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天使のホワイトデー 後編
ホワイトデーの終わり ②
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倒れたご主人様と同じく倒れた二クスさんを、片付けの邪魔だという理由から端の方に置き、全体で片付けが行われている。
お医者さんに過労と判断された2人は、『寝せとけ』と言われ、特に治療とかもされず放置されている。つついてもピクリともしない。
誰かベッドに連れて行ってあげなよ。とは思う。だが、アマテラスがそれを実行したりはしない。
何故なら、そんな命令は受けてないからである。
何より。かく言うアマテラスも、マスターの言いつけで片付けに参加させられているのだ。
早く帰りたいのに……。だ。
『アマテラス。最後までちゃんとやるんですよ? 私は帰りますので』
『マスターだけズルい。アマテラスも帰りたい!』
『アナタがろくに手を貸さないから、彼は倒れたんですよ? それでそのまま帰ってくるなど論外。片付けだけでも、きちんと手伝ってから帰ってきなさい』
と、マスターは自分だけ帰られた。ズルい。
マスターの言いつけを無視して黙って帰る選択肢もあるが、それがバレた場合……考えたくないから手伝って帰る。
『不満そうですね』
『──帰ったフリ!? ドキッとするからやめて!』
『フリではないです。一応、辺りの確認をしてきただけです。アナタが進んでやらないから。今日は念のため控えていたのですが、予想外にミカエルがきちんとやったので私は出番なしです。あるかと思っていた妨害等の事態も起きませんでしたし。ただ、観客として見ているだけで済みました』
結局、帰ったフリをしてアマテラスがちゃんと手伝うのかを見ていただけだと思う。
でも、良かったー。帰らなくて。
『……それにアレとは違い、あの子は勘がいいですから……。私が残ったところで、姿どころが声すら出しにくいのです。早々に退散するにかぎります』
『誰のこと?』
『さて、誰でしょうね。では本当に帰りますので。そうだ、最後にいいことを教えてあげましょう。アナタが頑張れば、それだけ早く片付けは終わりますよ?』
マスターの発言はアマテラス内会議で議論するとして……そうだったのか。
アマテラスが頑張れば、その分早く帰れるのか!
『ふふっ、1つ利口になりましたね』
アマテラスはこれまで、いかにして頑張らないかを考えていたのだが、それは逆だったのだ。
頑張らないと時間がかかり早く帰れない。だけど、頑張ると時間がかからず早く帰れる!
つまり、自由な時間が増える!
なんたる真理。流石はマスター。流石は大天使だ。これはアマテラス内会議でみんなにも教えなくては。
『より効率のいい片付けプランを作成。人員の配置、アマテラスの担当箇所を確認。作成したプランをご主人様に提案……ご主人様は気絶中だった。お姉様! お姉様に提案。即実行』
マスターが言ったように、アマテラスが頑張ったらとても早く終わった。自由時間確保!
お姉様にも褒められた! いいことだらけだった!
『お姉様。アマテラス、帰るね!』
「そう。またね」
『──うん、またね! ご主人様にはよろしく言わなくていいや。もう二度と呼ばないでって伝えて』
真理は得たがそれはそれ。いかに真理だろうと、そもそもがなければ真理もない。
余計なことをやらされなければ、真理の出番もないのだ。
ご主人様は嫌いではないが、あれやれこれやれは好きではない。警備だけで大変なんだから、他はできるだけ何もしたくない。
──というわけで帰ろう! 帰ってダラダラしよう!
※
「ルシア、ちょっと……」
柱の陰からミカエラ嬢がお姉様を呼ぶ。
その様子はあからさまに不自然。
告った。とされる先ほどと酷似している。
「なに? コソコソしないで普通に出てきたら?」
帰ろうかと思ったが、これはイベントの予感。
記録しよう。バレないように。
後でご主人様が見れるように。
「あの、これ……渡そうと思って……」
もじもじして近づき、背中に隠すものをお姉様に突き出すミカエラ嬢。これは俗に可愛いというのだろう。
普通ならあざといと断ずるところだが、ミカエラ嬢はナチュラルにやっているから違和感がない。ズルい。
ご主人様が今のをやられた場合、容易に勘違いすると推測される。そのくらいの威力があると思われる。
ミカエラ嬢がアホで良かった。故意にやってのけるようだったら大変だった。
「ありがとう……」
お姉様もミカエラ嬢の様子の違いに気づいている。
何か小さな包みを受け取ったはいいが、『これは何だ?』と考えているに違いない。
「その、ホワイトデーのお返し。ルイに手伝ってもらってだけど作ったの。美味しいと思う」
ルイで人名検索……該当人物あり。
ご主人様の幼馴染。幼馴染だと?
少しばかり性格が男勝りだが、他は高水準。
お菓子作り、ぬいぐるみ集めと乙女な一面もある。
……はっ? と言ってはいけないんだろうか。
いろいろと気になる要素があるのに、ご主人様からはスペック以上の情報が入ってない。意識的にガードされているのか、もうそんな次元ではないのか。
どちらにせよ要注意人物であると認識。記録再開。
「つまり、これを踏み付けてグチャグチャにする権利が、あたしにはあるということよね?」
「……えっ……」
──お姉様?! 何故、そんな暴挙に?! いくらなんでもそれはない! と、止めないと!
人として絶対にやってはいけないことだと思う。
「うん。ルシアがそうしたいなら……」
──ミカエラ嬢!? 貴女も何を言っているのか!
もしや、そうされるのが目的? でも、何のために……。そういう趣味の人。変態。
「……冗談よ。ルイが関わっているんだもの間違ってもそんなことできないわよ。片付けに動いたらお腹が空いたわね。おやつもまだだし。ミカも一緒に食べましょう」
ほっ……。そして、──お姉様優しい!
「うん!」
そして、──ミカエラ嬢可愛い!
これはなんというか、勝手に配信してしまおう。
無断アップロードと言われないように、ご主人様の許可を得ていますと。
これでよし! アマテラス、いいことした!
※
ついでだからアマテラスがお送りします。
ホワイトデーの映像を見ての、とある場所、とある人物の反応になります。
この一切はマスターはおろか、ご主人様も知らない事になります。アマテラスも許可が出ないので、誰にもお伝えすることは出来ません。
「──様、これを!」
音声に乱れがあるわけではなく、ネタバレとなる部分を意図的に隠しております。ご理解ください。
「騒々しい。埃が舞う。走るな」
「申し訳ありません。ですが、これを観てください!」
「それは……私が時間を割くだけの価値があることなんだな? 私の一秒は貴様の思っているより価値があるぞ。もう一度聞く。それは私が時間を割くだけの価値があるんだな? 無ければ殺すぞ」
キーボードから手を離すことなく、顔を向けることもなく口だけで物騒なことを言う……いう……。
「……は、はい。是非とも直接観ていただきたく」
まあ、物騒なこと言っていますが、本心は単にめんどくさいだけだと思う。
気に入らなかったら本当にやるとも思いますけど。
「ちっ──、貸せ」
「今日の映像のようです。これでは我々の維持してきたバランスが崩壊します! ルシア様の成長は喜ばしいことではありますし、天使を参加させている点も評価に値しますが、それをプラスとしても──」
その後もダラダラと喋り続ける男の言葉に耳を貸すことなく……なんて表現しよう……女は映像をジッと観ている。
「黙れ。何処かでやる必要があったことを誰かが勝手にやってくれたんだ。感謝しようじゃないか。天使を呼び出す手間も、厄介な事柄も全て引き受けてな」
お姉様たちの終戦の宣言になったところで、観る価値無しと判断したのか映像を止め、端末を男に投げつける。
「──っ! しかし、」
「命拾いしたな。貴様の言ったことだけだったら死んでたぞ。その小僧に感謝しろ。さて、どうなっている? そんなふうに作った筈はない。なら、どうしてアマテラスを使える? 誰がどう入れ知恵しているのかも調査がいるか……」
「それは上に戻られると?」
「馬鹿を言え。私は忙しい。その程度の些事など他の奴にやらせるさ。その小僧について情報を集めろ」
「放置されるつもりですか?」
「そんなことも言わんと分からんのか、馬鹿が。上手くいっている間はやらせておけ。しくじった時は首をとる。それでいいではないか。利益は最大になったところで回収した方が効率がいい。話は終わりだ。無駄な時間を使った」
──記録を完全に消去します。以上です。
お医者さんに過労と判断された2人は、『寝せとけ』と言われ、特に治療とかもされず放置されている。つついてもピクリともしない。
誰かベッドに連れて行ってあげなよ。とは思う。だが、アマテラスがそれを実行したりはしない。
何故なら、そんな命令は受けてないからである。
何より。かく言うアマテラスも、マスターの言いつけで片付けに参加させられているのだ。
早く帰りたいのに……。だ。
『アマテラス。最後までちゃんとやるんですよ? 私は帰りますので』
『マスターだけズルい。アマテラスも帰りたい!』
『アナタがろくに手を貸さないから、彼は倒れたんですよ? それでそのまま帰ってくるなど論外。片付けだけでも、きちんと手伝ってから帰ってきなさい』
と、マスターは自分だけ帰られた。ズルい。
マスターの言いつけを無視して黙って帰る選択肢もあるが、それがバレた場合……考えたくないから手伝って帰る。
『不満そうですね』
『──帰ったフリ!? ドキッとするからやめて!』
『フリではないです。一応、辺りの確認をしてきただけです。アナタが進んでやらないから。今日は念のため控えていたのですが、予想外にミカエルがきちんとやったので私は出番なしです。あるかと思っていた妨害等の事態も起きませんでしたし。ただ、観客として見ているだけで済みました』
結局、帰ったフリをしてアマテラスがちゃんと手伝うのかを見ていただけだと思う。
でも、良かったー。帰らなくて。
『……それにアレとは違い、あの子は勘がいいですから……。私が残ったところで、姿どころが声すら出しにくいのです。早々に退散するにかぎります』
『誰のこと?』
『さて、誰でしょうね。では本当に帰りますので。そうだ、最後にいいことを教えてあげましょう。アナタが頑張れば、それだけ早く片付けは終わりますよ?』
マスターの発言はアマテラス内会議で議論するとして……そうだったのか。
アマテラスが頑張れば、その分早く帰れるのか!
『ふふっ、1つ利口になりましたね』
アマテラスはこれまで、いかにして頑張らないかを考えていたのだが、それは逆だったのだ。
頑張らないと時間がかかり早く帰れない。だけど、頑張ると時間がかからず早く帰れる!
つまり、自由な時間が増える!
なんたる真理。流石はマスター。流石は大天使だ。これはアマテラス内会議でみんなにも教えなくては。
『より効率のいい片付けプランを作成。人員の配置、アマテラスの担当箇所を確認。作成したプランをご主人様に提案……ご主人様は気絶中だった。お姉様! お姉様に提案。即実行』
マスターが言ったように、アマテラスが頑張ったらとても早く終わった。自由時間確保!
お姉様にも褒められた! いいことだらけだった!
『お姉様。アマテラス、帰るね!』
「そう。またね」
『──うん、またね! ご主人様にはよろしく言わなくていいや。もう二度と呼ばないでって伝えて』
真理は得たがそれはそれ。いかに真理だろうと、そもそもがなければ真理もない。
余計なことをやらされなければ、真理の出番もないのだ。
ご主人様は嫌いではないが、あれやれこれやれは好きではない。警備だけで大変なんだから、他はできるだけ何もしたくない。
──というわけで帰ろう! 帰ってダラダラしよう!
※
「ルシア、ちょっと……」
柱の陰からミカエラ嬢がお姉様を呼ぶ。
その様子はあからさまに不自然。
告った。とされる先ほどと酷似している。
「なに? コソコソしないで普通に出てきたら?」
帰ろうかと思ったが、これはイベントの予感。
記録しよう。バレないように。
後でご主人様が見れるように。
「あの、これ……渡そうと思って……」
もじもじして近づき、背中に隠すものをお姉様に突き出すミカエラ嬢。これは俗に可愛いというのだろう。
普通ならあざといと断ずるところだが、ミカエラ嬢はナチュラルにやっているから違和感がない。ズルい。
ご主人様が今のをやられた場合、容易に勘違いすると推測される。そのくらいの威力があると思われる。
ミカエラ嬢がアホで良かった。故意にやってのけるようだったら大変だった。
「ありがとう……」
お姉様もミカエラ嬢の様子の違いに気づいている。
何か小さな包みを受け取ったはいいが、『これは何だ?』と考えているに違いない。
「その、ホワイトデーのお返し。ルイに手伝ってもらってだけど作ったの。美味しいと思う」
ルイで人名検索……該当人物あり。
ご主人様の幼馴染。幼馴染だと?
少しばかり性格が男勝りだが、他は高水準。
お菓子作り、ぬいぐるみ集めと乙女な一面もある。
……はっ? と言ってはいけないんだろうか。
いろいろと気になる要素があるのに、ご主人様からはスペック以上の情報が入ってない。意識的にガードされているのか、もうそんな次元ではないのか。
どちらにせよ要注意人物であると認識。記録再開。
「つまり、これを踏み付けてグチャグチャにする権利が、あたしにはあるということよね?」
「……えっ……」
──お姉様?! 何故、そんな暴挙に?! いくらなんでもそれはない! と、止めないと!
人として絶対にやってはいけないことだと思う。
「うん。ルシアがそうしたいなら……」
──ミカエラ嬢!? 貴女も何を言っているのか!
もしや、そうされるのが目的? でも、何のために……。そういう趣味の人。変態。
「……冗談よ。ルイが関わっているんだもの間違ってもそんなことできないわよ。片付けに動いたらお腹が空いたわね。おやつもまだだし。ミカも一緒に食べましょう」
ほっ……。そして、──お姉様優しい!
「うん!」
そして、──ミカエラ嬢可愛い!
これはなんというか、勝手に配信してしまおう。
無断アップロードと言われないように、ご主人様の許可を得ていますと。
これでよし! アマテラス、いいことした!
※
ついでだからアマテラスがお送りします。
ホワイトデーの映像を見ての、とある場所、とある人物の反応になります。
この一切はマスターはおろか、ご主人様も知らない事になります。アマテラスも許可が出ないので、誰にもお伝えすることは出来ません。
「──様、これを!」
音声に乱れがあるわけではなく、ネタバレとなる部分を意図的に隠しております。ご理解ください。
「騒々しい。埃が舞う。走るな」
「申し訳ありません。ですが、これを観てください!」
「それは……私が時間を割くだけの価値があることなんだな? 私の一秒は貴様の思っているより価値があるぞ。もう一度聞く。それは私が時間を割くだけの価値があるんだな? 無ければ殺すぞ」
キーボードから手を離すことなく、顔を向けることもなく口だけで物騒なことを言う……いう……。
「……は、はい。是非とも直接観ていただきたく」
まあ、物騒なこと言っていますが、本心は単にめんどくさいだけだと思う。
気に入らなかったら本当にやるとも思いますけど。
「ちっ──、貸せ」
「今日の映像のようです。これでは我々の維持してきたバランスが崩壊します! ルシア様の成長は喜ばしいことではありますし、天使を参加させている点も評価に値しますが、それをプラスとしても──」
その後もダラダラと喋り続ける男の言葉に耳を貸すことなく……なんて表現しよう……女は映像をジッと観ている。
「黙れ。何処かでやる必要があったことを誰かが勝手にやってくれたんだ。感謝しようじゃないか。天使を呼び出す手間も、厄介な事柄も全て引き受けてな」
お姉様たちの終戦の宣言になったところで、観る価値無しと判断したのか映像を止め、端末を男に投げつける。
「──っ! しかし、」
「命拾いしたな。貴様の言ったことだけだったら死んでたぞ。その小僧に感謝しろ。さて、どうなっている? そんなふうに作った筈はない。なら、どうしてアマテラスを使える? 誰がどう入れ知恵しているのかも調査がいるか……」
「それは上に戻られると?」
「馬鹿を言え。私は忙しい。その程度の些事など他の奴にやらせるさ。その小僧について情報を集めろ」
「放置されるつもりですか?」
「そんなことも言わんと分からんのか、馬鹿が。上手くいっている間はやらせておけ。しくじった時は首をとる。それでいいではないか。利益は最大になったところで回収した方が効率がいい。話は終わりだ。無駄な時間を使った」
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