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リナリアを胸に抱いて
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最後に見た透の顔を、忘れないようにと記憶の中で何度も反芻し続けた。幼さを残した高校生の透の顔が欲に溺れる。その細い身体を組み敷くことさえ、何度も想像した。
大人になり再会した透は相変わらず綺麗で、だけど雷の事をまるで覚えていなかったのが憎らしくて、余計に彼を求める心に火がついた。
雪が降る晩、初めて透を抱いた時、喜びに打ち震えながらも雷にはまるで余裕なんてなかった。兄とは違い優しくひたすら甘く抱きたいと思っていたのに、触れたらもうだめだった。兎に角今すぐ、彼の全てを自分のものにしたくて必死だった。
番になった今でも、雷の中には時折、激しく胸を焦がす黒い炎がある。それを完全に消し去ることはきっといつまでたっても不可能だ。
「んっ、んん……。あっ」
執拗に吸い付くたびに透は雷の指を甘噛みし、すすり泣くような声を上げる。舌を指先で摘まみ、口の中をかき回した。口蓋垂の手前を摺り上げると、細い腰が誘うように揺れる。
可哀そうだと頭のどこかでは思っているのに、雷は長い指をさらに喉の奥まで飲み込ませた。
透はさらに身を震わせて、舌を雷の指に絡みつけてきた。雷は真っ赤になって指をしゃぶる透の陶然とした表情を見下ろし、目を細めた。
これも兄のせいなのか、それとも生来のものなのか。透は苦しみを快感に変えてしまう、淫蕩なサガを持ち合わせている。
じり、またあの黒い炎が胸の中で大きく広がる。
指を引き抜くと、透は名残惜し気に唾液で汚れた唇を嘗め回す。雷がスウェットを押し上げていた天を突き猛る性器を取り出したら、期待に満ち濡れた瞳をした透と目があった。
雷は体の向きを変え、ベッドヘッドに背中を預けて荒い息を漏らす。とろんとした顔の透が蜜を求める蝶のように足の間に引き寄せられてきた。
「エロい、顔」
柔らかな透の髪を耳にかける。欲に塗れた美貌をよく見たいと思った。
鈴口をちろちろと舐められた後、先ほど刺激した口の中をなぞる様に、深く奥に飲み込んで行こうとする。だが小さな口では限界があるようで、苦し気に眉を寄せる。
雷は支配者のような眼差しで透の頭を撫ぜると、嬉し気に身体を震わせた透が頭を前後に動かし始めた。得も言われぬ快感が身体を走り抜ける。柔らかな白い手が入りきらぬ幹を懸命に摩ってくる。
「透、俺を見て」
お返しとばかりに桃色の頂の片方をぎゅっと摘まむ。サディスティックな手つきになったのは、悋気の炎を消せないからだ。透はくぐもった悲鳴を上げ、前で達してしまった。びくびくと身体を揺らす。それでも口を離させないように、雷はぐっと透の小さな頭を掴んだ。
「うぐっ」
「透さん、苦しいの、嫌いじゃないよね」
透は堪えるように白くなる程拳を握ると、再び音を立てて雷の剛直を舌で舐めようとしたが、上手くできない。雷が頭から手をはなすと、ぶるぶると震え、真っ赤な顔で涙目のまま顔を上げた透と目が合う。
「雷くんっ」
詰るように呼ばれる名前が、耳から甘い毒の様に全身に回る。背筋を痺れるような快感が走った。
赤い唇を雷の先走りと自らの唾液でてらてらと濡らし、眦から涙をぽろぽろと零す。涙が絡んだ睫毛が灯りに輝き、繊細で美しかった。
透をいじめたいわけではないのに、その凄艶な美貌に釘付けになった。視覚的な刺激と相まって、余計に前を大きくしてしまう。
「舐めて」
大人になり再会した透は相変わらず綺麗で、だけど雷の事をまるで覚えていなかったのが憎らしくて、余計に彼を求める心に火がついた。
雪が降る晩、初めて透を抱いた時、喜びに打ち震えながらも雷にはまるで余裕なんてなかった。兄とは違い優しくひたすら甘く抱きたいと思っていたのに、触れたらもうだめだった。兎に角今すぐ、彼の全てを自分のものにしたくて必死だった。
番になった今でも、雷の中には時折、激しく胸を焦がす黒い炎がある。それを完全に消し去ることはきっといつまでたっても不可能だ。
「んっ、んん……。あっ」
執拗に吸い付くたびに透は雷の指を甘噛みし、すすり泣くような声を上げる。舌を指先で摘まみ、口の中をかき回した。口蓋垂の手前を摺り上げると、細い腰が誘うように揺れる。
可哀そうだと頭のどこかでは思っているのに、雷は長い指をさらに喉の奥まで飲み込ませた。
透はさらに身を震わせて、舌を雷の指に絡みつけてきた。雷は真っ赤になって指をしゃぶる透の陶然とした表情を見下ろし、目を細めた。
これも兄のせいなのか、それとも生来のものなのか。透は苦しみを快感に変えてしまう、淫蕩なサガを持ち合わせている。
じり、またあの黒い炎が胸の中で大きく広がる。
指を引き抜くと、透は名残惜し気に唾液で汚れた唇を嘗め回す。雷がスウェットを押し上げていた天を突き猛る性器を取り出したら、期待に満ち濡れた瞳をした透と目があった。
雷は体の向きを変え、ベッドヘッドに背中を預けて荒い息を漏らす。とろんとした顔の透が蜜を求める蝶のように足の間に引き寄せられてきた。
「エロい、顔」
柔らかな透の髪を耳にかける。欲に塗れた美貌をよく見たいと思った。
鈴口をちろちろと舐められた後、先ほど刺激した口の中をなぞる様に、深く奥に飲み込んで行こうとする。だが小さな口では限界があるようで、苦し気に眉を寄せる。
雷は支配者のような眼差しで透の頭を撫ぜると、嬉し気に身体を震わせた透が頭を前後に動かし始めた。得も言われぬ快感が身体を走り抜ける。柔らかな白い手が入りきらぬ幹を懸命に摩ってくる。
「透、俺を見て」
お返しとばかりに桃色の頂の片方をぎゅっと摘まむ。サディスティックな手つきになったのは、悋気の炎を消せないからだ。透はくぐもった悲鳴を上げ、前で達してしまった。びくびくと身体を揺らす。それでも口を離させないように、雷はぐっと透の小さな頭を掴んだ。
「うぐっ」
「透さん、苦しいの、嫌いじゃないよね」
透は堪えるように白くなる程拳を握ると、再び音を立てて雷の剛直を舌で舐めようとしたが、上手くできない。雷が頭から手をはなすと、ぶるぶると震え、真っ赤な顔で涙目のまま顔を上げた透と目が合う。
「雷くんっ」
詰るように呼ばれる名前が、耳から甘い毒の様に全身に回る。背筋を痺れるような快感が走った。
赤い唇を雷の先走りと自らの唾液でてらてらと濡らし、眦から涙をぽろぽろと零す。涙が絡んだ睫毛が灯りに輝き、繊細で美しかった。
透をいじめたいわけではないのに、その凄艶な美貌に釘付けになった。視覚的な刺激と相まって、余計に前を大きくしてしまう。
「舐めて」
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