不思議な巡り合わせ

romi

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それから最近まで

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他にも小さい妹たちといっしょに彼と貴之を話に持ち出して、どっちのお兄ちゃんがいいか、という話になったこともある。
ひとみは断然、彼がいい!彼が好きと言っていたが、妹たち全員が陽キャな貴之がいいと言っていたのも、なんだかいまの状況を表している気がする。
いくら高スペックでもイケメンでも、気難しく、独身を貫く彼はあまり人気ではないようだった。妹たちはよく性格をみていたようだし、好みがハッキリわかれたともいえる。

実際その後彼女たちが連れてくる結婚相手は全員、陽キャ男だった。
親族というのは、おもしろいものだ、田舎でやたら集まるこの親族たちは、叔母さんたちは、あまり明るくないのか大変なのか、集まれば旦那の病気の愚痴ばかり喋っているが、妹たちは旦那と子供をつれてお盆にわいわい楽しく酒盛りする。
この妹には何歳くらいの子供がいて夫婦関係が良さそうか、全部あからさまだ。あけっぴろげだ。しかもこれが法事などもあつまるため、一生続く。

さらにこういうこともあった。彼の両親のおじさんおばさんが、ひとみが20代に手術して、入院していたとき、遠くの東海地方からわざわざひとみのいる東京の病院にお見舞いに来てくれた。そして愛情たっぷりの目を向けながら動けないひとみを看病してくれたのだ。しかしそのおばさんはプライドが高く、面倒くさい人なので、あとから理不尽な扱いをうけ、手術直後にはキツイなあと感じるひとみだった。それだけ本当の娘みたいなかんじなのかもしれないが。

ーー最近5年くらい前。思い返すとひとみはこのころから、いつまでも同じ気持ちをどうしようもできず、彼に意識的に関わるようになった。
ひとみと弟つよしが、ある重大な家庭の事情にまつわることで弁護士をたのむくらいのケンカをしていたのだが、ひとみが彼にラインで
「つよしにこんな酷いこと言われたよ~」
と相談に乗ってもらったりした。彼は親族を大切にする人なので、面倒見よく話をきいてくれていた。そういうちょっといいかんじのとき、田舎に行ったとき、彼の父のおじさんが、酔っ払いながら、「ひとみ、つよしとはどうなった、家の事情は大丈夫か?」
と、きいてきたので、すぐ近くにいた彼がひとみのかわりにフォローしてくれたりしたのだ。
ひとみはこういう一つ一つを重ねて、妹として絶対に大事にされてると強くかんじていた。



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