58 / 78
第Ⅰ章 ゲーム本編①
56.推しへの愛を叫ぶ
しおりを挟む
秘密の話し合いから一週間が経ち、ノエルは学院での日常を送っていた。
『呪い』を全滅した英雄に仕立て上げられ大司教を華々しく引退したノアは、学院で教鞭をとっている。
意外だったのは研究所での専攻だった。学院での肩書は光魔術全般と精霊術を教える教師だが、研究所での専攻は魔道具だった。
(もしかしてユリウスに魔道具造りを教えたのはノアなのかな。私にも教えてほしい)
ノア襲撃の一件以来、ユリウスに魔道具を作りたいと考えていた。
あのユリウスですら魔力がカスカスになる事態がある。
強力な魔術師だからこそ、危険な場面に遭遇する事態は多いだろう。
(やっぱり、同じ指輪が良いかな。どうせならお揃いの方が……、いや、揃いの指輪って)
この世界においては意味などないかもしれないが、何となく抵抗がある。
(あとでノアに相談してみよう。どうせ、一日に何度か会わなきゃならないんだし、話すこととか、やることとかあったほうが楽だ)
ノアはただの護衛ではなく、ノエルの監視を兼ねている。
全く会わないという訳にもいかない。
(アーロとユリウスみたいな関係だったら良かったのにな。なかなか慣れない)
考え事をしているうちに、クラブ室に着いていた。
「あまりにも横暴だよ。リアムは納得して受け入れたのか?」
「事前に相談もなかった。私も同じように驚いたんだ」
ドアを開けると、大変不穏な言い合いが繰り広げられていた。
ロキとウィリアムが明らかに険悪な顔で向かい合っている。
ノエルの姿に気が付いたアイザックが、静かに歩み寄った。
「アイザック様、何かあったのですか?」
アイザックはノエルたちが王城に招かれた日に目を覚ました。
体調に問題はなく、無事に学院に復帰となった。クラブにも数日前から顔を出している。
「ちょっと立て込んでいるから、ノエルは席を外したほうが良い。そうだ、借りた本をレイリーと一緒に返しに行ってきてくれ、ないか」
アイザックが振り返ると、ロキが真後ろに立っていた。
「ノエル、ちょっと、こっち」
ロキに強引に手を引かれて中に入る。
振り返ると、アイザックが困った顔で頭を抱えていた。
「ここ、座って」
肩を押されて、すとん、と席に着く。
事態が全く理解できない。
「ウィリアムとの婚約に合意したって、本当なの?」
「は?」
思わず周囲を見回す。
困り顔のウィリアムと隣には、俯いたレイリーがいた。
「合意した覚えはありません。ウィリアム様、何故この話を?」
「公にはなっていないよ。ただ、ノア先生は、あの場に同席していたからね」
ウィリアムが目を逸らす。
「ノア先生がレイリーに話に来たんだよ。このクラブのメンバーには、それを聞く権利があるだろ」
ロキの言葉は御尤もだ。
ノアの一件について、クラブメンバーは解決に大きく助力している。
「庇護って名目なら、俺もカーライル家次代当主としてノエルに正式な婚約を申し入れるけど、それもアリってことだよね?」
ロキの目が本気で怒っている。
「待って、ロキ。話が飛躍してる。庇護というより監視だよ。この件は私もウィリアム様も知らなかった。ウィリアム様も被害者なんだよ」
いまいち状況がわからない。
ノエルはアイザックに目線で助けを求めた。
「ノア先生はレイリーを鼓舞しに来たんだと思う。その為の状況説明が、ちょっと事務的だったんだ。それでその、今のままだとノエルの方が婚約者にはふさわしいっていわれてね」
さらにロキが補足する。
「ノエルの中和術が問題なら、婚約以外にも方法はあるはずだ。二人とも婚約話を退けはしなかったんだろ」
ノエルは思わずウィリアムに目を向けた。
ウィリアムが目線を下げる。
「あの状況下で、あの条件を提示されて、ノエルとの婚約を退ける選択は、私にはできない」
「あの場で、きっぱりお断りしたはずです。条文にも同意しました。だからこそ、ノア先生も学院に来たのでしょう。婚約話が活きているなら、ノア先生の監視も要らないはずです」
度々、面倒を起こしてくれる。
わざわざクラブ室まで話に来るなど、ノアの意図が、いまいちわからない。
「婚約の話は、活きているよ。ノエルの命にかかわる話だ。無碍には出来ない」
ウィリアムが真っ直ぐにノエルを見詰める。
つまり、ウィリアムは断らなかったということだ。
二つの婚約話が委ねられたまま保留になっている。
(優しさなのかもしれないけど、余計なお世話だ。ウィリアムはレイリーのことだけ考えてたらいいのに!)
「今のウィリアムにはノエルもレイリーも選ぶ権利がある訳だ。好きな女を二人囲って気分良くなっているだけだろ!」
「そういうつもりはない! あくまで命の問題であり政治的な話だ」
「二人とも、いい加減にしろ」
殴りかからんばかりのロキを押さえながら、アイザックが仲介に入る。
すっとレイリーが立ち上がった。
「私が降りる」
場が水を打ったように静まり返った。
「婚約は私から破棄する。ノエルの命を蔑ろにしてまで、縋りたくはない。それに、今の私には、リアムの婚約者でいられる強みがないのも事実だ」
「そうじゃないだろ、レイリー。簡単に折れていいのか」
ロキの言葉にレイリーが首を振る。
「事情を考慮すれば仕方ない。ノエルの能力の高さは私も良く知っている。ウィリアムにふさわしいのは私よりノエルだ」
「待ってくれ、レイリー。今すぐの決断を迫られている訳じゃない。あくまで、現時点で必要な対処でしかないんだ」
ウィリアムが何とか取り繕う。
俯くレイリーは懸命に笑おうとしている。潤んだ目は涙を流さないように、耐えている。
(だから、違うって言ってるだろ。違うって! お前ら全員、何もかもが違うんだよ!)
だん! と、ノエルはテーブルを殴らんばかりに叩いた。
全員の視線がノエルに向いた。
「私は庇護など求めていません。大体、優柔不断な皇子様に守ってもらわなきゃ生きられない程、弱くない!」
びしっとウィリアムを指さす。
「政治的だというのなら、さっさとレイリーを捨てて私を選んでください。出来ないのはレイリーを愛しているからでしょう。だったら、はっきりそう言えばいいんです!」
ウィリアムが、びくりと肩を嘶かせる。
今度はロキに向き合う。
「ウィリアム様が婚約話を保留にしているのは、レイリーが成長する時間を稼ぐためだよ。今のロキの嫉妬は格好悪い!」
ロキがびくっと震えて動きを止めた。
「私は国王陛下に、レイリーがフレイヤの剣の後継者になるよう訓練すると約束した。レイリーには資質かあると、絶対になれると信じてる。だからレイリー、その気があるなら私の手を取ってくれ!」
ノエルはレイリーに向かい、勢い良く手を伸ばした。
「さぁ!」
「はい!」
鼻息荒いノエルに飲まれて、レイリーが差し出された手を取った。
(私の推しを傷付ける奴は、たとえ攻略対象でも許さない)
レイリーの手を握って、引き寄せる。
「この中でレイリーを一番愛しているのは私だから。レイリーが強くて優しくて才能がある人だって、私は知ってる。だから、諦めるなんて言わせない。私が許さない」
(君は原作者の推しなんだぞ。もっと自信を持ってくれ、悪役令嬢なんだから)
「ノエル……。これから、よろしく頼む」
レイリーの目尻に溜まっていた涙が、一筋流れた。
「ノエルが一番、男前だな」
アイザックの一言に、ウィリアムとロキが気まずそうに黙り込んだ。
ノエルはレイリーの手を握ったまま、クラブ室を出た。
扉の脇で、壁に背を預けて立っていたのは、ノアだった。
「やっぱりいましたね。お兄様」
ノエルはノアをねめつけた。
わざわざクラブメンバーに婚約の話をしたからには、何か狙いがあるのだろうと思っていた。
「レイリーはやる気になってくれましたよ。これで満足ですか」
ノアがレイリーに目を向ける。
目を逸らしたレイリーだったが、ノアをしっかりと見据え直した。
「ノエルが私に才があると言ってくれました。だから、努力してみようと思います」
「そうか」
ノアがレイリーの頭を撫でた。
「私のせいで、お前には苦労を掛ける。すまないな」
表向きの罰がなかったとはいえ、ファーバイル家の威光を失墜させたのは事実だ。
ノアにはノアなりの罪の意識と贖罪の気持ちがあるのだろう。
「今まで、兄様の権威に感けていたのは、私の方です。今度は私が恩返しを致します」
涙を流すレイリーは、安堵したような顔をしていた。
「妹の尻を叩いてくれて、助かった。私の言葉では足りなかったようでな」
ノアの確信犯的発言に、ため息が出る。
「だからって、あまり若者を焚きつけないでください。収集付かなくなりますので」
小さく笑みを零すと、ノアがノエルに向かい跪いた。
「貴女に行った無礼を詫び、その功に最大の賛辞を贈る。貴女の善意にファーバイル家当主として最大の礼を持って尽くそう。ノエル=リンリー=ワーグナー士爵」
ノエルの手を取り、口付ける。
「今後、ファーバイル家はノエル=ワーグナーを全力を持って支持する。助力は惜しまない。何でも言付けろ」
見上げるノアが微笑んでいる。
今までに見たこともない顔に、怖気が走った。
(この人、もしかしてシスコンか?)
「ありがとう、ございます」
レイリーの訓練で助けてもらうことはあるだろう、などと考えながらも、素直に喜ぶ気になれなかった。
『呪い』を全滅した英雄に仕立て上げられ大司教を華々しく引退したノアは、学院で教鞭をとっている。
意外だったのは研究所での専攻だった。学院での肩書は光魔術全般と精霊術を教える教師だが、研究所での専攻は魔道具だった。
(もしかしてユリウスに魔道具造りを教えたのはノアなのかな。私にも教えてほしい)
ノア襲撃の一件以来、ユリウスに魔道具を作りたいと考えていた。
あのユリウスですら魔力がカスカスになる事態がある。
強力な魔術師だからこそ、危険な場面に遭遇する事態は多いだろう。
(やっぱり、同じ指輪が良いかな。どうせならお揃いの方が……、いや、揃いの指輪って)
この世界においては意味などないかもしれないが、何となく抵抗がある。
(あとでノアに相談してみよう。どうせ、一日に何度か会わなきゃならないんだし、話すこととか、やることとかあったほうが楽だ)
ノアはただの護衛ではなく、ノエルの監視を兼ねている。
全く会わないという訳にもいかない。
(アーロとユリウスみたいな関係だったら良かったのにな。なかなか慣れない)
考え事をしているうちに、クラブ室に着いていた。
「あまりにも横暴だよ。リアムは納得して受け入れたのか?」
「事前に相談もなかった。私も同じように驚いたんだ」
ドアを開けると、大変不穏な言い合いが繰り広げられていた。
ロキとウィリアムが明らかに険悪な顔で向かい合っている。
ノエルの姿に気が付いたアイザックが、静かに歩み寄った。
「アイザック様、何かあったのですか?」
アイザックはノエルたちが王城に招かれた日に目を覚ました。
体調に問題はなく、無事に学院に復帰となった。クラブにも数日前から顔を出している。
「ちょっと立て込んでいるから、ノエルは席を外したほうが良い。そうだ、借りた本をレイリーと一緒に返しに行ってきてくれ、ないか」
アイザックが振り返ると、ロキが真後ろに立っていた。
「ノエル、ちょっと、こっち」
ロキに強引に手を引かれて中に入る。
振り返ると、アイザックが困った顔で頭を抱えていた。
「ここ、座って」
肩を押されて、すとん、と席に着く。
事態が全く理解できない。
「ウィリアムとの婚約に合意したって、本当なの?」
「は?」
思わず周囲を見回す。
困り顔のウィリアムと隣には、俯いたレイリーがいた。
「合意した覚えはありません。ウィリアム様、何故この話を?」
「公にはなっていないよ。ただ、ノア先生は、あの場に同席していたからね」
ウィリアムが目を逸らす。
「ノア先生がレイリーに話に来たんだよ。このクラブのメンバーには、それを聞く権利があるだろ」
ロキの言葉は御尤もだ。
ノアの一件について、クラブメンバーは解決に大きく助力している。
「庇護って名目なら、俺もカーライル家次代当主としてノエルに正式な婚約を申し入れるけど、それもアリってことだよね?」
ロキの目が本気で怒っている。
「待って、ロキ。話が飛躍してる。庇護というより監視だよ。この件は私もウィリアム様も知らなかった。ウィリアム様も被害者なんだよ」
いまいち状況がわからない。
ノエルはアイザックに目線で助けを求めた。
「ノア先生はレイリーを鼓舞しに来たんだと思う。その為の状況説明が、ちょっと事務的だったんだ。それでその、今のままだとノエルの方が婚約者にはふさわしいっていわれてね」
さらにロキが補足する。
「ノエルの中和術が問題なら、婚約以外にも方法はあるはずだ。二人とも婚約話を退けはしなかったんだろ」
ノエルは思わずウィリアムに目を向けた。
ウィリアムが目線を下げる。
「あの状況下で、あの条件を提示されて、ノエルとの婚約を退ける選択は、私にはできない」
「あの場で、きっぱりお断りしたはずです。条文にも同意しました。だからこそ、ノア先生も学院に来たのでしょう。婚約話が活きているなら、ノア先生の監視も要らないはずです」
度々、面倒を起こしてくれる。
わざわざクラブ室まで話に来るなど、ノアの意図が、いまいちわからない。
「婚約の話は、活きているよ。ノエルの命にかかわる話だ。無碍には出来ない」
ウィリアムが真っ直ぐにノエルを見詰める。
つまり、ウィリアムは断らなかったということだ。
二つの婚約話が委ねられたまま保留になっている。
(優しさなのかもしれないけど、余計なお世話だ。ウィリアムはレイリーのことだけ考えてたらいいのに!)
「今のウィリアムにはノエルもレイリーも選ぶ権利がある訳だ。好きな女を二人囲って気分良くなっているだけだろ!」
「そういうつもりはない! あくまで命の問題であり政治的な話だ」
「二人とも、いい加減にしろ」
殴りかからんばかりのロキを押さえながら、アイザックが仲介に入る。
すっとレイリーが立ち上がった。
「私が降りる」
場が水を打ったように静まり返った。
「婚約は私から破棄する。ノエルの命を蔑ろにしてまで、縋りたくはない。それに、今の私には、リアムの婚約者でいられる強みがないのも事実だ」
「そうじゃないだろ、レイリー。簡単に折れていいのか」
ロキの言葉にレイリーが首を振る。
「事情を考慮すれば仕方ない。ノエルの能力の高さは私も良く知っている。ウィリアムにふさわしいのは私よりノエルだ」
「待ってくれ、レイリー。今すぐの決断を迫られている訳じゃない。あくまで、現時点で必要な対処でしかないんだ」
ウィリアムが何とか取り繕う。
俯くレイリーは懸命に笑おうとしている。潤んだ目は涙を流さないように、耐えている。
(だから、違うって言ってるだろ。違うって! お前ら全員、何もかもが違うんだよ!)
だん! と、ノエルはテーブルを殴らんばかりに叩いた。
全員の視線がノエルに向いた。
「私は庇護など求めていません。大体、優柔不断な皇子様に守ってもらわなきゃ生きられない程、弱くない!」
びしっとウィリアムを指さす。
「政治的だというのなら、さっさとレイリーを捨てて私を選んでください。出来ないのはレイリーを愛しているからでしょう。だったら、はっきりそう言えばいいんです!」
ウィリアムが、びくりと肩を嘶かせる。
今度はロキに向き合う。
「ウィリアム様が婚約話を保留にしているのは、レイリーが成長する時間を稼ぐためだよ。今のロキの嫉妬は格好悪い!」
ロキがびくっと震えて動きを止めた。
「私は国王陛下に、レイリーがフレイヤの剣の後継者になるよう訓練すると約束した。レイリーには資質かあると、絶対になれると信じてる。だからレイリー、その気があるなら私の手を取ってくれ!」
ノエルはレイリーに向かい、勢い良く手を伸ばした。
「さぁ!」
「はい!」
鼻息荒いノエルに飲まれて、レイリーが差し出された手を取った。
(私の推しを傷付ける奴は、たとえ攻略対象でも許さない)
レイリーの手を握って、引き寄せる。
「この中でレイリーを一番愛しているのは私だから。レイリーが強くて優しくて才能がある人だって、私は知ってる。だから、諦めるなんて言わせない。私が許さない」
(君は原作者の推しなんだぞ。もっと自信を持ってくれ、悪役令嬢なんだから)
「ノエル……。これから、よろしく頼む」
レイリーの目尻に溜まっていた涙が、一筋流れた。
「ノエルが一番、男前だな」
アイザックの一言に、ウィリアムとロキが気まずそうに黙り込んだ。
ノエルはレイリーの手を握ったまま、クラブ室を出た。
扉の脇で、壁に背を預けて立っていたのは、ノアだった。
「やっぱりいましたね。お兄様」
ノエルはノアをねめつけた。
わざわざクラブメンバーに婚約の話をしたからには、何か狙いがあるのだろうと思っていた。
「レイリーはやる気になってくれましたよ。これで満足ですか」
ノアがレイリーに目を向ける。
目を逸らしたレイリーだったが、ノアをしっかりと見据え直した。
「ノエルが私に才があると言ってくれました。だから、努力してみようと思います」
「そうか」
ノアがレイリーの頭を撫でた。
「私のせいで、お前には苦労を掛ける。すまないな」
表向きの罰がなかったとはいえ、ファーバイル家の威光を失墜させたのは事実だ。
ノアにはノアなりの罪の意識と贖罪の気持ちがあるのだろう。
「今まで、兄様の権威に感けていたのは、私の方です。今度は私が恩返しを致します」
涙を流すレイリーは、安堵したような顔をしていた。
「妹の尻を叩いてくれて、助かった。私の言葉では足りなかったようでな」
ノアの確信犯的発言に、ため息が出る。
「だからって、あまり若者を焚きつけないでください。収集付かなくなりますので」
小さく笑みを零すと、ノアがノエルに向かい跪いた。
「貴女に行った無礼を詫び、その功に最大の賛辞を贈る。貴女の善意にファーバイル家当主として最大の礼を持って尽くそう。ノエル=リンリー=ワーグナー士爵」
ノエルの手を取り、口付ける。
「今後、ファーバイル家はノエル=ワーグナーを全力を持って支持する。助力は惜しまない。何でも言付けろ」
見上げるノアが微笑んでいる。
今までに見たこともない顔に、怖気が走った。
(この人、もしかしてシスコンか?)
「ありがとう、ございます」
レイリーの訓練で助けてもらうことはあるだろう、などと考えながらも、素直に喜ぶ気になれなかった。
0
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
所(世界)変われば品(常識)変わる
章槻雅希
恋愛
前世の記憶を持って転生したのは乙女ゲームの悪役令嬢。王太子の婚約者であり、ヒロインが彼のルートでハッピーエンドを迎えれば身の破滅が待っている。修道院送りという名の道中での襲撃暗殺END。
それを避けるために周囲の環境を整え家族と婚約者とその家族という理解者も得ていよいよゲームスタート。
予想通り、ヒロインも転生者だった。しかもお花畑乙女ゲーム脳。でも地頭は悪くなさそう?
ならば、ヒロインに現実を突きつけましょう。思い込みを矯正すれば多分有能な女官になれそうですし。
完結まで予約投稿済み。
全21話。
記憶喪失となった転生少女は神から貰った『料理道』で異世界ライフを満喫したい
犬社護
ファンタジー
11歳・小学5年生の唯は交通事故に遭い、気がついたら何処かの部屋にいて、目の前には黒留袖を着た女性-鈴がいた。ここが死後の世界と知りショックを受けるものの、現世に未練があることを訴えると、鈴から異世界へ転生することを薦められる。理由を知った唯は転生を承諾するも、手続き中に『記憶の覚醒が11歳の誕生日、その後すぐにとある事件に巻き込まれ、数日中に死亡する』という事実が発覚する。
異世界の神も気の毒に思い、死なないルートを探すも、事件後の覚醒となってしまい、その影響で記憶喪失、取得スキルと魔法の喪失、ステータス能力値がほぼゼロ、覚醒場所は樹海の中という最底辺からのスタート。これに同情した鈴と神は、唯に統括型スキル【料理道[極み]】と善行ポイントを与え、異世界へと送り出す。
持ち前の明るく前向きな性格の唯は、このスキルでフェンリルを救ったことをキッカケに、様々な人々と出会っていくが、皆は彼女の料理だけでなく、調理時のスキルの使い方に驚くばかり。この料理道で皆を振り回していくものの、次第に愛される存在になっていく。
これは、ちょっぴり恋に鈍感で天然な唯と、もふもふ従魔や仲間たちとの異世界のんびり物語。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~
たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。
たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。
薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。
仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。
剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。
ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる