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始まりのバレンタイン
本当に心からすまないと思っています。ごめんなさい。
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アンチの……俺のせいで、お姫様のこれまで隠してきた素が露呈しました。
姫らしい姫を演じていたんだと、たくさんの人にバレてしまったのです。アンチ……俺のせいで。
そんな多大な犠牲を払ったバレンタインの宣言は、試食のチョコレートとお姫様のこともあり、インパクトはひじょーーに大きく、かなりの注目を集めたので、成功と言えるでしょう。
チョコレートの甘さを知り、お姫様の素を知り、民衆たちはホクホク顔でした。あの信者たちは恐ろしいです……。
これで今年のバレンタインに代わる、『みんなで仲良くチョコレート食べよう!』という不本意な会に、人は大量に集まるでしょう。
お、俺が血の涙を流せばいいんだ……。そうすれば上手くいくんだ。来年、来年がある! 来年こそは黙っていてもチョコレートを貰う!
「……」
あっ──、いっけねー。忘れるところだった!
僕はそろそろ、ルイのところに行かなくちゃな。カカオマスからチョコレート作んないといけないし。
あー、1日が2回あるのは疲れるわー……。
「…………」
──お、思い出したんけど! こないだの毒い植物ってあったじゃん? あれは本当に毒があったんだ。ヤバい色してたんだよなー。
普通は毒ないけど、毒い植物たちを食べあわせたことにより、ある毒が発生したらしい。その毒の効力を聞いてビックリよ?
幼馴染や気になる女子にドキドキしてしまう。そんな毒なんだって!
──ハハハ、なんだよそれ! ビックリだよな?
ルイが変なもの食べたんじゃないかって言ってたのは、超当たってたんだよ。いやー、参ったね。
「……はぁ」
──そ、それから! お姫様が日本語を習得していました。お姫様はどうなってんだろうね? あいうえから始めたのにね。
もう、漢字の辞書なんかにまで手を出している。俺の書いた原稿の間違いを指摘するくらいには、覚えている。
お姫様は頭がいいとかのレベルを超えてるよね。六法全書とか渡したら大変そうだな。いちいち、法に触れると言われるようになりそうだ。
本当に名探偵が誕生したりしたら困っちゃいますよー。
「…………はぁ。きえたい。もう、生きていけない」
やはり無視はできないらしい。これを放っておいて帰るのは気が咎める。
このまま帰っても、チョコレート作りに集中できなくて、幼馴染大明神様に怒られる。そんな結果は見えているのだ。
しかし、どうしよう。アンチ……俺のせいだし。
お姫様はひたすらに落ち込んでいる。気合いの入ったドレス姿のまま、ベッドに突っ伏して動かない。
時折、今のような声を発するだけ。俺は帰ろうにも帰れずにいます。
しかし、そんなに猫かぶっていたかったのか? 俺はこっちの方がいいと思うけど。
なに? それをそのまま言えばいいって? ……そんなことはできません。
「本当にごめんなさい。謝るから、もう気にすんなよ。すいませんでした」
「……あんたが謝ってきたところで、もう取り返しはつかないのよ。きっと今ごろ……──あーーっ、どうしよう!」
「大丈夫だって。みんなお姫様のこと好きだから。きっと今ごろは、『お、オレたちも、お姫様に空高くぶっ飛ばされたいぜぇ……ハァ……ハァ……』とかって思ってるって」
「そんな変態はあんただけよ。そのお気楽さをわけてほしいわ。本当にどうしよう!」
そんなことないと思う。
割と。それなりの数。その変態たちはいると思う。
だいたい、猫かぶってたくらいで嫌われるなら、その方がいいと思う。自分を偽って生きていくのは辛いはずだから。
結果的にその必要がなくなったんだ。これからは自分を出して、素の自分でいけばいいんだと思う。
だけど、どうしたらいいんだろう……。
今日は、あれだけの人が、お姫様を目当てに集まった。何の実績もないバレンタインはおまけだ。
みんなお姫様を見にきていたんだ。あのアンチたちですら。
なぁ、やっぱりさ。全部、あいつらのせいじゃないか?
あいつらがいなかったら……いや、やめよう。あいつらは忘れよう。さらばアンチ。
「アンチたちのことは忘れて元気出せよ!」
「元気なんて出るわけない……はぁ……」
「くよくよしてても良いことないぜ! 元気出せよ! 余ったチョコレートやるから……」
はっ、──ひらめいた! これはいいんじゃないか! 俺はやっぱり冴えている!
「一緒に行くか?」
「……どこに?」
「チョコレート生成しに。少しは気がまぎれるんじゃないか? 1人で部屋で突っ伏しているよりはさ」
いい考えだろう。1人でいては気持ちは悪い方にしかいかない。没頭とはいかなくても、動いてる間は気持ちはマイナスにはならないよな?
好きなチョコレートを自ら作るってのはプラスに働くはずだ!
「……チョコレートを作りにってこと?」
「そうそう」
「あたしが一緒でいいの? あの子とイチャイチャできなくなるわよ?」
俺たちはさ、そんなにイチャイチャしてるように見えるの。実際には見てないお姫様から見ても?
あれがイチャイチャなの? 本当に?
「実のところ1人では不安なんだ。ほら、まだ毒が抜けてないかもしれないじゃないか」
「……ドギマギしてやらかしそうだから?」
「──もう、それでいいよ! なんなんだよ! それなりに心配してやってんだぞ! 気をつかってるの!」
「……なら、いかない」
興味はあるのか顔を上げてこちらを見ていたお姫様だが。
もう少しで起き上がりそうだったのに、再び枕に顔をうずめて、元の体勢に戻ってしまった。またやってしまった。
「──冗談だよ? 本当は一緒に行ってほしいんだ。今すぐ許可取ってくるから、着替えてろよ。そのフリフリは、チョコレート向きじゃないからな」
「……」
「自分で作ったチョコレートは倍美味しいよ!」
「……(むくり)」
もう、なんなんだよ! だが、行く気にはなったらしいな。起き上がり服を取りに行ったからな。
あっ、俺も着替えなくちゃ!
◇◇◇
俺も使いの服から着替えるために、お姫様の部屋を出て、プロデューサーとしての部屋へと向かう。あそこは着替え部屋として活用しているんだ。
その移動の途中、セバスと鉢合わせた。
「小僧、材料は用意できた。後は、本当にチョコレートを作ればいいだけだ」
「──マジか! 宣伝もしたし、チョコレートだけあればいいのか。終わりが見えてきたな。ところで聞きたいんだが──」
かくかくしかじか。かくかくしかじか。
「──と、いうことがあったんだけど。お姫様は猫かぶってなくちゃいけないのか?」
「母君からの言いつけだからな。姫として振る舞うようにと、キツく言われている」
「なんだ。いもしないやつの話か。気にして損した」
もっと、特殊な理由があるんだと思ってた。
親に言われたことを真面目に守っていただけか。お姫様も真面目やね。あと、ママンがクソやね。
俺なら、『嫌なもんは嫌だ』と反発する。反抗期では済まないくらいには反発する。『親がなんぼのもんじゃい!』ってな。
「……言葉に気をつけろ。仕事でいないんだぞ? 今の発言だと死んでるように聞こえる。気をつけろ」
「ふーん。そんなのどっちでもいいよ。そいつは分かってないじゃないか。未だに、お姫様らしく振る舞う必要なんてあるのか? 自分を誤魔化してまでだ。誰かのため? 支えとなるように? バカらしい。それは自分を犠牲する理由にはならない。もういいはずだ。世界を変えるんだ。そんなのも変えるべきだ」
「……後悔するなよ。その言葉。小僧がそう思っている内は協力してやる」
……協力? バレンタインのことかな?
「連れ出せ。部屋にいてもいじけているだけだ。皆、知っている。知らぬのはあの子だけだ。そう振る舞ってみせるあの子に、救われていたのは事実だがな。もう必要ないのも事実だ」
「言ったかんな! あとで怒られたらセバスに言われて仕方なくって言うからな!」
「構わんが、向こうのことは責任とらんからな?」
向こう? 責任も何も、ただチョコレート作るだけなんで、どーーにもならないと思う。
「じゃあ、俺は行くから! 着替えてルイに連絡入れなくちゃだから!」
姫らしい姫を演じていたんだと、たくさんの人にバレてしまったのです。アンチ……俺のせいで。
そんな多大な犠牲を払ったバレンタインの宣言は、試食のチョコレートとお姫様のこともあり、インパクトはひじょーーに大きく、かなりの注目を集めたので、成功と言えるでしょう。
チョコレートの甘さを知り、お姫様の素を知り、民衆たちはホクホク顔でした。あの信者たちは恐ろしいです……。
これで今年のバレンタインに代わる、『みんなで仲良くチョコレート食べよう!』という不本意な会に、人は大量に集まるでしょう。
お、俺が血の涙を流せばいいんだ……。そうすれば上手くいくんだ。来年、来年がある! 来年こそは黙っていてもチョコレートを貰う!
「……」
あっ──、いっけねー。忘れるところだった!
僕はそろそろ、ルイのところに行かなくちゃな。カカオマスからチョコレート作んないといけないし。
あー、1日が2回あるのは疲れるわー……。
「…………」
──お、思い出したんけど! こないだの毒い植物ってあったじゃん? あれは本当に毒があったんだ。ヤバい色してたんだよなー。
普通は毒ないけど、毒い植物たちを食べあわせたことにより、ある毒が発生したらしい。その毒の効力を聞いてビックリよ?
幼馴染や気になる女子にドキドキしてしまう。そんな毒なんだって!
──ハハハ、なんだよそれ! ビックリだよな?
ルイが変なもの食べたんじゃないかって言ってたのは、超当たってたんだよ。いやー、参ったね。
「……はぁ」
──そ、それから! お姫様が日本語を習得していました。お姫様はどうなってんだろうね? あいうえから始めたのにね。
もう、漢字の辞書なんかにまで手を出している。俺の書いた原稿の間違いを指摘するくらいには、覚えている。
お姫様は頭がいいとかのレベルを超えてるよね。六法全書とか渡したら大変そうだな。いちいち、法に触れると言われるようになりそうだ。
本当に名探偵が誕生したりしたら困っちゃいますよー。
「…………はぁ。きえたい。もう、生きていけない」
やはり無視はできないらしい。これを放っておいて帰るのは気が咎める。
このまま帰っても、チョコレート作りに集中できなくて、幼馴染大明神様に怒られる。そんな結果は見えているのだ。
しかし、どうしよう。アンチ……俺のせいだし。
お姫様はひたすらに落ち込んでいる。気合いの入ったドレス姿のまま、ベッドに突っ伏して動かない。
時折、今のような声を発するだけ。俺は帰ろうにも帰れずにいます。
しかし、そんなに猫かぶっていたかったのか? 俺はこっちの方がいいと思うけど。
なに? それをそのまま言えばいいって? ……そんなことはできません。
「本当にごめんなさい。謝るから、もう気にすんなよ。すいませんでした」
「……あんたが謝ってきたところで、もう取り返しはつかないのよ。きっと今ごろ……──あーーっ、どうしよう!」
「大丈夫だって。みんなお姫様のこと好きだから。きっと今ごろは、『お、オレたちも、お姫様に空高くぶっ飛ばされたいぜぇ……ハァ……ハァ……』とかって思ってるって」
「そんな変態はあんただけよ。そのお気楽さをわけてほしいわ。本当にどうしよう!」
そんなことないと思う。
割と。それなりの数。その変態たちはいると思う。
だいたい、猫かぶってたくらいで嫌われるなら、その方がいいと思う。自分を偽って生きていくのは辛いはずだから。
結果的にその必要がなくなったんだ。これからは自分を出して、素の自分でいけばいいんだと思う。
だけど、どうしたらいいんだろう……。
今日は、あれだけの人が、お姫様を目当てに集まった。何の実績もないバレンタインはおまけだ。
みんなお姫様を見にきていたんだ。あのアンチたちですら。
なぁ、やっぱりさ。全部、あいつらのせいじゃないか?
あいつらがいなかったら……いや、やめよう。あいつらは忘れよう。さらばアンチ。
「アンチたちのことは忘れて元気出せよ!」
「元気なんて出るわけない……はぁ……」
「くよくよしてても良いことないぜ! 元気出せよ! 余ったチョコレートやるから……」
はっ、──ひらめいた! これはいいんじゃないか! 俺はやっぱり冴えている!
「一緒に行くか?」
「……どこに?」
「チョコレート生成しに。少しは気がまぎれるんじゃないか? 1人で部屋で突っ伏しているよりはさ」
いい考えだろう。1人でいては気持ちは悪い方にしかいかない。没頭とはいかなくても、動いてる間は気持ちはマイナスにはならないよな?
好きなチョコレートを自ら作るってのはプラスに働くはずだ!
「……チョコレートを作りにってこと?」
「そうそう」
「あたしが一緒でいいの? あの子とイチャイチャできなくなるわよ?」
俺たちはさ、そんなにイチャイチャしてるように見えるの。実際には見てないお姫様から見ても?
あれがイチャイチャなの? 本当に?
「実のところ1人では不安なんだ。ほら、まだ毒が抜けてないかもしれないじゃないか」
「……ドギマギしてやらかしそうだから?」
「──もう、それでいいよ! なんなんだよ! それなりに心配してやってんだぞ! 気をつかってるの!」
「……なら、いかない」
興味はあるのか顔を上げてこちらを見ていたお姫様だが。
もう少しで起き上がりそうだったのに、再び枕に顔をうずめて、元の体勢に戻ってしまった。またやってしまった。
「──冗談だよ? 本当は一緒に行ってほしいんだ。今すぐ許可取ってくるから、着替えてろよ。そのフリフリは、チョコレート向きじゃないからな」
「……」
「自分で作ったチョコレートは倍美味しいよ!」
「……(むくり)」
もう、なんなんだよ! だが、行く気にはなったらしいな。起き上がり服を取りに行ったからな。
あっ、俺も着替えなくちゃ!
◇◇◇
俺も使いの服から着替えるために、お姫様の部屋を出て、プロデューサーとしての部屋へと向かう。あそこは着替え部屋として活用しているんだ。
その移動の途中、セバスと鉢合わせた。
「小僧、材料は用意できた。後は、本当にチョコレートを作ればいいだけだ」
「──マジか! 宣伝もしたし、チョコレートだけあればいいのか。終わりが見えてきたな。ところで聞きたいんだが──」
かくかくしかじか。かくかくしかじか。
「──と、いうことがあったんだけど。お姫様は猫かぶってなくちゃいけないのか?」
「母君からの言いつけだからな。姫として振る舞うようにと、キツく言われている」
「なんだ。いもしないやつの話か。気にして損した」
もっと、特殊な理由があるんだと思ってた。
親に言われたことを真面目に守っていただけか。お姫様も真面目やね。あと、ママンがクソやね。
俺なら、『嫌なもんは嫌だ』と反発する。反抗期では済まないくらいには反発する。『親がなんぼのもんじゃい!』ってな。
「……言葉に気をつけろ。仕事でいないんだぞ? 今の発言だと死んでるように聞こえる。気をつけろ」
「ふーん。そんなのどっちでもいいよ。そいつは分かってないじゃないか。未だに、お姫様らしく振る舞う必要なんてあるのか? 自分を誤魔化してまでだ。誰かのため? 支えとなるように? バカらしい。それは自分を犠牲する理由にはならない。もういいはずだ。世界を変えるんだ。そんなのも変えるべきだ」
「……後悔するなよ。その言葉。小僧がそう思っている内は協力してやる」
……協力? バレンタインのことかな?
「連れ出せ。部屋にいてもいじけているだけだ。皆、知っている。知らぬのはあの子だけだ。そう振る舞ってみせるあの子に、救われていたのは事実だがな。もう必要ないのも事実だ」
「言ったかんな! あとで怒られたらセバスに言われて仕方なくって言うからな!」
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