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第17話 魔王様の配下は個性的すぎる
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美人なメイドさんと二人きり。
僕は脳内でその単語を呪いのように何度も呟きながらやる気を保持しつつ――なんとかリューナの特訓に付いて行っていた。
「晴っちー、頑張れっすー」
美人なメイドさんと二人きり。
「ファイト、ファイトー」
美人なメイドさんと二人きり。
「晴っちー、あと少しで山岳エリアなのですが――寄りたい場所があるので、少しだけ寄り道してもいいっすか?」
「美人なメイドさんと二人きり」
「ちょっと色々な意味でやばそうっすねー。ついでにそこで休憩もしましょうか」
もうすでに息も絶え絶え――全力で首を縦に振る。
なんであれ休憩できるのであればありがたい。僕はリューナが先導する場所へと従い付いて行く。
数分ほど進んだ先に、こぢんまりとした街があった。
洋風な家がいくつも並び立ち、なんともファンタジーな雰囲気を感じさせる。きちんと整備されているであろう痕跡は街中に多々あるが、雪がひどいせいもあってか街中を歩いている人は誰もいなかった。
さくさくと、僕とリューナの歩く音だけが響き渡る。
「実は自分の実家があったりします」
「僕を家族に紹介しようって?!」
「いやあ、自分の家族は超絶過保護なので――間違いなく晴っちは兄貴たちに半殺しにされるかと思います」
「不毛な戦いを起こすのはよくない」
「あはは、別に今日会うつもりはないので安心してください。ここはほんの一部に過ぎませんが、晴っちにワンニャン王国の現状を見てほしかっただけっす」
リューナは憂いを帯びた表情で白い息を吐きながら、
「晴っちが来る前からこの呪いはずっとあったのですが、その効力が強くなり始めたのは最近のことっす。昔はもっと賑わっていたのですが、今では皆家にこもって雪がやむのを願う毎日っす」
永遠に降り続ける雪。
効力が強くなっているということは――いずれ、必ず耐え切れなくなる時が訪れる。それはワンニャン王国の終焉が近付いているということだ。
この呪いをかけた勇者とは一体何者なのだろう。
少しずつ、少しずつ、まるで毒のように――終わりに近付けていくというサディスティックぶりに、勇者という肩書に違和感しか感じえない。
こんな馬鹿げた呪い、間違っている――、
「晴っちは優しい人っすね」
「急にどうしたの?」
――唐突なリューナの言葉に対し聞き返す。
「いえいえ、自分たちのことのために怒ってくれているんだなぁと思いまして」
「僕はなんとかしたいって気持ちだけだよ、それが優しいに繋がるかはわからない」
「十分すぎるほど優しいっすよ」
と、リューナは僕の手をギュッと両手で包み込みながら、
「その優しさにつけ込むようで申しわけないのですが――どうか、お嬢さまたちの願いを叶えてほしいっす」
僕の吐く息がリューナの息に重なる距離、あまりの顔の近さに心臓が跳ね上がる。
「晴っちがこの雪をやませてくれるのならば、自分はどんなことでもお手伝いするっすよ」
「今朝、面倒くさいとか言ってたような」
「あはは。もー、根に持たないでくださいよ。その点は否定しませんが、なんとかしたいという気持ちも本物ですよ。自分は常に本音第一っす」
照れ隠しの皮肉も、リューナは軽やかに笑って流す。
確かに、文句は言いながらも――リューナはずっと僕を見守ってくれていた。ここまでの道中危険がありそうなところは避けてくれていたし、常に僕のことを気にかけてくれていたのだろうと重々理解できる。
僕はその気持ちに応えるようリューナを真っ直ぐに見やり、
「じゃあ、お言葉に甘えて色々手伝ってもらおうかな。今の僕じゃまだまだこの呪いをどうにかするには届かないから」
「えぇー、色々なお手伝いっすかー? もしかしてあんなことやこんなこと、夜の特訓まで視野に入れてたりします?」
「がっ! 夜の特訓って――」
唐突な一言に動揺を隠せない僕、リューナが僕の耳元でぼそりと、
「自分未熟者ですが精一杯頑張ろうかと、お手柔らかにお願いするっす」
「――ひぃん」
甘美な言葉が全身を駆け巡り、思わず腰が砕ける。
「あはは、晴っちは面白いっすねー」
「刺激が強い冗談はやめて」
「冗談だと思いますか? もし本当にこの呪いを解いていただけたのなら、自分は晴っちになんでもす――」
「夜の特訓だとぉ?!」
頭上より降りかかる第三者の声、静かな街中に大きな怒声が響き渡った。
自然と声のする方向に視線が――そこには両腕を組みながら屋根の上に立つ男が一人、敵対心をむき出しに青筋をビキバキと顔中に張り巡らせている。
……も、物凄い殺意の波動だ。
ビリビリと、男から発せられる圧倒的なまでのオーラが僕の全身に突き刺さる。下手に動いたら確実に死ぬ――本能がそう告げていた。
「聞き捨てならんにもほどがあるっ! 俺様の超絶可愛いリューナたんに馴れ馴れしくする貴様は誰だ?!」
今の一言で全てを察する。
赤髪、褐色の肌、どことなくリューナに似た綺麗な顔立ち――先ほど話にでていたお兄様に違いない。
僕はリューナから一歩離れる。
ぱっと見、仲睦まじい距離感ではあったが――僕は誤解させてしまったことを謝罪しようと口を開き、
「お兄さ」
風圧で僕の言葉が遮断される。
いつの間にか、目の前に拳があった。僕の顔にヒットする直前――リューナが受け止めてくれたようである。目にもとまらぬスピード、拳が届かずともあの豪風、当たっていればどうなっていたかは想像に容易い。
リューナのお兄さんは親の仇のような顔で僕を見やり、
「認めん、俺様は認めんぞ! このタコ坊主がぁああっ! 髪の毛生やしてから出直してこいやぁああああっ!」
「シンプルにひどい! 誤解ですからお兄さん!」
「黙れ! お兄さんだぁ? 貴様もう俺様と家族にでもなったつもりか?! 気安く呼ぶなごらららぁああああっ!」
「火に油だった! 助けてリューナさんっ!」
「はいはい、お兄落ち着いてください。今のところ晴っちとそういう仲になる予定はないので安心してほしいっす」
「今のところは、だとぉおお?! そんな未来があるなら絶対にぶっ壊してやるっ! 骨すら残さず可能性を根本からすり潰すっ!」
「リューナ、なんで上乗せしたの?!」
「言葉の綾っすよー。お兄は興奮しちゃうと中々落ち着かないので、晴っちは後ろに下がっていてください」
リューナの指示通り、僕はお兄さんから距離を取ろうと数歩下がる。
ドンッと、なにか固いものにぶつかった衝撃――あれ? こんなところに壁なんてあったっけ? と、振り向くとそこには上半身裸の筋肉ムキムキおじさんが仁王立ちしていた。
おじさんはお兄さんと同じく殺意をむき出しに、
「……貴様、ワシの可愛いリューナたんとなにイチャイチャしとるんじゃ?」
「パワータイプの変態?!」
「あぁっ!? ワシのどこが変態じゃあぁああっ!」
「あ、パパもいたようっすね」
僕はアクロバティックに身を翻しながら地面に頭を擦り付け、
「素直にごめんなさいパパさん、驚きすぎてポロっと本音がでただけなんです」
「おぼぼ、パパさんじゃあぁああっ? き、きき、貴様、ワシのリューナたんを手中に収めたつもりがぁあああっ!」
け、血涙を流している。
最早、僕ではどうすることもできない。昨日に引き続いての大ピンチ、魔王城に来てから日々のイベントが濃厚すぎる。
「晴っち、申しわけありませんが――こうなっては熱が冷めるのを待つしかないっす」
「さ、冷めるまでってどうやって?」
「自分はコットンのような誰かを守る術はなにも持っていません。なので――」
こぉおおおお、とリューナが大きく息を吐きながら、
「――攻撃には攻撃で対応するのみっすよ」
僕は脳内でその単語を呪いのように何度も呟きながらやる気を保持しつつ――なんとかリューナの特訓に付いて行っていた。
「晴っちー、頑張れっすー」
美人なメイドさんと二人きり。
「ファイト、ファイトー」
美人なメイドさんと二人きり。
「晴っちー、あと少しで山岳エリアなのですが――寄りたい場所があるので、少しだけ寄り道してもいいっすか?」
「美人なメイドさんと二人きり」
「ちょっと色々な意味でやばそうっすねー。ついでにそこで休憩もしましょうか」
もうすでに息も絶え絶え――全力で首を縦に振る。
なんであれ休憩できるのであればありがたい。僕はリューナが先導する場所へと従い付いて行く。
数分ほど進んだ先に、こぢんまりとした街があった。
洋風な家がいくつも並び立ち、なんともファンタジーな雰囲気を感じさせる。きちんと整備されているであろう痕跡は街中に多々あるが、雪がひどいせいもあってか街中を歩いている人は誰もいなかった。
さくさくと、僕とリューナの歩く音だけが響き渡る。
「実は自分の実家があったりします」
「僕を家族に紹介しようって?!」
「いやあ、自分の家族は超絶過保護なので――間違いなく晴っちは兄貴たちに半殺しにされるかと思います」
「不毛な戦いを起こすのはよくない」
「あはは、別に今日会うつもりはないので安心してください。ここはほんの一部に過ぎませんが、晴っちにワンニャン王国の現状を見てほしかっただけっす」
リューナは憂いを帯びた表情で白い息を吐きながら、
「晴っちが来る前からこの呪いはずっとあったのですが、その効力が強くなり始めたのは最近のことっす。昔はもっと賑わっていたのですが、今では皆家にこもって雪がやむのを願う毎日っす」
永遠に降り続ける雪。
効力が強くなっているということは――いずれ、必ず耐え切れなくなる時が訪れる。それはワンニャン王国の終焉が近付いているということだ。
この呪いをかけた勇者とは一体何者なのだろう。
少しずつ、少しずつ、まるで毒のように――終わりに近付けていくというサディスティックぶりに、勇者という肩書に違和感しか感じえない。
こんな馬鹿げた呪い、間違っている――、
「晴っちは優しい人っすね」
「急にどうしたの?」
――唐突なリューナの言葉に対し聞き返す。
「いえいえ、自分たちのことのために怒ってくれているんだなぁと思いまして」
「僕はなんとかしたいって気持ちだけだよ、それが優しいに繋がるかはわからない」
「十分すぎるほど優しいっすよ」
と、リューナは僕の手をギュッと両手で包み込みながら、
「その優しさにつけ込むようで申しわけないのですが――どうか、お嬢さまたちの願いを叶えてほしいっす」
僕の吐く息がリューナの息に重なる距離、あまりの顔の近さに心臓が跳ね上がる。
「晴っちがこの雪をやませてくれるのならば、自分はどんなことでもお手伝いするっすよ」
「今朝、面倒くさいとか言ってたような」
「あはは。もー、根に持たないでくださいよ。その点は否定しませんが、なんとかしたいという気持ちも本物ですよ。自分は常に本音第一っす」
照れ隠しの皮肉も、リューナは軽やかに笑って流す。
確かに、文句は言いながらも――リューナはずっと僕を見守ってくれていた。ここまでの道中危険がありそうなところは避けてくれていたし、常に僕のことを気にかけてくれていたのだろうと重々理解できる。
僕はその気持ちに応えるようリューナを真っ直ぐに見やり、
「じゃあ、お言葉に甘えて色々手伝ってもらおうかな。今の僕じゃまだまだこの呪いをどうにかするには届かないから」
「えぇー、色々なお手伝いっすかー? もしかしてあんなことやこんなこと、夜の特訓まで視野に入れてたりします?」
「がっ! 夜の特訓って――」
唐突な一言に動揺を隠せない僕、リューナが僕の耳元でぼそりと、
「自分未熟者ですが精一杯頑張ろうかと、お手柔らかにお願いするっす」
「――ひぃん」
甘美な言葉が全身を駆け巡り、思わず腰が砕ける。
「あはは、晴っちは面白いっすねー」
「刺激が強い冗談はやめて」
「冗談だと思いますか? もし本当にこの呪いを解いていただけたのなら、自分は晴っちになんでもす――」
「夜の特訓だとぉ?!」
頭上より降りかかる第三者の声、静かな街中に大きな怒声が響き渡った。
自然と声のする方向に視線が――そこには両腕を組みながら屋根の上に立つ男が一人、敵対心をむき出しに青筋をビキバキと顔中に張り巡らせている。
……も、物凄い殺意の波動だ。
ビリビリと、男から発せられる圧倒的なまでのオーラが僕の全身に突き刺さる。下手に動いたら確実に死ぬ――本能がそう告げていた。
「聞き捨てならんにもほどがあるっ! 俺様の超絶可愛いリューナたんに馴れ馴れしくする貴様は誰だ?!」
今の一言で全てを察する。
赤髪、褐色の肌、どことなくリューナに似た綺麗な顔立ち――先ほど話にでていたお兄様に違いない。
僕はリューナから一歩離れる。
ぱっと見、仲睦まじい距離感ではあったが――僕は誤解させてしまったことを謝罪しようと口を開き、
「お兄さ」
風圧で僕の言葉が遮断される。
いつの間にか、目の前に拳があった。僕の顔にヒットする直前――リューナが受け止めてくれたようである。目にもとまらぬスピード、拳が届かずともあの豪風、当たっていればどうなっていたかは想像に容易い。
リューナのお兄さんは親の仇のような顔で僕を見やり、
「認めん、俺様は認めんぞ! このタコ坊主がぁああっ! 髪の毛生やしてから出直してこいやぁああああっ!」
「シンプルにひどい! 誤解ですからお兄さん!」
「黙れ! お兄さんだぁ? 貴様もう俺様と家族にでもなったつもりか?! 気安く呼ぶなごらららぁああああっ!」
「火に油だった! 助けてリューナさんっ!」
「はいはい、お兄落ち着いてください。今のところ晴っちとそういう仲になる予定はないので安心してほしいっす」
「今のところは、だとぉおお?! そんな未来があるなら絶対にぶっ壊してやるっ! 骨すら残さず可能性を根本からすり潰すっ!」
「リューナ、なんで上乗せしたの?!」
「言葉の綾っすよー。お兄は興奮しちゃうと中々落ち着かないので、晴っちは後ろに下がっていてください」
リューナの指示通り、僕はお兄さんから距離を取ろうと数歩下がる。
ドンッと、なにか固いものにぶつかった衝撃――あれ? こんなところに壁なんてあったっけ? と、振り向くとそこには上半身裸の筋肉ムキムキおじさんが仁王立ちしていた。
おじさんはお兄さんと同じく殺意をむき出しに、
「……貴様、ワシの可愛いリューナたんとなにイチャイチャしとるんじゃ?」
「パワータイプの変態?!」
「あぁっ!? ワシのどこが変態じゃあぁああっ!」
「あ、パパもいたようっすね」
僕はアクロバティックに身を翻しながら地面に頭を擦り付け、
「素直にごめんなさいパパさん、驚きすぎてポロっと本音がでただけなんです」
「おぼぼ、パパさんじゃあぁああっ? き、きき、貴様、ワシのリューナたんを手中に収めたつもりがぁあああっ!」
け、血涙を流している。
最早、僕ではどうすることもできない。昨日に引き続いての大ピンチ、魔王城に来てから日々のイベントが濃厚すぎる。
「晴っち、申しわけありませんが――こうなっては熱が冷めるのを待つしかないっす」
「さ、冷めるまでってどうやって?」
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