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第十八章 手掛かりを探して
第二百六十三話 ギルドに丸投げして帰ろう
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フラウリアから袋を受け取ったイズミは、袋をマスタングに仕舞うと大きなため息をついた。
「気分も悪けりゃ気も重いな」
「それにしても、この場所をどう知ったのですか?」
イズミのボヤキを聞いたフラウリアの質問に、同じく気の重いベリアが答えてくれた。
「アタイがこの地域の猫達から聞いたんだ。2つ頭のゴブリンが出たって話だったんだけどな」
「あら、猫達が教えてくれるなんて珍しい。仲良くしてあげてね」
フラウリアはそう言うと、詳しい調査の為にセズと一緒に転移魔法で帰ってしまった。
2人が去った場所には一匹の蛇…フラウリアの分身…が居て、ベリアの足元へと移動すると姿を消した。
「町へ帰ったら冒険者ギルドに直行だな」
「そうだな…気が重いぞ」
尻尾まで悄気たベリアがマスタングに乗ったのを確認し、イズミは一度周囲を確認してから乗り込んだ。
町へ帰ってきた2人はマスタングを宿屋に停めてから、重い足取りで冒険者ギルドへと向かっていた。
イズミは冒険者では無いのでベリアに任せようかとも考えたが、ベリアのテンションの低さを鑑みるに一緒の方が良いと判断した為だ。
建物に入るや職員達が2人から放たれる見えない負のオーラに驚き、大急ぎで責任者を呼んできた。
「ベリアさん、戻られたのですねって…どうなさいました?気分が優れていないようですが」
「…色々な事がありまして」
イズミがそう言うと、ベリアが詳しい話は奥でするとだけ付け加えた。
ヨーレムの執務室に入った2人は、早速小山での出来事をざっくりと報告する。
猫達から聞いた情報とはあえて言わず、獣人のカンだとベリアは説明をした。
「軽い散策がてらと思っていたら、嫌な気配と言うか雰囲気を感じてな。イズミと一緒に近くまで行ったんだ」
「そしたら洞穴があったと」
「そう、洞穴から血や腐ったような臭いがしたから対応した訳さ」
ヨーレムがテーブルに広げた地図上で、町と小山との位置関係から調べ始める。
「証拠品と魔物の残骸も回収したから、冒険者ギルドで調査を頼みたい」
「かしこまりました。残骸は解体室に持っていきましょう」
ヨーレムの案内で魔物の解体室に向かい、調査用の残骸を渡した。
「うぉ、これは食料にも出来ないな…解剖と調査?分かりました、明日中には粗方済ませるようにします」
イズミは他の証拠品もヨーレムに渡し、後はギルドに任せる事にした。
「洞穴に残されていた書物です。日記らしいのですがこちらも調査を…言っておきますが、貴方に渡す前に調査と現場維持の為に魔族の友人にも見て貰ってます。ギルドとして証拠隠滅はしないとは思いますが、この証拠を消し去りたい外部の者が行動を起こす可能性がありますので、管理には注意をお願いします」
「確かに危険な代物ですね。厳重に保管致しましょう」
「洞穴には魔法陣が作られてました。そちらの調査もお願いします」
「魔法陣ですか?ならば詳しい者が必要ですね」
ヨーレムは信頼出来る者達を呼び出すと、明日の朝から洞穴の調査を行うように指示を出した。
このまま冒険者ギルドで調査をしてくれれば、自分達の手から一旦は離れる事になる。
「では我々は宿屋に帰ります。気分が沈んでしまって、今日は何もする気になりませんので」
厄介な事柄をほとんど丸投げに近い状態でヨーレムに投げた2人は、重い足取りで冒険者ギルドを後にした。
美味しい料理を食べて気分を上げたい所だが、どうもそんな気にすらならない迄に気落ちしていた。
「…帰って寝るか」
「そうだな。布団で丸まってるよ」
町に戻ってから追手が尾行を再開しているのを察知はしたものの、2人は構う気力も無いので完全無視を決め込み宿屋へと歩いて行った。
「気分も悪けりゃ気も重いな」
「それにしても、この場所をどう知ったのですか?」
イズミのボヤキを聞いたフラウリアの質問に、同じく気の重いベリアが答えてくれた。
「アタイがこの地域の猫達から聞いたんだ。2つ頭のゴブリンが出たって話だったんだけどな」
「あら、猫達が教えてくれるなんて珍しい。仲良くしてあげてね」
フラウリアはそう言うと、詳しい調査の為にセズと一緒に転移魔法で帰ってしまった。
2人が去った場所には一匹の蛇…フラウリアの分身…が居て、ベリアの足元へと移動すると姿を消した。
「町へ帰ったら冒険者ギルドに直行だな」
「そうだな…気が重いぞ」
尻尾まで悄気たベリアがマスタングに乗ったのを確認し、イズミは一度周囲を確認してから乗り込んだ。
町へ帰ってきた2人はマスタングを宿屋に停めてから、重い足取りで冒険者ギルドへと向かっていた。
イズミは冒険者では無いのでベリアに任せようかとも考えたが、ベリアのテンションの低さを鑑みるに一緒の方が良いと判断した為だ。
建物に入るや職員達が2人から放たれる見えない負のオーラに驚き、大急ぎで責任者を呼んできた。
「ベリアさん、戻られたのですねって…どうなさいました?気分が優れていないようですが」
「…色々な事がありまして」
イズミがそう言うと、ベリアが詳しい話は奥でするとだけ付け加えた。
ヨーレムの執務室に入った2人は、早速小山での出来事をざっくりと報告する。
猫達から聞いた情報とはあえて言わず、獣人のカンだとベリアは説明をした。
「軽い散策がてらと思っていたら、嫌な気配と言うか雰囲気を感じてな。イズミと一緒に近くまで行ったんだ」
「そしたら洞穴があったと」
「そう、洞穴から血や腐ったような臭いがしたから対応した訳さ」
ヨーレムがテーブルに広げた地図上で、町と小山との位置関係から調べ始める。
「証拠品と魔物の残骸も回収したから、冒険者ギルドで調査を頼みたい」
「かしこまりました。残骸は解体室に持っていきましょう」
ヨーレムの案内で魔物の解体室に向かい、調査用の残骸を渡した。
「うぉ、これは食料にも出来ないな…解剖と調査?分かりました、明日中には粗方済ませるようにします」
イズミは他の証拠品もヨーレムに渡し、後はギルドに任せる事にした。
「洞穴に残されていた書物です。日記らしいのですがこちらも調査を…言っておきますが、貴方に渡す前に調査と現場維持の為に魔族の友人にも見て貰ってます。ギルドとして証拠隠滅はしないとは思いますが、この証拠を消し去りたい外部の者が行動を起こす可能性がありますので、管理には注意をお願いします」
「確かに危険な代物ですね。厳重に保管致しましょう」
「洞穴には魔法陣が作られてました。そちらの調査もお願いします」
「魔法陣ですか?ならば詳しい者が必要ですね」
ヨーレムは信頼出来る者達を呼び出すと、明日の朝から洞穴の調査を行うように指示を出した。
このまま冒険者ギルドで調査をしてくれれば、自分達の手から一旦は離れる事になる。
「では我々は宿屋に帰ります。気分が沈んでしまって、今日は何もする気になりませんので」
厄介な事柄をほとんど丸投げに近い状態でヨーレムに投げた2人は、重い足取りで冒険者ギルドを後にした。
美味しい料理を食べて気分を上げたい所だが、どうもそんな気にすらならない迄に気落ちしていた。
「…帰って寝るか」
「そうだな。布団で丸まってるよ」
町に戻ってから追手が尾行を再開しているのを察知はしたものの、2人は構う気力も無いので完全無視を決め込み宿屋へと歩いて行った。
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