを発動させる。
「わかった……うん、……で? ……はあ?」
「理解なさいましたか?」
「ちょっと!! も、もし、間違って、魔力が混ざってちゃったらどうするの!!?」
「赤ちゃんの話かしら? 魔力操作のレベルはケーナと同じなのだから間違いなどありませんわ。わかりますわよね」
「万が一があるでしょ!」
「万が一は程度ではありえませんが、子が宿ることがそんなに悪いことかしら?」
「悪くはないけど……」
「安心なさい私が育てますわ」
「育てるって……」
「カスケード家の血筋としては無理でも、私が出来うる限り最高の環境を用意いたします」
「そーじゃない!! できちゃダメって話をしてるの!!」
「なぜですの? 人族だから魔族式ではダメってことかしら?」
「違う!」
ケーナの顔がちょっと赤くなる。
「……あら? あらあら?? もしかしてヤキモチですの? 嫉妬ですの? 私が先にってことですの?」
「エーナ、言うようになったじゃない?」
「私がカスケード家のエーナですもの、これくらいは言えて当然ですわ」
「この前は、戦争止めてほしいって泣きついてきたくせに」
「それはそれ、これはこれですのよ」
エーナとケーナの声でハクレイが目を覚ます。
「あれ……ハクレイ、寝てましたか?」
「おはようございますといいたいところですが、まだ夜中ですの」
「ハクレイ大丈夫? 迎えにきたよ。汗びっしょりじゃない。酷いことされたんだね」
「ケーナ? なんでここに? あれ? あれ?」
「誤解を招く発言はやめてくださる」
エーナの言葉を無視するようにハクレイの手をとりを引っ張る。
「後は私がするから!」
「まったくケーナは強引ですわね」
「そもそも勝手にハクレイを連れ込んでるんじゃないわよ」
「エーナお嬢様はハクレイのことを助けてくださって、それで——」
「助けて、断りづらい状況にしたわけか」
「助けて、介抱しただけですわ」
ケーナがハクレイの持ち物を空間収納へ投げ入れる。
「ハクレイ帰るよ!」
「はい」
「またいつでもいらっしゃるといいですわ」
ひらひらと手を振るエーナ。
それを完全に無視をして空間転移魔法を使い家へと戻るケーナ。
「まったくエーナは何を考えてるのか……。ハクレイも嫌なら嫌って言わなきゃダメだからね」
「……はい。……でも、なんとかしようと思ってたのですが、強い睡魔とエーナお嬢様がケーナが似ていて混乱してしまい、その、あの……」
「ごめんね、ハクレイは何も悪くないのにね」
「申し訳ありません」
嫉妬を見せてしまった恥ずかしさで、ハクレイに目を向けていない。
そんなケーナに寄り添うハクレイ。
「……良かったらでいいのですが、一緒に寝ませんか?」
「い、いいよ。たまには一緒にね。でもエーナのベッドと違って小さいから、窮屈かもしれないけど」
「ハクレイは窮屈でも大丈夫です。それに、先ほど後はケーナがしてくれると言ってくれました」
「……やったことないから、上手くできないかもよ」
「構いません」
「……時間かかっちゃうかもしれないし」
「構いません」
「…………もし、魔力が混ざってそのまま体の中に残ったら……できちゃうかもしれないし……」
「構いません」
更に身を寄せるハクレイ。
「もうぅ、本当にいいの」
「ハクレイはケーナがいいです」
「先に私の部屋行ってて……」
「かしこまりました」
真夜中から始まった淀みの解消。
一瞬のミスも許さない覚悟で精一杯頑張るケーナ。
ちょっとは間違って欲しいというハクレイの淡い期待は、空がうっすら明るくなり始めるまで続くのだった。
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