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エピソード2
7話 ホットにice(エピソード2完結)
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真は永澤真紀の無実を晴らすべく、毎日夜遅くまで事件について考えていた。
そして、真は実際、事件当日に現場にいた社長とその秘書に話を聞くことにし、永澤真紀の勤めていた職場に向かった。
「山田社長は、取引先の永井克秀さんが殺害されたとき現場にいられたと思うのですが、その時の様子を教えていただけませんか?」
「いやー、永澤くんが入れてくれたコーヒを飲んだら、もがき苦しんで、その場に倒れてしまい、私としてもとてもびっくりしました。一体何が起こったのか分からなかったですよ。」
「なるほど。社長は永澤さんが犯人だと思いますか?」
「そうは思いたくはないけどね。状況的に考えても毒を入れることができたのは永澤君だけだろうし。そう考えざるを得ないと思うがね。」
「やはり、そう思いますよね。ありがとうございました。」
真は山田社長と話をした後、事務所に戻った。
「真君、コーヒー入れたよ。」
そういって、麻実がコーヒーを差し出してくれた。
真はそのコーヒーを飲んだ時に違和感を感じた。
「麻実さん、ホットコーヒーだと思ったら氷入ってるじゃないですか。」
「そう。ごめんね。間違えて氷入れてしまったの。でもコーヒー熱いからすぐに溶けると思うわ。」
真はその言葉を聞いた時、頭に電気が走ったような感覚だった。
「麻実さん、今なんて言いました?」
「だから、氷はすぐに溶けるって言ったのよ。」
「それですよ。」
真はそういって、事務所を駆けて出て行った。
それから数日後、真は山田社長と話するために向かった。
「山田社長、あなたに永澤真紀さんのことについてお聞きしたいのですが、裁判でももしかしたら優位に進めれるかもしれないので、私たちの会話を少し録画させていただいてもいいですか?」
「どうぞ。」と山田は返事した。
「単刀直入に申し上げます。あなたの取引先の永井さんを殺害したのは、永澤さんではなく、山田社長、あなたですよね?」
「何を言ってるんだ君は。わたしを侮辱しているのか。」
「僕はずっと引っかかっていました。それはコーヒーを淹れたのが永澤さんだったということです。」
「どういうことだね。」
「永澤さんがコーヒーを運ぶときに毒を入れると間違いなく疑われるのは永澤さんなはずです。」
「それがどうしたというんだ。」
「わざわざそんなことしますかね?」
「そんなことわたしに聞かれてもね、困るよ。」
「普通そんなことしないですよ。しかも、明らか犯人として疑われることをして無罪を訴えるのは違和感もあったんです。」
「だからといって、私が永井さんを殺した理由にはならんだろうに。」
「いいえ。あの部屋にいたのはあなたを含めて4人でした。」
「4人もなにも、永澤君もその中に含まれていて、彼女が犯人なんじゃないか。」
「だから、それが違うって言ってるんです。」
「私がやった証拠はあるのだね?なかったら大問題だぞ。」
「証拠はこれです。」
真はそう言って、製氷皿を見せた。
「なんで、君が持っているんだ。」
「あれ?心当たりがあるんですか?」
「いや、ないが、うちのやつとそっくりだと思って。」
「ん?この会社の冷蔵庫の中からは、この製氷皿見つかってないはずなんですけど。」
「そうだったかな?昔見た記憶があって。ところで、それがどうしたっていうんだ。」
「実は気づいてしまったんです。毒を入れることができたのは永澤さんだけではなかったってことを。」
「どんな推理だ?聞いてあげよう。」
「あなたは、永井さんがいつもホットコーヒーに氷を入れるのを知っていた。だから、あらかじめ、あなたは毒が入った氷を作ったんです。そして、それは永澤さんも知っていました。だから、その氷を永井さんのコーヒーに入れるはずなんです。そして、ホットコーヒーですから氷はすぐに溶けていきます。ならば、すぐに致死量の毒が入っている氷はコーヒーの中に溶けていくはずです。それを永井さんは飲んで死んだ。」
「それでも、永澤君が毒を入れていないっていうことにもならないし、もしかすると私の秘書だってその可能性はあるじゃないか。」
「たしかにそうですね。しかしあなたは一つミスを犯した。」
「なんだね。」
「永井さんが倒れた時、普通は真っ先に救急車を呼ぶなりするでしょう。なのにあなたは、台所の方に走っていった。それはなぜか。つまり、毒が入った他の氷を処分するためです。台所の方に走っていったのは永澤さんが見ています。つまり、台所から毒が検出されたのもその氷が溶けたからです。」
そこに、山田の秘書がやってきた。
山田は秘書に向かって、こう言った。
「俺はあのとき、台所になんか向かってなかったよな?」
二秒ほどの沈黙の後、その秘書はこう言った。
「あなたは、台所の方に向かっていきました。この目でしっかりと見ました。」
「何を言ってるんだ、君は。どうなるかわかってるんだろうな。」
「どうもこうも、私はこの会社を辞めさせていただきます。部下を犯人として疑うなんてあるまじき行為です。私は実は社長が氷を前日に作り替えているところを見ました。たまたま、忘れ物をして事務所に帰ったのですが、何か雰囲気が怖く声をかけられませんでした。」
「何だと。」
山田は驚きの顔だった。
「山田社長、いい加減認めたらどうですか。あなたは、永井さんと最近取引が
うまくいってなかったそうですね。もうすぐ、取引が打ち切りなるという情報を聞きました。」
「くそ~。そうだよ。俺がやったんだ。氷を作ったのは俺だ。」
山田は罪を認めた。そして、こう続けた、
「あいつは、こう言ったんだ、『あんたの会社が潰れても誰も痛くも痒くもない』と。だから、俺の心の痛みをあいつに思い知らせてやろうとしたんだ。」
「ふざけるな。自分の取引がうまくいかなかったから、人を殺す。その上、自分の部下を犯人に仕立て上げようした。永井さんはあなたの会社が本当に潰れて欲しかったわけではありません。たしかに、永井さんが専務を務める会社ではあなたの会社は永井さんがあなたに言ったように取引先として潰れても痛くも痒くもないという意見が飛びかっていたらしいです。しかし、永井さんだけはあなたとの取引を続けようとみんなを説得した。しかし、永井さんの会社も経営状況はよくなく、取引先を絞る選択をせざるを得なくなったんです。そこで、永井さんはあなたから嫌われて距離を置こうとした。それはあなたの会社を守ってあげられなかった自分の不甲斐なさから来たものなんです。」
真は力強くそう言った。
「そんな。。俺はなんてバカなことをしたんだ。」
山田は地面に頭をつき、床を叩いた。
「山田社長、自首してください。罪を償ってください。」
真はそう言って、その場を後にした。
山田が後日警察に自首したため、永澤の冤罪は晴れた。
「真くん、すごいじゃない。」
麻実は、はしゃいでいた。
「高城くん、よくやった。」
西堂も誇らしげな様子だった。
「西堂先生が僕に喝を入れてくれたから頑張れたんですよ。」
真は照れながらそう言った。
その時、永澤と前田が訪ねてきた。
「本当にみなさん、ありがとうございました。」
永澤は泣いて、感謝の意を述べた。
西堂はこう言った。
「いいお友達を持ちましたね。」
そして、真はその場を締め括るようにこういった、
「本当に辛い時、心は影のように暗くなります。ですが、その反対には限りない希望の光があるのだと僕は思います。あと、まぁ、実は山田社長に見せた製氷皿は僕が同じものを用意しただけで、犯行で使われたものとは別物なんだけど。」と。
そして、真は実際、事件当日に現場にいた社長とその秘書に話を聞くことにし、永澤真紀の勤めていた職場に向かった。
「山田社長は、取引先の永井克秀さんが殺害されたとき現場にいられたと思うのですが、その時の様子を教えていただけませんか?」
「いやー、永澤くんが入れてくれたコーヒを飲んだら、もがき苦しんで、その場に倒れてしまい、私としてもとてもびっくりしました。一体何が起こったのか分からなかったですよ。」
「なるほど。社長は永澤さんが犯人だと思いますか?」
「そうは思いたくはないけどね。状況的に考えても毒を入れることができたのは永澤君だけだろうし。そう考えざるを得ないと思うがね。」
「やはり、そう思いますよね。ありがとうございました。」
真は山田社長と話をした後、事務所に戻った。
「真君、コーヒー入れたよ。」
そういって、麻実がコーヒーを差し出してくれた。
真はそのコーヒーを飲んだ時に違和感を感じた。
「麻実さん、ホットコーヒーだと思ったら氷入ってるじゃないですか。」
「そう。ごめんね。間違えて氷入れてしまったの。でもコーヒー熱いからすぐに溶けると思うわ。」
真はその言葉を聞いた時、頭に電気が走ったような感覚だった。
「麻実さん、今なんて言いました?」
「だから、氷はすぐに溶けるって言ったのよ。」
「それですよ。」
真はそういって、事務所を駆けて出て行った。
それから数日後、真は山田社長と話するために向かった。
「山田社長、あなたに永澤真紀さんのことについてお聞きしたいのですが、裁判でももしかしたら優位に進めれるかもしれないので、私たちの会話を少し録画させていただいてもいいですか?」
「どうぞ。」と山田は返事した。
「単刀直入に申し上げます。あなたの取引先の永井さんを殺害したのは、永澤さんではなく、山田社長、あなたですよね?」
「何を言ってるんだ君は。わたしを侮辱しているのか。」
「僕はずっと引っかかっていました。それはコーヒーを淹れたのが永澤さんだったということです。」
「どういうことだね。」
「永澤さんがコーヒーを運ぶときに毒を入れると間違いなく疑われるのは永澤さんなはずです。」
「それがどうしたというんだ。」
「わざわざそんなことしますかね?」
「そんなことわたしに聞かれてもね、困るよ。」
「普通そんなことしないですよ。しかも、明らか犯人として疑われることをして無罪を訴えるのは違和感もあったんです。」
「だからといって、私が永井さんを殺した理由にはならんだろうに。」
「いいえ。あの部屋にいたのはあなたを含めて4人でした。」
「4人もなにも、永澤君もその中に含まれていて、彼女が犯人なんじゃないか。」
「だから、それが違うって言ってるんです。」
「私がやった証拠はあるのだね?なかったら大問題だぞ。」
「証拠はこれです。」
真はそう言って、製氷皿を見せた。
「なんで、君が持っているんだ。」
「あれ?心当たりがあるんですか?」
「いや、ないが、うちのやつとそっくりだと思って。」
「ん?この会社の冷蔵庫の中からは、この製氷皿見つかってないはずなんですけど。」
「そうだったかな?昔見た記憶があって。ところで、それがどうしたっていうんだ。」
「実は気づいてしまったんです。毒を入れることができたのは永澤さんだけではなかったってことを。」
「どんな推理だ?聞いてあげよう。」
「あなたは、永井さんがいつもホットコーヒーに氷を入れるのを知っていた。だから、あらかじめ、あなたは毒が入った氷を作ったんです。そして、それは永澤さんも知っていました。だから、その氷を永井さんのコーヒーに入れるはずなんです。そして、ホットコーヒーですから氷はすぐに溶けていきます。ならば、すぐに致死量の毒が入っている氷はコーヒーの中に溶けていくはずです。それを永井さんは飲んで死んだ。」
「それでも、永澤君が毒を入れていないっていうことにもならないし、もしかすると私の秘書だってその可能性はあるじゃないか。」
「たしかにそうですね。しかしあなたは一つミスを犯した。」
「なんだね。」
「永井さんが倒れた時、普通は真っ先に救急車を呼ぶなりするでしょう。なのにあなたは、台所の方に走っていった。それはなぜか。つまり、毒が入った他の氷を処分するためです。台所の方に走っていったのは永澤さんが見ています。つまり、台所から毒が検出されたのもその氷が溶けたからです。」
そこに、山田の秘書がやってきた。
山田は秘書に向かって、こう言った。
「俺はあのとき、台所になんか向かってなかったよな?」
二秒ほどの沈黙の後、その秘書はこう言った。
「あなたは、台所の方に向かっていきました。この目でしっかりと見ました。」
「何を言ってるんだ、君は。どうなるかわかってるんだろうな。」
「どうもこうも、私はこの会社を辞めさせていただきます。部下を犯人として疑うなんてあるまじき行為です。私は実は社長が氷を前日に作り替えているところを見ました。たまたま、忘れ物をして事務所に帰ったのですが、何か雰囲気が怖く声をかけられませんでした。」
「何だと。」
山田は驚きの顔だった。
「山田社長、いい加減認めたらどうですか。あなたは、永井さんと最近取引が
うまくいってなかったそうですね。もうすぐ、取引が打ち切りなるという情報を聞きました。」
「くそ~。そうだよ。俺がやったんだ。氷を作ったのは俺だ。」
山田は罪を認めた。そして、こう続けた、
「あいつは、こう言ったんだ、『あんたの会社が潰れても誰も痛くも痒くもない』と。だから、俺の心の痛みをあいつに思い知らせてやろうとしたんだ。」
「ふざけるな。自分の取引がうまくいかなかったから、人を殺す。その上、自分の部下を犯人に仕立て上げようした。永井さんはあなたの会社が本当に潰れて欲しかったわけではありません。たしかに、永井さんが専務を務める会社ではあなたの会社は永井さんがあなたに言ったように取引先として潰れても痛くも痒くもないという意見が飛びかっていたらしいです。しかし、永井さんだけはあなたとの取引を続けようとみんなを説得した。しかし、永井さんの会社も経営状況はよくなく、取引先を絞る選択をせざるを得なくなったんです。そこで、永井さんはあなたから嫌われて距離を置こうとした。それはあなたの会社を守ってあげられなかった自分の不甲斐なさから来たものなんです。」
真は力強くそう言った。
「そんな。。俺はなんてバカなことをしたんだ。」
山田は地面に頭をつき、床を叩いた。
「山田社長、自首してください。罪を償ってください。」
真はそう言って、その場を後にした。
山田が後日警察に自首したため、永澤の冤罪は晴れた。
「真くん、すごいじゃない。」
麻実は、はしゃいでいた。
「高城くん、よくやった。」
西堂も誇らしげな様子だった。
「西堂先生が僕に喝を入れてくれたから頑張れたんですよ。」
真は照れながらそう言った。
その時、永澤と前田が訪ねてきた。
「本当にみなさん、ありがとうございました。」
永澤は泣いて、感謝の意を述べた。
西堂はこう言った。
「いいお友達を持ちましたね。」
そして、真はその場を締め括るようにこういった、
「本当に辛い時、心は影のように暗くなります。ですが、その反対には限りない希望の光があるのだと僕は思います。あと、まぁ、実は山田社長に見せた製氷皿は僕が同じものを用意しただけで、犯行で使われたものとは別物なんだけど。」と。
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