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episode 2
溢れる想い
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確かに自分の意見はしっかり伝える意志の強さもあるし、さり気ない優しさがあって人から好かれている。
仕事に関しては偉そうだけど文句ナシの実績もあるし、ちゃんと努力もできる人だ。
そして何より有無を言わさぬ顔の良さ。
そう考えればファンクラブとやらが発足されても仕方のない事なのかとも思うけど…。
「さっき企画の竹下さんが騒いでたからいろいろ聞いてみたんだけど、ヤツの人気は凄いみたいよ」
「へぇ…。そうなんだ」
何なんだろう。
このモヤモヤ黒グロした胸の内は。
「あぁ。あの女のモロ好みですもんね柴垣さんって」
「あ、沙耶ちゃんと竹下さんって犬猿の仲だっけ?」
「そんなの噂ですよ。ただの同期で絶対に友達にはなれない仲ってだけです」
それが犬猿の仲なんじゃないのか?と思ったけれど、
「竹下さん、ガツガツしてそうよね。『どんどんアピってゲットしちゃおっ』なぁんて言ってたわ」
「恐ろしいほどの肉食具合ですからね。狙われたら大変ですよぉ」
その一言に何故だか妙に心が反応してしまった。
こんなの…おかしい…。
仕事に関しては偉そうだけど文句ナシの実績もあるし、ちゃんと努力もできる人だ。
そして何より有無を言わさぬ顔の良さ。
そう考えればファンクラブとやらが発足されても仕方のない事なのかとも思うけど…。
「さっき企画の竹下さんが騒いでたからいろいろ聞いてみたんだけど、ヤツの人気は凄いみたいよ」
「へぇ…。そうなんだ」
何なんだろう。
このモヤモヤ黒グロした胸の内は。
「あぁ。あの女のモロ好みですもんね柴垣さんって」
「あ、沙耶ちゃんと竹下さんって犬猿の仲だっけ?」
「そんなの噂ですよ。ただの同期で絶対に友達にはなれない仲ってだけです」
それが犬猿の仲なんじゃないのか?と思ったけれど、
「竹下さん、ガツガツしてそうよね。『どんどんアピってゲットしちゃおっ』なぁんて言ってたわ」
「恐ろしいほどの肉食具合ですからね。狙われたら大変ですよぉ」
その一言に何故だか妙に心が反応してしまった。
こんなの…おかしい…。
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