教室の悪魔

はじまり

2

「お前何寝てんだよ」

そこには、"父"が立っていた。


_____結局現実でも嫌な気持ちになるなら夢のが良かった。


結菜は心の中でそう思いながらもベットから立ち上がる。

「ごめんなさい。」


「飯の準備は？さっさとしろよ！」


「…っ、着替えたらすぐします。」


怒鳴り声にビクッと肩が反応するのを必死に抑え、早く部屋から"父"が出ていくのを待った。


そこでやっと部屋の薄暗さから、結菜は時間が経過していたことを知る。


_____そんなに長く眠っていたつもりはないんだけどな、、、


そう思いながらも身支度をする。


階段を降り、リビングに行くと誰もいなかった。


"父"は、自室に戻ったようだ。


適当に夕飯の支度をして、
自室に戻り、"父"にラインを入れた。


『遅くなってごめんなさい。
ご飯できました。食べてください』


結菜は、スマホの時計を見てハッとした。


「勉強しなきゃ」


明日はテストだ。


_____頑張らないと。。、


ある程度教科書に目を通し、
時計を見るともう22時だった。

結菜リビングに降りて残りのご飯を食べお風呂に入ってベットに潜り込む


_____今日はいろんなことがあったな。


そんなことを考えているうちに眠りについていて、
気がつくと目覚ましの音が頭の中でこだましていた。


結菜は少し驚いていた。

あの悪夢を見ない日は久々だったからだ。


もう少し寝ていたい気もするが時間がない。


急いで準備して家を飛び出した。