モン◯ンみたいな世界で雪山遭難しちゃったんですが、ドラゴンと女衆のハチャメチャ他種族ぽんこつパーティーは、冒険も秘宝も諦めきれません!(仮)

HyperBrainProject

文字の大きさ
4 / 9

④予想外の敵と、想定内の協調性

しおりを挟む
翌朝。
一晩とちょっとの時間をずっと寝ていたエウレアが、ようやく起きた。
「あーよく寝た…」
呑気なその声に、横に寝ていたオレンジ色の耳がピクリと動いた。
むくりと起き上がったのは、フラミーだ。
「ようフラミー、おは」
「おはようじゃないわこの馬鹿野郎!!」
朝の山小屋に、フラミーの怒声が響き渡った。
言葉を遮られた当のエウレアは、目をぱちくりさせている。
エウレアが言葉を継げないままいると、フラミーがさらに怒鳴った。
「なんのためにパーティー組んでると思ってるの!? 協力して、できる限り数の不利をなくして安全に戦うためでしょ!? なのになんなのあの戦い方! 片っ端から敵を呼んで? 計画性も協調性も0! 前衛後衛無視して戦う! 危ないこと極まりない! ふざけんな!!!」 
「いや、それはお前らがもっと強ければよかったんじゃ…」
エウレアが消え入りそうな声で、しかしはっきりと地雷を踏みぬいた。
案の定。フラミーの毛が逆立ち、耳がぴんと張り、尻尾がまっすぐ伸びた。
肉食獣人特有の鋭い犬歯が、唇の端から覗く。
「そうよ、私たちは確かにあんたほど強くはないけど! あそこまで危ない戦いをする必要は、一切ない! なんで私たちがあんたの気分のために命かけなきゃいけないわけ
!? 私たちの仕事は、この山の異常の調査! がむしゃらに敵倒すんじゃないわ! こんなんだったらパーティー組まない方がよかった!!」
ヒートアップしたフラミーの言葉の弾丸の嵐を、縮こまりながらやり過ごしたエウレアは、最後に一言。
「…どうもすいませんでした」
それだけ言うと、そそくさとフラミーの隣から逃げ出した。

いまさっきのひと悶着ですっかり目を覚ましてしまったレオニスが、穏やかでない場を何とかしようと、軽く手を叩いた。
「ほら、干し肉炙っといたから食うぞ。朝飯だ」
「おっしゃ、食う!」
逃げ出したはずのエウレアが、電光石火の速さですっ飛んできた。
手元にちゃっかり皿を用意している。
炙られた干し肉を皿に乗せてもらいほくほく顔のエウレアを一瞥して、ため息をつくと、フラミーも皿を取り出した。
少し焦げたような匂いに、まだ起き渋っていたリリウムもゆっくりと起き上がった。

文字通り獣のように干し肉にがっついたエウレアは、昨日付いた返り血をこそげ落としている。
その音を背にしながら、干し肉を食いちぎったフラミーがレオニスの方を向いた。
「で、だ。この異常の原因は何なの? 昨日のモンスター共の中に、あの中にいるの?」
話を振られたレオニスは、豪快に干し肉をほおばると、あっという間にのみ下した。
「いや、あの中には特段強い者はいなかったから、恐らく違うな」
「…あれで、あんまり強くないモンスターなの?」
硬すぎるクッキーを牛乳に浸しながら、リリウムは昨日の激闘を思い出して顔をしかめた。
「そうだよ、しかも魔物呼びの笛を使った割には数が少なかった。せっかく強敵に会えると思ったのによ」
鉈を研ぎながら、エウレアが言う。
「あいつ、普段どんな戦場にいるのよ…」
リリウムと同じ光景を浮かべながら、フラミーが呆れた声でつぶやいた。
フラミーのつぶやきを無視して、レオニスは、爪で床をこつこつと鳴らした。
「そうなると、モンスターたちはきっと、何か強大な力を持った者を恐れて出てこないのだろう。恐らく、一連の異常もそいつのせいだ」
「へぇ、そうなのかしら。じゃあきっと、その強大な力を持った何かが、噂のドラゴンなのね」
少し声音が変わっているリリウムが言う。
「…それは、わからないな。伝説によれば、ドラゴンはあくまで守り神だから」
苦々しさが混じった声で、レオニスが答えた。
不信感を覚えたのか、フラミーの眉間に軽くしわが寄る。
その不信感を声にしようとしたその瞬間。

エウレアの動きがとまった。
同時に、研石の音が止む。
あまりに不自然な終わりだったため、3人ともがエウレアを振り向いた。
彼女から、警戒心が沁みだしてくる。
その異常に、レオニスが気が付いた。
「エウレア。何があった」
簡潔に、低い声で彼は言う。
「…何かが暴走してる。強大な力だ」
その言葉を、3人が認識した刹那。
殺気を孕んだ風が、小屋の中を走り抜けた。
いつの間にかエウレアと、その愛鉈の姿はなかった。
「「待て!」」
フラミーとレオニスが叫び、次の瞬間、リリウムの髪が大きく揺れた。
数秒呆気にとられ、その場に立ち尽くしたリリウム。
はっと吸う息と共に我に返ると、彼女は杖にまたがった。
その数秒後、小屋の扉は開け放たれたまま、閉める者は誰もいなくなった。

日を受け、眩く輝く純白の地の空気を裂くような速さで、白銀の光が走っていく。
その横に並んだのは、鮮やかなオレンジ色。
「エウレア! 説明しろって、レオニスが、言ってたのに、勝手に、飛び出すんじゃ、ないわ!」
正面から叩きつける風のせいでとぎれとぎれになりながらも、フラミーがエウレアに批判を浴びせる。
「強敵だ! 今までの気配で一番強い!!」
極度に見開かれた瞳に狂気を纏い、正面を睨みつけたエウレアが叫ぶ。
その声に応ずるかのように、突如、鼓膜を破るような、腹の底まで響く咆哮が山に響き渡った。
獣人故の聴力を持つフラミーは、あまりの轟音に、耳を塞いだ。
「ああ、エウレアの言うことに間違いはないな。恐らく察知したのは、全ての元凶の気配だ!」
紅い瞳に焦りを浮かべ、飛ぶように走るレオニスが言う。
「…なにあの、どす黒い平地…」
上空から降ってきたのは、か細く、煙のようにふっと消え失せそうな声。
見上げれば、恐怖で小刻みに震えた細い指が、前方をさしている。
高く茂り、視界を遮っていた杉が開けた、次の瞬間。
彼らの足は、一斉に止まった。

磨き抜かれた黒曜石のような艶めかしい光沢と、毒々しい黒さを持つ、金属をも弾く鱗。
一振りで地を抉り木々をなぎ倒す、太く、長く伸びた尾。
鋭く尖り、美しさすら感じる湾曲を持った鉤爪。
一噛みで魔物を骨まで砕く、人の背を優に超える大きさの牙。
そして、それらを合わせ持つ、見上げてもなお余りあるばかりの巨体。

「…やはりか。ワイバーンだ。それも亜種、ベノムワイバーン」
ぼそりと呟かれたその声は、僅かに戦慄いていた。

いつの間にか地上に降り立ったリリウムが、レオニスの後ろから声をあげた。
「あんな敵を倒すなら、昨日みたいな突撃じゃあだめだよね? だから、ほら、作戦を…」
険しい表情で木の陰からワイバーンを睨みつけていたレオニスは、はっと我に返るとリリウムを振り返った。
「ああ、私もそう思う。フラミー、決めるぞ…」
フラミーにも判断を仰ごうとした彼の言葉はしかし、フラミーの形相の前に掻き消えた。

ぎりぎりと、歯が恐ろしい力で軋み、削れる音が聞こえる。
半月刀を筋が浮かび上がるほどに強く握りしめる手が、赤くなっていく。
ざわざわと毛が逆立ち、耳と尾が立ち上がる。
重心が落とされ、地を踏みしめる足が、徐々に雪へ沈んでいく。
噛み締められた歯の隙間から、白く息が漏れる。
怒りに満ちた空気を全身に纏ったその様子は、さながら鬼神のようだ。

「えっと、フラミー…?」
あからさまに異常なその様子に怯えながら、リリウムがそっとささやく。
当のフラミーは、何も耳に入っていない様子でワイバーンを睨みつけた。

喉の奥から響く威嚇の唸り声とともに、
「ラルドを、私の、ラルドを!返せっっっっ!!」
フラミーの声が雪山にこだまする。
次の瞬間、弾丸のごとくフラミーが飛び出した。
あからさまに自分に向けられた殺意と大声に、ワイバーンの底光りする目がこちらを見据える。
舌なめずりするように薄く開けられた口から覗く牙が、ギラリと光った。
「ちょっと! ねえ何やってんの!?」
レオニスの後ろから、リリウムが焦った声で叫ぶ。
そのすぐ前では、レオニスがごつい片手で顔を覆う。
もう片方の手では、羽交い絞めにされたエウレアが暴れていた。

飛び出した勢いをそのままに、一気に間合いを詰める。
半月刀を握りしめ、首の下へ回り込むと、勢いよく振り上げた。
しかし、肉厚なその刀は、薄いはずの喉下にはじかれた。
反動を抑えきれず、刀もろとも飛ばされる。
地を転がりながらも気だるげに繰り出された腕を間一髪でかわし、一回転して起き上がると半月刀を片手で握り、片手でクナイを投げ上げる。
ワイバーンの視線がクナイをとらえた。
大きく口が開き、クナイが吸い込まれる。
がりがり、という鈍い音が僅かに聞こえてきた。
その隙を狙い、跳びあがって、腕をめがけて振り下ろした。
金属同士がぶつかる、甲高く、耳障りな音が響く。
刀身から、ぱらぱらと金属片が舞う。
舌打ちとともに半月刀を投げ捨てると、杖を構えた。
「やあっ!」
刹那、一陣の風が周りの雪を巻き上げた。
細かな雪が視界を遮る。
ワイバーンは空を払うように、尾を一つ振る。
空気を唸らせ、強烈な風圧が襲った。
飛びずさって逃げようとしたが、想像以上に重い杖に邪魔されて思うように動けない。
「まずいっ!」
…ここまでで終わり?
眼前に尾が迫る。フラミーは、覚悟を決めた。
それに動いたのは、腕に噛みついてレオニスの拘束から逃れたエウレアだった。
「っしゃあああ! 俺も加勢するぜ!!」
一瞬でフラミーに近づき、小脇に抱えて飛び上がる。
驚異的な跳躍力で襲い掛かる尾から逃げ、その上に着地。そして、
「おら、邪魔だ!」
乱雑にフラミーを放り投げた。
されるがまま状態のフラミーに、着地体勢をとる時間なんてあるわけがない。
空中で横向きに数回転して、背中から地面に叩きつけられるように落下した。
生憎なことに、地面はワイバーンによって汚された、半分泥沼。しかも、その時落ちたところは、泥がかなり深いところだった。
跳ね上がった泥に顔を汚され、フラミーの怒りが再燃する。
「あいつ…!」
ぎりぎりと歯ぎしりをして、腰に差してあったクナイを抜きはらうと、怒りをぶつけるが如く地を蹴とばして飛び出した。
一方のエウレアは、深く曲げた膝を生かし、前のめりのまま凄いスピードで駆けだした。
艶があり、滑る鱗をものともせず、整備された道を走るように駆け上がる。
下に気を取られ、ワイバーンは背中のエウレアに気づく由もない。
あっという間に背中に乗ったエウレアは、大きく鉈を振りかぶった。
「まずは、お前の翼をいただくぜっ!」
その声に反応して、ワイバーンの視線が後ろへ向いた。
レオニスが叫ぶ。
「待てエウレア! そのままだと…!」
しかし、その声は間に合わなかった。
恐ろしく硬い鱗は、翼でも同様だった。
「なっ!」
エウレアの目が見開かれる。

次の瞬間。
先ほどよりも格段に大きく、空気を震わせ、木々を激しくざわめかせ、地面を揺らす、衝撃波となる咆哮が発せられた。
首の傍にいたエウレアは掴まる間もなく吹き飛ばされ、フラミーは耳をやられ、崩れ落ちた。
木の傍にいたリリウムとレオニスは、あまりの衝撃にしばらく動けなかった。

そんな彼らの前で、ワイバーンは、圧倒的な重量で構えている。
黒々としたその巨体は、傷一つなく、堂々たるものだ。

これを倒すのは、人の所業ではない。
もちろん、エルフにとっても、獣人にとっても。

「…どうしよう。どうやって太刀打ちすればいいの…?」
ようやく口がきけるようになったリリウムは、杖にしがみつきながら呟いた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

『推しの「貧乏騎士」を養うつもりでしたが、正体は「王弟殿下」だったようです。

とびぃ
ファンタジー
応援ありがとうございます。 本作は多くの方にお届けする準備のため、2月6日(金)で、一旦、非公開といたします。 今後の展開については、是非、各電子書籍ストアなどでチェックいただければ幸いです。 短い間でしたが、たくさんのハートとお気に入りを ありがとうございました。 〜「管理人のふり」をして別荘に連れ込まれましたが、過保護な溺愛が止まりません〜 【作品紹介】社畜根性が染み付いた悪役令嬢、推しの『モブ騎士』を養うつもりが、国の裏支配者に溺愛されていました!? ◆あらすじ 「貴方を、私が養います!」  前世はブラック企業の社畜、現世は借金のカタに「豚侯爵」へ売られそうになっていた伯爵令嬢エリーゼ。  絶望的な状況の中、彼女が起死回生の一手として選んだのは、夜会で誰の目にも留まらずに立っていた「推し」の『背景(モブ)騎士』への求婚だった!  実家を捨て、身分を捨て、愛する推しを支える慎ましいスローライフを夢見て駆け落ちしたエリーゼ。  しかし、彼女は知らなかった。  自分が拾ったその騎士の正体が、実は冷酷無比な『影の宰相』にして、国一番の権力者である王弟殿下レオンハルトその人であることを――! ◆見どころポイント ① 勘違いが止まらない!「福利厚生」という名の規格外な溺愛  逃避行の馬車は王族仕様の超高級車、新居は湖畔の豪華別荘、家事は精鋭部隊(暗殺者)が神速で完遂!  あまりの厚遇に「近衛騎士団の福利厚生ってすごいのね!」と斜め上の解釈で感動する元社畜のエリーゼと、そんな彼女を「俺の全権力を使って守り抜く」と誓うレオンハルト様の、噛み合っているようで全く噛み合っていない甘々な新婚(?)生活は必見です。 ② 伝説の魔獣も「わんこ」扱い!?  庭で拾った泥だらけの毛玉を「お洗濯(浄化魔法)」したら、出てきたのは伝説の終焉魔獣フェンリル!  「ポチ」と名付けられ、エリーゼの膝の上を巡ってレオンハルト様と大人気ないマウント合戦を繰り広げる最強のペット(?)との癒やしの日々も見逃せません。 ③ 迫りくる追手は、玄関先で「お掃除(物理)」  エリーゼを連れ戻そうと迫る実家の魔手や悪徳侯爵の刺客たち。  しかし、彼らがエリーゼの目に触れることはありません。なぜなら、最強の執事と「お掃除スタッフ」たちが、文字通り塵一つ残さず「処理」してしまうから!  本人が鼻歌交じりにお菓子を焼いている裏で、敵が完膚なきまでに叩き潰される爽快な「ざまぁ」展開をお楽しみください。 ◆こんな方におすすめ! すれ違い勘違いラブコメが好き! ハイスペックなヒーローによる重すぎる溺愛を浴びたい! 無自覚な主人公が、周りを巻き込んで幸せになる話が読みたい! 悪役たちがコテンパンにされるスカッとする展開が好き!

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜

日々埋没。
ファンタジー
​「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」  ​かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。  その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。  ​レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。 ​ 地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。 ​「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」  ​新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。  一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。  ​やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。  レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

処理中です...