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第5話 魔王様の部屋は良い匂い
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「3分どころか、1時間耐えました」
「……ぐうぅ。卑怯です、あんなの反則です」
「魔王様、まさか約束を反故にする気ですか?」
「あなた、こういう時だけ魔王様なんて都合のいいことよく言えましたね」
ニャンニャが呆れたような声で言う。
3分の間僕を守ってみせろというニャンニャの条件、全く持って正々堂々としたクリアではないが――ニャンニャが倒れた瞬間から目を覚ますまでの時間を計り、それをクリア条件として提示したのである。
「私としては非常に不愉快な負け方ですが、特に細かい指定はしていなかったので大目に見てあげます。ですが――」
次いで、ニャンニャは僕を睨みながら言う。
「――あなたの話、私たちにとっては非常に物騒ですね。私としては今すぐ殺して帰還させたいところではありますが、ワンワとの約束は約束です。あなたが明らかな敵意、不穏な動きを見せない限りは目をつむりましょう」
僕はワンワと同じく、ニャンニャにも全てを話した。
僕がここに来た理由、どうしてここに来てしまったのかということ――これからどう考えているかということを。
「僕をしばらくこの魔王城に置いてほしいって話、了承してくれるのかな?」
「ええ。あなたを一時的に――魔王城の一員として認めます。これからよろしくお願いしますね、天音さん」
「……っ! ニャンニャ、ありがとう!」
「いえいえ。ただ私たちの一員となる限りは盛大に働いてもらいますから。覚悟しておいてくださいね」
と、ニャンニャは僕に握手を求めながら、
「それと私に対しては敬語、あと様付けで呼ぶように」
「……は、はい、ニャンニャ様」
ニャンニャの内心の気持ちが表にでているのか――ぎちぎちと、握られた僕の手から骨の軋む音がする。
「ワン、天音さんを客室に案内してください」
「うんっ! 晴人、こっちこっち!!」
ワンワが元気よく僕の手を引きながら歩く。
「これから一緒だね! 嬉しいな!」
「ああ、改めてよろしくワンワ。いやワンワ様と言った方がいいのかな」
「むー、ダメだよ。ワンワのことはワンワって呼んで」
ぷくぅ、と頬を膨らませながらワンワが言う。
あー、本当にワンワラブ。比べるのは申しわけないが、ニャンニャと違って怖さなど微塵もなく素直で純粋に愛らしい――一挙一動が癒される。時間があったら、ワンワの人形でも手作りしてみようかな。
ワンワはぴたりと、ピンクの扉の前で足をとめ、
「到着! 晴人の部屋は今日からここだよ」
あれ? 記憶違いじゃなければここって――、
「さあどうぞ、いらっしゃいませ」
――ワンワに促されるまま入室する。
レースの付いた大きなベッド、ぬいぐるみや可愛らしい装飾品、甘い花のようないい香りが室内に広がっており、なんともファンシーで女の子らしい雰囲気を感じさせる部屋だった。
「あのさ、ここってワンワとニャンニャ様の部屋じゃないの?」
「晴人はワンワと一緒に住むの」
「それって、結果的には3人でってことだよね?」
「うんっ」
ニャンニャに殺される。
近いうちに襲い来るであろう未来図が僕の脳裏をよぎった。ワンワと一緒の部屋かぁ、なんて嬉しさなど瞬時に吹き飛んだ。
……非常にまずい。
ニャンニャのことだ、僕という存在がこの部屋に入ったという事実だけで殺しにかかってくるだろう。ワンワはご機嫌そうに鼻歌を歌いながら、部屋のクローゼットをがさごそとしている。こうしている間にも、ニャンニャがここに戻って来る可能性は高い。
早いところ、ワンワに事情を説明して――、
「あったあった、このローブ! 晴人、よかったら着てみてっ!」
――それは助かる。
現在、僕は先ほどの姉妹喧嘩により色々なものを消失し――布切れを一枚借りて羽織っている状態であった。着るものをいただけるのはかなり嬉しいところだ。うん、着替えをしてここからすぐに退散しよう。
僕はローブを着用し、部屋にあった大きな鏡の前に立つ。
なんか、あれだな――ローブが小さすぎて胸が丸出しなせいか、ちょっとハイセンスな変態に見える。布切れは身体の一番ディープな箇所を隠すのに巻いてみたものの、何度確認しても新種の変態に見える。これサイズ感間違ってない?
「うーん、あと頭も寒そうだよね。これかぶったら少しは暖かいかな」
ワンワがなにかを頭にかぶせてくれる。
ふわりとした、シルクのような肌触り――髪の毛が全失した手前これは助かる。この魔王城だが、想像以上に寒いのだ。もしかすると、季節的には冬なのだろうか?
「ワンワ、ありがとう。すごいふわふわしてるけどニット帽とかかな」
「ニャンのパンてぃだよ」
「どうして?」
「ニャンのパンてぃ」
カツコツ、カツコツ、廊下から足音が響いて来る。
僕はその足音を聞き――瞬時にクローゼットの中へと飛び込む。こんな姿をこの部屋で見られるわけにはいかない。
人間の本能が感じ取る危険信号からか、無意識に身体が動いていた。
「どうしたの晴人? 隠れんぼ?」
「……しぃー、しぃー」
僕はクローゼットの隙間からワンワにアイコンタクトを送る。
ワンワは理解してくれたのか、パチっとウィンクを一つ返し――その数秒後、カチャリと扉が開いた。
「ワンっ!」
ニャンニャがワンワに駆け寄り、ギュッと抱き締めながら、
「先ほどは申しわけありません。怪我は大丈夫ですか?」
「舐めて治したから問題ないよ。ワンワもわがまま言ってニャンを怒らせちゃってごめんなさい」
「いえ、それは済んだ話です。ところで、ワンまた勝手に私の下着を取りましたね?」
「えへへ、ニャンの匂いは落ち着くから」
「……もう、せめて服にしてって言ってるのに」
こうしてみると、先ほどの喧嘩が嘘のようだ。
お互いに信頼し合って、お互いが大好きで――とても仲睦まじい雰囲気が感じ取れる。美少女二人のやり取り、なんて癒やされる光景だろう。僕もあの空間に混ざりたい。
ニャンニャは大きく一息つきながら、
「今日は色々あって疲れましたね。着替えてゆっくりしようと思います」
一つ、また一つと、服のボタンをはずしていく。
いやもう本当、死亡フラグ重ねていくのやめてくれません? ここから助かる方法が一ミリも浮かばないんですけど。
……するり、するする。
衣擦れの音と共に、雪のように白くきめ細やかな肌が露に――その面積が少しずつ広がっていく。バカやろぉ! 見ちゃ駄目だっ! と頭では理解しつつも、そのキレイで幻想的な光景から目が離せない。
「……っ?」
ニャンニャが不意に鼻をすんすんと鳴らし始め、
「ワン、お風呂に入ってきなさい。あの男の匂いがこびり付いていますよ。この部屋の中まで匂います」
その言葉にワンワは首を傾げながら、
「晴人の匂い? 本人がここにいるからじゃない?」
「は? 本人?」
ニャンニャの服を脱ぐ手がとまる。
「晴人、でてきていいよ!」
ちょっとワンワさぁん、一ミリも伝わってないじゃないですかぁ!
しかしながら、今さら嘆いたところで仕方ない――僕は現状を打破するため、脳をフル回転させる。
一、勢いよく土下座する。(多分死ぬ)
二、気合いで逃走する。(絶対死ぬ)
三、諦める。(死ぬ)
ふっ、僕の貧弱な脳細胞に愛想が尽きそうだ。
どこをどう選択しても凄惨な未来しか想像できない。
「じゃんじゃかじゃーん、サプライズだよ! びっくりした、ニャン?」
僕はワンワの掛け声と共に、腕を組みながら威風堂々と登場する。
自信のある振る舞いは、些細な問題など打ち消してくれるはず――いや、くれるわけないだろ? 僕を見て何故か笑みを浮かべるニャンニャが超絶怖い。
「……ふふ。ワン、それはもうびっくりもしますよ。いきなりクローゼットから変態がでてくるなんて予想できます?」
ニャンニャは次いで、
「あまりに怒るのも疲れましたので冷静に問いましょう。どうして私の下着をかぶっているのですか?」
「……にゃ、ニャンニャ様の匂いは落ち着くから」
「死ね」
僕は一晩に二度も生死の境をさまようのであった。
「……ぐうぅ。卑怯です、あんなの反則です」
「魔王様、まさか約束を反故にする気ですか?」
「あなた、こういう時だけ魔王様なんて都合のいいことよく言えましたね」
ニャンニャが呆れたような声で言う。
3分の間僕を守ってみせろというニャンニャの条件、全く持って正々堂々としたクリアではないが――ニャンニャが倒れた瞬間から目を覚ますまでの時間を計り、それをクリア条件として提示したのである。
「私としては非常に不愉快な負け方ですが、特に細かい指定はしていなかったので大目に見てあげます。ですが――」
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僕はワンワと同じく、ニャンニャにも全てを話した。
僕がここに来た理由、どうしてここに来てしまったのかということ――これからどう考えているかということを。
「僕をしばらくこの魔王城に置いてほしいって話、了承してくれるのかな?」
「ええ。あなたを一時的に――魔王城の一員として認めます。これからよろしくお願いしますね、天音さん」
「……っ! ニャンニャ、ありがとう!」
「いえいえ。ただ私たちの一員となる限りは盛大に働いてもらいますから。覚悟しておいてくださいね」
と、ニャンニャは僕に握手を求めながら、
「それと私に対しては敬語、あと様付けで呼ぶように」
「……は、はい、ニャンニャ様」
ニャンニャの内心の気持ちが表にでているのか――ぎちぎちと、握られた僕の手から骨の軋む音がする。
「ワン、天音さんを客室に案内してください」
「うんっ! 晴人、こっちこっち!!」
ワンワが元気よく僕の手を引きながら歩く。
「これから一緒だね! 嬉しいな!」
「ああ、改めてよろしくワンワ。いやワンワ様と言った方がいいのかな」
「むー、ダメだよ。ワンワのことはワンワって呼んで」
ぷくぅ、と頬を膨らませながらワンワが言う。
あー、本当にワンワラブ。比べるのは申しわけないが、ニャンニャと違って怖さなど微塵もなく素直で純粋に愛らしい――一挙一動が癒される。時間があったら、ワンワの人形でも手作りしてみようかな。
ワンワはぴたりと、ピンクの扉の前で足をとめ、
「到着! 晴人の部屋は今日からここだよ」
あれ? 記憶違いじゃなければここって――、
「さあどうぞ、いらっしゃいませ」
――ワンワに促されるまま入室する。
レースの付いた大きなベッド、ぬいぐるみや可愛らしい装飾品、甘い花のようないい香りが室内に広がっており、なんともファンシーで女の子らしい雰囲気を感じさせる部屋だった。
「あのさ、ここってワンワとニャンニャ様の部屋じゃないの?」
「晴人はワンワと一緒に住むの」
「それって、結果的には3人でってことだよね?」
「うんっ」
ニャンニャに殺される。
近いうちに襲い来るであろう未来図が僕の脳裏をよぎった。ワンワと一緒の部屋かぁ、なんて嬉しさなど瞬時に吹き飛んだ。
……非常にまずい。
ニャンニャのことだ、僕という存在がこの部屋に入ったという事実だけで殺しにかかってくるだろう。ワンワはご機嫌そうに鼻歌を歌いながら、部屋のクローゼットをがさごそとしている。こうしている間にも、ニャンニャがここに戻って来る可能性は高い。
早いところ、ワンワに事情を説明して――、
「あったあった、このローブ! 晴人、よかったら着てみてっ!」
――それは助かる。
現在、僕は先ほどの姉妹喧嘩により色々なものを消失し――布切れを一枚借りて羽織っている状態であった。着るものをいただけるのはかなり嬉しいところだ。うん、着替えをしてここからすぐに退散しよう。
僕はローブを着用し、部屋にあった大きな鏡の前に立つ。
なんか、あれだな――ローブが小さすぎて胸が丸出しなせいか、ちょっとハイセンスな変態に見える。布切れは身体の一番ディープな箇所を隠すのに巻いてみたものの、何度確認しても新種の変態に見える。これサイズ感間違ってない?
「うーん、あと頭も寒そうだよね。これかぶったら少しは暖かいかな」
ワンワがなにかを頭にかぶせてくれる。
ふわりとした、シルクのような肌触り――髪の毛が全失した手前これは助かる。この魔王城だが、想像以上に寒いのだ。もしかすると、季節的には冬なのだろうか?
「ワンワ、ありがとう。すごいふわふわしてるけどニット帽とかかな」
「ニャンのパンてぃだよ」
「どうして?」
「ニャンのパンてぃ」
カツコツ、カツコツ、廊下から足音が響いて来る。
僕はその足音を聞き――瞬時にクローゼットの中へと飛び込む。こんな姿をこの部屋で見られるわけにはいかない。
人間の本能が感じ取る危険信号からか、無意識に身体が動いていた。
「どうしたの晴人? 隠れんぼ?」
「……しぃー、しぃー」
僕はクローゼットの隙間からワンワにアイコンタクトを送る。
ワンワは理解してくれたのか、パチっとウィンクを一つ返し――その数秒後、カチャリと扉が開いた。
「ワンっ!」
ニャンニャがワンワに駆け寄り、ギュッと抱き締めながら、
「先ほどは申しわけありません。怪我は大丈夫ですか?」
「舐めて治したから問題ないよ。ワンワもわがまま言ってニャンを怒らせちゃってごめんなさい」
「いえ、それは済んだ話です。ところで、ワンまた勝手に私の下着を取りましたね?」
「えへへ、ニャンの匂いは落ち着くから」
「……もう、せめて服にしてって言ってるのに」
こうしてみると、先ほどの喧嘩が嘘のようだ。
お互いに信頼し合って、お互いが大好きで――とても仲睦まじい雰囲気が感じ取れる。美少女二人のやり取り、なんて癒やされる光景だろう。僕もあの空間に混ざりたい。
ニャンニャは大きく一息つきながら、
「今日は色々あって疲れましたね。着替えてゆっくりしようと思います」
一つ、また一つと、服のボタンをはずしていく。
いやもう本当、死亡フラグ重ねていくのやめてくれません? ここから助かる方法が一ミリも浮かばないんですけど。
……するり、するする。
衣擦れの音と共に、雪のように白くきめ細やかな肌が露に――その面積が少しずつ広がっていく。バカやろぉ! 見ちゃ駄目だっ! と頭では理解しつつも、そのキレイで幻想的な光景から目が離せない。
「……っ?」
ニャンニャが不意に鼻をすんすんと鳴らし始め、
「ワン、お風呂に入ってきなさい。あの男の匂いがこびり付いていますよ。この部屋の中まで匂います」
その言葉にワンワは首を傾げながら、
「晴人の匂い? 本人がここにいるからじゃない?」
「は? 本人?」
ニャンニャの服を脱ぐ手がとまる。
「晴人、でてきていいよ!」
ちょっとワンワさぁん、一ミリも伝わってないじゃないですかぁ!
しかしながら、今さら嘆いたところで仕方ない――僕は現状を打破するため、脳をフル回転させる。
一、勢いよく土下座する。(多分死ぬ)
二、気合いで逃走する。(絶対死ぬ)
三、諦める。(死ぬ)
ふっ、僕の貧弱な脳細胞に愛想が尽きそうだ。
どこをどう選択しても凄惨な未来しか想像できない。
「じゃんじゃかじゃーん、サプライズだよ! びっくりした、ニャン?」
僕はワンワの掛け声と共に、腕を組みながら威風堂々と登場する。
自信のある振る舞いは、些細な問題など打ち消してくれるはず――いや、くれるわけないだろ? 僕を見て何故か笑みを浮かべるニャンニャが超絶怖い。
「……ふふ。ワン、それはもうびっくりもしますよ。いきなりクローゼットから変態がでてくるなんて予想できます?」
ニャンニャは次いで、
「あまりに怒るのも疲れましたので冷静に問いましょう。どうして私の下着をかぶっているのですか?」
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