連れ去られた先で頼まれたから異世界をプロデュースすることにしました。あっ、別に異世界転生とかしないです。普通に家に帰ります。 ② 

KZ

文字の大きさ
6 / 101
天使のホワイトデー

バトルのけつまつ

しおりを挟む
 現在、目の前で女子2人のハイスピードな肉弾戦が繰り広げられている。そんな女子たちが一回打ち合うたびに、何か衝撃波みたいなのが出て、周囲を破壊していく。
 こうね。地面がボコボコ、漫画かよってくらいに凹んでいくんだ。
 何このバトル。こわい。とてもこわいよ……。

「ささ、審判殿。こちらに」

 天使と悪魔らしい女子たちのバトルに見入っているうちに、いつのまにか辺りは謎の装いをしている。
 いつのまにか審判の俺には席が用意されていて、右側にセバス。左側にニューイケメンが座っている。

 他の野次馬たちは働きもせずに、女子たちを囲うように見物していて、ひじょーーうに盛り上がっている。
 もうバトルは勝手に、ある種のイベントと化しているようだ。審判に席が用意されてるし。

「ああ、やりたくはないが任命されてしまったらしいから、俺が審判に間違いはないけど……キミは誰なんだい?」

「これは申し遅れました。私、ナナシと申します。セバス殿を見習い執事的なことをしてます。以後、お見知りおきを」

「はぁ……それはご丁寧にどうも。ところでアレは止めないの? もう庭がメチャクチャだし、一向に終わる気配がないんだけど?」

 バトルに巻き込まれたくないというのは多分にあるが、正直に言うと見ていられないとも思っている。
 女子たちが大怪我する前に、やめさせたいというのが俺の本音だ。
 しかし、俺があのバトルに割り込むのは無謀だ。なので、できそうなやつに言うしかない。

「まあまあ」

「小僧が審判だ。貴様が、どちらかを勝ちと宣言すれば終わる」

 言うしかないのだが、返ってきたのはやる気のない返事。というか、その絶対に損な役回りが俺なの?
 それ、負けた方からやられない? あのパンチもキックもビームも無理だよ?
 やはり何とかさせるなら、こいつらにやらせるしかない。

「セバス。審判代わって」

「──与えられた役割を投げるな。自分でやれ」

「ナナシくん。審判代わって」

「──ハハハ、後が怖いのでお断りします」

 ……マジか。こいつらの反応って、負けた方からやられんの決定じゃん。
 パンチかキックかビームかは知らないが、やられんじゃん。つまり死ぬじゃん。

「──上手く収めろよ! あの女子たちは、お前らの管轄だろ! こんな時こそ執事の出番だろ。俺にはあのバトルに割り込むのは無理だ!」

「だから勝ちを宣言すればいいと……」

「──選ばなかった方からやられんじゃん! お前ら、その展開がわかってんだろ!」

 俺の考えは間違いないらしく、執事2人は揃ってそっぽを向く。ニューイケメンは白々しく口笛まで吹くしまつ。
 こいつらーーーーーーっ! 執事がそういう態度をとるなら、俺にも考えがある。俺が審判らしいからな!

「分かった。お前らがそうするなら、俺にも考えがあるぞ。俺は勝敗を宣言しない。何故なら、痛い思いをしたくないし、死にたくないからだ! だから、彼女たちが納得するまで放置します」

 これがベスト。むしろこれしかない!
 よくあるパターンだと、最終的には引き分けとかになると思う。見たところ……言うほどあまり見えないけど、実力は大差ないみたいだし。長引いてるのはそれが原因だろうし。

「──なので、ここからは試合の様子を実況していきます。解説は悪魔のお二方にお願いします。俺には、やんわりとしか女子たちの動きが見えないので」

「……何故、私が悪魔だと?」

 ここまでヘラヘラしていた、より胡散臭いほうの執事の顔が急に真面目になった。
 だが、今更そんなふうに真面目な顔をしたところで、俺の中でのこいつの位置付けは変わらないけどね!

「貴様がイケメンだからだ。それに、天使というよりキミは悪魔顔だよ。ナナシくん」

「確かに私は悪魔。しかし、ただの人間に見破られるとは思いませんでした。審判殿はなかなかの人物のようですね」

「そんな当たり前のことに、今になって気づいても遅い! それより解説しろや。審判の言う通りにせいや!」

 こんなことをやらされ、プロデューサーという地位さえ得ている俺が、並の人間でないことくらい常識だろう。
 そんなことも瞬時に理解できないとは見所ないわー、この執事。イケメンの無駄遣いだわー。

「小僧はこれでも王の使い。プロデューサーという役職のな」

「それはまたずいぶんと、身もふたもない役職ですね……。もしや、バレンタインなど行われましたか?」

「やりました。大成功しました。 ──って、今そんな話はいい! 目の前のバトルに集中しろよ!」


 ※


 とてもではないが目で追えないくらいの、ハイスピードなバトルが続いてる。
 ジャンルが違う。そんな感じがする闘いが、終わることなく行われている。
 おそらくキミたちが思ってる以上に、ガチな闘いを彼女たちはしている。◯◯キュアくらいには闘ってる。

「えー、肉弾戦は五分のように見えていますが、若干お姫様有利に思えます。解説の方、そのへんどうなんでしょう?」

「「……」」

 お姫様のワンツーからの強烈なフックが、天使に炸裂する。思わず天使はぐらりとよろめくが、それは誘い。
 お姫様が決めにいった大振りのパンチを、天使が素早いカウンターで返す。今度はお姫様がよろめく。

 この物理な女子たちはなんなんだろう……。
 パンチもあればキックもある。だが、ルールはない。
 KOしか、決着がつく方法がないというのか? そう思うくらいに本気でやっている。

「おい、解説しろや」

「技術は五分だが、力では優っている」

「しかし、天使も負けてはいませんね。天使ビームは強力ですし、範囲が長いし広い。それに彼女は下手すると、全身光るんじゃないでしょうか? どうなんでしょう?」

 天使さん。殴り合いにビームは使っちゃダメだと思う。ズルイよ、それ。ビームって。
 そしてお姫様。そのビームを素手で殴り、破壊するのもどうかと思う。ビームってなんなのよ。

「審判殿の仰る通りです。それは最後の必殺技ですね。全身で天使の光を使い、全方位に避けようのない攻撃を繰り出します!」

「──なるほど! ……えっ、それ本当にここなくなんじゃん。なんだそれ……」

 そんな物騒な攻撃、少年マンガでもやんないぞ。なんだ全方位攻撃って。そんなことすんのは、敵味方問わずやっちゃうヤツだけだよ。
 アホの子が天使って肩書きなら、やってはダメなやつだよ。

「んーーっ、しかし流石にそこまではしないんじゃないかなーーっ。と、ワタシハオモイマス」

「……お前、正直に言えよ。今のにあんまり自信ないだろ?」

「はい、ありません! あそこまで追い込まれると、ちょっとしたことで全方位攻撃が発生すると思います。むしろ使うしかない的な」

「そんな簡単に最後の必殺技を発動するだと!?」

 必殺技には必ず死ぬパターンと、別にくらっても死なないパターンがあるよね。
 あのビームは死なないかもしれないけど、死ぬかもしれないよね。可能性としてはどっちもあるよね。

 けど、この庭の有様を見ると、だいぶ死にそうな雰囲気がするのは気のせいだよね?
 仮に全身天使ビームによって死ななくても、城が破壊され地上に落ちるってパターンもあるよね。むしろ可能性大だよね?

「セバス。お姫様は考えてバトってるよね?」

「いや、相手が相手だ。こちらもさして変わらない。怒られるのか明らかなのに、庭が滅茶苦茶なのがその証拠だ。一切加減のない一撃が足元に当たりでもすれば、足場が真っ二つということもあるだろう」

「えー、まじかー…………。しかし、バトルは終わらない! 行きつくところまで行くしかない!」

 もう誰にも止めらんない! 必殺技が発動する前に、なんとか引き分けになってと願うしかない!


 ※


 お姫様の繰り出すパンチはマジで重いのだろう。それを避けられずもらった天使は、フリではなく本当にフラつく。
 それでも、倒れず踏み止まるのは意地だ……。

 対して天使は、絶対当たる攻撃を確実にお姫様に当てにいっていた。一見すると勝っているように思えるお姫様にも、ジワジワと効いてきている。
 明らかに最初より動きが鈍い。俺にもそれが見えるのが証拠だ。

 そして力では負けていても天使には必殺技。『天使ビーム』がある。これは卑怯と言えば卑怯。
 道具を使っているわけではないがビームだし、最初以降使ってないが羽もあるわけだし、見てる側からすると天使がズルいね。
 それと素手でやり合うお姫様がすごいよね。

「はぁ……はぁ……こんなにしつこいなんて……」

「ふん……遠慮しないで飛んだら。その羽は飾りなの?」

「飛べないヤツ相手に、飛んで有利をとるなんてこと、アタシはしないわ」

「……なら、勝つのはあたしよ」

「それはどうかしらね? 奥の手。切り札は隠しておくものよ!」

 はっ──、天使は超必殺技をやる気だ!
 もう城門も、庭も、城の外壁もメチャクチャなのに……。これ以上は流石にヤバいぞ。
 仕方ない。どちらにも勝ちを宣言はしないが、バトルは止めよう。レフリーストップだ。

 だって、このまま最後まで放置して、城もろとも大破したとする。すると多方面から怒られる。限りなく死ぬかもしれないし。それは避けたい。

「そこまでだ。物理な女子たち! これ以上、ここではしゃぐと城が地上に落下する! 復興どころじゃなくなるから、もう止めろぉぉぉぉぉぉぉぉ──」

 女子2人に俺の声が聞こえているのかは分からないが、天使に向かってお姫様と俺が走る。
 その天使は、全身が光に包まれていく。だが、すぐには光れない。超必には数秒のタメが必要なんだろう。
 お姫様はその隙を見逃さず前に出た。天使はそれを迎え打つ構えをする。タメ中も動けるらしい。

「──ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ──」

 この時、俺は失念していた。今日は会議の日なので自分が正装だったことを。
 プロデューサーとして。いや、ニクス始め王の使いが着ているこの服はなんというか、足元がダボっとしている。そして用途はわからないが……なんかこう下を擦っている部分があるんだ。

 これは普段はない感じであり、これまでも何度かこれで同じ失敗を俺を繰り返している。だが、今日に限っては俺のせいじゃない。
 いつもは庭は平面なんだから。足もとられないし、つまずくものもないんだから。

「──ぉぉお! 終わりだ! おわ、──へぶっ!」

 飛び出した石か何かに足を取られ、擦っている部分が引っかかり、俺は勢いよく前のめりに倒れた。

「何が奥の手よ! ただ隙だらけなだけじゃない!」

「違うし、切り札だし! というか寄らないで!」

 タメの間も撃てるらしい弱天使ビームを、お姫様は防ぎながら前進していて、未だ天使にはたどり着いてない。本来なら、お姫様はすでに天使の懐まで到達していただろう。
 しかし、妨害と蓄積されたダメージが、お姫様の動きを阻んでいた。

 それで、俺はどういうわけか宙を舞ってる。ツルッといったところまでは分かる。
 何故、現在飛んでいるのかは自分でもわからない。どうしてこうなったのか?

「「──ちょっと?!」」

 急速に迫る俺に女子2人が気づいた。もう、どうしようもないけど……。
 形としては俺が2人に覆い被さる形。フラフラだった女子たちには、俺を受けとめることはできずに3人して倒れた。

「──なに!? 急に何!?」

「……重い。レイト、どきなさい!」

 まあ、上出来だろう。どうしてかはわからないけど、全方位攻撃は回避したんだから!
 ……ただ、この感触はなんだろう? はじめての感触だ。左手は大きく。右手は小さく。

 それにひじょーーに柔らかい。
 フニフニ。プニプニ。フワフワ。なんかマシュマロみたいな感じ?
 あと女子たちが、何故だか口をパクパクしている?

「「きゃーーっ!! どこ触ってんのよ!!」」

「────ぐはっ!!」

 2人ともから一撃ずつもらい、審判がノックアウトされた。
 分かったことが1つ。『この服は防御力が高い!』。でなければ、意識が無くなるくらいでは済まなかっただろうからな。がくっ……。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...