10 / 64
四月三日
しおりを挟む
「おはよう華火」
「おはよう祭ちゃん」
祭は登校した華火を見つけるとすぐに声をかけに来た。
「大丈夫?本当にケガとか、痛めたところなかったの?」
「大丈夫だよ、目も治ったし。本当に心配性」
華火は少しからかうように言った。
「うるさいのよ」
二人は昨日の出来事を気にしてか少しぎこちなかった。
「おっはよう、華火ちゃん」
「あ、おはよう真水ちゃん」
祭の後ろからひょっこりと顔を出したのは手水真水だった。
「あれ、真水じゃん。おはよう。・・・二人ともそんな仲良かったの?」
祭は意外そうな顔をしていた。
「おはよう祭、そっちこそずいぶん仲良くなってるようで?昨日の夜学校に忍び込んで怒られたって聞いたけど、そのへんどうなんですかお二人さん?」
「なんでもう知ってるのよ!?言わなかったのに!誰から聞いたの!?」
「それは企業秘密ですね。で、二人で何してたの?いやらしいことでもしてたの?ビッグニュース?ビッグカップル?」
真水はメモ帳とペンを既に準備していた。
「違うわ!・・・昨日、学校の七不思議ってやつを探してたのよ」
「七不思議?あぁ、あの嘘ともなんとも言えない函嶺高校七不思議?」
「何とも言えないとか言うなよ!こっちはワクワクな気持ちで探検してたのよ!」
「ワクワクねぇ、それでお説教くらってたら世話ないわね」
真水は不敵に笑う。
「うるさいっての!ほらもういいでしょ、昨日怒られたのはそういうことなの」
「で、どうして見つかったのよ?話して話して、ちゃんと見合ったお礼はするから」
「はいはい、話しますよ、お話すればいいんですね」
祭が少しヤケになりながらも一通り話終えると真水は笑っていた。腹を抱えるほどに、笑い転げていた。
「アハハ、ふふふ、アハハハハハ!マジか!そんな感じなんだ!メモメモ」
真水は笑いながらも几帳面にメモを取っている。
「祭だけならそういうこともあるかと思っちゃうけど、華火ちゃんもいるっていうのが本当に、面白いわ。いつからそんなに付き合い良くなったの?それとも祭に無理やり連行されたとか?」
「人聞きの悪いこと言うなよ、華火はちゃんとうちがお願いして、手伝ってくれたのよ。ね、華火」
「うん、確かに怒られたけど、楽しかったよ?」
「そっかそっか、なら良かった。うん、本当に面白いネタだったわ」
「ネタ言うな」
「二人は仲良しなんだね」
華火が二人の様子を見て微笑む。
「仲良し、というか、腐れ縁なのよ」
「私たちは小学校からの幼馴染なの。小さいころから家族ぐるみのお付き合いしてるの」
「え、幼馴染なんだ!」
華火は目を丸くした。
「まぁそうとも言う、のよね」
祭は苦虫を噛み潰したような顔をした。
「私と幼馴染なんてものすごく嬉しいでしょうに、照れちゃって~」
「お前のそういうところにため息がでるのよ・・・」
いつもは押せ押せな祭が逆に押されている姿はなんだか新鮮で面白く映った。
「さて、じゃあ面白い話を聞かせてもらったから、お礼をしなくちゃ。そうね、祭にはこれ」
真水はプリントを二、三枚祭へと手渡した。
「こ、これはっ・・・!」
「去年のインターハイ出場者の最近の成績と今後のスケジュール。これでせいぜい研究して、次は負けないようにしなさい」
祭は返事もせず、もらった紙にくぎ付けである。ああは言っていたが、やはり空手には真剣に取り組んでいるのだろう。
「そして、華火ちゃん。もう知っているのかもなのだけど、眠り姫の件よ」
真水は前置きを置き、華火の耳元に口を近づける。
「眠り姫は実際にうちの生徒のことなのかも。というのも、忍冬さんが最近入院しているみたいなのだけど、噂の時期と同じころからみたい。知ってた?・・・まぁ、本当に関係あるかはわからないけど」
「・・・え。あ、そうなんだ。知らなかった」
「そう、なかなか本人が連絡つかないと。知る機会もないものよね。それが眠り姫の噂の元ネタかもしれないわ。それにしても意外だったわ、忍冬矜さんと華火ちゃんが幼馴染だったなんて。私が知らなかったんだから、ほとんどの人は知らないんじゃないかしら。仲いいの?」
「え、う~ん、どうだろうね・・・?」
「アハハ、なんで疑問形なのよ~。まぁいいわ。またなにか分かればお伝えするわ。あと、もし今日も学校に忍び込もうなんて考えてるのなら、明日もちゃんと報告してね」
真水はウインクをして去っていった。
「真水と何話してたの?」
「この前祭ちゃんが話してくれた『眠り姫』について聞いてみたの。真水ちゃんも難航してるらしい」
「あの話、気になってるの?」
「うん、ちょっと。つい真水ちゃんに言ってみたらすごくやる気になってくれて、逆に申し訳ないくらい」
「いいのよ、調べるのはあいつの専売特許なんだから。やらせとけやらせとけ」
「本当に仲良しだね」
何気なく言った言葉に、祭は言い訳をいくつも言っていたが、照れているだけのようで微笑ましかった。
朝の時間もあっという間に過ぎ、チャイムが鳴った。
「さて、今日の調査予定を確認しよう」
「待って」
お昼休み、裏庭でお弁当を祭と華火は食べていた。
「今日はとうとう六番目と七番目の七不思議に取り掛かりたいと思うのよ」
「うん、だからちょっと待って」
先日先生方に叱られつつ、何とか忘れ物を取りに来た、とごまかしたが、二日連続で同じ理由は使えないだろう。流石に今日も学校に忍び込むのはリスクが高い気がした。
「そこなのよ」
祭は華火の心を読んだかのように続けた。
「華火も昨日の今日で続きをやらないほうがいいって思ってるわけでしょ?だからこそ、裏を読むわけよ。つまり、昨日の今日だから忍び込むはずがない、先生たちがそう思っているであろうこのタイミングを、逃してはならないのよ!今日こそチャンスなの!」
祭は燃えていた。目の中に炎が見えるようだった。
「まぁ、言わんとしてることは分かるけど・・・。また昨日みたいに変な奴が現れないとも限らないのよね。だからもし、怖ければ今日はパスしてくれても大丈夫」
華火は正直不安だった。
「もし私がパスしたら祭ちゃん一人で行くの?」
「うん、まぁ、そうするかな」
「それじゃあもっと危ないし、すぐに先生に見つかっちゃうよ」
「心配・・・じゃないね。馬鹿にしてるね」
じとっとした目で祭は華火を見る。
「冷静な判断だよ」
「そんな冷静に返さないで~~!」
「だから、心配だから私も行くよ」
私は気付けば笑顔だった。
「途中でやめたら中途半端だしね」
いいの?と祭からの問いかけに頷いた。
「今日は絶対危ない目に合わせないから。安心して」
「・・・ありがとう」
「もし今日も変な奴が出てきたら、出会い頭にうちの回し蹴りをいれてやるの」
「物騒だ!」
「あと今日は侵入してみて学校の警備体制が厳重だったら、中止ということでサクッと逃げよう」
「意外と冷静だった」
さて、と祭はひとつ咳払いをした。
「侵入成功した場合、六番目の七不思議から調査しようと思ってるのよ」
「うん」
【六つ、月のない場所から左に93歩、右に51歩、右に72歩、歩くと子供が消える】
「月に囲まれた場所っていうのがわからないのよなぁ。こればっかりは夜になってから確認していくしかないのよね」
「ある程度は絞れるんじゃない?」
「え?」
私は淡々と、粛々と口を開く。
「月のない場所ってことは少なくても、月が見えない場所ってことだと思う。それってつまり、窓がない場所だよね。しかも、その場所からかなり歩くから、ある程度広い場所から探していくべきだと思うんだ」
私は祭を見つめながら続けた。
「そうなると体育館、玄関、礼拝堂とかがありえそうかな、って思うよ」
祭は思わず拍手を送る。
「なるほど、確かに!・・・う~ん、ただ、体育館は運動部が使い終わったら鍵を閉めちゃうから夜調査するのは難しくない?」
「うん、だから運動部が部活動している間に、ここは終わらせるしかないと思う。見つからないように、ね。幸い、今の時期なら六時半くらいになれば外は暗くなる。短いかもしれないけど、そのタイミングで調査するしかない」
「じゃあ今のうちにどうやって調査するか考えるのよ。出来るだけ効率的に」
二人は腕を組んで考え始めた。
「おはよう祭ちゃん」
祭は登校した華火を見つけるとすぐに声をかけに来た。
「大丈夫?本当にケガとか、痛めたところなかったの?」
「大丈夫だよ、目も治ったし。本当に心配性」
華火は少しからかうように言った。
「うるさいのよ」
二人は昨日の出来事を気にしてか少しぎこちなかった。
「おっはよう、華火ちゃん」
「あ、おはよう真水ちゃん」
祭の後ろからひょっこりと顔を出したのは手水真水だった。
「あれ、真水じゃん。おはよう。・・・二人ともそんな仲良かったの?」
祭は意外そうな顔をしていた。
「おはよう祭、そっちこそずいぶん仲良くなってるようで?昨日の夜学校に忍び込んで怒られたって聞いたけど、そのへんどうなんですかお二人さん?」
「なんでもう知ってるのよ!?言わなかったのに!誰から聞いたの!?」
「それは企業秘密ですね。で、二人で何してたの?いやらしいことでもしてたの?ビッグニュース?ビッグカップル?」
真水はメモ帳とペンを既に準備していた。
「違うわ!・・・昨日、学校の七不思議ってやつを探してたのよ」
「七不思議?あぁ、あの嘘ともなんとも言えない函嶺高校七不思議?」
「何とも言えないとか言うなよ!こっちはワクワクな気持ちで探検してたのよ!」
「ワクワクねぇ、それでお説教くらってたら世話ないわね」
真水は不敵に笑う。
「うるさいっての!ほらもういいでしょ、昨日怒られたのはそういうことなの」
「で、どうして見つかったのよ?話して話して、ちゃんと見合ったお礼はするから」
「はいはい、話しますよ、お話すればいいんですね」
祭が少しヤケになりながらも一通り話終えると真水は笑っていた。腹を抱えるほどに、笑い転げていた。
「アハハ、ふふふ、アハハハハハ!マジか!そんな感じなんだ!メモメモ」
真水は笑いながらも几帳面にメモを取っている。
「祭だけならそういうこともあるかと思っちゃうけど、華火ちゃんもいるっていうのが本当に、面白いわ。いつからそんなに付き合い良くなったの?それとも祭に無理やり連行されたとか?」
「人聞きの悪いこと言うなよ、華火はちゃんとうちがお願いして、手伝ってくれたのよ。ね、華火」
「うん、確かに怒られたけど、楽しかったよ?」
「そっかそっか、なら良かった。うん、本当に面白いネタだったわ」
「ネタ言うな」
「二人は仲良しなんだね」
華火が二人の様子を見て微笑む。
「仲良し、というか、腐れ縁なのよ」
「私たちは小学校からの幼馴染なの。小さいころから家族ぐるみのお付き合いしてるの」
「え、幼馴染なんだ!」
華火は目を丸くした。
「まぁそうとも言う、のよね」
祭は苦虫を噛み潰したような顔をした。
「私と幼馴染なんてものすごく嬉しいでしょうに、照れちゃって~」
「お前のそういうところにため息がでるのよ・・・」
いつもは押せ押せな祭が逆に押されている姿はなんだか新鮮で面白く映った。
「さて、じゃあ面白い話を聞かせてもらったから、お礼をしなくちゃ。そうね、祭にはこれ」
真水はプリントを二、三枚祭へと手渡した。
「こ、これはっ・・・!」
「去年のインターハイ出場者の最近の成績と今後のスケジュール。これでせいぜい研究して、次は負けないようにしなさい」
祭は返事もせず、もらった紙にくぎ付けである。ああは言っていたが、やはり空手には真剣に取り組んでいるのだろう。
「そして、華火ちゃん。もう知っているのかもなのだけど、眠り姫の件よ」
真水は前置きを置き、華火の耳元に口を近づける。
「眠り姫は実際にうちの生徒のことなのかも。というのも、忍冬さんが最近入院しているみたいなのだけど、噂の時期と同じころからみたい。知ってた?・・・まぁ、本当に関係あるかはわからないけど」
「・・・え。あ、そうなんだ。知らなかった」
「そう、なかなか本人が連絡つかないと。知る機会もないものよね。それが眠り姫の噂の元ネタかもしれないわ。それにしても意外だったわ、忍冬矜さんと華火ちゃんが幼馴染だったなんて。私が知らなかったんだから、ほとんどの人は知らないんじゃないかしら。仲いいの?」
「え、う~ん、どうだろうね・・・?」
「アハハ、なんで疑問形なのよ~。まぁいいわ。またなにか分かればお伝えするわ。あと、もし今日も学校に忍び込もうなんて考えてるのなら、明日もちゃんと報告してね」
真水はウインクをして去っていった。
「真水と何話してたの?」
「この前祭ちゃんが話してくれた『眠り姫』について聞いてみたの。真水ちゃんも難航してるらしい」
「あの話、気になってるの?」
「うん、ちょっと。つい真水ちゃんに言ってみたらすごくやる気になってくれて、逆に申し訳ないくらい」
「いいのよ、調べるのはあいつの専売特許なんだから。やらせとけやらせとけ」
「本当に仲良しだね」
何気なく言った言葉に、祭は言い訳をいくつも言っていたが、照れているだけのようで微笑ましかった。
朝の時間もあっという間に過ぎ、チャイムが鳴った。
「さて、今日の調査予定を確認しよう」
「待って」
お昼休み、裏庭でお弁当を祭と華火は食べていた。
「今日はとうとう六番目と七番目の七不思議に取り掛かりたいと思うのよ」
「うん、だからちょっと待って」
先日先生方に叱られつつ、何とか忘れ物を取りに来た、とごまかしたが、二日連続で同じ理由は使えないだろう。流石に今日も学校に忍び込むのはリスクが高い気がした。
「そこなのよ」
祭は華火の心を読んだかのように続けた。
「華火も昨日の今日で続きをやらないほうがいいって思ってるわけでしょ?だからこそ、裏を読むわけよ。つまり、昨日の今日だから忍び込むはずがない、先生たちがそう思っているであろうこのタイミングを、逃してはならないのよ!今日こそチャンスなの!」
祭は燃えていた。目の中に炎が見えるようだった。
「まぁ、言わんとしてることは分かるけど・・・。また昨日みたいに変な奴が現れないとも限らないのよね。だからもし、怖ければ今日はパスしてくれても大丈夫」
華火は正直不安だった。
「もし私がパスしたら祭ちゃん一人で行くの?」
「うん、まぁ、そうするかな」
「それじゃあもっと危ないし、すぐに先生に見つかっちゃうよ」
「心配・・・じゃないね。馬鹿にしてるね」
じとっとした目で祭は華火を見る。
「冷静な判断だよ」
「そんな冷静に返さないで~~!」
「だから、心配だから私も行くよ」
私は気付けば笑顔だった。
「途中でやめたら中途半端だしね」
いいの?と祭からの問いかけに頷いた。
「今日は絶対危ない目に合わせないから。安心して」
「・・・ありがとう」
「もし今日も変な奴が出てきたら、出会い頭にうちの回し蹴りをいれてやるの」
「物騒だ!」
「あと今日は侵入してみて学校の警備体制が厳重だったら、中止ということでサクッと逃げよう」
「意外と冷静だった」
さて、と祭はひとつ咳払いをした。
「侵入成功した場合、六番目の七不思議から調査しようと思ってるのよ」
「うん」
【六つ、月のない場所から左に93歩、右に51歩、右に72歩、歩くと子供が消える】
「月に囲まれた場所っていうのがわからないのよなぁ。こればっかりは夜になってから確認していくしかないのよね」
「ある程度は絞れるんじゃない?」
「え?」
私は淡々と、粛々と口を開く。
「月のない場所ってことは少なくても、月が見えない場所ってことだと思う。それってつまり、窓がない場所だよね。しかも、その場所からかなり歩くから、ある程度広い場所から探していくべきだと思うんだ」
私は祭を見つめながら続けた。
「そうなると体育館、玄関、礼拝堂とかがありえそうかな、って思うよ」
祭は思わず拍手を送る。
「なるほど、確かに!・・・う~ん、ただ、体育館は運動部が使い終わったら鍵を閉めちゃうから夜調査するのは難しくない?」
「うん、だから運動部が部活動している間に、ここは終わらせるしかないと思う。見つからないように、ね。幸い、今の時期なら六時半くらいになれば外は暗くなる。短いかもしれないけど、そのタイミングで調査するしかない」
「じゃあ今のうちにどうやって調査するか考えるのよ。出来るだけ効率的に」
二人は腕を組んで考え始めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
どうしてそこにトリックアートを設置したんですか?
鞠目
ホラー
N県の某ショッピングモールには、エントランスホールやエレベーター付近など、色んなところにトリックアートが設置されている。
先日、そのトリックアートについて設置場所がおかしいものがあると聞いた私は、わかる範囲で調べてみることにした。
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/12/12:『つえ』の章を追加。2025/12/19の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/11:『にく』の章を追加。2025/12/18の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/10:『うでどけい』の章を追加。2025/12/17の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/9:『ひかるかお』の章を追加。2025/12/16の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/8:『そうちょう』の章を追加。2025/12/15の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/7:『どろのあしあと』の章を追加。2025/12/14の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/6:『とんねるあんこう』の章を追加。2025/12/13の朝8時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
隣人意識調査の結果について
三嶋トウカ
ホラー
「隣人意識調査を行います。ご協力お願いいたします」
隣人意識調査の結果が出ましたので、担当者はご確認ください。
一部、確認の必要な点がございます。
今後も引き続き、調査をお願いいたします。
伊佐鷺裏市役所 防犯推進課
※
・モキュメンタリー調を意識しています。
書体や口調が話によって異なる場合があります。
・この話は、別サイトでも公開しています。
※
【更新について】
既に完結済みのお話を、
・投稿初日は5話
・翌日から一週間毎日1話
・その後は二日に一回1話
の更新予定で進めていきます。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
視える僕らのシェアハウス
橘しづき
ホラー
安藤花音は、ごく普通のOLだった。だが25歳の誕生日を境に、急におかしなものが見え始める。
電車に飛び込んでバラバラになる男性、やせ細った子供の姿、どれもこの世のものではない者たち。家の中にまで入ってくるそれらに、花音は仕事にも行けず追い詰められていた。
ある日、駅のホームで電車を待っていると、霊に引き込まれそうになってしまう。そこを、見知らぬ男性が間一髪で救ってくれる。彼は花音の話を聞いて名刺を一枚手渡す。
『月乃庭 管理人 竜崎奏多』
不思議なルームシェアが、始まる。
(ほぼ)1分で読める怖い話
涼宮さん
ホラー
ほぼ1分で読める怖い話!
【ホラー・ミステリーでTOP10入りありがとうございます!】
1分で読めないのもあるけどね
主人公はそれぞれ別という設定です
フィクションの話やノンフィクションの話も…。
サクサク読めて楽しい!(矛盾してる)
⚠︎この物語で出てくる場所は実在する場所とは全く関係御座いません
⚠︎他の人の作品と酷似している場合はお知らせください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる