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天使のホワイトデー 後編
寝て起きてもホワイトデー!
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♢19♢
真夜中にふと目が覚めることがあるだろう?
そうすると、今何時? ここどこ? なんか身体が動かないんだけど? とか、なったことが誰しもあるはずだ。
そして、何者かの視線を感じたりもするはずだ。
……これ、あれじゃん。金縛りってやつじゃん。うわぁ、初めてだわ。人生初体験だわ。
これはどうすりゃいいの? 解除方法は?
力を入れても動けないんだけど。
驚くほどビクともしないんだけど。
なに……目は開けられるのか?
ああ、眼球は動くな。不思議だ。
目だけ動かせる。いや、目しか動かせない。かな。
とはいえ上は天蓋のようだぞ。あれだよ、まさしく姫御用達の天蓋付きのベッドにあるようなやつだよ。
お姫様のとこでよく見てはいたが、実際こんなとこで自分が目を覚ますことがあるとは思わなかったな。
…………。
──まてまて、そもそも俺は何をしていた?!
無限フォトスタンド作りではない。紙粘土製量産型ネコ作りでもない。つまり、自室で天使ちゃんと2人きりではない。
そうだ、ホワイトデーだ。
今日はホワイトデーだったはずだ!
異世界カードバトルがお姫様の勝利で終わり。中断していた宣言を姫たちが言い。おっさんに最後を持っていかれ。セバスと話した。
そこまでは記憶がある。
しかし、その後はどうなったのか。
何故、天蓋付きのベッドに寝ていたのか。
何故、金縛りにあっているのかは不明だ。
「……んっ」
う、嘘だろ。そんなことがあっていいのか。
今、聞き間違いでなければ隣から声がしたよ。
寝返りを打った時に出るような声がだ!
これはあれだな。動く眼球を最大限声のした方に向けて、現状を把握しなくてはいけないな!
何がどうなってこのような状態になっているのかは不明だが、良いことなかった俺に運が巡ってきたのかもしれないな!
身体が動こうが動くまいが関係ない!
俺は全力を尽くして現状に挑む!
まずは眼球のみで隣が誰なのかを把握する!
ま、まあ、ここがお姫様の部屋であるならルシアさんであり、ミカの部屋ならミカエラさんであるだろうけどね。
彼女たちは同じようなベッドをお持ちなのだ。そして、部屋がこう暗くては天蓋の外まで部屋の中の様子は分からないのだ。
ヤバい、心拍数が上がってきた……。
めっちゃドキドキしてきた。
「ふぅ……」
────!?
マジか! 逆からも同じような声がしたんだが!?
確かに俺が真ん中にいるわ! ちょうど真上に天蓋の真ん中が見えるもん! 挟まれている。誰かと誰かに挟まれているよ!
……しかし、だ。待てよ。落ち着けよ俺。
そんなに上手いこといった。上手いことあった試しがこれまであったか?
なくはないだろ? それは、そうかもしれない。
けど、なんか良いことない。最近、運気が低迷している俺だぞ。
勘違いしてはしゃいだあげく、横が野郎だったとかもあり得る。むしろそっちの方がありそうじゃないか?
確かめたくもあり、確かめるのが怖くもある。せめて金縛りがなかったら……。
なんて言ってる場合じゃないよな。俺はやる!
果たして俺へのご褒美的なイベントが勝手に発生していたのか。結果は! おりゃ──
「なんだ。一愛か……」
はぁ、ガッカリだ。一気に冷めたわ。
俺のドキドキを返せよ。気持ちよさそうに寝やがって。
どうしてかは分からないままだが、片方は妹だった。最高でも最低でもない中途半端な結果だった。はぁ……。
もういっそ目をつぶって寝ようかな。
金縛りも解けないし。解き方も分からないし。せめて声でも出ればなぁ……。
一愛に金縛りの解除方法を知らないか聞けたのに。
「──って、声は出てる!」
「うっさい! 黙って寝ろ。もしくは永遠に眠れ……」
「うぐっ──」
叫んだ直後に手が飛んできて顔面に直撃した。
一愛は目を覚ましたらわけではないらしく、俺に手が当たったままで動かなくなった。
俺はというと金縛りは変わらず、首の向きだけが変わった。妹の側からは逆に首が向いた。
「で、こっちはお前か……ネコ」
妹の逆には俺とバッチリ目があっているネコのクッション。視線の正体はコイツらしい。
この色はお姫様にやったやつだから、ここはお姫様のベッドのようだ。こんなことだと思ったよ。
妹とネコに挟まれて寝ていました、と。
まあ、こんなところだろう。ドキドキし損だ。寝よ寝よ。あー、ガッカリした。
「なにを1人で騒いでるのよ。こんな真夜中に」
「──ネコが喋った!」
「ああ、寝ぼけてるのね」
いや、寝ぼけてないし。ネコでもない。
左右から声がしていたんだから、一愛の逆にも誰かはいるんだよ。ネコのクッションに騙されてたよ!
「寝ぼけてないです。これはどのような状況なんでしょうか? よろしければご説明お願いします」
平常心。平常心だ!
俺と同じ体勢で隣にお姫様がいるんだとしてもだ!
「あんたが倒れて。片付けして。お菓子食べてしても目覚めないみたいだから、ここまで運んできたのよ。それからもあんたはずっと寝っぱなしよ」
そうだったのか……。
片付けに参加しないとは、みんなに申し訳ないことをしてしまった。だが、いまの少し気になるところがあったな。
俺がこのベッドにくるまでは大分時間が空いているような気がするのは、気のせいだよね?
片付けして一休みしてから、思い出して連れてきたとかではないよね? ありそうでこわいんだけど。
「あたしたちはミカのくれたやつに入れる写真を選んだりしてたら、うんと遅くなっちゃって。一愛は途中で寝ちゃうし。ベッドは1つしかないし」
一愛はそれなりに規則正しい生活だからな。部屋に帰る前に眠気がマックスになったのだろう。
しかし、いくらベッドが1つだとはいえ、そこに全員で寝る?
「しかし、これは如何なものか。男女が同じところで寝るなど……」
「大丈夫よ。だって、動けないでしょう?」
「うん、まったく動けない。まさかこれは……」
──金縛りではない? そんな感じはしないんだが、簀巻き状態なのでは?
単に縛りあげられているから身動きできないのではないだろうか。
「簀巻きですか?」
「そうね、同じようなものね。端に置かなかっただけ感謝しなさい。両端は寝相が悪いから、もし端だったらベッドの下に落とされてたわよ」
「もう起きるんで簀巻き解除してもらえないっすかね? あれなら一愛も持って帰りますんで」
平常心が保てている間に脱出したい。
現在、簀巻き状態だと分かってもだ。
「構わないけど、1回解いたらもうベッドに入るのは認めないからね」
「それでいいんでお願いします」
「えーと、足元からって言ってたわよね」
お姫様が身を起こし、手を押し付けられたネコの顔がペシャンコになる。
ネコをむぎゅーってしたまま、お姫様は俺の足元に手を伸ばし何かをピリッと剥がす。
すると足元の自由が戻ってきた。次にお腹の辺り、肩らへん、頭と何かを剥がされ、全身の自由が解放された。
「で、破って捨てると」
お姫様の手にはお札のようなやつが見える。というか、あれはお札だと思う。
簀巻きと言ったが縄とかで巻かれていたのではなく、全身にお札を貼られて動けなかった?
……それってガチに金縛りだったのでは?
「そのお札はなに……」
「さあ、呪いの道具とかじゃないの? 持ってきたミルクに聞いたら?」
自由が戻ったので俺も身を起こすと、ベッドに寝ている人数と場所が分かった。
左からミカ、お姫様、ネコ、俺、一愛、ミルクちゃんとなっている。あっ、ミカが落ちた。
「ミカが落ちたけど?」
「放っておきなさい。自分で戻ってくるから。それに、もう10回は落ちてるわよ」
寝相悪っ! とか思ってると右側からもドサッと音がする。ミルクちゃんもベッドから落ちたらしい。
多少狭かったとしても、ベッドから落ちるとはよほど寝相が悪いらしい。
「ところで今は何時なのか……」
ポケットからスマホを取り出し時計を確認する。
すると3月14日。午前の1時23分となっている。
ちなみにこれは異世界の時間ではなく、現実の方での時間になる。携帯の時計は異世界であっても正確に時を刻んでいるからだ。あと、異世界の日付は3月15日となる。何故かというと以下は省略する。
何故かというと、俺はものすごいことに気づいてしまったからだ!
「ヤベェ──、14日なってる!?」
今回はここまでだ! 俺は急ぐ!
寝て起きてもホワイトデー! これが答えだ!
真夜中にふと目が覚めることがあるだろう?
そうすると、今何時? ここどこ? なんか身体が動かないんだけど? とか、なったことが誰しもあるはずだ。
そして、何者かの視線を感じたりもするはずだ。
……これ、あれじゃん。金縛りってやつじゃん。うわぁ、初めてだわ。人生初体験だわ。
これはどうすりゃいいの? 解除方法は?
力を入れても動けないんだけど。
驚くほどビクともしないんだけど。
なに……目は開けられるのか?
ああ、眼球は動くな。不思議だ。
目だけ動かせる。いや、目しか動かせない。かな。
とはいえ上は天蓋のようだぞ。あれだよ、まさしく姫御用達の天蓋付きのベッドにあるようなやつだよ。
お姫様のとこでよく見てはいたが、実際こんなとこで自分が目を覚ますことがあるとは思わなかったな。
…………。
──まてまて、そもそも俺は何をしていた?!
無限フォトスタンド作りではない。紙粘土製量産型ネコ作りでもない。つまり、自室で天使ちゃんと2人きりではない。
そうだ、ホワイトデーだ。
今日はホワイトデーだったはずだ!
異世界カードバトルがお姫様の勝利で終わり。中断していた宣言を姫たちが言い。おっさんに最後を持っていかれ。セバスと話した。
そこまでは記憶がある。
しかし、その後はどうなったのか。
何故、天蓋付きのベッドに寝ていたのか。
何故、金縛りにあっているのかは不明だ。
「……んっ」
う、嘘だろ。そんなことがあっていいのか。
今、聞き間違いでなければ隣から声がしたよ。
寝返りを打った時に出るような声がだ!
これはあれだな。動く眼球を最大限声のした方に向けて、現状を把握しなくてはいけないな!
何がどうなってこのような状態になっているのかは不明だが、良いことなかった俺に運が巡ってきたのかもしれないな!
身体が動こうが動くまいが関係ない!
俺は全力を尽くして現状に挑む!
まずは眼球のみで隣が誰なのかを把握する!
ま、まあ、ここがお姫様の部屋であるならルシアさんであり、ミカの部屋ならミカエラさんであるだろうけどね。
彼女たちは同じようなベッドをお持ちなのだ。そして、部屋がこう暗くては天蓋の外まで部屋の中の様子は分からないのだ。
ヤバい、心拍数が上がってきた……。
めっちゃドキドキしてきた。
「ふぅ……」
────!?
マジか! 逆からも同じような声がしたんだが!?
確かに俺が真ん中にいるわ! ちょうど真上に天蓋の真ん中が見えるもん! 挟まれている。誰かと誰かに挟まれているよ!
……しかし、だ。待てよ。落ち着けよ俺。
そんなに上手いこといった。上手いことあった試しがこれまであったか?
なくはないだろ? それは、そうかもしれない。
けど、なんか良いことない。最近、運気が低迷している俺だぞ。
勘違いしてはしゃいだあげく、横が野郎だったとかもあり得る。むしろそっちの方がありそうじゃないか?
確かめたくもあり、確かめるのが怖くもある。せめて金縛りがなかったら……。
なんて言ってる場合じゃないよな。俺はやる!
果たして俺へのご褒美的なイベントが勝手に発生していたのか。結果は! おりゃ──
「なんだ。一愛か……」
はぁ、ガッカリだ。一気に冷めたわ。
俺のドキドキを返せよ。気持ちよさそうに寝やがって。
どうしてかは分からないままだが、片方は妹だった。最高でも最低でもない中途半端な結果だった。はぁ……。
もういっそ目をつぶって寝ようかな。
金縛りも解けないし。解き方も分からないし。せめて声でも出ればなぁ……。
一愛に金縛りの解除方法を知らないか聞けたのに。
「──って、声は出てる!」
「うっさい! 黙って寝ろ。もしくは永遠に眠れ……」
「うぐっ──」
叫んだ直後に手が飛んできて顔面に直撃した。
一愛は目を覚ましたらわけではないらしく、俺に手が当たったままで動かなくなった。
俺はというと金縛りは変わらず、首の向きだけが変わった。妹の側からは逆に首が向いた。
「で、こっちはお前か……ネコ」
妹の逆には俺とバッチリ目があっているネコのクッション。視線の正体はコイツらしい。
この色はお姫様にやったやつだから、ここはお姫様のベッドのようだ。こんなことだと思ったよ。
妹とネコに挟まれて寝ていました、と。
まあ、こんなところだろう。ドキドキし損だ。寝よ寝よ。あー、ガッカリした。
「なにを1人で騒いでるのよ。こんな真夜中に」
「──ネコが喋った!」
「ああ、寝ぼけてるのね」
いや、寝ぼけてないし。ネコでもない。
左右から声がしていたんだから、一愛の逆にも誰かはいるんだよ。ネコのクッションに騙されてたよ!
「寝ぼけてないです。これはどのような状況なんでしょうか? よろしければご説明お願いします」
平常心。平常心だ!
俺と同じ体勢で隣にお姫様がいるんだとしてもだ!
「あんたが倒れて。片付けして。お菓子食べてしても目覚めないみたいだから、ここまで運んできたのよ。それからもあんたはずっと寝っぱなしよ」
そうだったのか……。
片付けに参加しないとは、みんなに申し訳ないことをしてしまった。だが、いまの少し気になるところがあったな。
俺がこのベッドにくるまでは大分時間が空いているような気がするのは、気のせいだよね?
片付けして一休みしてから、思い出して連れてきたとかではないよね? ありそうでこわいんだけど。
「あたしたちはミカのくれたやつに入れる写真を選んだりしてたら、うんと遅くなっちゃって。一愛は途中で寝ちゃうし。ベッドは1つしかないし」
一愛はそれなりに規則正しい生活だからな。部屋に帰る前に眠気がマックスになったのだろう。
しかし、いくらベッドが1つだとはいえ、そこに全員で寝る?
「しかし、これは如何なものか。男女が同じところで寝るなど……」
「大丈夫よ。だって、動けないでしょう?」
「うん、まったく動けない。まさかこれは……」
──金縛りではない? そんな感じはしないんだが、簀巻き状態なのでは?
単に縛りあげられているから身動きできないのではないだろうか。
「簀巻きですか?」
「そうね、同じようなものね。端に置かなかっただけ感謝しなさい。両端は寝相が悪いから、もし端だったらベッドの下に落とされてたわよ」
「もう起きるんで簀巻き解除してもらえないっすかね? あれなら一愛も持って帰りますんで」
平常心が保てている間に脱出したい。
現在、簀巻き状態だと分かってもだ。
「構わないけど、1回解いたらもうベッドに入るのは認めないからね」
「それでいいんでお願いします」
「えーと、足元からって言ってたわよね」
お姫様が身を起こし、手を押し付けられたネコの顔がペシャンコになる。
ネコをむぎゅーってしたまま、お姫様は俺の足元に手を伸ばし何かをピリッと剥がす。
すると足元の自由が戻ってきた。次にお腹の辺り、肩らへん、頭と何かを剥がされ、全身の自由が解放された。
「で、破って捨てると」
お姫様の手にはお札のようなやつが見える。というか、あれはお札だと思う。
簀巻きと言ったが縄とかで巻かれていたのではなく、全身にお札を貼られて動けなかった?
……それってガチに金縛りだったのでは?
「そのお札はなに……」
「さあ、呪いの道具とかじゃないの? 持ってきたミルクに聞いたら?」
自由が戻ったので俺も身を起こすと、ベッドに寝ている人数と場所が分かった。
左からミカ、お姫様、ネコ、俺、一愛、ミルクちゃんとなっている。あっ、ミカが落ちた。
「ミカが落ちたけど?」
「放っておきなさい。自分で戻ってくるから。それに、もう10回は落ちてるわよ」
寝相悪っ! とか思ってると右側からもドサッと音がする。ミルクちゃんもベッドから落ちたらしい。
多少狭かったとしても、ベッドから落ちるとはよほど寝相が悪いらしい。
「ところで今は何時なのか……」
ポケットからスマホを取り出し時計を確認する。
すると3月14日。午前の1時23分となっている。
ちなみにこれは異世界の時間ではなく、現実の方での時間になる。携帯の時計は異世界であっても正確に時を刻んでいるからだ。あと、異世界の日付は3月15日となる。何故かというと以下は省略する。
何故かというと、俺はものすごいことに気づいてしまったからだ!
「ヤベェ──、14日なってる!?」
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