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第6話 魔王様の角は敏感
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◆ フェルティ歴345年、2月23日 ◆
「天音さん、あなたの仕事はこれです」
翌日、早々に僕は魔王城の仕事へと駆り出されていた。
場所は魔王城の外――寒かった理由は外にでてすぐにわかった。見渡す限りの雪景色、轟々とした吹雪により視界は薄っすらと白く染まり、一瞬にして僕の身体が雪に包まれる。
……さ、寒ぅふひょぃ。
昨日の変態的な格好とは違い、僕の背丈に合ったサイズのローブをいただけたので幾分かはマシだが――それでも全身震え出すレベルである。その原因としての一端は、今は亡き頭髪が何割かは占めているかもしれないけど。
「あなたの仕事は、この雪をどうにかすることです」
にゃ、ニャンニャ様、僕を間接的に殺す気では――、
「……先に言っておきますが、遠回しに殺そうとしてるわけではありませんよ。適材適所、きちんとした理由もあります」
――僕の哀愁漂う眼差しに気付いたのか念を押される。
「ワンからの話ですが、天音さんは『天候操作』のスキルを持っていると聞いています」
ニャンニャは荒れ狂う吹雪を見ながらぽつりと、
「……もしかすると、この呪いを解放できるかもしれない」
呪いの解放?
どういうことかと尋ねようとしたが、憂いを帯びたニャンニャの表情を見て――僕はその言葉を飲み込む。軽々しく踏み込んでいい領域か否か、この件だけはいずれニャンニャから話してくるのを待つ方がよい気がした。
「……天音さんの持つ『天候操作』のスキルでこの環境がどうにかなればいいなと思っています。SPの使用回数制限とは違いスキルは何度でも使用が可能です。まず『天候操作』がどれほどの力か確認してみてください」
合点承知と僕は両手を天に掲げる。
とりあえず、それらしいポーズを取ってみたものの――どうやって発動するんだ? スキル名でも大きな声で叫べばいいんだろうか。
「天候操作!」
「……」
「天候操作ぁあああっ!」
「……」
「天候操作ぁあああああぃぃいやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
「……」
天候が変わる気配は微塵もない。
最後の方はあまりに反応がないので半ばやけくそに叫んでみたものの――この間、ニャンニャは僕の後ろにて終始無言である。な、なんてプレッシャーだ、すさまじい圧を感じるぜ。
ちらり、僕はニャンニャの様子を見やると、
「……っ。く、ふ、ふふ」
どうやら、僕を見て笑いをこらえているようだ。
なにがツボったのかは不明だが――怒っているわけではないようで安堵する。これちゃんとスキル発動してるのかな? さてどうしたものか、と頭を悩ませても答えはでそうにないので素直に聞いてみることにする。
「ニャンニャ様、スキルの発動の仕方を教えてください」
僕の問いかけ、ニャンニャはくすくすと手を口に当て笑いながら、
「スキルはただ声にだしたらよいというわけではありません。確かに、言葉にすることでイメージを簡略化、発動しやすいという点はありますが――まず神経を集中させ、イメージしてみてください」
ニャンニャが僕の横に立ち前方を指差す。
「私のスキルは『斬撃』――この世の全てを絶ち切る力です。あそこに積もった小さな雪山は見えますか? 私はアレを『雪だるま』の形状にカットします」
言うが早いか、ニャンニャが爪を一振りすると――さくさくと雪掻きのような音が響き、瞬時に雪だるまができあがった。
「天音さん、あなたもその『天候操作』にてこの天候をどうしたいのか――それを明確にイメージしてみてください。そうすれば、自然とスキルも発動することでしょう」
「うーん」
「どうしました? まだなにか不明な点でも?」
「いや、雪だるまで例えるところがすごい可愛いなって」
「べ、別に可愛くなんか――」
「普通に女の子らしくて可愛いと思いますよ」
「――っ。あ、天音さん、最初に出会った時から思ってましたが、心の声を表に出し過ぎではないですか?」
ニャンニャが顔を真っ赤に言う。
それは怒りか、照れか、はたまた羞恥心か――ニャンニャはなんとも掴めない。だが、コロコロと変わる感情豊かな顔はとても愛らしい。
「確かにそうかもしれません。でも、昔から隠すのが苦手なんですよ」
こう見えても魔王なんだもんな。
言い過ぎると怒りそうだから伏せるけど、ニャンニャは美少女だ。人間離れした可愛らしい容姿だけを捉えるならば魔王というよりは――僕からすれば妖精という言葉がよく似合う。それは性格は違えど双子のワンワも同様である。
まあ、昨日見た戦闘力とこの頭に生えた角だけはとても魔王らしいが――、
「ひゃあっ!」
「あ、ごめんなさい」
――なんとなしに、角を触ってしまった。
角はとても固く、ニャンニャの反応から察するに神経でも通っているのだろうか。左側に流れるように生えた角は、ニャンニャの金髪によく映えて一種の髪飾りのようにも見えた。
ニャンニャはぷるぷると全身を震わせ、
「……ぁ、天音さん? 油断していた私も悪いですが、魔王の角に触れるということがどれほど禁忌なのかわかってらっしゃいますか? いえ、わかってませんよね。私たちの常識がないですもんね」
「ニャンニャ様、申しわけありませんっ!」
立ち上る殺気に、僕は全霊全身で雪に埋もりながら土下座する。
「……今回だけは不問にします。ワンのSPも残り少ないですし、今怪我をされても困りますので」
話が脱線してしまいましたね、とニャンニャは次いで、
「私の説明は理解できましたか? それでは、明確にイメージを持ってスキルを発動してみてください」
続けることしばしの間、
「今日はここまでにしましょう」
終了の合図、僕はニャンニャの言葉にゆっくりと頷き返す。
「スキルが発動しているか否かは不明ですが、今のところ特に天候は変わりませんね。とりあえず、しばらく継続という形でいきましょうか」
「は、はひ」
うん、純粋に凍死しそう。
ニャンニャは普段着であろう可愛らしいお姫様のような服装――軽装にも関わらず、吹雪の中でも特に寒さを感じている様子はない。
他のクリア条件を見つけるまで、ここに滞在する間の仕事として続けるのはいいが、なにか寒さ対策を講じないとこのままでは僕が死ぬ。
ガチガチと、僕は震える身体を両手で抱きながら、
「……にゃ、ニャンニャ様は、その格好で寒くないんですか?」
「私は属性耐性が強いので熱さや寒さは効かないのです。天音さん、なにか自身を加護する『魔法』はお持ちではありませんか?」
「加護する魔法?」
「……その顔から察するに、魔法や魔力といった基本的な知識も全くないようですね」
「自分のステータスに魔力はあったんですけど、それで魔法を使用することはできるんですか?」
「ええ。魔力があるということは魔法を覚えることは可能でしょう。どの精霊に好かれるかによって使える魔法は個人で違いますが」
「精霊?」
「この世界《フェルティフェアリ》には数多の精霊が存在します。精霊から力をもらうためにこちらはMPというものを献上します。そして、魔法という形で具現化するのですよ」
ニャンニャは右の手の平を上に向け、
「モーユ」
ニャンニャが呟く共に――バスケットボールくらいの大きさの火の玉が出現した。身体が体温を求めてか、僕は自然とその火の玉の前に両手を突き出し、
「……ぁ、はぁあ、あったかい。これが加護ですか」
「これは一般的な攻撃魔法ですよ。私の魔力量ならば天音さんを一瞬で燃えカスにするくらいは容易いですけど」
「さらっと怖いこと言わないでぇ」
僕の反応にニャンニャはくすりと微笑み、
「あいにくと、私は他者を加護する魔法は持ち合わせていません。ですが、加護魔法が得意なものなら城内にいるので紹介しましょう。寒さも和らげることが可能かと思います」
「紹介って――魔王城にはニャンニャとワンワ以外にも住人がいるんですか?」
「もちろんです。魔王城の占有する領地は他国となんら変わりない広大さとなっています。城外にある街には私たち魔人族以外、その他の種族も多数存在して――」
ニャンニャはこほんと咳払いを一つ、
「――と、こんな場所で話し込むことでもないですね。それに一気に説明しても頭がパンクしてしまいます。こちらの世界の知識は少しずつ覚えていきましょうか」
ニャンニャの丁寧な説明に、僕は思わずまじまじと、
「……なんですが、じーっと私の顔を見て」
「あ、いや、なんかニャンニャ様先生みたいだなと思いまして」
「わからないことを素直に聞いてくるのはよいことです。その気持ちに応えることは普通のことでしょう」
真面目なニャンニャ、陽気なワンワ。
なんとなく二人の性格がわかってきたような気がした。
「天音さん、あなたの仕事はこれです」
翌日、早々に僕は魔王城の仕事へと駆り出されていた。
場所は魔王城の外――寒かった理由は外にでてすぐにわかった。見渡す限りの雪景色、轟々とした吹雪により視界は薄っすらと白く染まり、一瞬にして僕の身体が雪に包まれる。
……さ、寒ぅふひょぃ。
昨日の変態的な格好とは違い、僕の背丈に合ったサイズのローブをいただけたので幾分かはマシだが――それでも全身震え出すレベルである。その原因としての一端は、今は亡き頭髪が何割かは占めているかもしれないけど。
「あなたの仕事は、この雪をどうにかすることです」
にゃ、ニャンニャ様、僕を間接的に殺す気では――、
「……先に言っておきますが、遠回しに殺そうとしてるわけではありませんよ。適材適所、きちんとした理由もあります」
――僕の哀愁漂う眼差しに気付いたのか念を押される。
「ワンからの話ですが、天音さんは『天候操作』のスキルを持っていると聞いています」
ニャンニャは荒れ狂う吹雪を見ながらぽつりと、
「……もしかすると、この呪いを解放できるかもしれない」
呪いの解放?
どういうことかと尋ねようとしたが、憂いを帯びたニャンニャの表情を見て――僕はその言葉を飲み込む。軽々しく踏み込んでいい領域か否か、この件だけはいずれニャンニャから話してくるのを待つ方がよい気がした。
「……天音さんの持つ『天候操作』のスキルでこの環境がどうにかなればいいなと思っています。SPの使用回数制限とは違いスキルは何度でも使用が可能です。まず『天候操作』がどれほどの力か確認してみてください」
合点承知と僕は両手を天に掲げる。
とりあえず、それらしいポーズを取ってみたものの――どうやって発動するんだ? スキル名でも大きな声で叫べばいいんだろうか。
「天候操作!」
「……」
「天候操作ぁあああっ!」
「……」
「天候操作ぁあああああぃぃいやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
「……」
天候が変わる気配は微塵もない。
最後の方はあまりに反応がないので半ばやけくそに叫んでみたものの――この間、ニャンニャは僕の後ろにて終始無言である。な、なんてプレッシャーだ、すさまじい圧を感じるぜ。
ちらり、僕はニャンニャの様子を見やると、
「……っ。く、ふ、ふふ」
どうやら、僕を見て笑いをこらえているようだ。
なにがツボったのかは不明だが――怒っているわけではないようで安堵する。これちゃんとスキル発動してるのかな? さてどうしたものか、と頭を悩ませても答えはでそうにないので素直に聞いてみることにする。
「ニャンニャ様、スキルの発動の仕方を教えてください」
僕の問いかけ、ニャンニャはくすくすと手を口に当て笑いながら、
「スキルはただ声にだしたらよいというわけではありません。確かに、言葉にすることでイメージを簡略化、発動しやすいという点はありますが――まず神経を集中させ、イメージしてみてください」
ニャンニャが僕の横に立ち前方を指差す。
「私のスキルは『斬撃』――この世の全てを絶ち切る力です。あそこに積もった小さな雪山は見えますか? 私はアレを『雪だるま』の形状にカットします」
言うが早いか、ニャンニャが爪を一振りすると――さくさくと雪掻きのような音が響き、瞬時に雪だるまができあがった。
「天音さん、あなたもその『天候操作』にてこの天候をどうしたいのか――それを明確にイメージしてみてください。そうすれば、自然とスキルも発動することでしょう」
「うーん」
「どうしました? まだなにか不明な点でも?」
「いや、雪だるまで例えるところがすごい可愛いなって」
「べ、別に可愛くなんか――」
「普通に女の子らしくて可愛いと思いますよ」
「――っ。あ、天音さん、最初に出会った時から思ってましたが、心の声を表に出し過ぎではないですか?」
ニャンニャが顔を真っ赤に言う。
それは怒りか、照れか、はたまた羞恥心か――ニャンニャはなんとも掴めない。だが、コロコロと変わる感情豊かな顔はとても愛らしい。
「確かにそうかもしれません。でも、昔から隠すのが苦手なんですよ」
こう見えても魔王なんだもんな。
言い過ぎると怒りそうだから伏せるけど、ニャンニャは美少女だ。人間離れした可愛らしい容姿だけを捉えるならば魔王というよりは――僕からすれば妖精という言葉がよく似合う。それは性格は違えど双子のワンワも同様である。
まあ、昨日見た戦闘力とこの頭に生えた角だけはとても魔王らしいが――、
「ひゃあっ!」
「あ、ごめんなさい」
――なんとなしに、角を触ってしまった。
角はとても固く、ニャンニャの反応から察するに神経でも通っているのだろうか。左側に流れるように生えた角は、ニャンニャの金髪によく映えて一種の髪飾りのようにも見えた。
ニャンニャはぷるぷると全身を震わせ、
「……ぁ、天音さん? 油断していた私も悪いですが、魔王の角に触れるということがどれほど禁忌なのかわかってらっしゃいますか? いえ、わかってませんよね。私たちの常識がないですもんね」
「ニャンニャ様、申しわけありませんっ!」
立ち上る殺気に、僕は全霊全身で雪に埋もりながら土下座する。
「……今回だけは不問にします。ワンのSPも残り少ないですし、今怪我をされても困りますので」
話が脱線してしまいましたね、とニャンニャは次いで、
「私の説明は理解できましたか? それでは、明確にイメージを持ってスキルを発動してみてください」
続けることしばしの間、
「今日はここまでにしましょう」
終了の合図、僕はニャンニャの言葉にゆっくりと頷き返す。
「スキルが発動しているか否かは不明ですが、今のところ特に天候は変わりませんね。とりあえず、しばらく継続という形でいきましょうか」
「は、はひ」
うん、純粋に凍死しそう。
ニャンニャは普段着であろう可愛らしいお姫様のような服装――軽装にも関わらず、吹雪の中でも特に寒さを感じている様子はない。
他のクリア条件を見つけるまで、ここに滞在する間の仕事として続けるのはいいが、なにか寒さ対策を講じないとこのままでは僕が死ぬ。
ガチガチと、僕は震える身体を両手で抱きながら、
「……にゃ、ニャンニャ様は、その格好で寒くないんですか?」
「私は属性耐性が強いので熱さや寒さは効かないのです。天音さん、なにか自身を加護する『魔法』はお持ちではありませんか?」
「加護する魔法?」
「……その顔から察するに、魔法や魔力といった基本的な知識も全くないようですね」
「自分のステータスに魔力はあったんですけど、それで魔法を使用することはできるんですか?」
「ええ。魔力があるということは魔法を覚えることは可能でしょう。どの精霊に好かれるかによって使える魔法は個人で違いますが」
「精霊?」
「この世界《フェルティフェアリ》には数多の精霊が存在します。精霊から力をもらうためにこちらはMPというものを献上します。そして、魔法という形で具現化するのですよ」
ニャンニャは右の手の平を上に向け、
「モーユ」
ニャンニャが呟く共に――バスケットボールくらいの大きさの火の玉が出現した。身体が体温を求めてか、僕は自然とその火の玉の前に両手を突き出し、
「……ぁ、はぁあ、あったかい。これが加護ですか」
「これは一般的な攻撃魔法ですよ。私の魔力量ならば天音さんを一瞬で燃えカスにするくらいは容易いですけど」
「さらっと怖いこと言わないでぇ」
僕の反応にニャンニャはくすりと微笑み、
「あいにくと、私は他者を加護する魔法は持ち合わせていません。ですが、加護魔法が得意なものなら城内にいるので紹介しましょう。寒さも和らげることが可能かと思います」
「紹介って――魔王城にはニャンニャとワンワ以外にも住人がいるんですか?」
「もちろんです。魔王城の占有する領地は他国となんら変わりない広大さとなっています。城外にある街には私たち魔人族以外、その他の種族も多数存在して――」
ニャンニャはこほんと咳払いを一つ、
「――と、こんな場所で話し込むことでもないですね。それに一気に説明しても頭がパンクしてしまいます。こちらの世界の知識は少しずつ覚えていきましょうか」
ニャンニャの丁寧な説明に、僕は思わずまじまじと、
「……なんですが、じーっと私の顔を見て」
「あ、いや、なんかニャンニャ様先生みたいだなと思いまして」
「わからないことを素直に聞いてくるのはよいことです。その気持ちに応えることは普通のことでしょう」
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